今日もShinjyoとNOZAKIは平和(?)です。   作:Arupejio2

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私にはさっぱりわからない

 

 

〜〜〜梨子との出会いから2日後〜〜〜

 

アルV「急に呼び出されたが……一体何の用だ……?」

 

梨子「おまたせ〜!」

 

アルV「……!なんだその格好は?」

 

梨子「もう!リアクション薄いぞ!折角頑張って選んだ服なのに!」

 

アルV「そうなのか?」

 

梨子「そうだよ!デートなんだから当たり前でしょう!」

 

アルV「……デート?」

 

梨子「そう、デート!」

 

アルV「それで私の『生まれた理由』や『人の温もり』を見つけられるのか?」

 

梨子「勿論!」

 

アルV「……わかった。だが……私はどうすればいいのだ?」

 

梨子「ふふふ……私に任せて!」

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

アルV「……ここは?」

 

梨子「映画館だけど?」

 

アルV「映画館……?ここで見つかるというのか?」

 

梨子「まずは入ろ!」

 

アルV「……?」

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

梨子「アルペジオ、何か見たい映画ない?」

 

アルV「わ、私はこういうものはあまり知らない故……。」

 

梨子「ん~、わかった!じゃあ今日は私のチョイスにしよっか。」

 

アルV「ああ、それでいい。」

 

〜〜〜視聴後〜〜〜

 

梨子「ん〜!結構面白かったわね!」

 

アルV「面白い……か。」

 

梨子「アルペジオは、あんまりだった?」

 

アルV「そうではない……私は別に感情がないわけではないのだ。実を言うと映画というものは今まで見たことがなかったのでな……。」

 

梨子「そうなの?」

 

アルV「ああ……だが、人が映画というものを好む理由がわかった気がする。登場人物の思惑や感情を繊細に表現する……感情を持つ人間にしか出来ない素晴らしいものだと思う。」

 

梨子「つまり面白かったってことね。よかった!」

 

アルV「だが……私には理解できないことが一つだけあった。」

 

梨子「ん?なになに?」

 

アルV「やはり……私には『愛』という感情については欠落してるようだ……作中のラブシーンというものを全く理解出来なかった……。」

 

梨子「んー……もしかしたら、それが『人の温もり』を知らないってことに繋がるんじゃないかな?言ってしまえばほら……『人の温もり』って『愛情』みたいなものだからさ。」

 

アルV「そうなのか……?」

 

梨子「あっ!てことは一つ謎が解決したじゃん!」

 

アルV「解決?」

 

梨子「アルペジオは『愛情を持つために生まれたんだよ』きっと!」

 

アルV「……それが私の生まれた理由だというのか?」

 

梨子「きっと……アルペジオは最初から愛情ってものを知らずに生まれてくる予定だったんだよ。でもそれはさ、神様が与えてくれたチャンスなんじゃない?」

 

アルV「チャンス……。」

 

梨子「だってさ、誰かと一緒に愛を探すなんてロマンチックじゃん!」

 

アルV「……『愛を探すために生まれた』……か。」

 

 

それが本当なのかはわからない。確証はないし根拠もない。だが……きっとそれは、私にとっては大きな1歩であることは間違いない。例えそれが間違っていようと、その少女の言葉は私にとって救いであるに違いない。

 

 

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