東方激闘魂(バトルスピリッツ×東方project)   作:ガリアムス

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第4話です!今回個人的にやりたかった弾さんのバトル。

家の妖夢ちゃんも実際強いのですが、はてさてどうなるのやら…

今回もミスや指摘も頂ければ助かります。

*第1ターンで弾さんが召喚したカゲロウ・シーカーのアルティメットカードを手札に加えられる枚数が間違っています。正しくは「1枚」です。

バトルそのものに大きな影響は無いので、弾さんの手札枚数を修正します。


東方激闘魂 第4話 弾vs妖夢!新生のブレイブデッキ降臨!

前回のあらすじ!

 

幻想郷に強制連行された龍虎はそこで、世界を救った歴然の英雄達と出会う。そして紫によってバトスピが消滅する未来を防ぐべく共に戦うこととなった!

 

龍虎のもたらしたカードでデッキを再構築した、一向に紫は幻想郷の実力者達をぶつけて対抗戦を仕掛ける。

 

初戦の魔理沙vs駿太は、ミブロックとバーストを巧みに使い、戦場を翻弄する魔理沙を駿太のダブルドライブが見事打ち破り決着!

 

 

次は弾vs妖夢のバトルが始まろうとしていた!

 

* * *

 

妖夢「それが貴方のバトルアーマーですか?随分使い込んでるみたいですね」

 

弾「ああ。未来の世界でコイツと一緒に戦ってきたからな」

 

彼はそのアーマーに触れ、自分の掌の感触、バトルフィールドの匂いを、静かに味わう。

 

妖夢「…始めましょう」

 

弾&妖夢「ゲートオープン、界解!!」

 

龍虎達が固唾を呑んで見守る中、第二戦 弾vs妖夢の戦いが幕を開けた。

 

弾「スタートステップ、ドローステップ(手札4→5)、メインステップ。ソウルコアを使い、獄風(ごくふう)の探索者カゲロウ・シーカーを召喚(手札5→4・リザーブ4→0・トラッシュ0→3)」

 

緑の風が吹きずさび、金の甲殻を持つ二足歩行のカゲロウが現れた。その視線は遠く別の空を見上げているかのようで…。

 

龍虎「弾さん、早速アルティメットを召喚ですか。ブレイブまでしか無かったのに、もう対応してる…」

 

ツルギ「なぁ、さっきから言ってるアルティメットって何なんだ?見たところ金ぴかな奴等にしか見えないんだが…」

 

レイ「アルティメットってのは、スピリットとは違って一部を除いて、相手のスピリット/ブレイブ/ネクサス/マジックを受けない、超強力なカード達さ。だが、アルティメットには強力な分、召喚条件が厳しいカードもある。俺もアルティメットは使ってはいるが、カードの枚数には細心の注意を払ってるぜ」

 

ツルギ「そうなのか…俺も手に入れたいな、アルティメット」

 

アルティメット。それはスピリットを超越した、否。スピリットの柵(しがらみ)を越えてしまった者達の名。体を輝かせる金は、極限と最終不動の境地の証。

 

弾「カゲロウ・シーカーはソウルコアをコストにして召喚した時、デッキの上から3枚カードを見て、その中のアルティメットカード全てを手札に加える事が出来る」

 

オープンされたカードは、アルティメット・アポロドラゴン、ソウルホース、大龍城・本丸の3枚。

 

弾「アルティメット・アポロドラゴンを手札に加えて、残りは破棄。さらにバーストセット、ターンエンド(手札4→5→4)」

 

弾 ライフ5 手札4 リザーブ0 トラッシュ3(SC) バースト有

 

獄風の探索者カゲロウ・シーカー レベル3(1)5000

 

妖夢「スタートステップ、コアステップ(リザーブ4→5)、ドローステップ(手札4→5)、メインステップ。ソウルホース、ボーン・バードを召喚(手札5→4→3・リザーブ5→3→0)」

 

妖夢のフィールドに赤い炎纏う紫の冥馬と肉を失い骨のみで形成された小鳥が現れる。

 

妖夢「ボーンバードの召喚時効果、デッキを上から3枚破棄して1枚ドローします。さらにバーストセット(手札3→4→3)。」

 

妖夢のデッキから、骨劾児(こつがいじ)、鬼神バサラ、妖術師(ようじゅつし)ムメイの3枚がトラッシュへと静かに落ちて行く。自らトラッシュにカードを送る戦法は、紫の十八番ともいえる。さらにバーストもセットし、妖夢は序盤から万全な態勢を整えてきた。

