東方激闘魂(バトルスピリッツ×東方project) 作:ガリアムス
ヨク「ところで、俺はなんでこんな所に…早くバトルを始めたいんだが?」
まぁそう慌てなさんな。ちなみにヨクさんは巨蟹武神キャンサードって知ってすよね?
ヨク「当たり前だ。それがどうした」
ん~ふっふっふ…ヨクさんに朗報です。そのキャンサード。貴方が近く使用する事になりますよ。
ヨク「…は?おい、それって」
では始まり始まり~!
*今回も誤字・脱字にキャラ崩壊、ルールやプレイミスが含まれているかもしれません
萃香「ほい弾、コイツをあんたに渡さなきゃな」
ヨクvs早苗のバトルが始まる前に設けられた休憩時…。萃香が弾に渡したのは、なんと彼女が持つ強力な十二宮Xレアカード、金牛龍神ドラゴニック・タウラスだった。
弾「良いのか?これはお前の」
萃香「世界を救うのが弾達の役目だろ?なら少しでも強力なカードは有った方が良いさ。私にはメテオヴルムって最高の相棒がいる。
それにタウラスは、弾の所に居たいって言ってるしな。実際は聞こえないんだけど!」
アッハッハ!と高笑いする萃香に、「ありがとう」と弾は礼を述べた。
* * *
弾「タウラスを加える場合はこれを入れ替えて…そうなると、このカードを…」
環奈「じゃがそのままでは防御が薄くなるでごじゃる」
龍虎「だったらこれはどうですか?ちょっぴり癖は有りますけど、防御にもなりますよ」
弾「…悪くはないな、そうすると…」
環奈「なら此処の枚数を調整じゃな。あとは…」
ドラゴニック・タウラスを受け取り、早速デッキを一から見直し始めた弾に、龍虎と環奈が付き添い、彼のサポートをしている。
弾「…出来たな」
環奈「やはり、1枚カードを入れるとデッキを組み直すのは大変でごじゃる…特に弾殿や龍虎に関しては、かなりのイレギュラー、骨が折れる…」
龍虎「そんな無理難題に出来る限り添って、デッキビルディングしてる環奈さんを、俺は凄いって思います!」
幸村「環奈の組んでくれたデッキは凄いからな。いつもありがとな」
環奈「幸村…」
デッキビルダーはカードバトラーを支えるだけでなく、バトラーに寄り添い、バトラーと共に一心同体となり戦う存在。バトラー無くしてビルダー無し。ビルダー無くして最高のデッキは産まれない。
紫「はぁーい~!!第七戦のヨク・アルバトロサvs東風屋 早苗のバトスピをはじめまーす!場所は博麗神社の境内で今から30分後でーす!」
何だか良い雰囲気をぶち壊す、大音量スピーカーから放つ紫の放送が、博麗神社を中心に響き渡る!
龍虎「ふ、不意打ち…過ぎる…」
幸村「鼓膜が今にも割れそうだ…」
環奈「と、にかく…表に出なければ…」
ギンギン響き、頭を襲う頭痛を引き摺りながら四人は、境内を目指して進んだのだった…
* * *
25分後…
龍虎「なにこれ」
彼等がヨクと早苗のバトルを待っている間に、紫の放送によって観客が次々に集まってきてしまったようだ。境内は観客で溢れ、霊夢達が必死になって誘導・鎮圧に当たっている。
龍虎「多すぎない!?バトスピが始まるってのに人が集まり過ぎ!!?」
魔理沙「バトスピは幻想郷じゃ娯楽の花形だからな~。対戦告知を始めようもんなら、漏れ無く集まり大騒ぎさ」
ざわつく観客達を尻目に魔理沙が自前の箒に乗って宙に浮いている。しかも後ろに駿太を乗せて。
紫「皆様大変お待たせしました!これより私が招いたカードバトラーによる第七戦目のバトルを開始いたします!
片やヴァルガルド出身にして異世界スピリッツワールドを茂上 駿太さんと共に救った英雄、ヨク・アルバトロサ!片や皆さんのお馴染み顔馴染みの守矢神社の風祝(かぜはふり)、東風屋 早苗!
