超次元ゲイムネプテューヌ~闇夜の円舞曲~   作:KeyMa

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今年の冬にSteam版四女神オンラインが出るらしい情報をキャッチしたのはいいが、日本語版対応+日本での販売をするかが不明とはorz
…ちなみにGamePackの情報です。


Scene14 黒き女神との誓い

 

 

現在、ラステイションに向かう列車に乗っており揺られつつ向かっている。Nギアに入れている曲を聴きつつ、ある事に関してネットサーフィンをしている。

 

「これか…。」

 

――5pb.――

 最も注目を集めている若きボーカル兼ギタリストの一人で、リーンボックスを代表するアイドルの一人。ギターの腕もさることながら歌の評価も高く、その歌声は不思議と元気がわき上がり勇気、自信を与えてくれる。また、ラジオ番組“ふぁいらじ♪”のパーソナリティも務めており、饒舌且つ根がしっかりしている為司会者としても高く評価されている。

 

ウキペディアを見ながら、5pb.の歌を聴いている。歌詞に力強い何かを感じつつ、歌が好きなんだろうなと思っている。何故こんな話をしたのかは、時間を少し戻さなければならない。

 

 

 

 

 

―――――数十分前―――――

 

 

 

 

 

ラステイション行の列車が到着し乗車した時、Nギアが鳴り響く。どうやら着信のようだが、連絡先に入っている着信ではなかった。電話番号を公開している事はない為、登録してない人から連絡が来るのは無いとは言えないが無いに等しい。用心をしつつ着信を受けることにした。

 

「…はい。」

『あ、此方永守さんの電話番号で間違いないしょうか?』

「そうだが…。その声、ベールか?」

『ご名答ですわ。』

「何の用だ?」

『永守さんは、5pb.ちゃんをご存じかしら?』

「…ニュース番組で名前だけは聞いたことがあるな。」

『それで、一ヵ月後に5pb.ちゃんのライブがありますの。それで、その日にリーンボックスの教会でパーティーをしようって思いまして。』

「参加の有無ってところか。」

『ええ、ネプテューヌは来るそうですから、もしよかったら参加して下さらないかしら。』

「断る理由がないし、いいだろう。参加するにチェックを頼む。」

『招致しましたわ。…それでは、来週とパーティー当日を楽しみにしてますわね。』

「ああ。」

 

そう言い終え着信を切る。その後に、5pb.を知らないままではまずいだろうと考え、検索して少しでも予備知識を蓄えておこうと思い調べていると、こんなニューステロップを目にする。

 

“音楽業界のCD・DLの売上数が先々月と比べ3割低下”

 

ご丁寧な事に売り上げグラフも載っており、業界全体の売上として徐々に3割低下しているのが見て取れる。ただ、不思議なことにこの3割低下しているのが現在の所リーンボックスだけという摩訶不思議な現象という事だ。ただこの時思ったのは、リーンボックスの音楽業界の気合が足りないんじゃないかという印象だ。ビジネスなら偶にはこういう事もあると思い記憶の四隅に置くことにした。

 

…という事があり本当は曲を聴く気はなかったが、テロップを見て気になり曲(DL数が多い奴を基本に3つ程)をダウンロードして現在に至る。一週間も経てば何かしら問題解決でもするだろう。

 

この考えが後ほどあのような事になるとは、この時は思ってもいなかった…。というレッテルを貼っておく。

 

 

 

 

 

―――――

 

 

 

 

 

【ラステイション:教会】

 

列車は何事もなくラステイションに着き、更に何事もなくラステイションの教会に着くのだった。意外なのは、出迎えに来たのがノワールではなくユニだった。

 

「あ、いらっしゃい!」

「ユニか。ノワールが見当たらないが?」

「お姉ちゃんは仕事中、代わりにアタシが案内する事になったの。」

「そうか…。」

「何、不満?」

「いや。案内を頼む。」

 

教会で一週間寝泊りする部屋に案内された後、ユニにリーンボックスのパーティーに関して聞いてみると、既に連絡は行っており此方も参加する事となっている。因みに、ラステイションの教祖の事も聞いてみたが、現在はラステイションにはいるものの寝泊り出張をしており教会には暫く帰ってこないとのこと。そして執務室の前に着き、ユニが扉を2回程ノックする。

