今日もShinjyoとNOZAKIは平和(?)です。   作:Arupejio2

7 / 10
アルペジオ、目を閉じて。

 

 

梨子「アルペジオ……。」

 

(シュッ)

 

アルV「待たせたな。」

 

梨子「は、早っ!ていうか今飛んでこなかった!?」

 

アルV「ああ、そのほうが早くつくからな。」

 

梨子「えっ、えっ?」

 

アルV「……?どうした?行くんじゃなかったのか?」

 

梨子「あ、ああうん!行こっか!」

 

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

 

アルV「……。」

 

梨子「……ねぇアルペジオ。」

 

アルV「…?なんだ?」

 

梨子「アルペジオって……もしかして凄い人だったりする?」

 

アルV「凄いというのは……どういう意味でだ?」

 

梨子「んー、なんていうか……すっごく強かったり?物理的な意味で(汗」

 

アルV「そうだな……物理的な意味でなら、凡人とはかけ離れてるかもしれないな……。」

 

梨子「じゃなきゃ空飛んで帰ってこないわよね……(汗」

 

アルV「言ってしまえば私にはそれしか取り柄がないからな。」

 

梨子「んー、今はなくてもこれから作っていけばいいんじゃないかな?」

 

アルV「そうだな……私には戦う以外にどんな取り柄が似合うだろうか……。」

 

梨子「そんなのなんだっていいのよ!歌が上手いとか、ゲームが得意とか、そんなちっちゃな事でもいいのよ。それなら簡単でしょ?」

 

アルV「……そうだな、探す価値はあるな。」

 

梨子「じゃあ、そういう意味でも早くゲーセンに行こーう!」

 

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

 

梨子「さあやってきたわよ!ゲーセン!」

 

アルV「ここが……。」

 

梨子「まずは入ろう!」

 

アルV「ああ……。」(ウィーン)

 

梨子「何しようかな〜。」

 

アルV「……(大型の機械が大量に……。これでどんなゲームをするというのだ……?)」

 

梨子「ああ!この人形可愛い!よーし一発目はUFOキャッチャーにしよっか!」

 

アルV「……?」

 

梨子「ああ、UFOキャッチャーっていうのはね、このアームを操作して、景品のところに持っていって、自分がここだって思ったところでアームを下ろして景品をゲットするゲームなんだけど……勿論簡単には取れないようになってるんだよね〜。」

 

アルV「なるほど……。」

 

梨子「よーし、頑張るわよ〜!」

 

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

 

梨子「ぐぬぬぬ…………。」

 

アルV「……なあ梨子、」

 

梨子「待って!もうちょっとで取れそうだから!」

 

アルV「……(汗」

 

梨子「あ〜!ダメだ〜!もうUFOキャッチャーってほとんど取れないのにどうしてやりたくなるんだろう(汗」

 

アルV「なあ梨子…、」

 

梨子「ああ、ごめんごめん。それで何?」

 

アルV「ちょっと変わってくれないか?」

 

梨子「え?ああ、いいよ!」

 

アルV「ここを……こうすれば……。」

 

(ガタン)

 

梨子「…取れた……。」

 

アルV「取れたな。」

 

梨子「凄い!てか今直感じゃなくてちゃんと考えて取ったよね!?」

 

アルV「まあ……よく観察すればなんとなくどうすればいいか想像が出来るからな……。」

 

梨子「へ〜、私には考えられないわ(汗」

 

アルV「……ほら。」(スッ)

 

梨子「え?」

 

アルV「君が欲しがってたものだろう?ここまで私に色々なことを教えてくれた報酬だと思ってくれ。」

 

梨子「……ありがとう……///」

 

アルV「……?顔が赤いぞ?熱か?」

 

梨子「ち、違うわよ!」

 

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

 

梨子「ん〜!楽しかった!」

 

アルV「そうだな、これほど楽しめたのは久しぶりだな。」

 

梨子「あっ、そういえばアルペジオ。取り柄見つかったじゃない!」

 

アルV「え?」

 

梨子「ゲームが得意っていう取り柄を見つけたじゃない!」

 

アルV「そうなのか……?」

 

梨子「そうよ、そこら辺の人よりずっと上手かったわよ!」

 

アルV「……そうか、ならよかったな。」

 

梨子「………ねぇアルペジオ。」

 

アルV「……?」

 

梨子「アルペジオは……今日私と一緒にいて、どうだった?」

 

アルV「………私は、少し前まではたった一人の生活に満足してた。寧ろその方が楽だった。」

 

梨子「………。」

 

アルV「……だが、」

 

梨子「…?」

 

アルV「君とこうやって一緒にいるのは悪くない……寧ろ今は君といる時間が一番有意義に感じる。これが……きっと『楽しい』というのだろうな。」

 

梨子「……!私も……私もアルペジオといる時間が一番楽しい!……あのね。」

 

アルV「…?」

 

梨子「アルペジオ、目を閉じて。」

 

アルV「あ、ああ……こうか?」(ギュッ)

 

梨子「うん!ちゃんと閉じてる〜?」

 

アルV「閉じてるぞ…。」

 

梨子「フフッ…。」

 

(チュッ)

 

アルV「……!」

 

梨子「ねぇ、今どんな気持ち……?」

 

アルV「……ああ、悪くない。私にはまだわからない事が多いが……きっとこれが、『恋』というのだろう……。」

 

梨子「……ふふっ、それ本人の目の前で言う事?(笑」

 

アルV「ま、まずかったか?」

 

梨子「……ううん、いいよ。だって…私もアルペジオと同じ気持ちだから。」(ギュッ)

 

アルV「…………そうか。」

 

 

やっと……人の温もりというものがわかった気がする。まだ確証は持てないが……でも一つだけわかることがある。きっとこの気持ちは、梨子じゃなきゃ味わうことが出来なかったのだろう。何故ならば………………

 

 

『梨子が彼女になりました。』

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告