東方激闘魂(バトルスピリッツ×東方project)   作:ガリアムス

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第15話、投下です!

龍虎「爆撃じゃないんだから…」

さてさて、今回は龍虎…の人格の1つである(白鋼)のバトルになりますね。

龍虎「…白銀のゼry」

その発言は禁止事項だ。イイネ?

龍虎「アッハイ」

*この小説には誤字・脱字、オリカ、ルールやプレイミスが含まれているかもしれません。見付けて頂ければ幸いです。


東方激闘魂 第15話 迫る魔の手!阻め、私は白鋼 龍虎(しろがね りゅうこ)

龍虎「これまでの東方激闘魂(東方project×バトルスピリッツ)!!

 

私は虹色 龍虎、バトスピが大好きな女子バトラー。ある日の帰り道で私は、不思議な生物…マグナこと六絶神 剛力のドラグマグナと出逢った。

マグナを追い、現れた賢者様・八雲 紫さんと戦って勝ったのだけど…強制的に幻想郷と呼ばれる隔絶楽園に神隠しされる羽目に…。

 

最初は1人で戦うのかと不安だったけど、伝説の英雄達が私と同じように、バトスピの危機に立ち向かう事になって凄く嬉しかった。

 

その後は私のカードでデッキを構築しなおしたり、対抗戦でバトルしたりして、私は自分の過去をマグナと幸村さんに打ち明けた。

 

とよねー…私はもう大丈夫。バトスピの未来は私達が守るから、どうか見守っていてね…」

 

* * *

 

大会予選開幕まで、7日前…事の始まりは、霊夢の一言によるものから始まった。

 

霊夢「龍虎、あんたは特に注意した方が良いわよ」

 

龍虎「へ?」

 

弾「確かに…俺達のデッキが戦える状態になったのも、元を辿れば龍虎が持ってきたカード達のおかげでもある」

 

ツルギ「そうか!大会の参加条件は(40枚以上のカード)で作った(デッキ)。つまり、どんな(カード)で組んでも(40枚)あれば良い!となると…」

 

バシン「カードが足りないと出られない、つまりカードを手に入れる為にカードショップに向かう。でも、カードが無くなったら…」

 

霊夢達が危惧したのは龍虎の持つカードが、カードが手に入らず暴徒化した者達が、力付くで奪おうと狙ってくると予感した。

それを考えた時、彼女は身震いし自分の工具箱を手元に引き寄せて、ぎゅっと抱き締める。

生まれて此の方、彼女にはバトスピしか無かった。そしてバトスピのカード達は彼女の歴史であり、思い出の数々。それを奪おうとする連中が居る事は、恐ろしい他無いのだ。

 

霊夢「となると、しばらくは皆外出を極力避けた方が良いかもしれないわ。私達のデッキも狙われる可能性が少なからず在る以上、大会開始までは動かずじっとしてましょう」

 

マグナ「断る」

 

霊夢「あんたはカードに戻るか、龍虎の傍でボディーガード。じゃなきゃコアをあげないわよ?」

 

ゲスの極みの笑顔で、さらりと強烈な脅しを掛ける霊夢に、「けっ!!この巫女覚えてろよ…!」と舌打ちと捨て台詞を吐いて、マグナは龍虎の頭の上に乗っかった。

 

バシン「なぁ…結局の所、霊夢とマグナって仲良いのか悪いのか、わかんねーんだけど?」

 

マグナ&霊夢「仲良くは無いわ(ねーよ)」

 

ハモったあたり、互いに毛嫌い(?)しているだけかもしれないと考える龍虎。言いたい事を言い合って、本音をぶつけ合える者同士…それをきっと(相棒)と呼ぶのだろう。

 

* * *

 

その話から4日が過ぎ去り、主人公sと霊夢達は神社の畳が敷かれた部屋で、再びデッキの調整を行っていた。

 

バシン「異魔神ブレイブはフィールドに残せるシンボル付きが良いかな…?もしくはネクサスを増やす…?」

 

霊夢「レイの白デッキだけど(氷雪サークル)加えるべきだと思うわ。ソウルコアを使うけど、確実に2体の足留めは出来るし」

 

幸村「南蛮武者ハクライ…ドロー強化とバウンス耐性は今後必要になるな」

 

皆黙々とカードを入れ替え、枚数の調整とデリケートに進めていた。しかし、その静寂は無情にも破られてしまう。霊夢が最も危惧した、最悪なパターンによって…!!

 

魔理沙「霊夢ぅううううううううう!!!助けてくれだぜぇええええええええええ!!!」

 

障子窓を箒で蹴破り、墜落したのは駿太と戦ったミブロックデッキの使い手たる魔理沙。その様子はかなり慌てている。

 

霊夢「魔理沙、何があったの!?」

 

魔理沙「霊夢!皆居るな!今此方に大軍勢が押し寄せてきてる!速く逃げなきゃ不味いぜ!?」

 

彼女がそう言った、刹那…!

 

「カードを寄越せー!!!」

 

「カードを寄越せー!!!」

 

怒号の叫びが此方に迫って来ているのを、龍虎達は全身で感じ取った。神社全体が揺れ、幾度となく小刻みに軋む音が耳を突っつく…!!

