【???】
目を開けると、城のような床に、燃え盛る炎によって黒くなっている木々、奥の方には城のようなものも見える。床以外は赤黒く染まっている世界…。その正面に一人の男が立っている。上下とも白色のYシャツにズボン、そこに青いコートを羽織い、そのコートの背中部分に、十字架の紋章が刻まれている。
「来たか、一族の異端者よ。」
「まさか、アンタはベルモンドゥ一族…。」
その男には見覚えがある。いや、実際に会うという意味では初めてであり、こんな形で遭遇するとは思っていなかった。そう、今持っている鞭の正式継承者であり、俺が神様から特権として授かった一族の力の一人である。
「おい、女神さんよ。こりゃどういうことだ?俺の恐怖がどーたらこーたらじゃねーのかよ!」
「確かに、女神はそう言っていた。しかしな、お前は正当な一族でもなく、伝統者ではないにも関わらず、わが一族の力を持ち尚且つ力を開放することも出来る。だが、我らの血を引いてはない。だから本来であれば、あのような呪いに掛かることなど有り得ない。だから、あのような結果になる。」
確かに…俺は“一族の力”という願いだけであり、一族の仲間入りという願いはしていない。奴にとっては、分家のような存在でありながら、リスクなしに力が使えている事が異端なのだろう。そして今、鞭の正式伝承者の儀式である“鞭の記憶”ってのをやろうというのか。
「どうやら、話をする必要は無さそうだ。よく理解している。」
「…人の頭ん中を覗くなよ。」
だが、気づけばお互いに鞭を構え戦闘態勢に入っている。この試練を乗り越えなければ、俺はこの世界でも何れ亡き者になってしまうのか?…全く、都合がいいんだか悪いんだか、よくわからない展開になってきたぜ。だが…。
「いい表情だ。覚悟は出来ている。この試練を乗り越えて見せよ…さすれば、我が一族の正当な伝承者となろう。…行くぞ!!」
―――――――――
【プラネテューヌ:協会】
プラネテューヌでのジャッジ・ザ・ハート。ルウィーでのトリック・ザ・ハート。そして、ユニちゃんと協力し、ラステイションでのブレイブ・ザ・ハートを退ける事に成功したという報告を受ける。そして、ついに四女神の救出作戦を結構する準備が整った為、女神候補生、四カ国の教祖、救出作戦に協力してくれる方々が集結、明日の為に全員が休んでいる。
「…いよいよ、明日…。」
そんな夜、プラネテューヌのテラスで不安げになっているイストワールがいる。ラステイションの計画によって出来た“シェア増長装置”。女神候補生四人とゲイムキャラの力、四女神の救出作戦だけでなく、シェアの得とくに協力している仲間。これ以上ない程に準備は整っているものの、イストワールの中には不安要素が残っている。今の状態であれば、例え犯罪組織が束になっても、五分五分で渡り合えるとは考えているのだが、犯罪組織に所属している“獨斗永守”の存在。イストワールには、未だに犯罪組織にいる理由が分からないでいる。嘗てはゲイムギョウ界に貢献しただけあって、連れ戻すか犯罪組織の一員と見なして倒すかと自問自答している。四カ国の職員の間でも、連れ戻すか倒すかと意見が分かれている。イストワールは、全て現場のネプギア率いる女神候補生達の判断に託すことに決めた。もう一つは、ジンが現在行方不明であるという事。チカからプラネテューヌに戻っているという報告を受けているが、目撃情報がなく調査戦団を出しているものの、明日向かうにも関わらず見つかっていないのだ。
「緊張、されているのですか?」
「指揮官がしっかりしてなくては、上手くいく作戦も失敗してしまうぞ。」
「お久しぶりです、イストワール。」
「またお会い出来て、嬉しいです!」
「あなた方は…。」