二人共に準備完了の様子です!では各自やっちゃってください!」
「その前に少し」と早苗が紫に対して具申を求めてきた。イケイケゴーゴームードがブレーキを掛けられ、観客達からブーイングにヤジの雨霰で大騒ぎになる。
早苗「ヨクさん。バトルを前に一つ、私と賭けをしませんか?」
ヨク「賭けだと…?言っておくが俺には賭ける物は」
早苗「コレを見ても…でしょうか?」
ヨク「…だから。俺に賭ける物…!?」
早苗が自分のデッキから1枚のカードを引き出し、皆の前で公開した(ソレ)に、ヨクの表情が大きく揺らぐ。
ヨク「…な、何で…お前がそれを…!!」
早苗「…変だと思ったんですよ。見覚えの無いカードがデッキに入っていたのに。貴方が元の持ち主でしたか…
酉の十二神皇ゲイル・フェニックス…どうやら、見付かりましたね。貴方の御主人が」
* * *
事の発端は、今から数日前に遡る…
早苗「神奈子様、諏訪子様、ちょっと良いでしょうか?」
守矢神社の境内に居た早苗は上に赤のジャージと紫のスカートを着る胸に丸鏡のネックレスと紫ショートヘアの高身長の女性…八坂 神奈子。
そして、金短髪の頭に被る目玉の着いた帽子が特徴的な低身長のブカブカな服とミニスカートの少女…守矢 諏訪子に声を掛けた。
神奈・諏訪「どうしたんだい、早苗」
早苗「私のデッキに入れた覚えがないカードが入っていたのですが…御二方がコレを?」
そう言いつつ、彼女は自分のデッキから1枚のカードを取り出して二人の前に提示する。
神奈子「酉の十二神皇ゲイル・フェニックス…?見たことないカード、だが少なくとも私達が早苗に挙げたカードじゃあないな」
諏訪子「……早苗、神奈子。気付いた?」
神奈子「…ああ。確かに感じるね、このカードから(スピリットの気配)を。呼び出せるか諏訪子?」
「朝飯前だ、そーらよ!」と、軽いえんがちょでカードを叩くと、緑の玉がカードの中からポンと飛び出て、暫くしてから、緑と銀色の翼と複数の尾羽、そして胸にある(酉)の紋章を刻んだ宝玉が特徴的な一羽の鳥型のスピリットへと姿を変えた。
早苗「これは…カードの精霊、でしょうか?」
???「…合っているが、違うな」
早苗「!?」
三人の頭に響く声。声の主は緑の鳥だった。
ゲイル「紹介が遅れ、済まない。私はゲイル・フェニックス…。八雲 紫に頼まれ、君達の世界とは異なる場所、スピリッツワールドから馳せ参じた者。彼方の世界では十二神皇と呼ばれる守護者の一角を担っている」
ゲイル・フェニックスは三人に自分の名前、出身地を話す。
神奈子「また八雲か…で、その十二神皇様が何故私達の世界にやって来たんだい?特に異変らしい異変は起きちゃいないけど?」
ゲイル「いや…既に起きている。私達十二神皇全員が此所に来たのは、幻想郷の危機を救う事。もしこのまま放置すれば…」
私達のスピリッツワールド諸とも世界の全てが崩壊、消滅するからだ。
三人「…は?」
唖然、思考停止。回復、収集まで五分を要し、改めて諏訪子が口を開く。
諏訪子「ちょっと何言ってるか分からない。…取り敢えず、私達の幻想郷に迫っている危機が、君の故郷。延いては世界消滅に関わる大問題になっている…と?」
諏訪子の問いに、ゲイル・フェニックスは首を縦に振る。話から嘘一つ、微塵として感じられなかった。だが解せない点が多い。そもそもスピリッツワールドとはどんな世界だ?幻想郷に何か重大な秘密が隠されている?
早苗「まぁ世界を救う為に協力して欲しいってことは、大体把握しましたよ。具体的に私は何をすれば?」
ゲイル「今、八雲 紫が最強のバトラーをこの地に呼ぶ。その中に私の相棒のヨク・アルバトロサという少年がいる。彼とバトルをして、再び私と共に戦うに相応しいか見極めて欲しい」
早苗「ヨク・アルバトロサですね。分かりました、任せてください」
ゲイル「手は抜く必要はない、ヨクを叩き潰すつもりでやるのだ。私の試練を乗り越えられぬならば、その時は早苗、君が私の新たな相棒となれ」
* * *
早苗「…ゲイル・フェニックスは貴方を試そうとしています。この世界に迫る危機に再び相棒として戦うに値するかを。このバトルは私と貴方、どちらが酉の十二神皇に相応しいかを決める戦いでもあります。