 

妖夢「さて…一手打ってみますか。ボーンバードでアタック」

 

弾「ライフで受ける(ライフ5→4・リザーブ0→1)」

 

ボーンバードの啄木鳥のような連打が、弾を守るライフの結界を粉々に打ち砕く。弾に襲い掛かるは、ライフを砕かれたことによる強烈な痛み。だが…

 

弾「ふっ…」

 

笑っていた。ライフを守るバリアが有るとはいえ、ダメージが完全にシャットアウト出来るわけではなく、ライフを失えば、相応の痛みが全身を走る。にも関わらず、彼は嬉々として不敵に、不気味に笑ったのだ。

 

妖夢「…貴方もですか。霊夢さんもそうですが、このバトルフィールドの痛み。受ければ只では済まないのですけれど?」

 

弾「これくらいじゃなきゃ面白くない。ライフ減少でバースト発動!妖華吸血爪、効果で2枚ドローする(手札4→6)。…さぁ、どんどん打ってこい」

 

妖夢「嫌な感じですね…ソウルホースでアタックします」

 

弾「ライフで受ける(ライフ4→3・リザーブ1→2)」

 

ガシャンガシャンと不気味な音を立てながら、頭突きをソウルホースは弾に対してぶつける。ライフがまた1つ砕け、弾には今如何程の衝撃とダメージが体を襲ったのだろう。しかし当の本人はまるでピンピンして、不気味な笑みで妖夢を見つめていた。

 

妖夢「(やりづらい…)ターンエンドです」

 

妖夢 ライフ5 手札3 リザーブ0 トラッシュ3 バースト有

 

ソウルホース レベル1(SC)1000 疲労

 

ボーンバード レベル1(1)1000 疲労

 

弾「スタートステップ、コアステップ(リザーブ2→3)、ドローステップ(手札6→7)、リフレッシュステップ(リザーブ3→6・トラッシュ3→0)、メインステップ。

 

カゲロウ・シーカーをレベル4にアップ(リザーブ6→4)。カゲロウ・シーカーの効果で、自分の究極シンボル全てを赤/緑として扱う。さらにブレイドラ、デブリ・ザードを召喚(手札7→6→5・リザーブ4→3→2)」

 

ルビーの結晶を砕き現れた、小さなオレンジの毛並みのドラゴン、ブレイドラ。衛星機械を背中に乗せた青蜥蜴、デブリ・ザード。

 

弾「デブリ・ザードのスピリットソウル・赤を発揮。自分がアルティメットを召喚するとき、赤のシンボルを1つ追加する」

 

デブリ・ザードの頭上で赤のシンボルが産まれ、輝き、アルティメット召喚を支援する。

 

弾「初陣だ…!太陽よ、究極の炎を纏いて世界を照らせ!アルティメット・アポロドラゴン、レベル4で召喚!

 

不足コストはカゲロウ・シーカーとブレイドラから確保(手札5→4・リザーブ2→0・トラッシュ0→3)!よって消滅させる」

 

弾の後ろから金色の炎を纏い、一歩一歩とバトルフィールドにその姿を現した赤の龍。その勇猛な姿はまさに極限へと到達した存在といっても過言ではない。

 

ツルギ「3ターン目で、大型アルティメットが出てきた!だけどスピリットが…」

 

そう。強力な一手を投じた代償は大きく、カゲロウ・シーカーとブレイドラの2体を失ってしまった弾。だが、彼はその代償を恐れない。

 

弾「アルティメット・アポロドラゴン!お前の力、俺に見せてみろ!アタックだ!W(ダブル)U(アルティメット)トリガー、ロックオン!」

 

弾の意志に応えるように、アポロドラゴンの咆哮が、妖夢のデッキトップから2枚のカードを捲り、トラッシュへと落とす。アルティメットが効果を発揮するための力、それがU(アルティメット)トリガー。

通常は1枚だけだが、アルティメット・アポロドラゴンのような一部のアルティメットには、それを上回るW(ダブル)U(アルティメット)トリガーが備わっている。

 

弾「落ちたカードのコストを聞こう」

 

妖夢「…妖華吸血爪とダークマター。コストは5と3ですね」

 

弾「ダブルヒット。アポロドラゴンの効果でヒット1回につき、BP9000以下の相手のスピリット1体を破壊し、ダブルヒットしたので、相手のライフを1個、リザーブに置く!」

 

妖夢「赤の焼き効果とライフ貫通ですか…!」

 

