超次元ゲイムネプテューヌ~闇夜の円舞曲~   作:KeyMa

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犯罪組織編を無理矢理終わらせてしまった感はありますが、今回から新たな舞台へ突入します。
投稿待っていた方、そうでない方も、今後とも宜しくお願いします。

*2018/09/24
ちっちゃいいーすんこと、神次元イストーワルに顔文字を付け忘れる失態。文章の後ろにそれらしい顔文字を付け加えました。


Scene58 新たなる旅立ち~Future Road~

 

<全てを、全うしたのだな。>

<ああ。アンタの言われた通り、全てを全うした。使命、義務、責任。それで動いていたと言われたらそれまでだが…。>

<わしの目、体が答えておる。そのような考えで、其方は動いてないと。>

<…有難い言葉だ。>

 

嘗てゲイムギョウ界へ訪れる前に来た、真っ暗な空間。それは、虚無であり、深遠ともいえる空間。そこに、俺と一時的に力を授けてくれたウラヌスが、互いに正面を向き合い佇んでいる。嘗ての俺だったら、ニグーラを全て滅ぼし、俺の中に流れる遺伝子、闇の力を絶つ為、最後は塵のように散っていくはずだった。それが、ゲイムギョウ界に招いた災害の罪滅ぼしであり、俺に架せられた罪と罰だ…そう考えていた。

こんな俺でも、慕ってくれる人々、俺を頼る人々、信用・信頼してくれる人々。そんな人々に共感し、生きる意志を沸かせる要因となる。…その分の恩は返さなければならない。そして、この道を選んだ以上、死んでいった奴らの分まで生きなければならない。これも、神の気紛れなのかは分からない。新しい顔よと言わんばかりに、神が俺に新しい生命を与えたというのだから。

 

<覚悟は、出来ておるな。>

<…でなければ、アンタの言う通りにはしていない。>

<そうか…。それを聞いて、わしは安心したぞ。>

<アンタは、後悔してないのか?>

<気遣いなぞ不要だ。わしは嘗て女神だったが、古い時代の者だ。今の女神とは歯車が合わぬ。それに、今の女神であれば、問題なかろう。>

<………。そうだな…。>

 

その後、俺は誰に言われる訳でもなく、そうするべきであるかのように、目を閉じる。…だが、気になるのは出所だ。最初は上空から湖に落下、今度の出所は何も言われてない為不明。ゲイムギョウ界に出るのか。元居た滅んだ世界に出るのか…神のみぞ知る状態だ。

 

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

 

 

ある施設の廊下を、どこかに向かって走っている少女がいる。深夜に呼び起されたのか、若干整え切れていない長い黒髪のツインテール、黒と青を主体とした品格ある衣装、そして、その少女自身、若い見た目とは裏腹に上に立つ者の風格を持っている。

 

「一体何事よ!こんな深夜に…。」

「申し訳ございません、女神様…!」

「…その呼び方はやめてくれないかしら。あなた達はわたしと一心同体…という訳でもないけど、今後の苦楽を共にする存在なのだから、もっと肩の力を抜いて。」

「あ、は、はい…。そうでした。見て下さい、この異常反応を…。」

 

女神様と呼ばれた少女は、データ管理室のような部屋に入り、各職員の示したパネルに顔を向ける。そして、その内容に女神と呼ばれた少女は驚きを隠せない様子でいる。

 

「………。これは、人型の反応!?」

「そうです、ノワール様。解析をしましたが、いずれも人型、それも人間の反応です。しかも、航空機の反応なく、突如空中に現れました!」

「なんですって…!?どういう事なのよ!!」

「わ、我々としても、結果の通りとしか…。」

 

ノワールと呼ばれた少女は、職員から少し距離を置き、考え事をする。

 

「その反応の映像化は?肉眼で捉えることは?」

「残念ながら、映像化どころか、観測班でも反応のある場所を目視しても、何もないとの報告です。」

「………。まさか、あの“本体”?」

『っ!?』

 

