東方激闘魂(バトルスピリッツ×東方project)   作:ガリアムス

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やって参りました!第2話です!

アニメダブドラもいよいよ大詰め、個人的に十二神皇編第5章は黄色のXレアが気に入ってます。

エグゼシードFもかっこいい。青い炎とか麒麟ぽさ増し増しのスタイルとか炎走破の破壊力とか

今回もキャラ崩壊や、様々なミス・誤字脱字もあるかもしれません


東方激闘魂 第2話 英雄集結!幻想郷を救え!

第2話 英雄集結!幻想郷を救え!

 

* * *

 

前回のあらすじ!

 

とある街でバトスピを楽しむ青年、彼の名は虹色(にじいろ) 龍虎(りゅうこ)!

 

ある日のショップ大会からの帰り道で、不思議なか細い 声に導かれ、裏路地で奇妙な生物、マグナとの出逢いを果たす!

 

そんなマグナを狙い、龍虎にバトスピを挑んだのは、綺麗な金髪美人の八雲(やくも) 紫(ゆかり)!龍虎もやる気十分にバトルスタート!

 

赤デッキを扱う紅蓮(ぐれん) 龍虎(りゅうこ)の猛攻と、海魔神の能力の真っ向勝負の果てに、彼はマグナこと、六絶神 剛力のドラグマグナの一撃で見事に勝利をもぎ取ったのであった!

 

* * *

 

龍虎「あああああああああああああああああああ…!!!!!」

 

紫の手によって、暗い穴の中へと引きずり込まれた龍虎。彼は今ものすごい勢いで穴の中を落ちていた。

 

 

龍虎「こんなのきいてねえええええええええええ!?」

マグナ「ちぎじょえおおおおおおおおお!あのばばぁぁぁあああゆるざねええええええええ!!!!!」

 

2頭身の赤蜥蜴の状態に戻ったマグナも、彼のジャケットに必死に捕まり、暗闇の中を落ちている。

 

 

龍虎「ぐえっ!?ごっ!びぎゃあ!?」

 

 

突如、体の落ちる感覚が止まった。目を開けると、其処には緑の草花と見慣れた地面の色が広がっている。同時に、体を支えていた浮遊の様な力が消えて、鼻頭を思い切り地面にぶつけて彼は悶絶、地面を右往左往に転がった。

 

マグナ「いででぇ…くそが!妖怪ババア!逃がすつもりはねぇってか!くそ野郎め!」

龍虎「鼻…うっだ…、めっぢゃいだち…」

 

マグナは毒舌を撒き散らし、龍虎は回復までに5分程時間を食う羽目になった…

 

* * *

 

龍虎「ここ何処何だろう…あ、俺の荷物…」

 

マグナ「此処か?…ああ、幻想郷だな、おい…」

 

マグナは頭をもたげ、溜息を付く。彼にとってよっぽど嫌な思い出があった場所なのだろうか…

 

龍虎「着いたのか…紫さんの言ってた、忘却の楽園に」

 

転がっていた工具箱とリュックを拾い、辺りを見渡す。森林で覆われた其処は、木漏れ日がちらほらと射し込む、静かな場所だった。

 

マグナ「取り敢えず林を抜けようぜ…盗人やら何やらあぶねぇからよ」

 

龍虎「…お、おう。わかった…」

 

マグナは浮遊しながら先頭を進み、周囲の警戒を怠らない。木の裏、岩影等、隠れられそうな場所を隈無く見て回り、龍虎が危険な目に逢わないように工夫してくれている。

 

龍虎「なんか、すまないな…」

 

マグナ「何がだ?相棒の危険を減らすのもオレの大事な役目だ。なんたってお前はオレの相棒。

そしてオレの相棒はお前だ」

 

龍虎「ありがとうマグナ」

 

マグナ「いいってもんよ!お、もうそろそろ抜ける頃合いだな…」

 

草木を掻き分け、1人と1匹は光の射し込む場所に着いた。暗闇の中を抜けたからか、眩しい太陽に目を細める。

目が周囲の明るさに慣れ、視界がはっきりしてくると、其処は大きな神社が建っていた。木造で一般的な神社よりも少し大きくしっかりした造り、神社正面には巨大な赤い鳥居が雄々しく立つ。

