そんな訳で少々下ネタが入りますので注意を
「俺の……勝ちだ!」
ベルディアは叫んだ、初めてこの武器泥棒に勝利したのだ。叫ばないはずがない。
「フハハハ!どうだ!これが!これこそが本来の姿だ!仲間のいない貴様など取るに足りないのだ!大人しくそこで寝ておけ!貴様は殺して俺の部下にしてや……ろ、う?」
周りの冒険者達に希望はもうないっとわからせるため、声を張り上げる。
ここで一つ、人は大声で大声で喋る時、力が入る所がある。そう腹である。ベルディアは生まれつきモンスターでは無い、元々人だったベルディアも首が繋がってないとわいえ自然と力が入ってしまう。
まぁ、何が言いたいかと言うと……。
「うっ!?」
そのうめき声とともに人にとっては馴染み深く、アンデットであるベルディアには懐かしい臭いが漂ってきた。
ベルディアは懐かしいその痛みや久々の腸の動きによる気持ち悪さに耐えきれなかった。
そんな……馬鹿な!?そんな声にもならない声をあげながら腹を押さえると短剣が刺さっていた。
「こ、これは……!?」
「プハ……フフハハハ!!!」
笑い声が響く、冒険者やベルディアが声の方を向くとそこには倒れたはずの男がいた。
手を使わず足と腹筋の力で起き上がり、腕をだろんと下げてブリキの人形のようにカクカクとしたアンデットよりアンデットらしく起き上がり、ニタァと笑う。
「き、貴様……いつの間に……何を……くぅ!」
短剣が刺さっているのにその痛みは感じない、その変わりに猛烈な腹痛と便意が込み上げてくる。
内股になり少し実がでてしまった魔王軍幹部、そしてそれを見ている冒険者達はシュンの答えに戦慄した。
「強制便排出短刀『
「く、くそぉぉぉお!!!!」
―――しばらくお待ち下さい―――
「ひぐっ……えぐっ……もう許してください……」
「アハハハハハハハ!!漏らした!漏らしたぞこいつ!!それでも天下の魔王軍幹部かよ!!」
「もういい……殺せ……殺せよぉ!!」
「ほらベルディアくん見てみなよこの記録石、さっき撮った映像、魔王城に送りつけてやろうか?」
「それ以上やめたげて!ほらデュラハンさんかわいそうだよ!」
本格的に泣き出しそうなベルディアを見てカズマがシュンを止めに入り、見守っていた冒険者達もカズマに続くように声を上げる。
「そうだ!そこまでする事ないだろ!」
「いくらなんでもやり過ぎだ!」
「貴方の方が魔王軍幹部にみえますよ!」
「ほらデュラハンさん。この紙使いなよ」
「ちょっと待て、その前に体流した方がよくないか?こっちに井戸あるから早く来なよデュラハンさん」
「お、お前ら……あ、ありがとう……街を攻めに来た俺にこんなに優しくしてくれて本当にありがとうよぉぉ!!」
アクセルの冒険者達の優しさに触れたベルディアはとうとう泣き出し冒険者に連れられ体を流しに行った。
「ぎゃぁぁぁぁ!!!」
井戸のある方向からそんな声が聞こえて来たがきっと気のせいだろう……。
それから数日後、魔王城に一つの記録石と報告がきた。
『魔王軍幹部デュラハンのベルディア、アクセル周辺の調査中に冒険者に討伐され、消滅』
この報告で魔王軍……特に幹部クラスが震え上がった、最重要機密として封印される事になった記録石が関係しているらしいが詳しい事は謎のままである……。
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「おっと見かけない顔だな?新しく冒険者になりに来たのか?」
「まぁまぁ、そう怖がるな。我はこの街の冒険者に救われたしがない門番だ……少々首が無いが気にすることは無い。なに街は何があっても守って見せるさ。今さら名乗るのもあれだが我は元騎士なのでな、恩を仇で返すような事はせん!」
「まぁ何だ、ようこそ初心者冒険者の集まる街、『アクセル』へ!貴君の活躍を我は見守っているぞ!」
~オリジナルアイテム紹介~
①強制排便短刀『
シュンのパーティーメンバーである1人の紅魔族が制作した対便秘用短剣型魔道具。例え排便しなくても良いアンデットでさえ強制的に排便させる強力な術がかけてある。刃自体には攻撃力はない。
②記録石
ここ一年でかなり普及した魔道具。映像として記録できる。
~キャラ紹介~
①藤間 俊
本作主人公?職業はウェポンマスターっと言う上級職、詳細はパーティーメンバー揃ってから。
ド外道で武器が好き。仲間もそれなりに大切にしたいたりする。どのくらいかと言うと武器と仲間、どっちを取るか聴かれたら、3人中に2人は3ヶ月悩んだ末仲間を取り、残り1人はコンマ3秒考えた末武器をとるぐらい。
転生時前と転生後で性格がガラリと変わった。カズマと違って運が悪かったようだ。
②ベルディア
原作から不遇キャラのデュラハンさん。
この作品でも不遇だが、アクセルの冒険者達の優しさに触れ改心、現在アクセルの街の門番になっている。