アルティメット・アポロドラゴンが全身で思い切り息を吸い込み、眼を見開くや、その口から金を帯びた炎が放たれる。薙ぎ払うように火焔放射は撃たれ、ソウルホースとボーンバードを焼き払い、さらには妖夢のライフを1つ焼き尽くし、破壊した。(ライフ5→4・リザーブ2→3)

 

妖夢「くうう…!ですが、只ではやられない!ライフ減少で妖華吸血爪発動!デッキから2枚ドロー(手札3→5)!アポロのメインアタックはライフで受けます(ライフ4→3・リザーブ1→2)!」

 

黄金の炎を纏い、燃やしながら、アポロの拳が妖夢のライフをまた1つ叩き割る。その衝撃は凄まじくバトルフィールドの外で見学している龍虎達の態勢を、大きく崩すほど。至近距離、しかもバリアがなければ、間違いなく体は炎に焼かれ、火傷と打撲傷では済まされない。

 

妖夢「これがアルティメットの一撃…身に滲みますね。ですが、まだライフは有ります」

 

弾「…そうだな。俺はこれでターンエンド」

 

弾 ライフ3 手札4 リザーブ0 トラッシュ3 バースト有

 

アルティメット・アポロドラゴン レベル4(2+SC)14000 疲労

 

デブリ・ザード レベル1(1)1000

 

妖夢「スタートステップ、コアステップ(リザーブ2→3)、ドローステップ(手札5→6)、リフレッシュステップ(リザーブ3→6・トラッシュ3→0)、メインステップ。

 

ピジョンヘディレスを2体召喚(手札6→5→4・リザーブ6→5→4)!そしてネクサス、旅団の摩天楼を配置する(手札4→3・リザーブ4→3・トラッシュ0→1)!」

 

不気味な灰色の鳩が2羽現れ、互いの羽をつつき合い、コミュニケーションを取る。その後ろで森林が広がり、紫の霧と夜闇の中に建ち上がる、古びた巨大な屋敷。

 

妖夢「摩天楼の配置時効果で、デッキから1枚ドローします(手札3→4)。バーストセット(手札4→3)、…そうですね。ではターンエンドまで」

 

妖夢 ライフ3 手札3 リザーブ3 トラッシュ1 バースト有

 

ピジョンヘディレス レベル1(1)1000 ×2体

 

旅団の摩天楼 レベル1(0)

 

弾「スタートステップ、コアステップ(リザーブ0→1)、ドローステップ(手札4→5)、リフレッシュステップ(リザーブ1→4・トラッシュ3→0)、メインステップ。

 

ブレイドラを新たに召喚(手札5→4・リザーブ4→3)。マジック、ブレイブドローを使用。デッキから2枚ドローし、上から3枚オープンする(手札4→3→5・リザーブ4→1)」

 

弾のデッキから3枚のカードが表向きになり、カードは妖夢から見て左側から順に、龍魔神、リミテッド・バリア、ネオ・ダブルドローとなっている。

 

弾「ブレイブ、龍魔神を手札に加え、ネオ・ダブルドローを上にしてデッキに戻す(手札5→6)。さらにアルティメット・アポロドラゴンにコア1つを追加。ターンエンドだ」

 

弾 ライフ3 手札6 リザーブ1 トラッシュ3 バースト有

 

アルティメット・アポロドラゴン レベル4(3+SC)14000

 

ブレイドラ レベル1(1)1000

 

デブリ・ザード レベル1(1)1000

 

龍虎「あれ?アタックしない…てっきりアポロでアタックするのかと思ったけど…」

 

幸村「妖夢のトラッシュにカードを落とすのを避けたんだと思う。紫はトラッシュにカードを溜めるのは得意だし、何よりアポロにコアを1つ置いたのが証拠でもある」

 

バシン「コアを除去される可能性が有るから…って感じか?アルティメットなのに」

 

霊夢「アルティメットだからよ。確かに強力な存在では有るけど、アルティメットも万能ってわけじゃない。妖夢は結構大胆だからねぇ…。一縷の隙を見せたら確実に首を取りにくるし、油断出来ないわ」

 

マグナ「お前のほうが、侍のねぇちゃんより10倍こええよ」

 

霊夢「何か言った?」

 

マグナ「なんでも」

 

妖夢「スタートステップ、コアステップ(リザーブ3→4)、ドローステップ(手札3→4)、リフレッシュステップ(リザーブ4→5・トラッシュ1→0)、メインステップ。

 