境内は丸石と石道で敷き詰められ、細部までよく掃除された後があった。

 

龍虎「でかいな…この神社」

 

マグナ「此処は博霊神社(はくれいじんじゃ)っつう場所だ、あの妖怪ババアの言うことにゃあ、幻想郷(このせかい)の重要な役割を担ったり、儀式を行う場所なんだと。

ちなみに此処の巫女は滅茶苦茶べっぴんだ。金欲と性格がちぃとばかし曲がっちゃいるが…」

 

龍虎「詳しいんだな…マグナ。あとババアって言っちゃ駄目だろ。あんな美人さんなのに…」

 

マグナ「そりゃあオレは元々此処の奉り神だからな。ついでに見た目はあんなでも、齢1000歳は越えたババアだからな」

 

さらっと明かされた衝撃の真実。奉り神が神社から逃げ出すとは、一体何が起きたらそうなるのか。

 

 

龍虎「マグナ…こればかりは紫さんが正しかった」

 

マグナ「何でだよ?毎日毎日同じ場所にカードのまま座り続けるなんて、オレが死にそうだ!男なら一発ガツンと殴る!これに限る!!!!!」

 

マグナの能力的にそうなるだろう。自分のアタックでBPパンプを行うコイツらしい意見だ。だが奉り神がそんな我が儘で、自分の任を投げ出して、逃げていい理由にはならない。

 

龍虎「マグナ、取り敢えずは巫女さんに謝ろ?な?」

 

マグナ「…ちぃ、わぁーたよ!」

 

渋々納得してくれたので龍虎は石道を歩き、賽銭箱の前で10円玉を放り入れた。

 

龍虎「今よりもっとバトスピが楽しめますように…」

 

マグナ「早くババアがくたばりますように…」

 

龍虎「全然反省してねーじゃねーか!」

 

マグナ「ホントの事言って何が悪い」

 

そっぽを向いて、口笛を吹くマグナの姿に龍虎は溜息を着いた。同時に彼は有るものが無いことに気付く。

 

龍虎「あ、え!?あれ、ない!ない!ない!」

 

マグナ「あん?龍虎どうし…た…」

 

マグナの言葉が途切れる。見てしまったからだ。やっと気付いた。いや、気付いてしまった。

 

龍虎の、肩まで長く伸びた、虹色(にじいろ)で、オパールのように可憐な色彩の、奇妙な髪の毛を。

 

龍虎「マグナ…見たよね?」

 

マグナ「…見た!すまねぇ!」

 

涙目の彼に、マグナは正直な言葉を述べた。彼は地面に座り込み、両手を頭に乗せ、何とか隠す。その行為は彼も焼け石に水であるのは百も承知、それでもやるしかなかったのだ。

 

龍虎「もうやだ…髪見られた…、最悪だ…死にたい…」

 

マグナ「おい冗談でも何なんだよ!?その髪!!普通は黒とか茶色だろ!…いやこの世界じゃ髪の色は色々あるから関係ねぇか…

…本当にどうしたんだよ?その髪…」

 

ワナワナしながら、マグナは彼に問う。

 

龍虎「実は…むk

 

???「あああああああああああああああああああ!!!!!マグナぁああ!アンタ何処に行ってたぁ!!!!!!」

 

重い口を開き掛けた時、轟音の叫びと共に、誰かがマグナの首根っこを鷲掴んだ。

 

???「アンタ何処ほっつき歩いてたのよ!こんな緊急事態に出歩ける精神が…あれ?誰アンタ?」

 

マグナを振り回していたが、此方の存在に気付くと声を掛ける。

脇が丸見えの紅白に彩られた巫女服を纏い、髪を赤いリボンでポニーテールに束ねた、龍虎と変わらない年齢の女の子だった。

 

龍虎「え、…俺?」

 

???「そうそう、其処に座り込んでる貴方。道にでも迷ったの?今、紫呼ぶからちょっと待ってなさい」

 

龍虎「あ、俺!その紫さんに呼ばれて此処に落とされて(?)…来たのですが…」

 

???「…マジで?」

 

龍虎「…マジです」

 

暫しの沈黙が流れ、彼女はマグナを見つめ、龍虎を眺め、目線を上に向けた後、全てを理解したように溜息を漏らした。

 