そして負けた方は今後一切、ゲイル・フェニックスを従える権利を失い、触れる事は愚か、使用する事も二度と出来なくなる。
と…このくらい厳しい賭けなら、貴方も気が変わるでしょう?」
ヨクにとって、ゲイル・フェニックスは産まれた時よりずっと一緒に戦ってきた。尊敬する兄とのバトル、そして邪神皇との世界を賭けた戦いも、自分を支えた人生の相棒。それがゲイル・フェニックス。それが居ない人生など考えられないのだから。
ヨク「ああ、負けられない十分な理由は得たな。このバトルでゲイル・フェニックスは…俺の相棒は返して貰うぞ、東風屋 早苗!」
ソウルコアを掲げ、緑の風が吹き荒れながらヨクの体に翼の紋章刻む緑のバトルアーマーを纏わせ、背中には四本の翼が展開。彼の目は決意と共に見開かれ、早苗に真っ直ぐに見定めた。
早苗「(ゲイル・フェニックス…貴方が相棒と呼ぶ少年、試させてもらいます)…始めましょう。私と貴方の戦いを!!」
早苗を包む風が、彼女の衣服を吹き飛ばしながらセーラー服へと変化させた。年齢からして女子高校生とは思えない体の曲線美にプロポーション。観客の男子共の狂喜じみた叫び声と、女子共の劣等感を孕んだ視線が、彼女に注がれている。尚主人公組にはまるで通じていない模様。
早苗&ヨク「「ゲートオープン!界放!!!」」
* * *
ヨク「俺のターン!スタートステップ、ドローステップ(手札4→5)、メインステップ!まずはチキンナイトと葵(き)の使従(しと)ユリカモを連続召喚(手札5→4→3・リザーブ4→3→0・トラッシュ0→2)!」
ヨクが呼び出したのは赤い鶏冠と喉袋に騎士鎧纏う小さな鳥人のスピリットのチキンナイトと、翼の先がガラスのように鋭利な刃で出来た川蝉のようなスピリットの葵(き)の使従(しと)ユリカモである。
ヨク「ターンエンドだ」
ヨク ライフ5 手札3 リザーブ0 トラッシュ2
チキンナイト レベル1(1)2000
葵の使従ユリカモ レベル1(SC)3000
早苗「スタートステップ、コアステップ(リザーブ4→5)、ドローステップ(手札4→5)、メインステップ。来て下さい、乙騎士(おつきし)エウロス・ファルコンを召喚(手札5→4・リザーブ5→0・トラッシュ0→4)!」
エメラルドの結晶を砕き、緑の鎧で翼と頭を武装した隼型のスピリットが早苗の前に現れる。
早苗「アタックステップ。エウロス・ファルコンでアタック!アタック時効果でボイドからコア1個をエウロス・ファルコンに置き、レベル2にしながら効果でユリカモを疲労!」
コアブーストとスピリットの疲労。緑属性の基本的な堅実とも言える戦い方だ。コアを得たエウロス・ファルコンは自身の翼を振るい、突風を起こし、ユリカモの動きを封じ込める。
ヨク「ライフだ(ライフ5→4・リザーブ0→1)!ぐっ…!?」
猛禽類特有の鋭い鈎爪がヨクを守るバリアに深く突き刺さる。ライフが弾けた衝撃はバトルアーマーを通して、ヨクの体に衝撃と痛みを伝えた。
早苗「ターンエンド」
早苗 ライフ5 手札4 リザーブ0 トラッシュ4
乙騎士エウロス・ファルコン レベル2(1+SC)6000 疲労
ヨク「スタートステップ、コアステップ(リザーブ1→2)、ドローステップ(手札3→4)、リフレッシュステップ(リザーブ2→4・トラッシュ2→0)、メインステップ。
チキンナイトの効果発揮!手札の系統:神皇を持つ緑のスピリットのコストを-1出来る!トラがくれた力…試させてもらう!
吹き荒れろ、翡翠の風よ!封ずる騎士を呼び起こせ!召喚、無幻の神皇ゼムリアス(手札4→3・リザーブ4→0・トラッシュ0→2)!」
エメラルドの結晶が権限。辺り一帯の空気を吸い上げ、変質と膨張が始まり、それは徐々に鳥の頭と翼持つ人型のスピリットへと姿を形成し、全身の靄を振り払う!
龍虎「早速きたぁ!」
ヨク「ユリカモのソウルコアをゼムリアスのコアとチェンジ。アタックステップ!ゼムリアスでアタック!」
翼を広げ、天高く飛翔して行くゼムリアス!ヨクは宣言する。ゼムリアスの持つ、困難を乗り越える新たな力を!