 

「お姉ちゃん、永守さんを連れてきたよ。」

「ありがとう、通しても大丈夫よ。」

 

入出許可を頂いたので執務室に入る。そこは、ネプテューヌの女神の心得勉強会の時に来た時と全く変わらない執務室があった。…ただ一つ、ノワールがいるべきであろう執務机に大量の書類が山積みになっている事を除けば。

 

「ごめんなさいね、出迎えが出来なくて。」

「…なんだこの量は。」

「何時もの事よ。ユニ、下がっていいわよ。」

「う、うん…。」

 

そしてユニは部屋から出ようとする。…まるで成長していない。そんな印象を受けてしまった。俺は無言の状態で書類を半分程持っていくことにした。

 

「ちょ、ちょっと!何してるのよ!」

「見てわかるだろ。手伝うんだ。ユニ、手伝ってくれ。」

「あ、う、うん!」

「ノワール。前に言ったろ。折角頼れる相棒がいるのに一人で抱え込みすぎだ。少しは他人を頼る事も学んだ方がいいぞ。」

「あ…、え、えぇ。」

 

書類がどういうのか分からない為、ユニと半々に分けてユニの指導の下、書類の手伝いをする事にした。しかし、蓋を開けてみるとノワールが貰って残った半分を終わった段階で、此方は1割弱残っていた。やはりプラネテューヌとは違うし、ルウィーとも違うと感じた。…これは慣れるのに時間が掛かりそうだ。

 

 

 

 

 

―――――

 

 

 

 

 

仕事は無事終了したが、日が暮れていた為夕飯を食べようということになった。普段私は自炊をするよう心掛けている。自炊も出来てこそ一人前の女神!…ということはないけど、そういう些細な事もすれば、そういう立場にいる人達の視野が分かると思って私はやっているわ。ユニにも普段から出来る範囲でやるようにしている。意外なのは、永守も手伝うと申し出た事かしら。

 

「まさか、永守が料理出来るなんて思わなかったわ。」

「誉め言葉として取っておこう。」

「しかも美味しかった…アタシも頑張らなきゃ…。」

 

そして、目の前にいる永守はフルーツナイフでリンゴの皮を剥いていて、私達も向いてくれたのを食べつつ雑談している。何故かウサギ切りをしたりしている。

 

「ところで、ラステイションにお勧めの武器屋はあるか?」

「武器屋?どうしたのよ急に…。」

「持っていたナイフが錆びてきてな。新しいのに変えようと思う。」

「お姉ちゃん、アタシの注文した銃が明日出来るから、その店でっていうのはどうかな?」

「確かに、あそこは色々と置いてあるわね。それでいいかしら?」

「分かった。」

 

確かに、明日はユニの新しい武器が完成する。その動作チェックの為に私も付き添い的な形で行くことにしている。個人的には永守がどういうのを選ぶのかも気になるのもある。とりあえず、残りの仕事を終えて明日に備えるとしようかしら…。

 

 

 

 

 

―――――

 

 

 

 

 

【―――ラステイション:銃器店―――】

 

ユニの新しい武器も気になるが、俺の目的は新しい短剣を調達する事…。プラネテューヌを発つ前に手に入れておけばよかったが、急に決まったこの出張体験の為それが出来なかったのである。

 

「いらっしゃ…あ、ノワール様にユニ様。…そちらの方は?」

「プラネテューヌ教会の補佐をしていた獨斗永守よ。今は訳あって4ヵ国を回っているところなのよ。」

「なるほど…、てっきりノワール様の彼氏かユニ様の付添人かと思っちゃいましたよ。」

「な…かかかかか彼氏!?そ、そんな訳ないでしょうが!!って、何貴方も“まんざらでもない”みたいな顔してるのよ!」

「ネプテューヌが居たらどういう表情するか考えてな…。」

「だからって、真似する事ないでしょーが!!」

「お、お姉ちゃん落ち着いて…!」

 

現在、ユニの行き付けでもある銃器店にいる。少々遊び過ぎたのか店主と思われる女性も苦笑している。店主は如何にも活発な感じで人当たりもよさそうな人だが、冗談も言う人のようだ。