 

魔理沙「も、もう駄目だ…このままじゃ私達全員デッキを奪われちまう…!」

 

霊夢「魔理沙!まず落ち着け!私が何とかしてみるから、アンタはマグナと一緒に皆の避難を!!!」

 

「いや、もう手遅れみたいだぜ」と、マグナが呟いたその時、魔理沙が蹴破った場所とは別の扉が叩き割られる音が響く!

足袋等を履いたまま、神社に次々と上がり込む人々。その目は血走り、霊夢達の握るカードやデッキを見定める。

 

「カード…見つけた!」

 

「巫女が何だ!俺達が物量で攻めりゃなんとかなる!」

 

息も荒く、今にも襲い掛かる勢い。工具箱を抱え、霊夢の後ろに居た龍虎だったが、ある1人が持つ農業用具の鎌の鋒から赤い液体が滴り落ち、畳に染み付く瞬間を見てしまった。

 

龍虎「…血?貴方…ま、さか…」

 

「ああん?カードを寄越さなかったから、ちょっくら痛い目にあって貰っただけさぁ。死んじゃいにゃあ…

 

それよら、儂等にゃカードがいるけぇ…カードを余越なぁ」

 

大会に出るために、カードを強奪。もしそれが罪の無い子供だとするなら…

 

そして、彼女の中で

 

何かが、感情の爆弾と共に

 

弾け飛んだ

 

 

 

 

「カードを寄越せ!」「カードを寄越せ!」

 

霊夢「くそっ…せめて皆だけでも!」

 

祓い棒を構え臨戦態勢に入った瞬間、轟轟と吹き荒びながら、時期外れの強烈無比な吹雪が暴徒達をたちまちの内に、畳部屋から吹き飛ばしてしまったのだ!

 

???「何故君達は最初からカードが欲しいと、素直に言えないのだ?」

 

冷たく、氷のように鋭く、心を見透かした…言葉。

 

吹雪の中で靡く白銀の長髪に、シャンと光る橙の瞳。

 

ツルギとヨクの記憶に新しい、その声、その姿。

 

???「カードが欲しいと言えば、私が分けてやろうと思っていたが…君達は私の逆鱗に触れたようだ。

 

私はね…バトスピのカードを力付くで奪ったり、破いたりする連中が大嫌いでな。もれなく全員、潰すつもりだが覚悟は良いかい?」

 

女将校が如く、その目を光らせ威圧する。彼女の人格は今、(白鋼 龍虎)の状態として覚醒した。

 

霊夢「な、何…龍虎どうしたの?」

 

白鋼「む…紹介が遅れたな。私は白鋼 龍虎、白鋼騎士団(シルバーカウル)を纏める団長であり、龍虎の中に眠る(7つの人格の1つ)であり、(龍虎ならざる)者…と言っておこうか」

 

何が何だか、霊夢達には分からない。そして筆者の私にも分からない。

 

白鋼「さて…そこで私達を見ているのは誰かな、姿を見せて貰うぞ」

 

???「あらら~…気配消したのに、気付ける人がいるなんてね~♪」

 

不気味な声と共に、彼女の目の前にある畳からズズズ…と束ねた青い髪と、顔が現れる。

 

ハジメ「生首ぃいいいいいい!!」

 

バシン「いぎよぉぉおおおおおお!!!」

 

霊夢「落ち着いて…あれは生首に(見えるようにしてるだけ)に過ぎない。アイツの(能力)よ…(壁をすり抜けるだけの能力)…そうよね。霍 青娥(かく せいが)…!」

 

「ふふふ…せーいーかーい~♪」と、全身が露になる。天女の如き外見と髪の束ね方。水色のワンピースに白い羽衣纏う姿は、とても美しく…そして(邪悪)だった。

 

白鋼「貴女が彼等に吹き込み、彼等が暴徒化する事を助長した…皆が分からなくても、私には分かる…!」

 

青娥「ふふふ…。もし、そうだと答えたら…どうする気かしら?」

 

「決まっている…バトルよ」と彼女は、腰に下げた白のデッキケースを取り出し、青娥に突き付ける。

 

白鋼「貴女の罪…私が断罪する!(ターゲット)!!!」

 

青娥の腰、左側に付けているデッキケースが淡く輝き、光を放つ。レイの世界では此の掛け声から、決闘…つまり逃れられないバトスピの開幕宣言となるのだ!

 

青娥「断罪ねぇ…大方、私がやった事が赦せないって奴ね。良いわ、付き合ってあげる」

 

2人「「ゲートオープン、界解!!!」」

 

掛け声と共に、2人を包む光。

 

青娥の手首にソウルコア型のブレスレットが装着され、蛇をモチーフとした杖と、絡む二匹の蛇の紋章を刻む盾型のボードが出現。

 

龍虎はというと、身に付ける衣服が光を帯びて変化。巻き起こる猛吹雪の中で、灰色の半袖と黒のミニスカート、白の軍服を彷彿とさせるコートの肩に羽織り、頭には(SC)の文字を刻む軍帽を被る。

そして足元に円盤型ドローンが現れて、彼女が其処に乗り込んだ!!!