???「はぁ…成程ねぇ。貴方も災難だったわね、まぁ立ち話も此処じゃなんだから、上がって頂戴」

 

龍虎「へ?あ、お邪魔…します…」

 

流されるままに、龍虎は靴を脱ぎ、彼女が巫女の任を務めているであろう、この神社に上がらせて貰う事となった…。

 

* * *

 

霊夢「へぇ~、龍虎もバトスピのカードバトラーなんだ!」

 

龍虎「はい、お恥ずかしながら…」

 

霊夢「実はね、ここ数日前にも貴方と同じバトラーが来たのよ。しかも皆、バトスピが強い上に、そのほとんどが自分の主力色が赤だって言うのよ!龍虎も赤のバトラーだし、何かこう…ワクワクするって感じ!」

 

目を輝かせ、はきはきと喋る彼女。名前は博麗(はくれい) 霊夢(れいむ)という、この博麗神社で当代の巫女の任を任された少女。

しかし、マグナに怒りをぶつけていた彼女は何処へやら…。

 

霊夢「まぁ入って入って」

 

龍虎「失礼しま…す…、え…」

 

龍虎の口が止まる。まるで絶対零度の吹雪の壁に阻まれたスピリットのように、彼は止まってしまった。いや…止まらざるを得なかった、此方が正解か。

 

 

???「お?誰だお前」

 

龍虎「え…嘘…あ、貴方は…!?」

 

???「レイを知ってるのか!アンタ」

 

龍虎「え、え…ええ!?嘘じゃない…?夢でも…ない!?

 

貴方は…貴方達は…」

 

ワナワナと振るえる彼に、其処に居た彼等は、各々自己紹介を述べた。

 

バシン「俺はバシン!馬神(ばしん) トッパだ。で、コイツは白ネズミのアイボウ、よろしくな!」

「よろしく」

 

弾「俺は馬神(ばしん) 弾(だん)だ」

 

ハジメ「名前は陽昇 ハジメ!ご飯にかけるふりかけとバトスピの事なら任しとけ!」

 

ツルギ「俺はツルギ!ツルギ・タテワキ!ハジメとは昔、バトルフィールドで戦った事があるんだ!」

 

レイ「オレは一番星のレイ!宇宙を駆ける宇宙で一番のカードバトラー!コイツはムゲン、宇宙一の相棒だ!」

 

ムゲン「おー、よろしくな!」

 

幸村「俺は烈火(れっか) 幸村(ゆきむら)!バシンとは1回世界の危機を共に戦った仲だ、よろしく!」

 

環奈「拙者は黒田(くろだ) 環奈(かんな)。こんな成りじゃが、デッキビルディングには自信があるでごじゃる」

 

駿太「俺は茂上(もがみ) 駿太(しゅんた)!で、こっちにいるのがヨク」

 

ヨク「…ヨク・アルバトロサだ」

 

龍虎が振るえるのも無理はない。何故ならば、皆かつて世界の危機を救ってきた英雄達。そして何より、バトラーとして、龍虎が尊敬している先人達なのだから。

 

龍虎「霊夢さん…」

 

霊夢「何、ってうわ!?」

 

龍虎「オレ…いぎででよがっだぁ…」

 

霊夢「号泣するほど嬉しかったの!?」

 

暫し、彼は感動に浸り続けて話が進まなかった…

 

* * *

 

龍虎「改めまして、俺の名前は虹色 龍虎と言います。先程は見苦しい姿を御見せして、誠に申し訳御座いませんでした!」

 

英雄達を前に自らの恥態を、由緒正しき土下座の姿勢で詫びる龍虎。

 

幸村「いや、俺達が龍虎の世界じゃ英雄って呼ばれてると考えると、何か不思議な気分だ…」

 

バシン「俺なんか、まだ中学生なんだけどな…」

 

ハジメ「それ言ったら駿太は小学生くらいだと思うぞ?」

 

駿太「ちょ、俺現在進行形で小学生なんですけど!?」

 

紫「はいはーい、皆さんおまたせー」

 

何処からともなく、あの声が聞こえて、彼女はやって来た。桜模様の扇を持つ神出鬼没の金髪美人、八雲 紫である。

 

弾「紫、きたのか」

 