 

「えーと、例の件ですよね。此方になります。」

 

そう言いつつ、店長は袋が被さっている作業台の袋を巻き上げる。そこには全長135cmはありそうな狙撃銃(スナイパーライフル)と思われる銃があった。

 

「うわぁ、凄くいいじゃない…!」

「これが、新しい銃なのね。」

「…まるで対戦車ライフルだな。」

「これはユニ様が以前使っていたロング(L)レンジ(R)ライフル(R)を参考にして開発した、ロング(L)レンジ(R)アサルト(A)ライフル(R)です。装弾数は35、実弾はケースノン弾を採用、用途によってレーザー弾に変えることも出来ます。単発と3点バーストを搭載、スコープは4倍ズームまで可能で赤外線システムも搭載しています。どちらも5kmまで飛びますが、ケースノン弾の有効射程は1km程度となります。グリップ部分も滑り止め加工してあり、ズレることは早々ないはずです。」

「話を聞く限り、随分と手の込んだ銃だな。」

「そうでしょうそうでしょう。ラステイションの技術は世界一ィィィィーーーーッ!と言っても過言ではありませんから!…おっと、テスト射撃をするのであれば此方にどうぞ。」

 

そう言って、射撃場と思われるところへ案内される。

広さは体育館1個分と言ったところか。通常の射撃テストの立ち撃ち場と、特殊部隊の訓練兵がやりそうなコースを巡って練習する場が設けられている。今回は新しく出来た銃を試すだけなので、立ち撃ちでする事となった。面白いのは、この射撃場は評価が付くことだ。ある意味ゲーム感覚でも出来るし腕前を確認する事にも適しているだろう。それを考えている内に立ち状態の射撃が始まる。

ユニは次々と出てくる標的(ターゲット)を新しく手にした銃で撃ち抜いていく。見た目とは違い、銃の総重量は平均的なライフルと変わらず反動も小さいようだ。ユニの銃が得意というのも相まって好成績を叩き出した。因みに、的はモンスターの形をしており、それこそ大中小と様々とある。一通り終え評価が出てくる。

 

命中率:95%

精密度:80%

反射度:A

総合評価:A

 

ここで言う命中率は的に当たったもので、精密度はどれだけ的の中心や急所を狙えたかってことになるのか。反射度は的が現れてから撃ち抜くまでの評価と言ったところか。

 

「中々いいじゃないユニ。」

「うん、結構扱いやすいわ。」

「お気に召して何よりです。」

「ノワールは、銃は使わないのか?」

「昔は使ってたわ。でも、剣の方がしっくりくるのよね。」

「そうか…。」

 

そんな事を言っていたら、ユニが“やってみない?”的な眼差しをしているのに気づく。銃は今持ち合わせてないのだがな…。

 

「はい。」

「…なんだ?」

「XMライフル?ちょっと古いタイプかしら。」

「ええ、でもカスタム性が高いので未だに根強い人気がありますよ。」

「それをどうしろと。」

「挨拶がてらのプレゼントですよ。女神様を宜しい事も含めて。」

 

そう言いつつ、店主が俺に銃を渡す。見た目はM4に似ているな…。何故かユニも目を輝かせつつその銃を見ている。

 

「XMライフル。競技用から軍用と幅広く使われているけど、それは私の趣味でセッティングしてます。勿論、フリーフローティングを採用してま…心配しなくてもガムとかは詰めてないですよ。」

 

レシーバーのロックを取ってフィーディングランプを覗き込んでいるのに気づいたので、補足で付け加えたようだ。

 

「フィーディングランプの手入れは見事だ。数百発撃っても給弾不良は起きないだろうな。トロイハイダーに、ハンドガードにはレイルシステムとアングルフォアグリップ(AFG)にドットサイト、それに単発に三点バーストにフルオートへの切り替えが可能か…、悪くない。」

「お客さん、詳しいですね。」

「まぁな…。」

「それじゃあ、引き金を引いてみて下さい。」

 

店主に言われた通り、マガジンを入れコッキングレバーを引き射撃場側へ一発発砲する。そのまま立て続けに練習用として出ていた3つある的に1、2、3、2、1の的を狙う形で1、2、3、4、5発と単発で撃っていく。全ての的に命中し、3秒で撃ち抜く。その後、弾を込め直しユニがやったモードをやってみる。