女神と呼ばれた少女が口にした本体(・・)という言葉に、その場にいた職員全員が驚いた反応する。

 

「ほ、本体って…あの、伝説の書に書いてありました?」

「ええ…。あくまで、私の推測に過ぎないけど、極めて特別な出現、人間である事、伝説の書にも空から降ってくると載っていた…この条件を突破する条件としては、十分該当はしているわ。…最も、名無しの誰かさんとは違う事を祈るけど。」

 

伝説の書に掛かれていたという事を鵜呑みにするわけではないが、その条件に該当するという事を述べ、状況報告を続けるよう指示をする。しかし―――――

 

「っ!!反応が…消えた!?」

「なんですって!!再検索は!!」

「既にやっていますが、反応戻ってきません!!………、ターゲット、完全ロスト。」

「………。何処に落下したかは推測できる?」

「それは、私が…。状況からして、落下速度や角度に変化がなければ、プラネテューヌの南にあります砂浜エリアあたりに落下するかと思われます。」

 

それを聞き、更に考え込み一つの答えを出す。

 

「…わかったわ。とりあえず、プラネテューヌに明日の午前中にそっちに向かうって通達しといて。」

「の、ノワール様、自ら行くのですか?」

「ええ。イストワールとあの子は大丈夫として、あのお寝坊さんは、私が行かないとダメだからね。ご苦労様、みんな。今回の観測は終わりにして、各々休んで頂戴。」

「し、しかし、ルウィーに向かうという件は…。」

「そんなの、明日中に出来るわ。(多分ね…。)」

「???、何か言いました?」

「…何でもないわ。」

 

そう言い残し、ノワールは再び寝室へと戻る事にした。

 

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

 

赤を主体とした赤黄緑の木々が並び、和風を思わせる建物が多くある。その中でも極めて大きな屋敷から、外を見つめている少女がいる。その手元には、膨大とも言える量の資料がある。そこへ、小太りで如何にも偉そうな大臣のような男性が、その少女へ歩み寄る。

 

「如何なさいますか、ブラン様。」

「…如何も何も、今回は見送りよ。」

「はぁ、そうですか見送りですか…って何ですと!!」

 

ブランと呼んだ少女の返答に、男性は予想外な反応に驚いてしまう。

 

「な、何を仰っているのですか!これを真っ先に行えば、我がルウィーのシェアも鰻登りのチャンスですぞ!!」

「あんな馬鹿な事やった後で、行ける訳ないでしょ…それともなんだ、わたしの言うことに文句あるってのか?」

「い、いえ…そんな事は…。」

 

何かを察したかの如く、それ以上の事は言わず後ずさりしつつ男性はその場を後にする。その表情には何か企んでいるかのように微笑みながら…。

 

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

 

 

【プラネテューヌ:砂浜エリア】

 

「………。うおっ!!」

 

―――――どぼぉんっ!!

 

目が覚めた途端、背中に強烈な水の衝撃を受ける。そして、しょっぱさを感じ直ぐに理解する、“かなりの速度で上空から落下、海あたりへ落下” したのだと。何というか、ゲイムギョウ界ってのは、上から落下するのがお約束なのか?幸い、そこまで深くない為、直ぐに浮上する事が出来た。周囲を見渡し、直ぐ近くに浜辺があるのを確認、そこへ泳いで行く。

 

「………。ふぅ…。」

 

砂浜へ上がり、自分の状態を確認する。服装はプラネテューヌで借りた服の状態だ。痛んだ様子はない。しかし、左腕の腕時計、サイドパックとその中に入っていたスマホ、それ以外の装備品はない。おまけに腕時計とスマホは電池切れだ…充電か対応するバッテリーがあればいいのだが…そして、右腕から感じる光と闇の力。これらを察するに、状態としてはエンデを倒す為に力を授かった状態に戻ったと言えばいいのか。