紫「ええ。龍虎君も来て、これで一応は全員揃ったところかしら」

 

パチンと閉じ、彼女は静かに言葉を放つ。

 

「今此処に皆様を呼び寄せたのは、他でも在りません。貴方達に、この世界を。幻想郷を救って欲しいからです」

 

重々しい言葉の後、先に口を開いたのはツルギだった。

 

ツルギ「具体的にこの世界で今何が起きているんだ?」

 

紫「…何者かの侵略を受けています。それも…かつてとは比べ物にならないほど、強大な悪意に…」

 

ハジメ「悪意?その悪意ってなに?」

 

紫「かつて、バトスピの世界には幾つもの危機が在りました。一番新しいのでは、駿太さんやヨクさんが戦った邪神皇。最も古いものでは虚無の軍勢…。

 

長い歴史の中で、バトスピは数多の危機に見舞われながら、その度にスピリットやアルティメット達は協力し、乗り越えてきました。

 

ですが…今回は今までの格も、規模も、全てが違い過ぎました。このままでは世界が、いいえ。バトスピそのものが、失われてしまう事になりかねません」

 

バトスピがなくなる…?バトスピのない日常…?

 

霊夢「バトスピ…そのものが…」

 

龍虎「そんなの嫌だ!俺はバトスピと出会って沢山の仲間が出来た!ライバルだって同じくらい出来た!バトスピのない世界なんて、絶対に嫌だ!」

 

弾「俺も…バトルでしか生きる意味を見出だせなかった。だから、バトスピを誰かの手で奪わせはしない」

 

幸村「バトスピが無くなるのを、ただ黙って見過ごす訳にはいかないな!」

 

皆の答えは既に決まっていた。自分達を育てた大切な存在、バトスピを守るという、全員一致した意見に。

 

環奈「敵は強大…故にそれぞれの世界から強いバトラーを選び抜いたと言うわけでこじゃるか」

 

環奈の言葉に紫は首を縦に振る。ここでバシンがある事に気付く。

 

バシン「あれ?じゃあ龍虎も世界を救った事が有るのか?」

 

龍虎「え…、いや、俺は…無いんですが…」

 

弾以外「…………え?」

 

全員絶句。

 

「いや、どうゆう事さ?紫」とムゲンが尋ねる。それに対し、紫は「龍虎君は特別な力を持っているから」と答えた。

 

レイ「特別な力…か。何か出来るのかドラの星?超能力とか」

 

龍虎「レイさん…。俺、宇宙人じゃ無いです…特別な力とか、そうゆうのもない、ただの一端のカードバトラーなんですよ…。あとドラの星って何ですか。新手の渾名ですか?」

 

話の前提が色々おかしい。龍虎は困惑し、レイには頭にハテナマークだらけだ。

 

駿太「取り敢えずその敵と戦う為にもデッキを組まなきゃな!」と、駿太が場の空気を変えてくれ、龍虎は事なきを得た。…が。

 

「あーーーーーー!!!!!」と叫び声で、またしても状況が変わる。

 

龍虎「どうしたんですか?」

 

駿太「エクゼシードがない!リボル・ティーガも!」

 

ヨク「ゲイル・フェニックスにミストラル・ビットもだ!それに他の十二神皇達も…」

 

弾「…俺の十二宮Xレア達も消えている」

 

ツルギ「ソードブレイブがない!」

 

レイ「おいおい三龍神がねぇぞ!?どうなってやがるんだ!」

 

デッキを見直すメンバー達、中でも駿太とヨクとレイ、ツルギに弾のデッキからは、主力と呼べるカードが忽然と姿を消していた。

 

紫「この世界に来るとき、離ればなれになってしまったのかもしれません。その上、元の世界とは違いカードには秘められた意志が目覚めたのかも…

とにかく、貴方達の持つカードはバトスピを滅ぼそうとする悪意と戦う為には不可欠です」

 

環奈「じゃが、主力を欠いた駿太やヨク、それにレイと弾殿にはそれを補うカードがない…。

戦力増強に励みたくとも、肝心のカードがなければ…」

 

どんよりと嫌な空気が場を包み込む。その時だ、彼が…龍虎が口を開いたのは。

 

龍虎「あの…カード、ありますよ?使います?」

 

