聖痕のクェイサー×真剣で私に恋しなさい!   作:みおん/あるあじふ

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24話「憎しみの果てに(後編)」

結界を解く為に大和達が奮闘する中、サーシャと一子は激闘を繰り広げていた。刃と刃が鍔迫り合い、力と力がぶつかり合う。

 

 

「一子……お前は何も感じないのか!?」

 

 

互いの剣戟が衝突する度に火花が散り、激しい攻防戦を繰り返すサーシャと一子。サーシャは戦いながら問う。百代を倒した――――手にかけた事への罪の意識を。

 

 

「感じてるわ、アタシはお姉さまを倒した……!今まで弱かったアタシが……!もう誰にも、才能がないだなんて言わせない!」

 

 

一子の目は負の感情に駆られながらも、純粋であった。

 

 

強さへの憧れ……一子が何よりも求めていたもの。一子は百代を倒した事で、高みを登り始めようとしていた。フールの言っていた通りに。

 

 

だが果たして、それは百代を手にかけてまで手に入れたいものだったのか……否、違う。彼女の求めていたものは、そんな歪んだ欲望などではない。

 

 

サーシャは今一度一子に問いかけた。その一振りの剣戟と共に。

 

 

「本気か!?お前の求めていた強さは、百代を……仲間や家族を傷付けてまで、手に入れたかったものなのか!?」

 

 

一撃と同時に浴びせられる、サーシャの言葉。しかしその言葉は一子の感情を逆上させた。

 

 

「そうよ!お姉さまもじーちゃんも、みんな傷付いて当然よ!だって……一番傷付いてるのは、アタシなんだから!」

 

 

「何……!?」

 

 

「アタシは……昔からいつも、みんなの中で一番弱かった。ずっとそれを負い目に感じてた……だから……!」

 

 

幼少時代から弱虫で、大和達から守られてばかりだった一子。鉄心に引き取られてからは、武術に励み、百代のように強くなる為日々修行に励んでいた。

 

 

それは、養子として引き取りを申し出た百代に恩返しをする為だけではない。弱い自分……守られている自分と、決別する為でもあった。

 

 

努力に努力を重ねてきた一子にとって、百代達のような武術は憧れだった。

 

 

だが、その力の差を見せつけられる度に、自分がどれだけ軟弱であるかを思い知らされてきた。一子はずっと、それを抱えながら過ごしてきたのである。

 

 

そんな一子の気持ちを、百代達は知らなかっただろう。何故ならそれは力無き者だけが知る、苦悩の叫びなのだから。

 

 

「もうアタシは昔のアタシじゃない!だからアタシは……誰よりも強くなってみせる!!」

 

 

サーシャの剣戟を弾き、薙刀による渾身の一撃をサーシャに向けて振り下ろした。

 

 

「ぐっ……!?」

 

 

一子の一撃は強烈な一撃だった。まるで、巨大な鉛に押し潰されたような感覚。その衝撃はサーシャの大鎌(サイス)を破壊し、軽々とサーシャの身体を吹き飛ばした。身体は道場の壁にめり込み、どれだけの衝撃だったかを物語っている。

 

 

「……そうか。それを聞いて、安心した」

 

 

サーシャは咳き込みながら、ゆっくりと立ち上がる。そのサーシャの意味深な言葉に、一子はどういう意味と眉をひそめた。

 

 

「お前はとっくに……正気に戻っていたんだな、一子」

 

 

サーシャは理解した。百代を倒したその時から、一子は徐々に正気を取り戻していたのだ。

 

 

元素回路(エレメンタル・サーキット)によって一子が今まで閉じ込めていた心の叫び……負の感情。それが表に出てしまっている。しかしその感情は、サーシャの心を確かに震わせていた。

 

 

後は彼女を元素回路……否、彼女自身から救い出すのみ。

 

 

「勇往邁進……それがお前の口癖だったな」

 

 

ふと、一子が言っていた言葉をサーシャは口にする。何事も恐れずに進むという、彼女の信念。だが今の一子には、それが感じられない。

 

 

「だがお前は恐れている……自分自身に」

 

 

「―――――!?」

 

 

何故なら、彼女自身が恐怖を抱いてしまっているから。

 

 

「本当は気付いているんだろう?お前のその力が……紛い物である事に」

 

 

サーシャの確信に一子は表情を強張らせ、動揺した。元素回路で得た一子の力。一子は正気を取り戻した瞬間、理解していたのだ……自分の力が借り物である事を。

 

 

彼女は恐怖していた。この力が無くなれば……全てを失ってしまうのではないかという恐怖に。

 

 

「今、お前の心は震えているか?俺は震えているぞ……一子!!」

 

 