ヨク「アタック時効果でボイドから1個、コアをゼムリアスに追加!そして((封印))!ゼムリアスのソウルコアを俺のライフに(ライフ4→5)!」
赤い粒子に変換され、ヨクのバトルアーマーの中央に収まり、淡い虹色の光を放つソウルコア。ゼムリアスの持つ封印時の効果はレベル2ではない今、発揮する事は出来ない。だがゲイル・フェニックスの力を把握しているヨクは、今後の展開に備え、ゼムリアスのレベル2以降の効果を切り捨ててでもライフ回復を選んだ。
早苗「ライフで受けます(ライフ5→4・リザーブ0→1)」
ゼムリアスの爪が早苗のライフを1つ砕く。衝撃と痛みが走るが、彼女はそれを耐え忍ぶ。
ヨク「ターンエンド」
ヨク ライフ5(SC) 手札3 リザーブ0 トラッシュ2
無幻の神皇ゼムリアス レベル1(2)5000 疲労
葵の使徒ユリカモ レベル1(1)3000
チキンナイト レベル1(1)2000
早苗「スタートステップ、コアステップ(リザーブ1→2)、ドローステップ(手札4→5)、リフレッシュステップ(リザーブ2→6・トラッシュ4→0)、メインステップ。
ネザドワをレベル2、辛騎士(しんきし)ブルーヘッドを召喚(手札4→3→2・リザーブ6→4→0・トラッシュ0→2)!」
早苗のフィールドにエメラルドの球体を二つ背負う茶毛の兎型のスピリットと、青の羽毛が美しい鳥型のスピリットの二体が現れる。
早苗「バーストセット(手札2→1)!エウロス・ファルコンのコア1つをリザーブに戻し(リザーブ0→1)、アタックステップ!エウロス・ファルコンでアタック!
アタック時効果、コアブーストでレベル2に!ならびにユリカモを疲労!」
紫「東風屋選手、またも流れるようなコアブーストと疲労の連鎖(ラッシュ)!ヨク選手、ユリカモの効果でコアブーストを行わせて貰えない!」
ヨク「チキンナイトでブロック!」
エウロスの翼に剣を当て、ヨクから視線を逸らすチキンナイト。2体は向かい合い、翼と剣を打ち合う。同じ騎士として、同じ系統:爪鳥のスピリットとして、正々堂々の一騎打ちを演じる。
その果てに、エウロスの翼の一閃がチキンナイトを切り裂き、破壊。
早苗「辛騎士ブルーヘッド、アタックです!アタック時効果でコアブースト!レベル2にアップ!」
ヨク「ライフだ(ライフ5→4・リザーブ0→1)!」
コアを増やしつつ、ブルーヘッドの嘴がヨクのライフを1つ砕き、破壊する。ライフが弾ける度に襲う衝撃を考えると、筆舌し難いだろう。
早苗「ターンエンドです」
早苗 ライフ4 手札1 リザーブ1 トラッシュ2 バースト有
辛騎士ブルーヘッド レベル2(3)5000 疲労
乙騎士エウロス・ファルコン レベル2(1+SC)6000 疲労
ネザドワ レベル2(2)2000
ヨク「スタートステップ、コアステップ(リザーブ1→2)、ドローステップ(手札3→4)、リフレッシュステップ(リザーブ2→4・トラッシュ2→0)、メインステップ。
チキンナイトを2体連続召喚(手札4→3→2・リザーブ4→3→2)!」
再び、今度は2体のチキンナイトを召喚しヨクのフィールドは4体のスピリットが並び立つ。
ヨク「マジック、ゴッドリバースを使用!手札を最低1枚以上破棄して、デッキから3枚のカードをドローする!俺は手札の無幻の神皇ゼムリアスを破棄して3枚ドロー(手札1→0→3・リザーブ2→0・トラッシュ0→2)!」
龍虎「ハンドリバース系に近いカードなのか」
霊夢「そ。あのカード、ヨクのデッキと相性良かったからね。私が薦めたの」
ヨク「さらに封印時の効果により、破棄したカードの中に系統:神皇を持つスピリットカードがあるなら、トラッシュから、そのスピリットカード1枚を手札に戻す事が出来る(手札3→4)!」
ゴッドリバースの効果で、トラッシュに落ちたゼムリアスがヨクの手札に舞い戻る。つまり封印さえ行えば、実質ハンドアドバンテージを失うことなく手札を増やせる効果なのだ。
早苗「相手の(相手の効果によって手札が増えた)事により、バースト発動!バーストマジック、千枚手裏剣!ボイドからコア2個をリザーブに追加して(リザーブ1→3)、ゼムリアスとユリカモを疲労させます!」
だが早苗も負けてはいない。手札増加をトリガーに自身のバースト、千枚手裏剣を発動しゼムリアスとユリカモを疲労させ、コアブーストを未然に防ぎにかかる。
ヨク「ちぃ…!バーストセット(手札4→3)、ターンエンド」
ヨク ライフ4(SC) 手札3 リザーブ0 トラッシュ2 バースト有
チキンナイト レベル1(1)2000
チキンナイト レベル1(1)2000
葵の使徒ユリカモ レベル1(1)3000 疲労
無幻の神皇ゼムリアス レベル1(2)5000 疲労
早苗「スタートステップ、コアステップ(リザーブ3→4)、ドローステップ(手札1→2)、リフレッシュステップ(リザーブ4→6・トラッシュ0→2)、メインステップ。
ネクサス、白雲に茂る天翼樹(てんよくじゅ)を配置(手札2→1・リザーブ7→5・トラッシュ0→2)!」
早苗の後ろに翼の形をしたヤシの木が無数に生えてくる。その葉はのびのびと、天に翼を広げる鳥のよう。
「その効果でリザーブにコアを1つ追加。フィールドに系統:爪鳥を持つスピリットが居る時、さらに1つ追加(リザーブ5→6→7)!