 

 

 

 

 

―――――

 

 

 

 

 

ユニの新しい銃の調整が終わったから、昼の仕事をする為帰路している。調整中に永守はバヨネットナイフを3本と、357マグナムではスライヌやシカベーターには有効だが、エンシェントドラゴンやドカンに関しては力不足と感じたらしく、454弾を撃てるリボルバーを購入したみたい。

 

「随分と大型なのを選ぶわね…。威力ならレーザー銃やブラスター銃でもいいじゃないかしら?」

「生憎、あの手の銃は俺には馴染まなかったな。それに、このずしりとした重さが俺の命を預かっている、お守りみたいなものさ。」

 

ついで話になるけど、彼はアサルトライフルや自動拳銃よりもリボルバーやボルトアクションライフルの方が好みだそうで…人それぞれみたいね。

 

 

 

 

 

まぁその、その後の事に関しては大幅カットなのだけど特に問題なく夜の仕事も終えてメールをチェックすると、ルウィーから一通来ているのを見つける。送信者はブランからで、内容は数日前に永守にあった出来事と“転生者”に関しての情報が載っていた。この情報は念の為に4カ国に伝達をしているとのこと。私は永守にこの事を聞くことにした。

 

「…そうか。ブランから連絡があったのか。」

「ねぇ永守、もしかして一人で探そうとする気?」

「俺の元居た場所を救う為の手かがりになるのか分からないことに、巻き込む必要はないと思ったがな。」

「へぇ…貴方、トゥルーネ洞窟の時、私に言った言葉覚えてるわよね?今はそれと同じだわ。立場は逆だけど、一人で何かを解決しようとしている姿が、昔の私にそっくりよ。」

「今まで一人でも何とかやってこれた事もあるがな。」

「それでも、貴方は無茶しているわ。」

「しかしだな…。」

「しかしやでもじゃない!私や色々な人に助け船を渡してるのに、貴方はそういうのを断るの?」

「………。」

 

死というのは何時か訪れる誰も避けられない事…。ゲームとは違い命は1つだけ。死んでしまったらやりたいことも出来なくなってしまう。このままでは彼は何時か自らの命をも掛けて目的を成し遂げてしまうのではないか…。

 

「再認識の為に言うけど、今貴方の配下はプラネテューヌじゃなくてラステイション。それに伴って貴方の上司は私。絶対命令とまでは言わないけど、私の命令には従う事。いい?」

「………了解。」

「反論はしないの?」

「反論して何になる。絶対とはないが上の命令には不服が無い限りは従う。その範疇で目的を果たせば問題ない。」

「貴方、偶に軍人気質な所があるわね。」

「それでも、間違っていると思ったら反論はするさ。今回は反論してもお互い得するとは思わなかっただけだ。」

「そう、貴方とは確かに反論とかはしたくないわね。味方だったとしても。」

「…褒め言葉として受け取っておこう。」

「それにしても、貴方の夢の出来事に関しては、今の段階ではこっちからの支援や手助けは出来ないわね。」

「“また会おう。”とも言っていたから、何時になるのかも分からない次があるのだろう。だが、最後あたりは敵意が無かった。後は俺次第か。」

「その事は悔しいけど貴方に任せるわ。ただし、やるからには必ず成功させなさい。転生者に関しては此方でも探すわ。」

「分かった。」

 

色々と彼から聞き出すことが出来たと思っている。まだ彼には私達にも分からない部分を隠している気がする。それでも、私は彼のお陰で不器用ながら少しずつ変わって言っていると思う。

 

「私も、貴方に恩を返さないと気が済まないわよ…。」

 

私は夜空に向かってそんな事を考えていた。

 

 

 




【用語集】

○ウキペディア
 ご存じの通り、ウィキペディアのパロディ。

○ラステイションの技術は世界一ィィィィーーーーッ!
 ジョジョ二部に登場した台詞「我がドイツの医学薬学は世界一ィィィ!」または「ナチスの科学は世界一チイイイイ!!」のパロディ。


ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

銃に関しての説明は調べた程度ですので、間違ってる可能性があるかも…。
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