再び大鎌を再錬成し、サーシャは一子に告げるのだった。

 

 

「……る、さい」

 

 

一子の震える声が、サーシャの耳に届く。一子は視線を落としながら肩を震わせ、薙刀を血が滲むくらいに握りしめている。

 

 

そして彼女は力任せに、サーシャに向かって感情のままに泣き叫んだ。

 

 

「……うるさい、うるさい!うるさいうるさい!!!聞きたくない!アタシは……アタシはあああああーーーーーーー!!!」

 

 

一子は再び、サーシャに向かって走り出した。

 

 

 

 

 

「ん……」

 

 

ぼやけた視界がゆっくりと鮮明になり、百代は取り戻した。身体は道場の壁際にもたれかかるようにして横たわっている。

 

 

一子と戦い、最後には薙刀で身体を貫かれて……そこから先の事は覚えていない。

 

 

なら、傷は……百代は刺し貫かれた自分の腹を触る。しかし、血は流れていない。布のようなものが巻かれ、止血されていた。

 

 

「モモ先輩……気がついたんですね」

 

 

百代の側には、まふゆの声。まふゆはサーシャと一子の戦いが始まる直前、傷付いた百代の手当てと看病をしていたのだ。まふゆの制服には、破いた跡がある。

 

 

「まふゆ……?私は……いや、それよりもワン子は……?」

 

 

「今、サーシャが戦ってます。一子ちゃんは……」

 

 

まふゆはサーシャと一子が戦う道場の中央へと視線を向ける。サーシャと一子は、まだ戦い続けていた。一体どれだけ戦っていたのだろう、互いに傷だらけである。

 

 

そんな2人の戦う姿を、百代はただ眺める事しかできない自分に腹が立った。そして、戦い続ける一子の異変に気付く。

 

 

「ワン、子……どうして……」

 

 

百代の視線の先には、一子の姿。一子は……泣いていた。泣きながらサーシャと戦いを続けている。自分の家族であり、妹である一子が悲しむ姿は、見たくなかった。

 

 

「……瞬間、かいふ―――うっ!?ごほっ、ごほっ!?」

 

 

体内の細胞を活性化させようと気を練った瞬間、胃に圧迫感を覚えた百代は口元を抑え、むせ込みながら吐血した。

 

 

「モモ先輩!?無理しないで!」

 

 

咳き込む百代の背中を摩りながら介抱するまふゆ。一子に与えられた一撃は、瞬間回復が使えなくなる程に、身体に深刻なダメージを受けていた。

 

 

一子を助けなければ……その思いが、百代を突き動かしていた。だが、今の状態では助けるどころか動く事すら困難である。

 

 

(サーシャ……ワン子を……助けて、くれ……)

 

 

百代はサーシャに託す。一子を、救ってくれと願いながら。

 

 

 

 

 

「うわああああああーー!!」

 

 

薙刀を振るい、泣き叫ぶ一子。それを迎え撃つサーシャ。傷だらけでボロボロになりながらも、2人の戦いはなおも続いている。

 

 

「うおおおおーー!!!」

 

 

交差する二人の刃。互いの力が尽きるまで、幾度となく繰り返される剣戟。

 

 

その最中、一子は感情に任せて薙刀をサーシャに叩きつけながら攻撃を重ね続ける。攻撃を繰り返す事で、一子の中にある恐怖を拭い去ろうとしていた。

 

 

「アタシにだって、そんな事くらいわかるわ!この力が……借り物だって事くらい!」

 

 

知らなかったわけではない。一子の中にある自分とは違う力。それは、元素回路による紛い物。そして、この力によって自分の身体が蝕まれていくという事実も彼女は理解していた。

 

 

だが、一歩も引き返す事はできない。一子にはもう戦う事しか選択肢はないのだから。

 

 

「なら何故だ!?何故そうまでして偽物の力を守ろうとする!?」

 

 

戦いながら一子を問い詰めるサーシャ。失う事への恐怖……自分の力ではないと知りながらも、彼女は今必死に守り続けている。

 

 

「だって……だって、今この力を失ったら……」

 

 

恐怖で押し潰され、何もかも壊れてしまいそうな一子の心。そうまでして元素回路の力に縋り、守らなければならない物。

 

 

そう、それは一子自身の。

 

 

「アタシの夢が……師範代になる夢が、全部終わっちゃう……お姉さまにも、じーちゃんにも、もう一生届かない!」

 

 

“夢”、そのものなのだから。

 

 

夢を失う事は、一子にとって全てを失うのと同義である。それが彼女が抱いていた恐怖。

 

 

一子はサーシャ……この戦いを見ている大和達に向けて叫び続けた。

 

 