 

「こんな空間が有ったなんてな」と、マグナが現れつつ主人公組全員を観客席と称した形で、自身の創った結界で保護しつつ、バトルフィールドに連れてきた。

 

白鋼「私から行くが、よろしいか」

 

青娥「ご自由に?」

 

白鋼「…スタートステップ。ドローステップ(手札4→5)、メインステップ。

 

まずは城を築くとしよう。我が軍はネクサス、機巧城(きこうじょう)を展開する(手札5→4・リザーブ4→0・トラッシュ0→4)」

 

吹雪が突如として発生し、荒れ狂う凍結の伊吹の中で、姿を見せるは、天守閣に巨大な砲塔を備える五段角の大城だった…!

 

バシン「でけぇ…」

 

白鋼「我が軍の行動終了、さぁ…掛かってこい」

 

白鋼 ライフ5 手札4 リザーブ0 トラッシュ4(SC)

 

機巧城 レベル1(0)

 

青娥「(機巧城…初めて見るネクサス。何かしら?嫌な予感がするのよね~…)

 

スタートステップ、コアステップ(リザーブ4→5)、ドローステップ (手札4→5)、メインステップ。

 

じゃ~あ~♪乙の整備士インフィニティスネークを召~喚~(手札5→4・リザーブ5→1・トラッシュ0→3)」

 

アメジストの結晶を砕き現れたのは、背中に無数の刺らしき紫水晶色の毛を纏い、黄色の眼を持つ1匹の蛇。口からはチュルチュルと細く二又に分かれた舌を出して、龍虎を見ている。

 

ハジメ「スオウと同じ妖蛇デッキか!」

 

白鋼「ほぅ、紫デッキか。面白い…さぁ、攻撃してこい」

 

青娥「ん~…ターンエンド」

 

白鋼「何…?」

 

青娥「だって~明らかに「打って来て下さい」と、言ってるようなものじゃない。それに私は、貴女の其のネクサスの効果を知りたいもの。

 

だから、ターンエンドを宣言した。二言は無いわ」

 

手をひらひらと青娥が振った瞬間、龍虎の後ろに聳える機巧城全体が轟音高らかに白い蒸気を放出する!

 

白鋼「機巧城レベル1の効果発揮。相手ターン終了時に私が一度たりとも被弾していなければ、手札が2枚補充される(手札4→6)」

 

白属性のバトルは、強固な守りと一転攻勢による波が大きい事が1つの特徴でもあり、その反面に手札補充能力は高いとは言えない弱点を持つ。しかし機巧城は、白属性の堅牢な守りのバトルをより強め、円滑材に成り得るカードだ。

 

青娥「へぇ~そんな効果があるのね~♪」

 

青娥 ライフ5 手札4 リザーブ1 トラッシュ3

 

インフィニティスネーク レベル1(SC)2000

 

白鋼「スタートステップ、コアステップ(リザーブ0→1)、ドローステップ(手札6→7)、リフレッシュステップ(リザーブ1→5・トラッシュ4→0)、メインステップ。

 

鋼の機神よ、出撃だ!戦術機神(せんじゅつきしん)コナン・バウル、発進(手札7→6・リザーブ5→0・トラッシュ0→4)!!!」

 

* * *

 

某所、カタパルトエリア…

 

((カタパルト1。戦術機神コナン・バウル、発進スタンバイ!出撃どうぞ!!!))

 

コナン(ミッション…開始!)

 

* * *

 

青娥「…あら?何かしら、アレ?」

 

ヨク「なんだあれは…!?」

 

機巧城よりも遥か上空、雲の隙間から現れる巨大な空中浮遊の戦艦がバトラー達の目に、はっきりと写る!

その戦艦の右側が音を立てながら変形し、カタパルトを伸ばすと、1体の機人が射出されて此方に向かって来るではないか…!

 

コナン(コナン・バウル、目標地点に到達。これより戦場の指揮補佐に着きます)

 

ハジメ「スピリットが喋った!?」

 

マグナ「あー、そいや忘れてた。俺が張った結界内に居る皆には、スピリットやアルティメット達の(声)が聞こえるんだわ。

まぁ幸村のあんちゃんと、龍虎。んでもって霊夢は既に承知だ」

 

ツルギ「…てことは、シャイニングドラゴン達と会話出来るのか!?マグナ、お前凄いよ!」

 

未知の体験をしたツルギやバシン達の眼はキラキラと輝く。そしてマグナはドヤ顔で胸を張り、霊夢はジト目で自神社の奉り神を見る。

 

白鋼「…バーストを展開(手札6→5)。アタックステップ!コナン・バウルでアタック!」

 

コナン(攻撃行動(アタックシークエンス)移行、目標…前方の敵バトラー。攻撃開始(アタックオン)!)

 

青娥「インフィニティスネークでブロックよ」

 

腰に装着された鞘から剣を抜き、バトルフィールドを蹴り走るコナン、その行く手に立ち塞がるインフィニティが噛み付きかかるが、コナンは肩当てで受ける。

BPはコナンが圧倒的に勝っている…だが、インフィニティは自身の体をコナンに絡ませ、身動きを封じ込めに掛かった!