もう1枚、ネクサス、旅団の摩天楼を配置し効果で1枚ドロー(手札4→3→4・リザーブ5→4・トラッシュ0→1)。…ふむ、では1つ大きく出ましょうか。アクセル発揮!」

 

弾「…くるか!」

 

アクセル。それはスピリットで在りながら、マジックと同じように様々な能力を搭載したカード。手札から使用し、その後は手元へと置かれるだけでなく、召喚にも繋げる事が可能な、バトスピに革新をもたらした存在でもある。

 

妖夢「戦鬼(せんき)ムルシエラのアクセル効果、相手のコア3個以下のスピリット/アルティメット全て破壊します(手札4→3・リザーブ4→1・トラッシュ1→4)!」

 

妖夢の手札より開かれたカードから、紫の霊体が現れ、握るその剣から無数の斬撃が飛び散る。アルティメット・アポロドラゴンはその斬撃に対し、自らを炎で包むことでこれを凌いだが、デブリ・ザードとブレイドラは斬撃を前に逃げられず、無惨にも小間切れ、爆散されてしまった。

 

弾「やるな。アポロにコアを置いてなかったら、此方が全滅していた」

 

妖夢「使える時に使う。機を逃しては何もなりません。アクセル発揮後、ムルシエラは手元に置きます。ターンエンド」

 

妖夢 ライフ3 手札3 リザーブ1 トラッシュ4 バースト有

 

手元(戦鬼ムルシエラ 1枚)

 

ピジョンヘディレス レベル1(1)1000 ×2体

 

旅団の摩天楼 レベル1(0) ×2枚

 

弾「スタートステップ、コアステップ(リザーブ1→2)、ドローステップ(手札6→7)、リフレッシュステップ(リザーブ2→5・トラッシュ3→0)、メインステップ。

 

ブレイドラ、アルティメット・ブレイドラを召喚(手札7→6→5・リザーブ5→4→3)。アルティメット・ブレイドラの効果で究極シンボル全てを赤にする」

 

アルティメット・ブレイドラの力を受けたアポロドラゴンとアルティメット・ブレイドラの究極シンボルが赤シンボルに変化する。

 

弾「極限の雷よ!天地を引き裂き現れよ!アルティメット・ジークヴルム、召喚!維持コストはアルティメット・アポロドラゴンのコア1つを使う(手札5→4・リザーブ3→0・トラッシュ0→3)!」

 

空から迸り、光る稲妻と共に金色の鎧纏う、赤い龍が咆哮を上げて弾の前に降り立った。

 

ジークヴルム…それは弾が真の激突王となる前から使っていた、彼の最初のキースピリット。

アポロドラゴン…それは弾がブレイブ使いとして歩む時、最初に選んだキースピリット。

 

その2体はアルティメットという極限の姿に到達し、今まさに、弾の目の前で並びたったのである。

 

龍虎「爽快だ…2体がこうして並び立つのを見る時がくるなんて…」

 

弾「アルティメット・アポロドラゴンをレベル3にダウンし、アタックステップ!アルティメット・ジークヴルムの効果で、系統:星竜を持つ俺のスピリット/アルティメット全てに真・激突が与えられている。ピジョンヘディレスに激突せよ!」

 

天走る稲妻がジークヴルムに落ち、緑の眼を見開きピジョンヘディデスに狙いを定めて突進する。ピジョンヘディデスも灰色の翼羽ばたかせ、体毛を飛ばして翻弄するが、ジークヴルムの前では焼け石に水同然のように、轢かれて爆散してしまう。

 

弾「アルティメット・アポロドラゴンでアタック!アポロドラゴンもジークヴルムの効果を受け、真・激突を得ている!ピジョンヘディレスを狙い打て!」

 

低空で翔るアポロに、ジークヴルムの雷が纏われ、ピジョンヘディレスを見定めるや、その口から金色の雷と炎を放射し、塵一つ残さず焼き払ってしまった。

 

妖夢「ピジョンヘディレス…!」

 

バシン「よし、今の妖夢にブロッカーは居ない!いけー弾ー!」

 

弾「…ターンエンド」

 

「あれぇ!?」と盛大にずっこけた龍虎とバシン。本来相手のフィールドにブロッカーは居ない今、絶好の攻撃機会だった。…だが弾は、追撃することなく妖夢にターンを返したのだ。

 

弾 ライフ3 手札4 リザーブ2 トラッシュ3 バースト有

 

アルティメット・アポロドラゴン レベル3(SC)10000 疲労

 

アルティメット・ジークヴルム レベル3(1)10000 疲労

 