そんな不安な顔をしているところに、ゲイムギョウ界の平和の為に集ったゲイムキャラ達が、イストワールの前に現れる。
「ええ…本当に、お久しぶりです。この度はご協力して頂き、誠に感謝しています。あなた方のご協力がなければ、可能性は殆どなかったと言えるでしょう。」
「そんな、改まった言い方はしないで大丈夫です。」
「そうだ、お互い知らない仲ではないだろう。だが、私達がこうして集まるのは何年ぶりだ…?」
「そう…ですね。こんな状況ですのに、懐かしさを感じてしまいます。」
ゲイムキャラ達が現れたことにより、イストワールの緊張が少し無くなった。それでも、何処か不安が抜けない感じがある表情をしている。
「“獨斗永守”の事を気にしているのですね?」
「…はい。」
図星のように付かれ、若干驚くものの悩みの種を素直に伝える。ゲイムギョウ界に貢献し、ネプテューヌ達を危機から救ったことのある人物。そんな彼が犯罪組織にいる事が、どうしても納得できないようだ。そんな彼が敵側にいるからこそ、今回の作戦が上手くいくかどうかと心配でいる。
「心配するな、イストワール。犯罪組織だけでなく、あの男を止める為に我々が集まったではないか。確かに、あの男も間違っている方向で、この世界を守ろうとしている。」
「…随分と、お詳しいですね。」
「彼が、伝えてきたんです。」
「永守さんが、そんな事を…?」
ゲイムキャラ達は、一度は彼に会っている。敵として、一部は危害を加えたものの、永守は捕らわれの身になりつつも、ゲイムギョウ界を平和にする為に、ゲイムキャラ達に永守が何かを計画しているということを伝えられている。だが、具体的なことは教えてはくれなかった模様。
「彼や彼女らを信じる、信じないは貴女の自由です。私も、最初は女神候補生達についてくる気はありませんでした。ですが、彼女の意思と、彼の不明確な計画…。どちらかを成し遂げなくては、ゲイムギョウ界は崩壊してしまうと思い、私は彼女の意思を信じることにしました。」
「今は、女神候補生達を信じましょう。イストワールも、彼女達を信じましょう!」
「下らないことで悩むな。我々は、彼女達を信じ、3年前の出来事を繰り返さない為に集まったではないか。でなくては、こんなところに集まってはいない。」
「そうです。もっと自信を持ってください。」
「…それに、今は相手の情報もある程度集まっています。」
すると、後ろから一人の女性…スミレが立ち入ってくる。
「スミレさん…?どうしてここに?」
「ご無沙汰しております、イストワール様。ぼk…私も少し眠れなくて…。あ、決して盗み聞きをしようとした訳ではありません。そして、初めまして、ゲイムキャラ様。」
「貴女が、3年前に誕生した…いえ、この世界に来たグリーンシスターですね。」
「貴女の活躍、見ていましたよ。」
「お前が新しい女神候補生…。確かに、3年前とは違うな。意思も、風貌も。」
「有難う御座います。あなた方の期待に応えるよう、私も、女神候補生全員、全力を尽くします。」
スミレが、ゲイムキャラに向かって一礼する。イストワールにとって、スミレも不安要素の一つでもあったのか、スミレを見て心配そうな顔をする。
「貴女は…犯罪組織と戦うことに、怖くないのですか?」
「…本音を言えば怖いです。自分が戦いの中で死んでしまう事。共に戦っている仲間が死んでしまう事。戦うというのは決して楽しいことじゃない…でも、私はこの世界が好きです。だから、そんな好きな世界を、好きな人達を守るために、失わないために戦うのです。」
スミレが今の自分の意思を言い、それを聞いたイストワールは暫く目を閉じ考え込む。
「…そうですね。こんなにも頼もしい女神候補生がいるのに、私が弱気になってはいけませんね。有難う御座います、皆さん。それに、スミレさん。」
「ようやく笑顔になりましたね。」