 

白鋼「む…これは」

 

青娥「インフィニティスネークの破壊時効果。それは疲労状態の相手スピリット/アルティメット1体を破壊出来る効果よ。文字通り…道連れって事♪」

 

刹那、インフィニティスネークが発光、そしてコナンを巻き込みながら…爆ぜた!!!

 

青娥「この機会に覚えておくと良いわ。有能な指揮官は前線で指揮は取らない…ってね」

 

白鋼「前線で指揮は取らない…か。では…」

 

 

 

 

何故、コナンは無事なのか分かるか?

 

青娥「何言ってるの?貴女のスピリットはインフィニティスネークの効果で…!?」

 

漂う黒煙が晴れた時、其処には爆破された筈のコナン・バウルが立っていた。

(全身を紫色に輝やかせ)ながら…!

 

青娥「どうゆう事…!確かにコナン・バウルを破壊した筈よ…!何故其処に居るの…!」

 

白鋼「コナン・バウルには(重装甲)と呼ばれる効果がある。彼に内蔵された装甲色は(紫)、ここまで言えば御分かり?」

 

(装甲)…それは白属性が堅牢にして強固たる守りの由縁の1つでもある。装甲は、装甲を持つスピリットの指定された色を持つ、相手の効果をシャットアウト…つまり拒絶し、遮断出来る。

 

例えば(装甲:赤/緑/青)と記述されていれば、そのスピリットは相手の赤/緑/青のスピリット/ネクサス/マジックの効果を受けなくなる。

 

また装甲にも種類があり、コナン・バウル等が持つ(重装甲)は相手のスピリット/ブレイブ/ネクサス/マジックの効果、(超装甲)はブレイブの変わりにアルティメットの効果を、そして(超重装甲)に至ると相手の効果そのものを受け付けなくなるという、まさに鉄壁の効果なのだ。

 

青娥「コナン・バウルには(重装甲:紫)が在る…だからインフィニティスネークの効果を受けなかった…と」

 

白鋼「その通り。これで我が軍の行動は終了だ」

 

白鋼 ライフ5 手札5 リザーブ0 トラッシュ4 バースト有

 

コナン・バウル レベル1(SC)5000 疲労

 

機巧城 レベル1(0)

 

青娥「スタートステップ、コアステップ(リザーブ2→3)、ドローステップ(手札4→5)、リフレッシュステップ(リザーブ3→6・トラッシュ3→0)、メインステップ。

 

…ふふふ」

 

白鋼「?…何がおかしい」

 

青娥「…お馬鹿さん。私のライフを削る為、わざわざ守りを捨ててくれるなんてねぇ~…♪

 

ティアスネーク、そしてルーン・パイソンを召喚(手札5→4→3・リザーブ6→4→2・トラッシュ0→1→2)!」

 

邪悪な笑みと共に繰り出すは、首周りを金の細いトサカを広げる赤目の蛇と、ルーン語のような模様を身体に刻み付けた紫目の小さな蛇。

2匹共に、白鋼 龍虎を睨み付け威嚇している。

 

白鋼「ほう…」

 

青娥「バーストセット(手札3→2)。機巧城の効果は貴女のライフが1つも減らされていない時だけしかドローは出来ない。つまり…

 

このアタックで、貴女のライフは確実に1つ飛ぶ!さぁティアスネーク!あの小生意気な女からライフを奪いなさい!!!」

 

シャァアアアアアア!と鳴き、胴体をしならせ突撃する。大きく開き見せる毒牙が白鋼 龍虎に迫り来る!

 

青娥「貰った!」

 

白鋼「成程。良い攻撃だ。しかし、残念だが…その牙は私には届かない」

 

ティアスネークが龍虎に飛び掛かった、まさにその瞬間!その胴体を掴む、1つの腕がある!

 

コナン(私が居る限り…白鋼団長には指一本たりとて触れさせはしない!)

 

そう…(疲労状態である)筈のコナン・バウル。彼は今…(回復状態に戻った)のだ…!

 

青娥「な…!まさか、これも…!?」

 

白鋼「戦術機神コナン・バウル、レベル1の効果。相手のアタックステップ時に、相手のスピリットのアタックをトリガーとして、このスピリットは系統:武装を持つ自分のスピリット1体を回復出来る。

 

つまり、そちらがアタックを仕掛けてもコナン・バウルは自動で回復し、ブロック出来る…疑似無限ブロッカーと言う理由さ」

 

そう。現状青娥はBP5000以上のスピリットかアルティメットが居なければ、コナン・バウルの防御を突破する事も、白鋼 龍虎のライフを削る事も叶わない。

 

ティアスネークはコナンに捕まれ、もがくものの空へ放り投げられてから、剣で十文字に切り裂かれ爆散。

 

青娥「…ターン、エンド」

 

青娥 ライフ5 手札2 リザーブ3 トラッシュ2 バースト有

 

ルーン・パイソン レベル1(SC)2000

 

白鋼「エンドステップ時、我が軍はライフ防衛に成功した。よって機巧城の効果が発揮!手札を2枚追加で補充する(手札5→7)

 

そして私のターン。スタートステップ、コアステップ(リザーブ0→1)、ドローステップ(手札7→8)…君か。早速働いて貰おう。リフレッシュステップ(リザーブ1→5・トラッシュ4→0)、メインステップ。

 