アルティメット・ブレイドラ レベル3(1)3000

 

ブレイドラ レベル1(1)1000

 

妖夢「…何故、攻めてこなかったのですか?今ならば私をライフ1まで追い込むのに絶好のチャンスでした…。答えてください、馬神 弾」

 

弾「妖夢、お前はまだ本気じゃない。見せてみろ、今のお前の全力を…!持てる力の全てを…!」

 

鋭利な視線が妖夢に刺さる。弾は心の底から求めているのだ、本気の妖夢を。彼女の持つ本来の力を。

 

妖夢「…ならば、見せましょう。本気の私を。スタートステップ!コアステップ(リザーブ3→4)、ドローステップ!」

 

妖夢が眼を閉じる。暗闇の中、彼女は無音の世界に一人立っていた。

 

妖夢「ドロー…それは一瞬の煌めき。それは居合と同じ。私は求める!この逆境をも切り開く、最高の一手を!

 

はああああああ…!!刹那!斬・影・剣!!」

 

腰の二刀で闇夜を切る。切って、切って、切り裂きて。彼女の前に、1枚のカードが舞い落ちる。

 

そのカードの名は、剣豪龍サムライ・ドラゴン・天(アマツ)。

 

妖夢「掴まえた…最高の切札(手札3→4)!リフレッシュステップ(リザーブ4→8・トラッシュ4→0)!メインステップ!

 

まずはドラマルを2体召喚(手札4→3→2・リザーブ8→7→6)!」

 

妖夢のフィールドに足軽装束を纏うブレイドラ…否、ドラマルが2体現れる。

 

妖夢「そしてこい!荒ぶる力よ、生と死を超越し!その答えを今ここに!召喚!異魔神ブレイブ、武龍魔神(手札2→1・リザーブ6→5・トラッシュ0→1)!」

 

次元の穴が開かれ、其処から現れる赤の剣を左に、紫の剣を右に持つ赤い異魔神、武龍魔神。

その目は強く、熱く、激しい炎で燃えている。

 

弾「異魔神ブレイブか…」

 

妖夢「それだけではありませんよ?ドラマルの効果で、私が手札の「ソウルドラゴン」か「サムライ・ドラゴン」を召喚する場合、自身に赤のシンボル1つを追加出来る!」

 

ドラマル達が自身の翼を合わせると、それは「天」の文字となり、赤のシンボルが2つとなり、光輝く。

 

「こい!一騎当千の剣豪!逆鱗が如し二刀の刃で、全ての切り裂き、炎に変えろ!これが私のキースピリット!

 

剣豪龍(けんごうりゅう)サムライ・ドラゴン・天(アマツ)!召喚(手札1→0・リザーブ5→1・トラッシュ1→4)!!」

 

赤い炎の龍が天を舞い、妖夢の目の前の地面を砕く。吹き上がる炎の中、どっしりとした身体つきを持つ1体の龍が眼を開き、背中に重ねた二刀の刀を次々に抜刀、炎を咆哮と共に振り払い、現れる。このスピリットこそ、彼女のキースピリット、剣豪龍サムライ・ドラゴン・天。

 

弾「それが妖夢のキースピリットか…こい!」

 

妖夢「武龍魔神!サムライ・ドラゴン・天の左側に合体(ブレイブ)!」

 

武龍魔神の左手に握られる赤の剣が、光の線をアマツへと繋げ、その熱い魂に更なる熱を授ける。

アマツ+武龍魔神 レベル1(SC)5000+4000=9000

 

妖夢「サムライ・ドラゴン・天には今、ソウルコアが置かれている。これによってアマツは奥義、無限刃を発揮出来るようになった!」

 

アマツの橙色の髪が赤く燃えながら変化し、それは自身の名前と同じ「天」の文字を形成する!そして妖夢は、無限刃の恐るべき力を発動した!

 

妖夢「アタックステップ!サムライ・ドラゴン・天で、アルティメット・アポロドラゴンを指定アタック!」

 

ハジメ「アルティメットに指定アタックだって!?BPはアポロの方が高いぞ!」

 

妖夢「武龍魔神の左側合体アタック時効果発揮!このターンの間、系統:武龍を持つ自分のスピリット1体にBP+5000し、そのスピリットのコストが10以上ならば、赤のシンボル1つを追加出来る!」

 

アマツ+武龍魔神 レベル1(SC)9000+5000=14000

 

武龍魔神の赤の剣から放たれるオーラが、アマツの二刀の刃を更に赤く燃え上がらせる。アルティメット・アポロドラゴンは接近するアマツを火焔放射で迎撃するが、アマツはすかさず刃を交差し、炎を真っ正面から切り開き、アポロドラゴンの前を跳躍、滞空時間中に八回の斬撃を叩き込み、斬殺する!