環奈「なんと!?それは何処に!!」

 

龍虎「この工具箱の中です」

 

ロックを解き、中を開くと其処にはスリーブに納められた無数のバトスピのカードが保管されていた。それも工具箱の最上段までぎっしりと詰め込まれている。

バトラーにとってのそれは、宝箱の宝石にも等しい価値を持つ。特にこの状況に於いては、灼熱の砂漠に佇むオアシスと同意だ。

 

環奈「幸運でごじゃる…どれも汎用性や実用性、種類・幅に満ち溢れておる!龍虎よ本当に良いのか?お主のカードじゃが…」

 

龍虎「良いですよ!カードは使われて初めて価値が有るんですから、それにカードだって使ってくれたら嬉しいですし!」

 

環奈「…恩に切る!」

 

龍虎の工具箱の中に眠るカードを手に取り、それぞれの色、種類に分けてゆく環奈。その後、各々がカードを取り、自分達のデッキに照らし合わせ、ビルディングする。

 

幸村「バシンのデッキはこのカードを加えて見たらどうかな?序盤で手札アドバンテージに差を付けられるし」

 

バシン「おお、確かにそうだな!じゃあコレとコイツを入れ替えてと…」

 

弾「環奈、アルティメットのカードはないか?出来れば異魔神ブレイブも持ってきて欲しい」

 

環奈「わかった!ちょっと待っておれ!」

 

それぞれがそれぞれのカードを選び、二時間程の時間を経て、各々デッキを再構築し終えた。

 

駿太「デッキもかなりパワーアップしたし、バトスピやろう!」

 

弾「賛成だ、少しでも新しいデッキに馴染んでおきたいからな」

 

龍虎「俺もです!」

 

紫「あらあら~♪そんなにやる気になった貴方達に朗報よ。相手を連れてきたのよ、今境内で皆さんを待っているわ」

 

デッキの試運転に必要な相手を連れてくるあたり、紫も彼等の戦いが気になると見える。

 

バシン「よし!新デッキで勝利トォォオタル!」

 

ツルギ「全力でやってやるぜ!」

 

年少組を中心に我先にと、木目の廊下を駆け抜け、博麗神社境内に飛び出す。

 

???「お、来たみたいだぜ」

 

???「見た目は子供じゃないですか…。彼等があの賢者が選んだバトラー…?」

 

???「はぁ…、お嬢様達になんと言えば良いのやら…」

 

???「でも実力が有るのは確かだと思います!」

 

???「良いね!良いね!中々気概がありそうな連中だ!」

 

???「えっと…大丈夫なの、かな…?」

 

???「くぅ…くぅ…」

 

???「はわわわ、なんか皆すごい…」

 

???「まぁ誰がこようと、あたいは負けないね!」

 

境内に降りると、其処で待っていたのは九人の女の子達だった。

左から、黒の魔女服に白のエプロンとドロワーズを着付けた金髪ロングの女の子。

長く細い兎耳と桃色の髪、赤目のセーラー服の長身娘。

二本の長短異なる刀を腰に添え、緑の衣と白髪の侍少女。

青のドレスに身を包む、白短髪のメイドさん。

緑の長い髪の霊夢に良く似た服を待とう女子高校生。

金髪と黒髪の混じる、虎の腰巻きを赤の服と身につけた長槍を携える子。

その場で立ったまま眠っている、中国系の赤髪女性。

橙色の髪に頭から生えた二本の角が特徴の低身長のロリっ子。

氷の六羽を背中につける青髪と青ワンピースの女の子。

 

 

駿太「アンタ達が俺達の相手か?」

 

魔理沙「おう、威勢の良い奴が相手できたな!私は霧雨(きりさめ) 魔理沙(まりさ)、よろしくだぜ!」

 

レイ「俺の相手は…」

 

イナバ「あ、あの私です…鈴仙(れいせん)・優曇院(うどんげいん)・イナバと言います…」

 

弾「君が対戦相手か?」

 

妖夢「どうやら、そうみたいです。私は魂魄(こんぱく) 妖夢(ようむ)、以後お見知りおきを」

 

ヨク「俺の相手はアンタか…」

 

早苗「ふむふむ…自信に満ちた良い目をしてます。東風屋(こちや) 早苗(さなえ)です、よろしくお願いします」

 