コナン・バウルのソウルコアをリザーブのコアと入れ換える。その後、手札から鉄砲機兵タネガシマにソウルコアを乗せて召喚(手札8→7・リザーブ5→4)」

 

上空に鎮座する浮遊戦艦の右側カタパルトから射出され、龍虎の前に降り立つのは、水色の甲冑型の装甲を纏い、唐笠のような帽子を被った火縄銃を一丁構える小さな機兵。

 

タネガシマ(これより白鋼殿の防衛に入る)

 

幸村「タネガシマ…厄介な奴が出て来たな」

 

レイ「あのちっこいのがか?」

 

環奈「うむ。タネガシマはフィールドに居るだけで、互いのデッキ破壊を無効化し、ソウルコアが置かれていれば、相手のスピリット/アルティメット/ネクサスの効果を受けなくなるのでごじゃる」

 

ツルギ「ブレイブなら何とかなる事を踏まえれば、対象は出来なくない…か」

 

白鋼「では、我が軍に加わった新たな仲間を紹介しよう。出でよ、二丁の大砲!天地を穿つ撃砲を放て!双銃機神(そうじゅうきしん)ディルム・ダイナ!レベル2で出撃せよ(手札7→6・リザーブ4→0・トラッシュ0→2)!!」

 

今度は左側が展開し、カタパルトを伸ばす!

 

(ディルム・ダイナ、発進シークエンス完了!システム・オールグリーン!出撃どうぞ!)

 

ダイナ(ディルム・ダイナ。これより戦場に向かう!)

 

カタパルトから射出され、空を脚のブースター飛翔し着陸したのは、右手に赤、左手に黄色の銃をドッキングした灰色の鋼鉄で完成された戦神(いくさがみ)。

彼の立つ姿は気高く、そして恐ろしい。

 

魔理沙「かっけぇ…!」

 

白鋼「さて、ディルム・ダイナ。夏祭りの景品で手にした君の力、見定めさせて貰うよ」

 

ダイナ(了解した。私の力…特と御覧に入れよう!)

 

白鋼「アタックステップ。ディルム・ダイナ、進撃せよ!」

 

ダイナ(了解(ラジャー)、我が二丁の砲の威力を受けてみよ!!)

 

マガジンが高速回転で火花を起こし、ダイナの機械の瞳が(2つ)のターゲットを見定めた!

 

(発射(ファイヤ)!)の合図で2発の砲弾が轟音高らかに放たれる。その内の1発が青娥の裏向きにセットされていたバーストカード…妖華吸血爪を撃ち抜き、風穴を開ける!

 

青娥「な…!?」

 

ダイナ(私のレベル2・3のアタック時効果。相手のバースト1枚を破棄する事により、系統:武装を持つ自軍スピリット1体を回復出来る。よって私は回復させてもらう!)

 

白鋼「さぁ、ディルム・ダイナのアタックはどう受ける!」

 

青娥「ら、ライフよ(ライフ5→4・リザーブ3→4)!」

 

2発目の砲弾が青娥を守るべく展開されたライフを破壊する!Xレアスピリットの名は伊達ではなく、彼女の体勢は大きく崩れた!

 

青娥「ううう…!」

 

白鋼「ディルム・ダイナ!コナン・バウル!」

 

青娥「あ、ライフで受ける(ライフ4→3→2・リザーブ4→5→6)!」

 

コナンの剣撃が。ダイナの砲撃が。青娥のライフ1つ1つを砕き、光の塵に還えして行く…!

 

青娥「あああ!!」

 

白鋼「我が軍の行動終了…さぁ、貴様のターンだ」

 

白鋼 ライフ5 手札6 リザーブ0 トラッシュ2 バースト有

 

コナン・バウル レベル1(1)5000 疲労

 

タネガシマ レベル1(SC)1000

 

ディルム・ダイナ レベル2(2)6000 疲労

 

駿太「………」

 

ヨク「駿太…?」

 

駿太「トラってさ。赤の時のバトルは、すごく楽しそうなのに…白の時のバトル、全然容赦しないんだなって」

 

弾「ああ…勇貴みたいだ、アイツのバトル」

 

弾は思い出す。かつて、グラン・ロロで出逢い、闘い、手を取り合った白の光主。そして今は亡き友、百瀬 勇貴(ももせ ゆうき)の事を。

 

青娥「す、スタート…ステップ、コアステップ(リザーブ6→7)…、ドローステップ(手札2→3)…、リフレッシュ…ステップ(リザーブ7→9・トラッシュ2→0)、…メイン、ステップ…」

 

青娥の様子がおかしい。まるで今まで知り得なかった恐怖に震える子羊のような、尋常ならざる怯え方。脚が、腕が、瞳が震え、動かない。動かせない。

 

白鋼「どうした?貴様のターンは続いているぞ…」

 

青娥「わか…ってるわ…!