 

「(兎に角、情報収集が先だな。)」

 

…とは考えたものの、どう見ても夜中だろう。かなり遠くの方に建物らしきものが見える。あの形からして、恐らくはプラネテューヌと見ていいのだろうか…。

 

「…ん?」

 

そう考えながら森の方へ歩いていると、特に蹴った訳でもないが足元に何かある事に気づく。砂で覆われているのを払いのけ、そこにあるのを拾う。

 

「手帳、無線機、銃?何でこんなところに…。」

 

落とし物としては、不釣り合いな物ではある。しかし、どういう訳か3つとも拾わなければいけない気がし、その落とし物に手を伸ばす。

 

銃の方はガバメントのコピーモデル“M1911A1”のEMP。無線機の方は、軍用系の見た目をした小型タイプで、画面はデジタルでボタンが多くあるが、周波数を合わせるのは捩じりタイプ、一応無線だけでなく、切り替えで電話としても使えるようだ。更に驚くべきは、デジタル画面から宙にホログラムのように、メニューのようなのが開く。さながら、ゲームのようなメニュー画面を見ている気分だ。とは言え、そこに映るのは周波数ぐらいだ。手帳の方は、俺の能力について書いてある事に驚いた。状態としては、ニグーラによる殺意の衝動は取り除いたそうだが、やはり右腕を取り除くことは出来ず、基本的には女神と闇の力を持った状態である。詰まる所、不老とまではいかないがそんな状態なのだろう。手帳を読んでいくと、超能力はそのまま、影剣は使えない代わりに、右腕の力を開放することで両剣を生み出す事が出来るようだ。確認の為に両剣を呼び出すと、握りはジャッジの斧のような形の黒、刃の形状はブレイブの持っていた剣の形、刀身の色は赤黒い。鍔には片方はネプテューヌが付けてたクロスヘアのように十字のマーク、もう片方は髑髏が象ってある。尚且つ、中央部が外れワイヤーで繋がれており、模擬的な双剣としても使える。だが、この状態だと禍々しい状態の黒い右腕をさらけ出す事になる…使うなら時と場を考えた方がよさそうだ。そして極めつけは、ゾディアーク化改め“ハードフォーム化”…しかし、そこには何も書かれていないどころか白紙だ。

 

「………そのうち分かるだろう。」

 

兎に角今は情報収集を兼ね、街に向かうことが最優先だ。手帳をしまい、銃をバックパックのホルスターへ入れ、目の前に見える街へ歩き始める。ここがプラネテューヌであれば、バーチャフォレストに違いない。周囲には眠っているスライヌ等がいる。此方から攻撃しなければ、起きもしないだろう。

だが、暫く森の中を歩いていると、突如強烈な睡魔に襲われる。犯罪組織に居た時は、殆ど寝ずに体を鍛えていた反動なのか分からないが…。

 

「…くっ…力が、入らない。」

 

せめて仮眠を取るなら、安全を考え木の上で寝た方がいいが、力が入らず上ることが出来ない。そして、そのまま木に背を向け意識が遠のいてしまった――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……てぇ、か…ひ……ぉ。」

 

どれだけ寝てしまったのか…、微かに声が聞こえ体を揺らされている感覚がする。普段なら、足音や殺気で起き上がるのだが、この感じはまるでネプテューヌがフワフワと近づいてきたような感じがする。

 

「ねぇ~、お~き~てぇ~。」

「なんだ…朝か…。」

「あ~、やっと起きたぁ。」

 

目を開けると、ネプテューヌ並みの幼い外見、手入れをしてない感じで長い長い髪をポニーテールとして結び、尚且つパジャマのような服装、外出にも関わらず見た目から室内用と分かるスリッパ、直ぐ近くに1/3サイズ程の人形。見た目からしてゆるふわ系であり、とても冒険しに来たとは思えない恰好をしている。

 