「この力が偽物でもいい……それでもアタシは……夢を諦めたくない!!もう誰も……アタシから夢を奪わないでえぇぇ!!!」

 

 

その叫びは更なる力となり、一子の薙刀の一振りが長い剣戟に終止符を打った。サーシャは再び弾き飛ばされ、地面を転がっていく。

 

 

夢を守りたい……その信念が一子をここまで突き動かしていた。

 

 

元素回路の力で手にした力。それが偽物でも構わない。自分の身体がどうなってもいい。彼女が掲げる夢は、それ程までに失ってはならないものなのだから。

 

 

「違う……お前が本当に恐れているのは、“夢を失う事”じゃない」

 

 

再びサーシャは立ち上がる。一子が失いたくない大切な物。夢である事には変わりはない。しかしサーシャは見抜いていた。本当に守りたいものは、夢のその先にあると。

 

 

傷だらけで意識が消えてしまいそうになる……それでも諦めない。

 

 

「お前が失いたくないもの……それは、お前自身の“居場所”だ」

 

 

「―――――!!」

 

 

一子がいるべき場所。それは百代や鉄心達家族がいる家。そして大和達のいる学園。それがお前の恐怖の正体だとサーシャははっきりと断言した。

 

 

元素回路の力がなくなれば、師範代の道が閉ざされるだけではない。百代達……川神院にいる資格さえ失ってしまうのだ。力を失う事は、夢も自分がここにいる意味も全て消えてしまう。

 

 

本当は夢よりも、仲間達といる居場所が欲しかったのではないか。居場所がなくなるのは、一子にとっては何よりも辛い。

 

 

「お前は、自分が傷ついたと……そう言っていたな。それはお前の苦しみを分かって欲しかった……聞いて欲しかったからじゃないのか?」

 

 

一子の抱えていた苦しみ。自分の弱さを負い目に感じていた事。言いたくても、言う事ができなかった。才能がないという認めたくない現実が、返ってくる事を理解していたから。

 

 

きっと、ここにいる意味もなくなってしまうだと思っていたから。

 

 

「たとえどんなに力があったとしても、居場所がなければ意味を成さない。守るべきものがないからな。それに……力だけが全てじゃない」

 

 

“力とは、大切なものを守る為にある”。それは百代がビッグ・マムとの戦いで導き出した答えである。

 

 

「俺は昔の事は知らない。だが、お前を引き取ってくれたのは、決して武人として見極める為じゃなかった筈だ。思い出せ……お前が川神一子になった時の事を」

 

 

一子が養子として迎え入れた時の事。岡本一子が、川神一子になったあの日。

 

 

 

――――それはとても暖かくて。毎日が輝いていた。そんな日々を送るようになった一子。百代達に可愛がられ、血の繋がりはなくとも本当の家族のような繋がりがそこにあった。

 

 

それからである。一子が百代を支え、師範代になるという夢を持つようになったのは。

 

 

「アタシ……は……」

 

 

一子はサーシャに言われてようやく気付く。自分を迎え入れてくれたのは……自分が川神院を選んだのは、師範代になる為ではない。

 

 

 

―――――一子が大切な仲間であり、家族だから。

 

 

―――――自分がただここにいたいと、そう思ったから。

 

 

 

どうしてこんなに大切な事を、忘れてしまっていたのだろう。最初から深い理由などない。家族として一緒にいたいという純粋な気持ちが一子の心を震わせ、本当にあるべきものを呼び覚ました。

 

 

「…………」

 

 

一子はサーシャの言葉を受け、構えていた薙刀をゆっくりと降ろす。彼女から戦意が消え、顔を俯かせ、立ち尽くしたまま沈黙を守っていた。

 

 

そしてようやく、彼女は静かに口を開く。

 

 

「……サーシャ、ひとつだけお願いがあるの」

 

 

その声からは憎しみも悲しみも感じない。優しく、今にも消えてしまいそうな一子の声。サーシャは返答せず、黙って一子の言葉に耳を傾ける。

 

 

「みんなに、伝えて……」

 

 

そう言って、一子は自分の胸元についた元素回路にそっと手を当てる。元素回路は、まるでシールのように剥がれかけていた。

 

 

そして、

 

 

「―――――ありがとう。ごめんなさいって」

 

 

ゆっくりと俯いた顔を上げる。そこには涙を浮かべながら優しく笑う一子の笑顔。その瞬間、何かを悟ったかのようにサーシャの表情が一瞬にして凍り付いた。

 

 

一子はサーシャの目の前で、胸元の元素回路を……強引に引き剥がしたのである。

 

 

「一子ーーーー!!!」

 

 

