暁のスイーパー 〜もっこり提督と艦娘たち〜   作:さんめん軍曹

8 / 59
お久しぶりです、さんめん軍曹です。
およそ二週間ぶりですか…、長らくお待たせしてしまい申し訳ございません!
エントリーシートや説明会だらけの日々で、更新する暇が全くございません…
たぶん、これからも落ち着くまで多少時間をいただきますが、ご理解いただけると嬉しいです…

タイトルの通り、この話はほんの少しだけ2期のハードボイルドシティーの要素を参考にさせていただいております。
一応、この話で解決する予定ですのでそれにふさわしい名前を考えた結果、こうなりましたw
ネーミング、もうちっとなんとかなりませんかねぇ…(ぉぃ)

話は外れますが、一昨日3/19はルパン三世の1代目声優である故 山田康雄氏の命日。そして昨日は世界を震撼させた、あの日ですね。私はまだ生まれる前ではございますが、趣味を通じてこの事件を知りました。
ニュースを見て、こういった大きな事件を知る若者が少なくなってきている事を知り、時代の流れとはこうなんだなあ、と実感させられました。犠牲となった方々のご冥福を祈ると共に、風化させてはならない事をしっかりと覚えていきたいと思います。

さて、暗い話となってしまいましたが、長らくお待たせ致しました!
では、本編行っちゃいましょー!


さらば ハードボイルドストーリー【その1】

ーーー寒い。寒いよ。ここは…どこ?

ーーーお前は…クズ野郎…!どうしてここにいるの?!なぜくまのんを抱えているの!やめろ!!すぐに離せ!

ーーー足に力が入らない!!なんで…?くまのんが連れて行かれる!早く助けないと…

誰でもいい…お願いだから鈴谷の妹を…誰か…

ーーー『待ってろ、すぐに助けてやる』

ーーー誰?!

ーーー『熊野だけじゃないさ。お前も、いや、艦娘全員を俺がこの手で救ってやる…!』

ーーー懐かしい声。そして何処か頼りになる、素敵な声。この声は、鈴谷の初恋のーーー

 

「……や!鈴谷!!」

 

そこで彼女の意識が覚醒する。ハッとして目を開けると、絆創膏を顔一面に貼ったボロボロの獠が見えた。

 

「ぎゃあっ?!」

「シッ!香にバレたらどうすんだ!」

「どーするもこーするも…。それより、なんで獠ちんがここに?」

「お前を寝かせた後、大和ちゃんをデートに誘ったら香にボコされたからここに来た」

「だから絆創膏なのね…」

「そうだ。次こそは…!」

「元帥を怒らせたくなかったらやめといた方がいーよー。それより香さんたちは?」

「疲れたから寝るとさ。冴子は帰ったが、外は海坊主が見張ってるしお前ももう一回寝ていいぞ」

「いや…遠慮しとくよ…また嫌な夢を見たらやだし」

「そういえばさっき、だいぶ酷くうなされてたな。大丈夫か?」

「鈴谷的にはだいじょばないかも。なんか嫌な予感がする」

 

鈴谷がそういった途端、人の気配がした。それも、ここにいる人間のそれではないものが。2人はその気配を感じとるのが少し遅かった。

 

 

(あんの煩悩男、性懲りもせずに鈴谷ちゃんにまで…!)

獠に喝を入れてやろうとハンマーを手にジリジリと近づく香であったが、後ろから近づいて来る2つの影に気がついていなかった。

 

「もがっ!?ほがむご!」

 

香はハンカチで口を抑えられ、すぐに拘束された。この手際の良さはただの人間ではなく、訓練されたに違いない。

普通ならパニックに陥る状況ではあるが、彼女が咄嗟にそう判断できたのも獠と長い間付き添って来たお陰だろう。だが、そんな彼女でも麻酔薬を染み込ませたハンカチには勝てなかった。

麻酔薬を吸い続け、ついに意識を失った香はそのまま車に乗せられ連れ去られてしまったのだ。

 

獠達はあと一歩のところで奴等を逃してしまう。

だが、持つべきものは腐れ縁だろうか、車に乗った海坊主が駆けつけて来た。

 

「乗れ、このまま逃しておくわけにはいかん」

「海ちゃんナイス!あとで鈴谷のおっぱい触らせたげる」

「な?!おっ…!?」

 

海坊主の頭から蒸気が出る。

 

「うっそぴょ〜ん!にへへ、海ちゃんて、見かけによらずウブな感じぃ〜??」

「るせぇ!!ガキが調子にのるな!さっさと乗れ!!」

 

顔を真っ赤にして怒鳴る海坊主と、いつもの様に振舞おうとする鈴谷を見て獠は複雑な気持ちであったが、今は笑いをこらえる事に集中した。

 

 

ーーー同時刻、とある鎮守府。

 

「鈴谷は確保せず、シティーハンターの相棒を連れ去ったと」

「はい、提督殿。いかがなされますか?」

「そのままこちらへお連れしろ。大事なお客様だからな、奴を誘き寄せる材料になる」

「承りました。仰せのままに」

「俺はこのまま例の部屋へ行く。後は頼んだぞ」

「…了解」

「シティーハンター、冴羽獠。奴を殺せば、俺の名は世界に轟く」

くっくっく、と笑う極悪人を前に、1人の兵士は微妙な顔をしていた。

 

それからしばらくして、鎮守府の地下にある留置場ーーー。

 

ーーーーここは寒いですわ。鈴谷が脱走してからというもの、私はここの部屋に閉じ込められました。足音がどんどんこちらへ近づいて来る。また、鞭で叩かれるのでしょうか。嗚呼、一体いつまで、この辛い時間は続くのかしら…

 

地下にある暗い独房の中、ポニーテールは乱れ、ボロボロになった服に生傷だらけの身体の少女は、天井から吊るされながらもそう思っていた。

 

ギィ、と扉が開けば、そこには豚の様な体型をした人間が鞭を手にして立っている。

 

「さぁ熊野、お仕置きの時間だ。あのバカ娘が戻って来るまで、な」

 

あぁ、また来てしまったか…、とこれから来る地獄を覚悟して目を瞑った刹那、事態は急変した。

轟音と共に建物が揺れ、パラパラと石が落ちて来たのだ。

2人は何が起きたのか、さっぱりわからなかった。

 

 

 

 

 




くまのん登場、極悪非道な提督に虐待を受けております(熊野ファンの方、ごめんなさい)

そして、いつも通りの展開ですねw


事態は急展開!不意をつかれた香は謎の2人に連れ去られてしまう!
しかしそれは、鈴谷たち艦娘を酷い目に合わせている極悪人の部下だった。待ってろ、俺たちが今すぐに助けてやる!

果たして、熊野の運命はどうなるのか!
鎮守府を強襲した獠たちは、鎮守府の艦娘を無事に救えるのか?!

次回、さらば ハードボイルドストーリー【その2】
また会おうぜ?(見ないとハンマーよ!)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。