 

ハジメ「アルティメット・アポロドラゴンが破壊されちまった…でも1回アタックしたから、もうアマツはアタック出来ないよな!」

 

龍虎「いや…アマツの攻撃はこれだけじゃない。しかも…不味いことになった…!」

 

妖夢「龍虎さんは察しが良いみたいですね。それから幸村さんも」

 

幸村「…俺もアマツを使っている。だから分かる。アマツは…無限刃を用いたアタックでは」

 

 

疲労しない

 

 

ハジメ・ツルギ・レイ「「「「!?」」」」

 

本来、スピリットやアルティメットはアタックすると、疲労状態となり、自分のリフレッシュステップやカード効果でなければ回復出来なくなる。だがアマツは違う。

 

ソウルコアを。バトラーの魂を託す事で、彼は相手のスピリット/アルティメット全てを撃滅し尽くす、唯一無双の奥義、無限刃を発揮出来るのだ。

 

龍虎「アマツの無限刃は確かに強力だが、反面疲労マジックには弱く、BPもレベル3を除けば心許ないのも事実。でも、あの武龍魔神がいる限り、アマツはBPの低さを補い、アタックすればするだけ、赤シンボルが増えていく…!」

 

ツルギ「って事は…」

 

妖夢「こうゆう事です!アマツの無限刃でアルティメット・ジークヴルムを指定アタック!武龍魔神の効果でBP+5000と赤シンボル1つ追加!」

 

ジークヴルムの放つ雷を二刀で切り抜け、迫り、間合いで上段・中段・下段に峰を打ち込み、ジークヴルムの体勢を崩す。必死でこらえた矢先にジークヴルムは金の雷撃をアマツにぶつけるが、左の刀で右肩から切り裂かれ、刹那に左脇腹を切り裂く二撃目に成す術なく破壊される。

 

弾「ジーク…!」

 

妖夢「次はアルティメット・ブレイドラ!BP+5000、シンボル追加!」

 

アルティメット・ブレイドラの炎纏う体当たりに、アマツの刀が冴え光り、居合の切り抜け様、横真っ二つに割り切り、爆散。

 

妖夢「ブレイドラに指定アタック!BP+5000とシンボル追加!切り裂けアマツ!!」

 

右手の刀をブレイドラ目掛けて投擲する。武龍魔神によって上乗せされた力により投げられた刀は、彗星の如く、ブレイドラへと刺さり破壊。

 

弾のフィールドにいた、4体のスピリットとアルティメットは妖夢の繰り出した、起死回生とも呼べる切札(アマツ)によって一瞬で壊滅されたのである。

 

龍虎「無限刃…いつ見ても凄まじい能力だ…」

 

幸村「しかも武龍魔神の効果でアマツのシンボルは合計6つ!このままじゃ、弾の残りライフは全部破壊される!」

 

妖夢「覚悟は出来ましたか?最後のアタックで貴方のライフを全て貰います。痛みは与えません、一瞬ですから」

 

ブレイドラを破壊する為に投擲した刀を拾い、アマツが弾に歩み寄る。炎の中、照らす姿は処刑人のそれに等しい姿。

 

弾「俺の仕事は勝つ事だ。このバトルにも勝つ、この先も必ずな」

 

弾の言葉に、妖夢の手が一瞬止まる。諦めていない、この状況であろうとも。彼の目は死んでいない。

 

妖夢「ならば、これを凌いでみてください!アマツのアタック!武龍魔神の効果でBP+5000とシンボル追加でセブンシンボルアタック!これで終わりです!」

 

アマツの炎の刃が迫る!弾はこのまま負けてしまうのか!?