 

マジック、スネークレイブを使用(手札3→2・リザーブ9→4・トラッシュ0→5)!!私は手札の系統:妖蛇を持つスピリットカード1枚と、デッキの上から6枚のカードを破棄して、その中に系統:妖蛇を持つスピリットカード1枚につき、私はデッキから1枚ドロー出来る…!」

 

系統:妖蛇を持つスピリット達は、破壊される以外にも力を発揮する時がある。それはトラッシュに送られ、最高のタイミングで大量復活する事。

糸のように積み重なり、絡み合う事で、より強く、より硬い軍隊として襲い掛かる。

 

青娥「私は手札の冥府三巨頭クイン・メドゥーク、そしてデッキを破壊し」

 

白鋼「出来ない。タネガシマがフィールドに居る限り、私達は一切デッキ破壊を行えない」

 

青娥「そんな事、百も承知よ!クイン・メドゥークを破棄した事で、スネークレイブの効果で1枚ドロー(手札2→1→2)!

 

さらに、手札からスネイクスレイブを使用!これで私は、トラッシュにある系統:妖蛇を持つスピリットカード1枚をノーコストで召喚出来る!

 

さぁ現れなさい!冥府治めし、偉大なる蛇の女帝よ!目覚めよ、冥府三巨頭(めいふさんきょとう)クイン・メドゥーク(手札2→1・リザーブ4→1・トラッシュ5→7)!!!」

 

青娥のトラッシュから噴き出す、底はかと無く、ドス黒い力が解き放たれ、フィールドに灰色の霧が満ちる。

漂う狂気が金の蛇達が象れし曼陀羅とカトラス、丸盾を生み出し、それを掴むは灰色の肌をした4つ腕の上半身が人、下半身が蛇の尾で構成(でき)たキメラのようなモンスター。

 

纏う狂気、向けられる殺意は巨頭の名を持つに相応の技量と力を合わせた、彼女が帝と呼ぶ理由が分かった気がした。

 

白鋼「ほう、中々奇怪なスピリットだな」

 

青娥「さらにクリスタニードルを召喚(手札1→0・リザーブ1→0)!」

 

アメジストの結晶を砕き、小さな翼と4つの脚を持つ紫色のスピリットが現れ、小さく鳴き威嚇する。

 

青娥「アタックステップ!クリスタニードル、行きなさい!」

 

嘶き、蛇行飛翔で白鋼に迫るクリスタニードル!その瞬間、コナンの目が発光し、背中からチューブを伸ばしてダイナにドッキングさせたのだ!

 

白鋼「我が軍域に攻め混んだ以上、覚悟して貰うぞ!コナン・バウル、レベル1効果で系統:武装を持つディルム・ダイナを回復!

 

クリスタニードルをブロックせよ!!!」

 

ダイナ(了解(ラジャー)!これより、クリスタニードルを排除する!)

 

二丁の砲が放たれる前に毒霧を吐き、ダイナの視界を奪うクリスタニードル。だがダイナは、熱源センサーを起動させながら高速で位置計算を行いつつ、修正。クリスタニードルを霧の中から狙撃して見せたのだ!

 

だが、白鋼はクリスタニードルの破壊で不機嫌な顔になった。何故か?

 

白鋼「やってくれたな…!」

 

白鋼の後ろに建つ機巧城が、錆び付き、下から崩れ落ち、鉄屑に変わってゆくではないか!!!

 

青娥「クリスタニードルの破壊/消滅時効果で、相手のネクサス1つを無条件に破壊出来る。これでドローは出来ない。ターンエンド」

 

青娥 ライフ2 手札0 リザーブ1 トラッシュ7

 

クイン・メドゥーク レベル1(SC)6000

 

ルーン・パイソン レベル1(1)1000

 

白鋼「スタートステップ、コアステップ(リザーブ0→1)、ドローステップ(手札6→7)、リフレッシュステップ(リザーブ1→3・トラッシュ2→0)、メインステップ。

 

マジック、リロードコア(手札7→6・リザーブ3→0・トラッシュ0→3)。これにより我が軍勢に属する、系統:武装を持つスピリット1体につき、ボイドからコアを1つ、リザーブに補給する。

我が軍には戦術機神コナン・バウルと双銃機神ディルム・ダイナの2体。よってコアを2つ補給する(リザーブ0→2)」

 

リロードコアの効果に該当するスピリット達の上に収束され、産まれ形成された光は、コアへと変換。彼女のリザーブに追加される。

 

白鋼「では…我が軍はネクサス、要塞都市ナウマンシティーを配置する(手札6→5・リザーブ2→0・トラッシュ3→5)!」

 

白鋼 龍虎の後ろで、爆音と共に建設されてゆく鋼の都市。吹雪にも負けず稼働するそれは、まるで近未来の先駆けのよう。

 

環奈「ナウマンシティー…白デッキの大型スピリットを呼び出す上で、欠かせない1枚でごじゃる」

 

バシン「あのネクサスが?どんな効果なんだ?」

 

ハジメ「ナウマンシティーは配置した時に、手札の白のスピリット1体をノーコストで召喚出来るんだ。例えどんな大型でも、あのカードが有るか無いかでデッキの動きは大きく変わるぜ」

 

バトスピに於いて、コスト巨大さとコアの個数は、ゲームで大きな意味を持つ。どんなに巨大で強く、ゲーム、フィールドを支配出来るカードで有っても、コアが足りなければ、出す事すら叶わない。

 

バトスピに於けるコアの立ち回りとはそうゆう事で、他のゲームのように初動で大きく動ける訳では無いのだ。

 

白鋼「ナウマンシティーの配置時効果。我が手札から、白のスピリットをノーコストで召喚する!