ハジメ「よっしゃ!そこの虎みたいな人、勝負だ!」

 

星「虎みたいなって、私は一応虎ですよ?」

 

バシン「あのー…俺の相手が貴女なんですが…」

 

美鈴「…ハッ!ほ、紅(ホン) 美鈴(メイリン)参ります!」

 

龍虎「俺の対戦相手は…」

 

チルノ「あたい、チルノだよ!其処の虹色頭!」

 

ツルギ「俺の相手はアンタか?」

 

萃香「ん~。流れからして私だね、赤目の少年♪伊吹(いぶき) 萃香(すいか)だ、楽しくやろうや!」

 

幸村「さて…残ったのはアンタしかいないな」

 

咲夜「そうね…。私は十六夜(いざよい) 咲夜(さくや)、選ばれたバトラーの実力…見せて貰うわ」

 

それぞれが己の戦うべき相手を見つけ、対峙する。その瞳に宿る炎は静かに、だが熱く激しく燃え、今にも火傷しそうな程に熱を帯びていた。

 

紫「さぁて、誰から始めましょうか?」

 

「皆、此所は俺から良いですか?」と真っ先に駿太が彼等に初戦の許可を求めてきた。

 

ヨク「駿太…?」

 

駿太「俺…邪神皇との戦いが終わってから、ずっと考えてた事があった。自分のキースピリットが居なくなった時、俺はいつも苦戦してばかりだった。

十二神皇(エグゼシード達)さえ取り戻せてればって、自分の中で甘えてばかりで、ちゃんと自分のデッキと向き合ってなかった。

だから…この戦いで、今の俺を破壊する。新しい俺になるために。一番最初に戦いたいんです」

 

駿太の脳裏に甦る、十二神皇と邪神皇を巡りヨクや仲間達と共に戦った日々を思い出す。

 

弾「お前がそこまで言うなら、初戦を任せる」

 

龍虎「其処まで覚悟を見せられたら、譲らない訳にはいかないな…良いぜ!」

 

ハジメ「期待してるからな!頑張れよ駿太!」

 

駿太「…ありがとうございます!」

 

紫「魔理沙の方はどうかしら?準備…は、聞かなくても問題なしか」

 

魔理沙も既にデッキケースを片手に、バトルの準備は出来ていた。駿太はポケットの中からソウルコアを摘まみ、翳す。

 

紫「じゃあ…始めて」

 

駿太「バトルアーマー!ON!」

 

掛け声と同時に、駿太のソウルコアが赤に発光。溢れるエネルギーが彼の身体を包み、炎をイメージした赤の装甲を纏わせ、胸に5つの青の光、ライフの光を灯す。

 

魔理沙「へー!かっこいいじゃないか、そのアーマー!」

 

駿太「邪神皇と戦った時以来だな…このアーマーを着るのも。懐かしいや…」

 

彼の様子を見つめる弾。その目には、かつて同じように昔を懐かしく思いを馳せた自分と、駿太が重なっていたのだろう。

 

魔理沙「改めて、霧雨 魔理沙ってんだ!お前の名前は駿太で良いのか?」

 

駿太「ああ、茂上 駿太。それが俺の名前だ!いくぞ!」

 

魔理沙「いくぜ!」

 

二人「ゲートオープン、界放!!!!!」

 

互いの掛け声が境内に響くと、其処から彼等と皆を包むように半球体のドームが形成される。その中は、龍虎が紫とバトルしたような荒野ではない、正当な決闘の場が如し、石畳で覆われた場所だった。

 

龍虎「すげぇな…ヨクさんも駿太さんと同じように、この場所で戦ってきたんですね」

 

ヨク「ああ。十二神皇を賭けて戦ったり、そうじゃ無い時もこのバトルフィールドで戦ってきた。初めの頃のアイツとは何度も衝突したが、今じゃ本当に良い仲間になれた」

 

龍虎「なら尚更期待しちゃいますね!駿太さんのバトル!」

 

龍虎はワクワクしながら、駿太のバトルを見ている。他の皆も同じだ。

 

駿太「俺から先行します。スタートステップ、ドローステップ(手札5→4)、メインステップ。

まずは、コレオン2体を召喚(手札5→3・リザーブ4→2)!」

 

駿太が召喚したのは、小さな2頭身のライオン型のスピリット。小さいながらもその目はキリリと、魔理沙に向けられていた。

 

駿太「さらにリザーブのソウルコアを使ってマジック、エンペラードローを使用(リザーブ2→0・手札3→2)!