マジック、ハンドリバースを使用(手札1→0・リザーブ7→4・トラッシュ0→3)!手札を全て破棄して、デッキから相手の手札と同じ枚数だけドローする。この効果は、私の手札が0でも発動出来る!よって3枚のカードをドロー(手札0→3)!」
早苗も先ほどのヨクと同様に、手札を増やし、次なる一手を投じる布石を立てる。
早苗「いきます。ネクサスの颶風高原(ぐふうこうげん)を配置(手札3→2・リザーブ4→2・トラッシュ3→5)!」
龍虎「颶風高原だって!?」
青空が黒雲に覆われ始め、土砂降りの大雨の前兆を告げる生暖かい夏の日の風が流れ出し、高原の草を無尽に揺さぶる。
早苗「バーストセット(手札2→1)、私のターンはこれで終わりです」
早苗 ライフ4 手札1 リザーブ2 トラッシュ5 バースト有
乙騎士エウロス・ファルコン レベル2(1+SC)6000
辛騎士ブルーヘッド レベル2(3)5000
ネザドワ レベル2(2)2000
白雲に茂る天翼樹 レベル1(0)
颶風高原 レベル1(0)
ヨク「スタートステップ、コアステップ(リザーブ0→1)、ドローステップ(手札3→4)、リフレッシュステップ(リザーブ1→3・トラッシュ2→0)、メインステップ!
(今、俺に出来る事は…スピリットを1体でも多く増やして、ゲイルフェニックスの攻撃に備える事。だったら!)
いくぞ!さらにもう1体ゼムリアスを召喚だ!(手札4→3・リザーブ3→1)」
風の収束と膨張、形成と権限。緑の2体の神皇がフィールドに並び立つ!
駿太「いけぇー!ヨクー!」
ヨク「ゼムリアスでアタック!アタック時効果でコアブースト!レベル2にアップした事で封印時効果発揮!ゼムリアスは常時BP+10000!合計17000だ!」
早苗「BPの大幅加算…!それが無幻の神皇が持つ力…!ここはライフで受けます(ライフ4→3・リザーブ2→3)!」
ゼムリアスの翼から風が巻き起こり、彼はそれを掌の上に集め、合掌・圧縮し、高密度の風刃(ウィンドカッター)を創り出して、早苗を連続で斬り付ける!
早苗「十二神皇程では無くとも、やはり神皇を名乗るだけの力はある…!」
ヨク「さらにもう1体のゼムリアスもアタック!コアブーストでレベル2に!さらに封印時効果で、BP17000にパワーアップだ!」
早苗「ですが、ライフはこれ以上取らせません!ネザドワでブロック!」
飛翔するゼムリアスにネザドワの体当たりが炸裂、減速に追い込む。ネザドワは脱兎の如く跳び跳ね回り、ゼムリアスを撹乱するが、ゼムリアスは全身で辺りの空気を吸い上げ、爆発的放出を起こしてネザドワを無防備に追い込み、サマーソルトキックを頭部に叩き込み、頭蓋を凹ませ倒す。
だが早苗の口角が微弱ながら変化したのを、ヨクと弾、そしてバシンは見逃さなかった。
早苗「ネザドワのレベル2破壊時効果発揮!リザーブのコア1つをトラッシュに置くことで、このスピリットを手札に戻します(手札1→2・リザーブ2→1→3・トラッシュ5→6)!
ネザドワの破壊でバーストの双光気弾発動!デッキから2枚ドロー(手札1→3)!
さらに辛騎士ブルーヘッドの効果で、自分のスピリットが手札に戻った時、自分の手札にある系統:神皇/十冠スピリット1体をノーコストで召喚出来る!」
ヨク「何が来る…!」
早苗の手札は3枚。内1枚は先程効果で手札に戻ったネザドワ、つまりもう2枚はブルーヘッドの効果で召喚可能なスピリットと言うことになる。
早苗「さぁ…今こそ試練の時!
羽ばたけ、干支の力宿す不死鳥よ!空統べる比類無き其の威光を世界に示せ!