「…まだまだ夜は長い。イストワール、グリーンシスター。少しばかし昔話に使って貰えないか?」
「いいんですか?」
「彼女達が言っているのですから、大丈夫ですよ。それに、少しばかり、ゲイムギョウ界の歴史に触れることも出来ます。」
「では、お言葉に甘えて…。」
――――――――――
【ギョウカイ墓場】
遂に、この時が来ました。今日、お姉ちゃん…女神を救う為、女神救出作戦が開始されました。私達女神候補生達、アイエフさん、コンパさん、日本一さん、REDさん、ケイブさん、ブロッコリーさん、ファルコムさん。…ジンさんは行方不明のままですが、ゲイムギョウ界としては、今すぐにでもお姉ちゃん達を助けなければ、犯罪組織に世界が飲まれてしまう為、再びギョウカイ墓場へと来ました。
≪皆さん、無事に到着しましたか?≫
「はい。ちゃんと、全員いますよ、いーすんさん。」
「凄い所だね。今までの冒険でもこんなところは初めてだ…。」
「ここが、ジンが一度来たっていうギョウカイ墓場…。楽しそうだけど、なんだか悲しい感じもする…。」
「本当…まるで地獄に来た感じ…。地獄に行った事はないけど。」
「そう?アタシは思ってたより楽しそうだよ!変なのいっぱいいるし。」
「こわい…(ぶるぶる)」
「だいじょーぶだよ、ロムちゃん。わたしが手つないであげるから、ね!」
「ここに、お姉ちゃんが…。」
「…なんだか、人選を間違えたような気がするにゅ。」
「はいはい、お喋りはそこまでよ。さっさと女神達を開放させに行くわよ。」
≪では、気を付けて下さい。前回同様、奥へ行ってしまった場合、連絡を取り合うことが出来ないだけでなく、何が起きても此方から手助けをすることが出来ません。私達からは、全員が生還する事を祈っております。≫
女神候補生は、今回の戦いでは切り札でもある為か、基本的に道中での戦いは、アイエフさん達が行い、私達はある程度戦に加担するも、体力温存という形で進むことになります。そして、以前私が捕らわれの身になっていた、作戦失敗になってしまった場所につきます。そこには、四女神の前にローブを纏った人が座っていました。
「来たか…。」
急になり始める落雷と共に、横に置いてある帽子を取りつつ、目の前の人が立ち上がって此方へと振り返る。ただ、その声は聞き覚えのある声でした。
「永守(さん)(永兄)(お兄ちゃん)…。」
「その男は既にいない…だが、何故ここへ来た。」
「お姉ちゃん…、いえ、女神を助けるために来ました。お願いします。道を開けてください。」
恐らく、お願いを言っても聞いてはくれないかもしれません。それでも、嘗ての永守さんなら…という思いも残っている。
「…これは、嘗ての仲間として忠告だ。もう、国を背負って戦う事を止め、自国へ帰るんだ。」
「どういう事よ?」
「お前達がどんなに抗おうと、勝負の行方は決まっている。」
「な、なによ!まだ闘ってもないのに、しょーぶ付いたような言い方して…!」
「確かに、聞き捨てられないわね。アンタは一体何を企んでるのよ。」
ラムちゃんの強気発言で、最初は怖気ついてしまったけど、次第にこっちの士気も戻りアイエフさんが永守さんに問いかける。私も、前も今も、あの人が何を考えているのか分からない。
「…今のお前達なら、女神を助けるのは可能だろう。だが、それはお前達の役目ではない。」
「私たちの…。」
「役目じゃない…?」
「…意味わかんない。」
「どういう意味よ?」
「意味などない。道はただ一つ…自らの信念に従い行動する。それだけだ。」
そう言い終えると、永守さんはローブを脱ぎ捨て、トラベルハットを被りなおし身構えている。
「な、何で構えてるですか?」
「ここに来たのなら、分かっているはずだ。お前達は、国民の願いを背負い女神として現れ、俺は犯罪組織の願望を背負い、ここに居る。」