デッキから2枚ドロー(手札2→4)、そしてソウルコアをコストにした時、デッキの上から2枚をオープン。その中の系統:皇獣(こうじゅう)を持つスピリットカードを全て手札に加える!」

 

駿太のデッキから2枚のカードが魔理沙達の前に公開される。オープンされたカードは、壬馬皇(じんばおう)エクゼシュバーンと壬馬(じんば)トラケナー。どちらにも系統:皇獣が含まれている。

 

駿太「エクゼシュバーン、トラケナーは系統:皇獣を持っているから手札に加える(手札4→6)。そしてバーストセット(手札6→5)!」

 

バーストとして裏向きに置かれたカードに鎖ががんじがらめに巻き付き、そのカードを拘束する。

 

駿太「これでターンエンド!」

 

駿太 手札5 リザーブ0 トラッシュ2(SC) バースト有

 

コレオン レベル(1)1000×2体

 

魔理沙「序盤からいきなり動いてきたか…それくらいじゃなきゃ面白く無いぜ!スタートステップ、コアステップ(リザーブ4→5)、ドローステップ(手札4→5)、メインステップ!

 

いくぜ、いくぜ、いくぜ!ネクサス、英雄皇(えいゆうおう)の神剣(しんけん)配置(手札5→4・リザーブ5→2)!」

 

魔理沙が投げたカードが地面に刺さり大地が割れると、其処からマグマを溢しながら赤く、そして巨大な剣が立ち、バトルフィールドにその熱を伝えてくる。

 

ハジメ「神剣か…あのネクサスを最初に配置出来ると、手札補充がかなり安定するもんな~」

 

龍虎「英雄皇の神剣…魔理沙さんのデッキはバースト主体なのかな…?」

 

英雄皇の神剣…。共通レベルで発揮される、その効果は、自分がバーストをセットした時、デッキから1枚ドロー出来る効果を持つネクサス。つまりは、バーストが手札に在り続ける限り、魔理沙の手札は安定した供給を得る事が可能になったと過言ではない。

 

魔理沙「さらにバーストセット(手札4→3)!神剣の効果発揮、1枚ドロー(手札3→4)!これでターンエンドだぜ!さぁ駿太、お前の番だぜ!かかってこい!」

 

魔理沙 手札4 リザーブ2(SC) トラッシュ3 バースト有

 

英雄皇の神剣 レベル1(0)

 

駿太「俺のターン!スタートステップ、コアステップ(リザーブ0→1)、ドローステップ(5→6)、リフレッシュステップ(1→3(SC))、メインステップ。

 

コレオン1体のコアとリザーブのソウルコアを交換。マジック、イマジンドローを使ってデッキから2枚ドロー(手札6→5→7・リザーブ3→0)。その後、デッキから3枚カードをオープンして、その中の系統:異魔神を持つブレイブカードをコストを支払わずに召喚して、残りは破棄する!」

 

デッキから3枚のカードが公開され、内容は情熱サーキット、サザンクロスフレイム(リバイバル)、そして異魔神ブレイブの火魔神(ひまじん)。

 

龍虎「きた!火魔神だ!」

 

駿太「よし!龍!力を借りるぞ!」

 

龍虎「おう!…って、俺は龍虎だよ!?」

 

駿太「始まりの炎よ!覚醒(めざめ)て神秘の力を奮え!召喚!異魔神ブレイブ!火魔神!!」

 

バトルフィールドに赤と緑の炎が円を描き、対極を走りながらも、やがて一つと成り、炎の中から赤の翼持つ騎士の姿をしたブレイブ、火魔神を降臨させた。

 

魔理沙「異魔神ブレイブ!初めてみた…」

 

駿太「驚くのはまだ早い!火魔神!!ソウルコアが乗ったコレオンを左側に、残ったコレオンを右側に合体(ブレイブ)だ!」

 

火魔神の目が光り、左手から緑の炎を、右手から赤の炎を産み出すと、それを伸ばし、コレオン2体に力を与え、オーラを纏わせる!