「………。」

「ん~?どうしたの?」

「…いや、何でもない。」

 

不思議な事だが見た目や雰囲気とは裏腹に、只者ではない感覚を覚える。…ゲイムギョウ界なら驚くべき事…と自分に言い聞かせておこう。すると、奥の方からこちらに2人向かってきている。

 

「あ、いたいた。プルルート!」

「あ、ノワールちゃん、ナナちゃん。」

「こっちは的外れでしたよ…ん、その人は?」

「………。」

 

…これは驚いた。プルルートと言われた目の前にいる少女が言ったノワール…服装や雰囲気は多少違うが、俺の知っているノワールと瓜二つだ。そしてもう一人、ナナと言われた少女…。初めて会ったにも関わらず、他人ではない、もしくは、既に彼女を知っていたかのように…。姿も声も聞いたことがないにも関わらず、自分の奥底、魂が感じている。言葉では足りない繋がり、懐かし感覚。待っていた…と…。

 

「………?」

「な、何よ、さっきからジロジロ見て…。」

「どーしたの、ナナちゃん。ぼーっとしちゃってぇ?」

「え?あ、いえ…。」

「………。何でもない、似てる人がいてな…。」

「ふぅん…それで、プルルート。この人は?」

「えーとねぇ、ここで寝てたんだよぉ。」

「はぁ、寝てた?」

「街まで直ぐ近くで、ここで寝てしまうとは…変わった人ですね。」

 

さてさて、寝てる最中に人と接触すれば、質問攻めになるのは目に見えている。しかも、この3人の会話からして、街まではそこまで遠くないと言う。途中から記憶が曖昧になっているというのなら、無意識にそれなり距離を歩いていた事になる。

 

「此処まで旅してたんだが、急に眠くなってな…。」

「何よそれ、不眠不休の旅でもしてた訳?」

「まぁな…。」

「そういえばお名前、聞いていませんよね。差支え無ければ、職業とかも聞いておきたいのですが?」

 

さて、名前か…。恐らく住民データとかあったら該当無しと出る可能性は高い。かといって、俺の本名を言って同じ世界で、当時の時間帯だった場合“犯罪組織の残党だー!”って言われて逃亡生活するのも面倒だ。幸い服装は犯罪組織前の服装で在り、この3人は元犯罪組織とは言え、俺の存在を知らないと来た。とは言え、念には念だ。偽名…と言うよりはコードネームと過去の職を言っておくとするか。

 

「構わない。俺は…俺は、エース。元軍人…いや、元傭兵ってところだ。」

「…さっき旅をしてるって言ったわよね。それにしては装備が少な過ぎるんじゃない?」

「ああ、確かに、アンタの言う通り武器とかはあった。だが、身分を捨てた俺には持ち出せる権利はない。」

「ほぇ~、それでそんな軽装で?」

「それにしては馬鹿正直過ぎない?」

「…我ながら、自分でもそう思う。」

 

…とりあえず、話は何とか誤魔化せたか。話を聞く限り、コードネームを使う必要はなかったのかもしれないが、やはり念には念をだ。

 

「それで、アンタ達は何をしにここへ?武装しているのを見ると、ピクニックしに来たわけじゃないだろう。」

「ええ、深夜にこの近辺で強力な反応があってそれを見に来た訳。まぁ的外れよ。何もなかったという訳。」

「…そうだ、一つ聞きたい。ここは何処なんだ?」

「…え(ほぇ)?」

「これは、また妙な旅人ですね…。」

「ええ、妙という以前に可笑しいわよ。自ら旅をして自分の足で来たと言うのに、自分がどこにいるか分からないなんて。」

「ああ…それは…。本当は別の目的があったが、途中で地図を無くしてしまってな…。それでなとか辿り着いたのがここってわけだ。」

「それにしても、迷ってレツゴウアイランドの直ぐ近くの森に…中々悪運が強いですね。」

 