サーシャが叫んだ時には、もう既に遅かった。引き剥がした元素回路は音を立てて弾け、黒い塵となって消える。元々暴走していた元素回路だ……一子の手で引き剥がす事など造作もない。

 

 

一子は自分自身の手で、元素回路から決別した。だが元素回路を無理に取り除いたとなれば……当然、使用者の身体に悪影響を及ぼす事になる。

 

 

一子は膝をつき、地面に崩れ落ちた。サーシャは駆け付け、一子の身体を抱きかかえる。

 

 

ぐったりとした一子の身体は、まるで空の人形のように思えた。殆ど力は入っていないが……少なからず、まだ息はある。

 

 

「ワン……子!」

 

 

百代がまふゆに支えられながら駆け付ける。同時に周囲に道場を覆っていた結界が解除され、大和達もサーシャの所へと駆けつけた。

 

 

百代はサーシャに抱えられた一子を優しく……自分の腕の中で強く抱きしめた。

 

 

「ワン子……ごめん……全部……全部私のせいだ……私が……私がお前を追い詰めた……!」

 

 

知る事のなかった一子の気持ち。全てを知った百代は悔い、声を震わせ泣いていた。

 

 

百代や鉄心のように力のある者を尊敬する人間もいれば、同時に恨みや妬みをもつ人間もいる。ましてやそれが……身近にいる一子だとは、思いもしなかった。ずっとそれを抱え、打ち明ける事もできず苦しんでいたのだ。

 

 

百代は戦闘を放棄し、身を犠牲にしてまで一子とわかり合おうとした。しかし本当は何も分かってなどいない。そしてそれは、一方的に一子を追い詰めてしまう結果になった。

 

 

なんて、自分勝手。自分には一子の姉を名乗る資格はない。

 

 

「私は……ホント、最低だ。何が姉だ……何が武神だ!!お前を苦しめるくらいなら……お前を追い詰めるくらいなら……武神になんか……!!」

 

 

武神になんか、ならなければよかった。自分の力は大切な人間を守る為にあると誓ったのに、結局は傷付けてしまっている。ならこんな力はいらないと、そう言いかけた時だった。

 

 

「ダ、メ……それだけは……言わないで……」

 

 

消えてしまいそうな小さな声。それは一子から発せられていた。一子は朦朧とする意識の中、百代に手を伸ばす。その震えて崩れてしまいそうな手を、百代はそっと掴んだ。

 

 

「ワン子……?」

 

 

「お姉さまは、アタシの……目標だから……お姉さまは……今のお姉さまのままでいて……」

 

 

そう言って、一子は力なく笑った。一子が誇りに思い、一子が目指す川神百代でいて欲しい……それは基地の屋上で交わした約束。百代はもう一度、またごめんと言って涙するのだった。

 

 

すると百代に抱き抱えられながら、一子はゆっくりとサーシャの顔を見上げる。

 

 

「サーシャの言う通り、アタシは……居場所がなくなるのが、怖かった。でも……もう……」

 

 

溢れんばかりの涙が、一子の頬を伝う。

 

 

「アタシ……お姉さまやじーちゃん……大和達みんなに、ひどいことして……夢も……居場所も……全部なくなっちゃったよ……」

 

 

これまで自分がしてきた事。拭いきれない罪。元には戻れないと一子は絶望する。力を失い、戻る居場所さえもなくなってしまった。今更こんな自分を、誰が受け入れてくれると言うのだろう。

 

 

しかし、そんな彼女の頭を優しく叩いたのは大和だった。

 

 

「勝手に決めつけるなよワン子。お前の居場所は、ちゃんとここにある。だから泣くな」

 

 

そう言って大和は笑う。一子には俺達がついていると、暖かく彼女を受け入れた。どんなに変わってしまっても、仲間である事は変わらない。“川神一子”である事に変わりはないのだから。

 

 

キャップや忠勝、岳人と卓也。京、由紀江とクリス。大切な仲間達がいる。そして百代と、サーシャ達……新しい仲間。掛け替えのない存在。

 

 

「みんな……ありが、とう……」

 

 

ここにいてもいいんだ、と一子の心が満たされていく。一子は百代の腕の中で、安らかな表情でゆっくりと目を閉じた。まさか……と大和達に最悪の事態が脳裏に浮かぶ。

 

 

「気絶しただけだ、問題ない」

 

 

安心しろと、サーシャ。後は彼女の手当てをして、身体の回復を待つばかりである。

 

 

 

 

こうして百代と一子、サーシャとの戦いは終わりを迎えた。

 

 

だが全て終ったわけではない。アデプト、そして謎の元素回路。全てに決着をつけるその時まで。

 

 

サーシャ達の戦いは、まだ終わらない。

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