 

コレオン レベル1(1)1000+4000=5000 ×2体

 

魔理沙「スピリット2体と合体したぁ!?」

 

駿太「そうさ、これが異魔神ブレイブの力の1つ!アタックステップ!まずは左側のコレオンでアタックだ!」

 

腕をぐるぐる回し、四肢で大地を駆け出すコレオン。同時に、火魔神の左側が緑のオーラを放ちながら、輝き始めた!

 

駿太「火魔神の左側合体時効果発揮!ボイドからまだアタックしていないコレオンにコアを1つ追加!レベル2にアップ!」

 

緑の炎は右側のコレオンの周りを舞い、コアへと変わる。新たに増えたコアを捕まえたコレオンは、パワーアップを遂げた。

 

右側コレオン レベル2(2)5000→6000

 

駿太「そしてこれがメインのアタックだ!」

 

魔理沙「ライフで受ける(ライフ5→4・リザーブ2→3)!」

 

空へ高く跳躍したコレオンが、その小さな身体を目一杯に使い、空中1回転から、魔理沙目掛けてライダーキックを叩き付ける。魔理沙の周りを囲むようにライフの1つがバリアとして展開し、コレオンのキックを受けて、粉々に砕き割れた。

 

魔理沙「くうう…効いたぜ今のは!だがライフ減少でバースト発動!氷の覇王ミブロック・バラガン!レベル2で召喚(リザーブ3→0)!」

 

魔理沙のバーストが解き放たれる。直後、フィールドに猛吹雪が発生、その中心に浮遊するダイヤモンドの結晶が砕ける。其処には赤桃色の光放つ剣を携えた、白銀の巨兵が1機、気高く吹雪のヴェールを切り払い立ち上がった。

 

氷の覇王ミブロック・バラガン レベル2(2+SC)9000

 

駿太「氷の覇王か!ターンエンド!」

 

駿太 手札7 リザーブ0 トラッシュ3 バースト有

 

コレオン レベル2(2)6000

コレオン レベル1(SC)5000

 

魔理沙「スタートステップ!コアステップ(リザーブ0→1)、ドローステップ(手札4→5)、リフレッシュステップ(リザーブ1→4・トラッシュ3→0)、メインステップ!

 

まずはバーストセット、神剣の効果で1枚ドロー(手札5→4→5)、さらにアルマジトカゲをレベル2で召喚(手札5→4・リザーブ4→2)!」

 

ダイヤモンドの結晶の中から白い甲殼を纏う白い小型のドラゴンが現れた。

 

魔理沙「そしてこい!星の光蓄えし剣、悠久の時を超えてこの地に降臨せよ!召喚!極星剣機ポーラ・キャリバー(手札4→3・リザーブ2→0)!ミブロック・バラガンに直接合体(ダイレクトブレイブ)だ!」

 

天空に白い穴が開き、ジェット音と白煙を上げ、スペースシャトルを思わせる機体がバトルフィールドに飛んできた。ポーラキャリバーは其処から収納していたジェットパックと剣をミブロックに向けて投下。

ミブロックは空中で剣を左手に掴み、ジェットパックは両足にドッキングし、合体(ブレイブ)を完了させた。

 

ミブロック・バラガン レベル3(3+SC)11000+6000=17000

アルマジトカゲ レベル2(2)2000

 

駿太「おお!すげぇ!」

 

魔理沙「へっへーん、これが私のブレイブスピリットだぜ!攻略出来るなら、攻略してみな!ターンエンド!」

 

お互いに一歩も譲らない熱いバトル…。果たして勝利の女神はどちらに微笑むのか!?

 




第2話読んで頂き、ありがとうございます。

うぷ主は感想や指摘の1つ貰うだけでもモチベーションが上がります、気付いた事や疑問等いただければ、幸いです!

次回予告!

魔理沙vs駿太のバトルは加速する。

強力無比な覇王コンボで駿太を追い詰める魔理沙!だが、龍虎が託したカードが駿太を更なる高みへと導く!

次回、東方激闘魂 第3話!

魔理沙vs駿太!WミブロックvsWドライブ!

お楽しみに!!!!!
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