召喚、酉の十二神皇ゲイルフェニックス!!!エウロス・ファルコンのソウルコアと共にレベル2で降臨(リザーブ3→0)!」
早苗が天に向けてカードを投げるそれは、緑の光を帯びながら風を巻き上げ、吸収し、(酉)の紋章刻む宝玉に変わる。宝玉から放つ光が、銀の刃纏う翡翠のを形創り、1羽の不死鳥へと姿を為す。
このスピリットこそ、ヨクが産まれた時から側に居続け、邪神皇との戦いを支え。そして今は、早苗と共に彼の大いなる試練の巨大な壁として、彼の前に立ちはだかる。
酉の十二神皇ゲイルフェニックス レベル2(3+SC)13000
ヨク「ゲイルフェニックス…!!!必ずこの試練、越えてみせる!ターンエンド!」
ヨク ライフ4(SC) 手札3 リザーブ1 トラッシュ0 バースト有
無幻の神皇ゼムリアス レベル2(3)17000 疲労
無幻の神皇ゼムリアス レベル2(3)17000 疲労
チキンナイト レベル1(1)2000
チキンナイト レベル1(1)2000
葵の使徒ユリカモ レベル1(1)3000
龍虎「あれが酉の十二神皇…!戌の十二神皇と違う、切り裂かれるような威圧感…!」
駿太「え…龍、今なんて言った!?」
龍虎「俺の名前は龍虎ですよ!…戌の十二神皇と言いましたが、紫さんがそれを持っているのを見ました」
駿太「紫が戌の十二神皇を…良かった、敵に捕られてたのかって心配だったよ」
胸を撫で下ろす駿太。彼等の戦っていた世界、スピリッツワールドでは十二神皇は強大な力を持つ、守り神達。だが邪な者の手により邪神皇復活の為、十二神皇の争奪戦が起きた。
それ故に駿太は少し神経質になっていたのだと思われる。
早苗「スタートアップ。コアステップ(リザーブ0→1)、ドローステップ(手札3→4)、リフレッシュステップ(リザーブ1→7・トラッシュ6→0)、メインステップ。
先程のネザドワと蒼きブレイブ、コノハガニンを召喚(手札4→3→2・リザーブ7→6→2・トラッシュ0→3)!」
ネザドワが現れて、サファイアの結晶を砕き、無数の蛸足が伸び、青緑に錆び付いた甲殻纏う蟹型の獣が降臨。
龍虎「コノハガニン!あれはアタック時にブレイブしているスピリットを1つ高いレベルで、緑シンボルが有れば連鎖(ラッシュ)でコアブーストが出来るカード!」
駿太「え!?それじゃゲイルフェニックスは無限にコアを増やしながら、無限に攻撃出来るって事か!」
早苗「その通り。コノハガニンをゲイルフェニックスに合体(ブレイブ)!」
ゲイルフェニックスの体にコノハガニンへ溶けて、胴体と翼に苔の寄生した鎧を纏わせ、翡翠の翼は淀んだ緑に変色。雄々しき不死鳥は禍々しい姿に成り果てた…!
ゲイルフェニックス+コノハガニン レベル2(4+SC)16000
ヨク「ゲイルフェニックスが…貴様!」
早苗「これはゲイルフェニックス自身が望んだ事です。混沌に染まった翼を元の姿に戻すのも、また貴方の試練。
エウロス・ファルコンをレベル2に(リザーブ2→1)!さぁアタックステップです!今こそ、猛る翼を広げて、天に舞い踊れ!酉の十二神皇ゲイルフェニックス!」
甲高く天に鳴き、空に高く舞うゲイルフェニックス。
早苗「ゲイルフェニックスのレベル2のアタック時効果!自分の系統:神皇/十冠のスピリット1体に付き、BP+5000!今、対象となるスピリットは3体!合計BP31000!コノハガニンの連鎖でゲイルフェニックスに1コアブースト(ゲイル5→6)!
そして今こそ!(封印)!!!ゲイルフェニックスのソウルコアを、私のライフに(ゲイル6→5・ライフ3→4)!」
ゲイルフェニックスの胸に輝く(酉)の宝玉が緑の光に満ち、ソウルコアと同調。早苗の前に浮遊したソウルコアが、ネックレスに変化し、彼女の胸に落ちて、淡い赤の光を放つ!
早苗「(これがゲイルフェニックスの…思いの、魂の強さ!)ゲイルフェニックスの封印時効果、(飛翔)発揮!相手は疲労状態でもゲイルフェニックスのアタックをブロック可能になります!」
宝玉から放つ光がヨクのスピリット達を包み、その足に白い透明の翼を生やす!