「だからって、キミと戦う理由は…」
「あるんだよ、これがよぉ!」
すると、上の方から聞き覚えのある声がして、永守さんの隣に降りてくる。それに続くかのように、見覚えのある人物達が現れる。
「ジャッジよ。戦いが始まるまで待機という命令だったはずだ。」
「五月蠅え。俺ぁ女神と戦いたくて辛抱出来ねぇんだよ!!」
「よせ。こうなってしまった以上、もう待つ必要もない。」
「なら、吾輩もリミッターを外すしかあるまいな。グヘヘ…。」
「いいのか、マジック。」
「構わん…何れ、女神とは戦う運命なのだからな。」
「説得に失敗…リンダとワレチューでは、身が重かったか。」
なんと、私達の想像を超える状況になってしまいました。番人がいるのは確実だと、作戦会議でも出されていた。けど、今は永守さんの横に、犯罪組織の四天王である4人がいる。
「うわ、いっぱい出てきたよ!」
「戦隊モノのように…悪者なのにかっこいい…!」
「アンタら2人は…。」
「ブレイブ…。」
「やはり来たな、黒き女神よ。数日ぶりだが、ここで決着をつけなければならないようだな。」
「アクク…。やはり、幼女女神はたまらんなぁ…!」
「うへぇ、何度見てもキモチわるい…!今度こそやっっっつけてやるんだから!」
「うん…やっつける…(ぐっ)」
「では、私は…そうだな、緑の女神の実力がどれ程のものか興味がある。」
「あぁん?じゃあ残りは全部俺がやっても構わねぇんだな?」
「…アイエフさん。永守さんは、私がやります。」
「何か作戦でも?」
「お姉ちゃんだったら、多分こうするんじゃないかって思ったのが…。」
「…無茶だけはしないようにね。」
対決する相手の分別が決まったところで、私達全員が身構えた時だった。
「おいおいおい、なんだよこりゃぁ。救出作戦にしちゃあ賑やかすぎじゃねぇか。」
私達が通ってきた道の後ろから、聞き覚えのある声がしました。それは、今まで行方が分からなかったジンさんだった。何か大きな袋を背負っているのも見える。
「ちょっとアンタ、今までどこ行ってたのよ!!」
「悪ぃな。こっちにも色々と事情があってな。だが、今は話している暇はねぇだろ。んな事より、女神さん達に土産だ。」
ジンさんが取り出したのは、見覚えのある武器2つと、二つの杖に弓…。
「あれ、これって…。」
「そうだ。俺がここに行けるよう頼んだ際、滑り込みでシアンが来たんだ。完成…というより、復元が出来たと。それと、俺が潜っていた所に封印されていた杖と弓だ。お前らにぴったりだろ。」
杖と弓は、見覚えないけど、剣と銃には見覚えがあります。それは、ハーミットとして出てきた永守さんが、私達に託されたようにあった武器…。剣は銃剣のような形をしてて、銃はまるでキャノン砲のような形になっている。杖はまるで二つで一つといった形状で、弓は先端に龍の骨顔がついている。
≪これは…。≫
≪封印された古の武器…。≫
≪なるほど、確かに使えるようにしていれば、強気に出れる。≫
≪まさか、またこれらを見る日が来るなんて…。≫
どうやら、ゲイムキャラ達はこの武器を見たことがあるようです。そして、見ただけでどれだけ強力な装備なのかが分かる。それから、剣は私に、銃はユニちゃん。杖はロムちゃんとラムちゃん。弓はスミレちゃんへと渡される。
「おい、いつまで待たされるんだ?もう暴れてもいいんだよなぁ?」
「なんだか、向こうは一人だけやる気満々よ?準備はいいわね?」
準備はいつでも万全になっています。ただ、ある不安がここにきて過ってくる。
「…私、勝てるの、かな…。」
「ちょっと、何弱気になってるのよ。」
「だって、私…以前あの人達に負けてるし…だから…。」