 

貴様に見せてやろう…我が軍、白鋼騎士団(シルバーカウル)最強にして団長の座を担いし、スピリットを!」

 

青娥「!?(何…この感覚…震えが、止まらない…!)」

 

白鋼 龍虎の後ろからバトルフィールド全体に吹き込む強烈な豪吹雪。その冷たい風の刃が、マグナが創り上げた結界にも影響を与える。バリアがブレ始め、風が入り混んできたのである…!

 

レイ「どわぁ!冷て!?」

 

ムゲン「龍虎の奴、何か暴走してるように見えなくないか?大丈夫なのか?」

 

マグナ「暴走はしてねーようだが、いざって時は俺がアイツを止めるだけだ…!」

 

マグナが結界の外に飛び出し、自身を身体を二頭身の状態からバトルフィールドでの姿に戻して、自身の結界を更に強化する!!

 

白鋼「鋼鉄の騎士よ!今こそ金色の光を受けて、我が敵と悪を滅する剣とならん!!降臨!黄金騎神(おうごんきしん)フィン・マックラン!維持コストをタネガシマから確保し消滅させる(手札5→4)!」

 

白鋼 龍虎の軍帽から赤のレーザーが放たれ、空中浮遊戦艦へ送られる!

 

白鋼「フィン!マックラァアアアアアアアアン!!!」

 

高らかな号令が戦場に響く時、戦艦内部で鳴り響くサイレンと今まで開かれなかった中央部分が開き、3本のカタパルトが展開され、伸びる…!!

 

カタパルトに載っていたのは、金色の鬣を持つ鋼のライオンと青の装甲機関車、そして二対の黄金の顔を持ったケルベロスだった…!3つの鋼鉄の機械達はカタパルトから射出されて、空を舞う!!!

 

白鋼「コンバース・フォーメーション!!!」

 

彼女の叫びが響く時、3つの鋼の魂の歯車(ギア)が回り出す!装甲機関車は半分より後方部が展開、180度回転して脚部と腰部を形成。前方は真中から半分に開き、腹部と肩となる!

 

ケルベロスは身体を二分し、装甲機関車が作った肩にそれぞれ合体!蒸気を放出、開いた口から拳を繰り出す!

 

ライオンは装甲機関車が開いた、胸部となる場所に滑り込む形で前後の脚を収納。背中に収納されていた頭部が現れると、鬣が其れを被る形で合体し、ライオンの頭部は収納。背中からは青いマントが展開する!!

 

青い機械の瞳が輝く時、全身から金の光を放ち、バトルフィールドに降り立つ、強大にして気高い姿!これこそが、白鋼 龍虎のキースピリット、黄金騎神フィン・マックランなのだ!!!

 

青娥「こ、これが…白鋼 龍虎のキースピリットなの…!?」

 

白鋼「そう…。その通り!」

 

マックラン(鋼の身体に魂込めて!照らせ神の黄金光(おうごんこう)!紡ぐ心が我等の絆!

 

黄金騎神フィン・マックラン!世界に呼ばれて、只今推参!!!)

 

決めポーズがシンクロし、彼女達の後ろで大爆発が発生。最早ノリがスーパー戦隊か、ロボットアニメのそれである。

 

青娥「何…これ?」

 

一部を除き、全員が唖然となったバトルフィールドに、小さく風が吹き抜けた。

 

白鋼「我が軍はこれにて行動終了とする。さぁ…知恵を絞り、この布陣…崩してみせよ」

 

白鋼 ライフ5 手札5 リザーブ0 トラッシュ5 バースト有

 

コナン・バウル レベル1(1)5000

 

ディルム・ダイナ レベル2(2)6000

 

フィン・マックラン レベル1(1)6000

 

青娥「スタートステップ。コアステップ(リザーブ1→2)、ドローステップ(手札0→1)、リフレッシュステップ(リザーブ2→9・トラッシュ7→0)、メインステップ。

 

(今ドローしたのは、魔法剣士ドラゴナーガ…1枚引いて次の1手を…!)…魔法剣士ドラゴナーガを召喚(手札1→0・リザーブ9→6・トラッシュ0→2)!」

 

アメジストの結晶を砕き現れたのは、赤い鮮血に染められた剣を持つ、灰色の肌をした赤目の蛇人だった。

 

青娥「(召喚時効果発揮)!私はデッキから1枚ドローよ(手札0→1)!ここからよ、まだ戦える!」

 

手札が1枚ある限り、スピリットが1体いる限り、バトラーは諦めない。最後の最後まで。

 

だが…青娥の希望を、白鋼 龍虎は真っ向から、完全に叩き潰した…!!!

 

白鋼「…バースト発動。マジック、甲竜封絶波。相手スピリット1体を相手デッキの1番下に送る。私が選択するのは…

 

お前だ、クイン・メドゥーク」

 

コナン・バウルを召喚した時から伏せられ続けていた、彼女のバーストが開かれる…!