バシン「あれ?疲労状態でブロック出来るって事はさ、1回防がれたら終わりじゃんか?」
駿太「いいや。ゲイルフェニックスの飛翔はバトル終了時にコア1つをコストに使えば、自身が回復出来る。
つまり、本来ならコスト払う度にコアが減っていくゲイルフェニックスの弱点を、コノハガニンの連鎖がカバーしているんだ」
環奈「今のゲイルフェニックスはブレイブを破壊するか、ゲイルフェニックス自身を止めなければ、無限のコアブーストとダブルシンボルで、無限にアタックし続ける凶悪無比のスピリットになった訳でごじゃる!」
無限アタックの恐ろしさは言葉で表現すれば簡単だが、実際に体験するとでは話が違う。迫るゲイルフェニックスのプレッシャーにヨクも既に覚悟を決めている!
ヨク「ゲイルフェニックスの弱点は知っている!フラッシュタイミング!マジック、グラスバインドをゼムリアス1体のレベルを1にダウンして使用(手札3→2・トラッシュ0→3)!これで相手のスピリットは回復出来ない!」
早苗「相手のマジックの効果発揮前に、手札からアクセル発揮、加速葵鳥(かそくきちょう)エアイレイザー!コストはゲイルフェニックスの2コアとリザーブから確保!
その効果でグラスバインドの発動を無効にします(手札2→1・リザーブ2→0・トラッシュ3→6)!」
発言したヨクのマジック、リーフバインドが緑と白の閃光に両断される!エアイレイザーの使用は、ヨクにとっては敗北を、早苗にとっては勝利を完全に決定付ける1枚となった…
早苗「残念でしたね。貴方なら必ずこの場面でグラスバインドを切るのは分かっていましたから、エアイレイザーを使えば、貴方には最早この連撃を防御する手段はありません!」
ヨク「…掛かったな、東風屋 早苗!
確かエアイレイザーはこのタイミングでやられれば、普通なら諦めるだろう。だが…もう1枚あったら話は別だ!フラッシュタイミング、グラスバインドをもう1体のゼムリアスから確保して発動(手札2→1・トラッシュ5→7)!」
早苗「なっ!?2枚目のグラスバインド!?」
バトルフィールドを削り取り、無数の木の根がエウロス・ファルコンとブルーヘッドに絡み付いて、地面に縫い着けた!
ヨク「相手のBP8000以下のスピリット2体を疲労させ、このターン中にスピリット全ては回復出来ない!ゲイルフェニックスのダブルシンボルはライフで受ける(ライフ4→2・リザーブ0→2)!」
ゲイルフェニックスの超高速回転突進攻撃をライフで受け、ヨクは衝撃で後方へ大きく吹き飛ばされる。しかし、バトルフィールドから伸びた緑の根が、ゲイルフェニックスをがんじがらめに縛り付け、身動きを封じ込めてしまう。
早苗「ターンエンドです」
早苗 ライフ4 手札1 リザーブ0 トラッシュ6
ゲイルフェニックス+コノハガニン レベル2(3)16000 疲労
辛騎士ブルーヘッド レベル2(3)5000 疲労
乙騎士エウロス・ファルコン レベル2(2)6000 疲労
ネザドワ レベル1(1)1000
紫「早苗選手、ゲイルフェニックスとコノハガニン、さらにはエアイレイザーを持ってしても、ヨク選手を止められなかった…!惜しい、実に惜しい!
一方的のヨク選手も、手札は残り1枚!おそらくこのターンで全てが決まる!」
ヨク「スタートステップ、コアステップ(リザーブ2→3)、ドローステップ(手札1→2)、リフレッシュステップ(リザーブ3→10・トラッシュ7→0)、メインステップ。
このカードで勝負を決めてやる!
天地満ちる大気よ!旋風(かぜ)となれ!強く激しく吹き荒れろ!召喚、異魔神ブレイブ、超・風魔神(リザーブ10→7・トラッシュ0→3)!!!」
ヨクの投げたカードを中心に風が発生し、天地を満たしながら、二本の槍を持つ巨大な翼を持つ緑の騎士を権限させ、降臨した!
早苗「異魔神ブレイブ…超・風魔神!!!」
ヨク「超・風魔神!ゼムリアス2体と合体(ブレイブ)し、コアを3個追加だ(リザーブ7→4→1)!」
超・風魔神の持つ二本の槍が光を放ちながら、ゼムリアス2体に繋げ、力を注ぎ更に光輝く!
ヨク「今、超・風魔神の左右に神皇のゼムリアスが合体(ブレイブ)した!天に翼広げよ、超・風魔神!
ダブルドライブ…!解放!!!」
ヨクのバトルアーマーの翼が展開して更に大きくなり、頭のプロテクトは鳥の頭を模した形に変化。超・風魔神もヨクのアーマーと同調し、各部から手に持つ槍の鋒と同じ角が形成し、二本の槍は融合、一本の巨大な槍に変化を遂げたのだ!