 

弾「フラッシュタイミング!マッハジーを神速召喚(手札4→3・リザーブ6→4・トラッシュ3→4)!ブロックせよ!」

 

妖夢「な…!?」

 

緑の閃光がアマツの横を通り、赤の残光が怪しく走る。それは緑のカブトムシ型のスピリットであるマッハジーの、あまりにも速すぎる到来を意味していた。

 

龍虎「弾さんが緑のスピリットを!それも神速を使った!」

 

レイ「土壇場でなんちゅう博打を打ってきやがる…!」

 

皆の感心を他所に、疾風の速度でアマツの剣撃をするすると抜けるマッハジー、それを目で追うアマツはやがて、その行為を止めて、脱力を行いながら、聴覚を研ぎ澄まして、刀を振るう。

 

マッハジーの視界が縦に擦れて、爆散。破壊されたのである。まさに達人が如し。

 

妖夢「防がれた…!」

 

弾「まだだ!自分のスピリットの消滅/破壊によりバースト発動!No.5オータムライスフィールド!ネクサス、旅団の摩天楼1枚を破壊してデッキから1枚ドローする(手札3→4)!」

 

バースト発動と同時に妖夢の摩天楼が崩れ落ち、弾のフィールド一面に広がるは、金色の稲穂実る秋の田んぼと、鳥避けのなまはげ達。夕焼けに照らされる姿は、自然の中に溶けた一つの風景。

 

妖夢「…ふぅ。見事です、馬神 弾」

 

妖夢 手札0 ライフ3 リザーブ0 トラッシュ4 バースト有

 

アマツ+武龍魔神 レベル1(SC)9000 疲労

 

ドラマル レベル1(1)1000 ×2体

 

旅団の摩天楼 レベル1(0)

 

弾「スタートステップ、コアステップ(リザーブ4→5)、ドローステップ(手札4→5)、リフレッシュステップ(リザーブ5→9・トラッシュ4→0)、メインステップ。

 

妖夢、お前が全力で俺を倒しにきた。俺もこのデッキで今出せる全力を持って、お前を倒す!マジック、ビッグバンエナジーを使用(手札5→4・リザーブ9→7・トラッシュ0→2)!」

 

弾が放ったカード、それは手札にある系統:星竜を持つ自分のスピリット全てのコストを、自分のライフと同じ数に変更するマジック。それは、弾が地球の命運を掛けて挑んだ戦いで、彼を勝利へと繋げた盟友との友情の1枚。

 

弾「七つの傷、深紅の怒り宿す星よ!顕現せよ、北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン(手札5→4・リザーブ7→6・トラッシュ2→3)!」

 

夕闇満ちる空に星が繋がり、北斗七星を描く。その一つが赤々に燃え、胸に北斗七星の紋章刻む四腕に四つの剣持つ龍が降臨する。

 

弾「アポロの召喚時効果で手札からブレイブをノーコスト召喚!出でよ、次元に産まれし黒龍!二つの力を束ねろ!龍魔神、こい(手札4→3)!」

 

黒い穴が開かれ、紫の刺と鋭い爪に牙を持つ異魔神、龍魔神がのっそりと顕れる。その禍々しい姿は、力なき者に絶望も希望も与えるような強く、そして異様な威圧感を孕む。

 

弾「アポロの効果で1枚ドロー(手札3→4)、続けて太陽神龍ライジング・アポロドラゴンをノーコストで召喚する(手札4→3・リザーブ6→5)!」

 

オータムライスフィールドに浮かぶ太陽から、赤の炎を巻き起こし、プロミネンスに抱かれ産まれた金の翼と赤の巨体を持つ、巨大なドラゴンが稲穂を大きく揺らし、地響きと共に弾の前に降り立つ。

 

妖夢「太陽神龍…!」

 

弾「まだだ!俺は北斗七星龍のコアをボイドに送り、転召する!」

 

一同「転召!?」

 

転召…それは特定のスピリットを元にして、さらなるスピリットを召喚する方法である。弾が転召を行い、召喚したスピリットは1体しかいない!

 

弾「北斗の星よ!秘めた力を解き放ち、龍の起源を覚醒させろ!超新星龍ジークヴルム・ノヴァ!!レベル3で降臨(手札3→2・リザーブ6→1)!」

 

ジーク・アポロドラゴンが七色の光に包まれながら、粒子に変わり消えて、赤く燃える星が産まれる。空から一粒また一粒と、流星がアポロが消えた場所へ降り、収束。ルビーの結晶を形成し、それが弾けた時、赤く巨大な翼を交差させ、眠りについた龍が純白の鎧纏い覚醒。背中に白の翼が顕現し、神々しく雄々しき姿をバトルフィールドに照らし出す。

 

龍虎「超新星龍…ジークヴルム、ノヴァ…!!」

 

馬神 弾を象徴するスピリットの1体。超新星龍ジークヴルム・ノヴァ。間近でその召喚を見た龍虎は、瞳に涙を浮かべ、感動に浸る。

 

弾「龍魔神!ライジングを左側に、ノヴァを右側に合体(ブレイブ)だ!」

 