3年前にお姉ちゃん達と向かい、目の前にいる幹部に負けている。その時の光景がフラッシュバックするように、私の脳裏に襲い掛かってきてしまう。…そんな事を考えていたら、突然ユニちゃんが私の耳を引っ張ってくる。
「イタタタタッ!!ゆ、ユニちゃん、痛い痛い!!」
「アンタねぇ…、過去の事思い出すのは勝手だけど、その時と今は違うでしょ?アタシいなかったでしょ?今ここにいるメンバーはいなかったでしょ?」
「そーよ!わたし達が一緒にいるのに、負ける訳ないじゃない!」
「あの時と同じ…ネプギアちゃんなら、大丈夫。」
「大丈夫。ネプギアちゃんが危なくなったら、ズーネ地区のように今度は僕が守ってあげる。」
「そうそう、スミレの言う通り危なくなったら、アタシが守ってあげるよ!」
「ネプギアだけじゃなくて、ヨメ達は全員強いよ。アタシが言うんだから間違いない!」
「ネプギアは大丈夫にゅ。もっと自信を持っても大丈夫にゅ。」
「皆の言う通りだよ、ネプギアはここまで苦難を乗り越えてきたんだから。それを乗り越えた力は裏切らないよ。」
「ネプギア、後はお前の気持ち次第…気合と根性だぜ?」
皆さんが私を元気付けようと話かてくれる。みんな、私をちゃんと見てくれてるんだ…。そうだ、私は一人で戦っている訳じゃない。
「ギアちゃん。支えてくれる人はたっくさんいるですよ。」
「そういう事。ほら、シャキっとしなさい!」
「はい…はい!」
そうです。あの時と状況は違う。信頼しあえる仲間がいる。この日の為に準備をしてくれた人達がいる。今こそ、犯罪組織の幹部を倒して、“永守さんを連れ戻す。”
≪ならば、今こそ私達の力を開放する時…。≫
≪頑張って、絶対に勝ってください!≫
≪この力、存分に使って下さい。≫
≪さぁ、受け取って下さい…私達の力を…。≫
ゲイムキャラ達がそう言い終えると、体中から暖かく、それでいて力が溢れてくる…。みんな、そう感じている…。これなら…私は、女神化をして永守さんの元に歩み寄る。
「…皮肉だな。ズーネ地区で共に戦った相手と、戦う時が来るとはな。」
「そう思っているのでしたら、武器を下ろして下さい。私は、永守さんと戦う理由がありません。」
「いいや。ゲイムキャラの破壊行為、お前達の旅の邪魔。そして、犯罪組織を広める。戦う理由には十分だ。」
永守さんは再び身構え、戦闘態勢に入っているのが分かる。それにつられるように、周辺から戦闘が始まり火花が散るように戦い始まっているのが分かる。…それでも、私は…。
「…武器を下ろすとは…。」
「私は、お姉ちゃん達だけじゃなくて、永守さん…貴方も助けたいんです。」
「………。」
永守さんは、サングラス越しに私を見つめている…。でも、次の瞬間、右腕を上に掲げ、姿を変え私の方へ向かってくる。
「ッ!!」
放たれる拳を、銃剣で防ぐ。その攻撃は、前の剣、力では吹き飛ばされていたんじゃないかと思われる程…。永守さんの拳や足を見ると、ロボットについていそうな手足が出現している。
「…後悔なら、単身で向かった数年前にしているはずだ。だが、俺にはそんな気などない。」
「どうして…。永守さん。なんで戦わなきゃいけないんですか!」
「目指しているものは一緒だ。この世界を守る為…その方法が違うだけだ。」
「だったら、なんで私達と一緒に犯罪組織と戦わないんですか…!!犯罪組織が憎くないんですか!お姉ちゃん達を捕まえた組織なんですよ!!」
「今でも犯罪組織自体に憎悪している。…同時に、その強さに惹かれた。その強さがあれば、守れる者を守れると思った…。それだけだ…。」
「………。」
私は、永守さんの本音が聞けた気がしたし、言っていることも分からなくもない。それでも、私からしたら間違っている…。そう思いました。
「お前の考えも分かっている。…だが、もう後戻りは出来ない。さぁ、死合おう…未来の…ゲイムギョウ界の為に…。」