早苗「ああ…!」
ヨク「アタックステップ!ゼムリアスで合体(ブレイブ)アタック!アタック時にコアブーストし、レベル3にアップ!合計BP25000!」
早苗「ですが私には、マジックのゲイルロードフィニッシュがある!これで!」
ゲイルロードフィニッシュは相手のスピリット/アルティメット2体を疲労させる緑のマジックカード。だが、その真価は封印時であるなら、疲労状態の相手のスピリット/アルティメットを全て手札に戻す事が出来る能力がある。早苗はその効果で片方のゼムリアスを疲労させ、追加効果でアタックを凌ぐ算段のようだ。しかしその勝筋をヨクの異魔神ブレイブ、超・風魔神は許さない!
ヨク「超・風魔神のダブルドライブの効果!左右に系統:神皇を持つスピリットが2体合体している時、そのスピリットのアタックに対して、相手は手札のカードを使用出来ない!」
早苗「何ですって!?」
超・風魔神の掲げる槍から強烈無比の竜巻が巻き起こり、彼女の手札にあるゲイルロードフィニッシュを封じ込めてしまう。
早苗「まだ…!まだです!ネザドワで」
ヨク「フラッシュタイミング、ストームアタックを使用!不足コストはチキンナイトから確保!消滅させる(手札1→0・リザーブ1→0・トラッシュ3→5)!
その効果でネザドワを疲労させ、ゼムリアスを回復させる!」
早苗「ッ…!!!」
エアイレイザーのお返しとばかりに、ヨクはトドメとも言うべき緑属性の強力なカード、ストームアタックを叩き着けた。マジックから放たれた風が、ネザドワを大地にひれ伏し、ゼムリアスに再び力を与え、早苗のライフを2つ破壊する(ライフ4→2・リザーブ0→2)!
ヨク「ゼムリアスで再度アタック!ゲイルフェニックスは返して貰うぞ!!!」
早苗「…最後まで背は向けない。負けたとしても、次で勝てば良い…!試練は合格です、ヨク・アルバトロサ…!」
再度飛翔したゼムリアスの渾身とも呼べる爪撃が早苗のライフとネックレスに変化したソウルコアを切り裂き破壊。此所に二人のゲイルフェニックスを巡る戦いが終結したのであった…!
* * *
紫「け、決着ぅううううううう!緑属性のバトルを征し、見事ゲイルフェニックスをもぎ取ったのは、ヨク・アルバトロサ選手だあああああああ!!!」
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
駿太「ヨク!やったな!」
ヨク「ああ。正直かなりギリギリで、最後のドローで超・風魔神を引けなかったら確実に負けていたのは俺だった」
早苗「ヨクさん、バトル…ありがとうございました。ゲイルフェニックス、貴方は主人の元へ」
早苗の手からゲイルフェニックスのカードが離れ、ヨクの手に渡る。
ヨク「お帰り。ゲイルフェニックス」
大切な相棒を取り戻し、ヨクの表情は少しだけ嬉しそうだった。
紫「全身をスカッとさせる爽やかな戦いを繰り広げた両選手に大きな拍手を!!!
そして次なる対戦、陽昇 ハジメ選手と寅丸 星選手の入場です!!!!」
次は星とハジメのバトルが始まる…果たして戦いの行方や如何に!次回に続く!!!
終わりましたよ第8話!終わっちゃったよダブルドライブ!バトスピアニメお休みとか…トライブクルクルぜってぇ許さねぇ!!!!!!!!!!
ヨク「バカな事を言ってる暇が有ったら、今回のオリカと反省やらの話をしろ。あとキャンサードの事もな」
あいあいさー
ゴッドリバース 緑5(3) マジック
メイン:手札を全て(最低1枚以上)破棄して、手札が3枚になるようにデッキからカードをドローする。((封印時))破棄したカードに系統:神皇を持つスピリットカードがあるなら、1枚を手札に加える。
((封印時))フラッシュ:疲労状態のスピリット1体を手札に戻す事で、手札の系統:神皇を持つスピリットカード1枚をコストを支払わずに召喚出来る。ただし(このスピリットの召喚時効果)は使えない。
メインでもフラッシュでも使える、可能性の塊みたいな感じに仕上げました。緑は手札補充を不得手にしてますから、使えるカードは1枚でも多い方が良いかなと。
ヨク「封印時には神皇への入れ替わりか。チャンプアタックとチャンプブロック、追撃とまさにカード名通りだな」
そしてキャンサードの事ですが、第二部でヨクさんが蟹座の試練で挑む相手…つまりキャンサード自身と戦う事になります。
ヨク「成程な…カードの精霊とのバトスピをする訳だな」
そうゆうことです。では次回予告!八戦目はハジメvs星のバトルが開幕!互いに背負うものと誇りを掲げ、戦いが始まる!
次回、東方激闘魂 第9話!ハジメvs星!譲れぬ誇りと背負う物!お楽しみに!