龍魔神の両手が光り、ライジングとノヴァに己の力を注ぎ込む。ライジングの翼は金に紫を溶かした色に変化し、ノヴァの鎧も紫を纏い、アメジストの刺が身体の各部に顕れる。

 

ライジング+龍魔神 レベル1(1)10000

ノヴァ+龍魔神 レベル3(4+SC)19000

 

弾「アタックステップ!太陽神龍ライジング・アポロドラゴンで合体(ブレイブ)アタック!龍魔神の左側合体アタック時効果で、ドラマルを疲労させ、デッキから1枚ドロー(手札2→3)!そして回復状態のドラマルに指定アタック!」

 

ライジングが翼の先端から紫の炎の翼を展開・飛翔に併せて、龍魔神の左手から紫の光弾が打ち出され、ドラマルを直撃、強大な重力でひれ伏させ、ライジングの狙いを絞る。もう1体のドラマルは槍を構え突進するも、ライジングの圧倒的BP差の前に成す術なく吹っ飛ばされ、壁に叩き付けられて破壊されてしまう。

 

弾「超新星龍ジークヴルム・ノヴァで合体(ブレイブ)アタック!ライジングの効果でアマツに指定アタックし、龍魔神の右側合体アタック時効果で、疲労状態のドラマルを破壊して、コア1つをノヴァに追加!」

 

赤と紫の炎を全身に纏い、ノヴァはアマツへ突撃する。龍魔神は右手から紫の光弾を再び放ち、疲労したドラマルを次元の彼方に消し飛ばし、コアをノヴァへと与えた。

 

ノヴァの突撃に、アマツは二刀の刀で応戦。空を舞い、幾度となく巨体をぶつけるノヴァを、アマツは真っ向から受け止め、弾き続けてゆく。両者の力がぶつかり合い、バトルフィールドは炎と雷が迸る!

 

妖夢「血迷いましたか!?私のスピリットを倒しても、ライフは3つ残るんですよ!」

 

弾「ライフも、アマツも!ノヴァの一撃で焼き払う!!フラッシュタイミング!マジック、メテオストームを使用!コストはリザーブとノヴァに追加された1個を使う(手札3→2・リザーブ1→0・トラッシュ3→5)!」

 

バトルフィールドの上空に暗雲が立ち込め、それを突き破るように降り注ぐ、無数の流星。その中を飛び、さらに赤く命の炎を燃やしながら、アマツに突貫。二刀を重ね、受け止めるアマツを刀ごと砕き割り、その胸部に風穴を開けて、内側からその身を焼き尽くす。

 

妖夢「アマツ…!」

 

弾「メテオストームの効果!ヴルムと名の付くスピリットがBPを比べて相手のスピリットを破壊した時、シンボルの数だけ、相手のライフを破壊する!今、ノヴァのシンボルは合計3つ!これで終わりだ!」

 

アマツを突き破り、妖夢の前で七色の炎を収束し、何時でも放てる準備が出来たノヴァ。妖夢の3つのライフがバリアとして展開される。

 

妖夢(…強いな。私の力などまるで及んでいない…この人は、別の次元に居るんだ…)

 

弾「…妖夢」

 

妖夢「…?」

 

ありがとうございました、いいバトルでした。

 

不意に飛んできた感謝の言葉。妖夢は一瞬戸惑うが、静かに微笑み「…どういたしまして」と、言葉を返す。

 

ノヴァの聖なる炎が妖夢のバリアを焼き付くし、彼女をバトルフィールドから現実の世界へと送り返した…

 

* * *

 

龍虎「弾さん…やっぱり凄いや…、よし!俺も負けてられない!」

 

チルノ「ふっふん!さいきょーのあたいに勝てるかな!」

 

妖夢と弾、お互いの力を出し尽くした戦いの果て、勝利の女神は弾に微笑んだ。次は龍虎とチルノの戦い。一体どんな戦いが待っているのだろうか?




第4話、いかがでしたでしょうか?弾さんのバトル!個人的にはやり遂げた達成感が大きかった…。

最終ターンのエナジーノヴァコンボは上手くやれたと思います。妖夢ちゃんも強かったけど、コアが足りてればムルシエラに繋げられたのだが…、うーむ…やはり難しい。

という訳で次回予告!

第3戦は龍虎vsチルノ!チルノの圧倒的デッキ破壊を前に、龍虎は如何に立ち向かうのか!?

次回、バトルスピリッツ激闘魂 第5話 迫るデッキアウト!魂揺さぶる紅蓮の芸者!

お楽しみに!
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