バーストカードは甲竜封絶波。効果は相手のスピリット/ブレイブの召喚時効果発揮後、相手スピリット1体の相手デッキの1番下に送るという、シンプルで凶悪なものである。

単純にデッキの1番上に送られた場合、次のターンのドローステップで手札に加えられる。だがデッキの1番下に送られる場合、回収する手段は余りにも限られた方法しかなく、言い方を変えれば退場宣告と同意義。

 

クイン・メドゥークは自身の周りに発生した甲竜絶波の吹雪に抗おうと藻掻き、足掻いたが、身体は徐々に凍らされ、果てに氷山の中に閉じ込められたような姿にされて、氷が砕け散り、消え失せる…!

次の瞬間…青娥の心が。ポッキリと折れたような音がした。

 

白鋼「まだ、お前のターンだ。次はどう出る?」

 

青娥「ターン、エン…ド」

 

青娥 ライフ2 手札1 リザーブ7(SC) トラッシュ2

 

ルーン・パイソン レベル1(1)1000

 

魔法剣士ドラゴナーガ レベル1(1)2000

 

白鋼「そうか…では、終わらせよう。

 

スタートステップ、コアステップ(リザーブ0→1)、ドローステップ(手札5→6)、リフレッシュステップ(リザーブ1→6・トラッシュ5→0)、メインステップ。

 

フィン・マックランをレベル3にアップ。アタックステップ、黄金機神フィン・マックランでアタック!アタック時効果で、マックランは白のシンボルが2つで固定される!」

 

マックラン(了解(ラジャー)!ゴルライオ・ガンソード!!!)

 

マックランの右手に光が収束され、現れたのは緑色の刀身で出来たエネルギーブレードと、白鋼の片手銃が合体した武器だった。其れを握り締め、フィン・マックランは青娥に迫る!

 

青娥「ルーン・パイソンでブロック!」

 

白鋼「ならばフラッシュタイミング。マジック、ドリームリボン(リバイバル)を使用。効果でドラゴナーガを相手の手札に返し、フィン・マックランのレベル3効果で、相手のスピリットが手札に戻った事で回復!」

 

マックランが持つゴルライオ・ガンソードのエネルギーブレードと、ルーン・パイソンが放った魔術が激突し火花の散らす中、白鋼 龍虎が放ったマジックから伸びる白い幻影のリボンが、ドラゴナーガを縛り挙げると、カードに封じ込め、青娥の手札に送り返す!

 

魔術の幕を切り開き、ルーン・パイソンを切り伏せ破壊したマックランが、自身の効果により再起動し、銃口を青娥に向ける!

 

白鋼「これで…!」

 

マックラン(終わりだ…!!!)

 

放たれた白銀のビームが、青娥を守る残り2つのライフを一撃で破壊し、彼女をバトルフィールドの外へと吹き飛ばした…!!

 

白鋼「完全無欠、絶対勝利。鋼の騎士達の勇姿を刻め!」

 

* * *

 

青娥「ぐ…うう」

 

バトルフィールドが消滅し、倒れた青娥は全身が傷付き、立ち上がる事さえままならぬ程、疲弊していた。

 

霊夢「アンタの負けよ、おとなしく御縄に付きなさい…青娥」

 

青娥「捕まって…たまるか!」

 

刹那、彼女の身体が地面の中に吸い込まれて行くではないか!霊夢が飛び付こうしたが一歩遅く、逃げられてしまう。

 

霊夢「ちぃ…逃げられた!」

 

地団駄を踏む霊夢。一方龍虎は、白鋼の状態のまま工具箱を持つと、腰が抜けて動けないであろう住民の1人に歩み寄り…

 

「君はどんなカードが必要なのかい?」

 

と、穏やかで静かに問い掛けたのだ。

 

其の住民は始めこそ怯えていたが、やがて「赤のカードが欲しい」と彼女に言い、龍虎は工具箱から住民が欲したカードを無償で分け与えたのである。

 

それを皮切りに住民達は武器を捨て、彼女の前に並び、カードを受け取り、皆帰って行く。

行列の全てにカードを配り終えた頃、工具箱のカードは大分減って、夜が明けていた…。

 

龍虎「………」

 

彼女は元に戻った虹色の髪を撫で、目を綴じる。

 

大会予選開幕まで、あと2日。




第15話、完了です!

マグナ「にしても、白鋼の時のあいつぁ随分な変わり様だぜ。しかも徹底的に叩き潰す、えげつなさ…見ててスカッとしたぜ!」

白鋼状態の龍虎は、悪い事をしたら必ず因果応報するって感じですから、気を付けて下さいな。

さて、オリカ紹介…といきたいのですが、作者が次回にやると言っていたので、今回は次回予告のみとなります。

~次回予告~

遂に始まった、バトルスピリッツミラージュサバイバルシップス!半年を掛けて行われる予選・サバイバルガンスリンガー!
主人公,sはツーマンセルを組み、それぞれ最強の相手を探しに赴いた!

紅魔館に向かう龍虎とバシンはその途中、チルノと再会。しかし彼女は蒼き獣神に乗っ取られていて…!彼女を救うべく、龍虎は(青の人格)を覚醒させ立ち向かう!!!

次回、東方激闘魂。第16話。

蒼き獣神の暴走!止めろ、オレは蒼天 龍虎(そうてん りゅうこ)!

お楽しみに!
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