レツゴウアイランド…俺がいた世界にそんな場所あったか…?ダメだ、覚えてない。

 

「それよりもさぁ、プラネテューヌに戻ろう?わたしぃ、眠くなってきちゃったぁ…。」

「…何ってるんですか。」

「そうよ、確認が終わったらルウィーに行くって言ったの、貴女じゃない。」

「ほぇ、そうだっけぇ?」

 

ルウィー…そしてプラネテューヌ…。少なくともゲイムギョウ界であるのは間違いなさそうだ。

 

「兎に角、このまま放っておくわけにもいかないわ。何かの縁と思って、貴方もついてきなさい。」

「…ああ。」

 

兎に角、状況の確認と自分の立ち位置を確立する為、今は言われるがままにするのが最善だろう。

 

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

 

 

【プラネテューヌ:教会】

 

とりあえず、言われるがままプラネテューヌの教会へと向かった。そして、俺の知っている情報と、聞きたいことを聞くことにした。

まず話を聞く限り、ここはプラネテューヌであることは間違いない。俺の知っているプラネテューヌと比べると小規模だが、面影はなんとなくある。次に、プルルート、ノワール、そして3年前に記憶喪失として発見、プラネテューヌで保護されることとなったナナと呼ばれている少女。…この3人は女神である。そして、この世界では信仰心によって女神が誕生するのではなく、女神メモリーという激レアアイテム並の物を使い、その素質があった者のみが女神となり、国を設ける権利があると言う。素質のない者は醜い化け物になる…らしいと。らしいというのは、言い伝えともいえる、使ったら醜い化け物になる可能性があるという事で、前例がないことからそう言わざるを得ないらしい。それから、世界地図を見せてもらった。似ているようで似ていない感じだ…ルウィーが白色でなく紅葉のような赤色で染まっている。尚且つ、南にある島…恐らくここにも女神がいる場合は、リーンボックスで間違いはないが、島との距離が随分と開いている。まぁ、この食い違う点を言ったときは、夢として片づけている。

 

「なるほど…事情は大体わかりました。…いえ、分かったという事にしておきます(・ω・)」

「…そう思ってくれると、助かる。」

 

目の前に、本に乗ってフワフワと浮いている人形のような妖精…彼女はプルルートが、女神になったと同時に誕生した司書イストワール。俺の知っているイストワールとは大分小さいな…。

 

「あ、今小さいって思いましたね…!!((`△´))」

「………。」

 

それはさておき、こっちの質問としては“ナナ”と呼ばれている少女に関してだ。3年前に、オオトリイ大森林で倒れているのを発見し、メンタルケアで記憶が戻るか試す為に保護という形でプラネテューヌに住居している。その後、戦闘能力があると見て、本人がタダ飯じゃ嫌ですという強い希望の元、クエストを申請できる冒険者として登録。得意武器はカタナ系だと言う。それからZECA一号遺跡で、ノワールの女神になる願望を叶える、女神メモリーがあるという情報を掴み、俺を発見した3人で向かったと言う。そこで“七賢人”と言う組織を名乗る者が現れ絶体絶命かと思われたが、ノワール、ナナは女神化したプルルートによって女神メモリーを確保、七賢人を名乗る者に勝つ為に恐れなく使い、女神になり七賢人を名乗る者を退いたと言う。不思議なのは、ノワールとナナ、イストワールはプルルートが女神化する事を推奨していないという事だ。…これに関しては触れないでおくとするか。俺自身も隠し事はあるからな…。

 

それから3年が経つ…正確には俺が出現する数週間前の話となる。ルウィーから“ホワイトハート”と名乗る女神がラステイションを訪れ、戦闘になる寸前に、ラステイションが何者かによって攻撃を受けているという情報を受け、ラステイションのクザラット工場で、七賢人の一人である“コピリーエース”の妨害を阻止。…話によると、ここに大きなネズミもいたらしい。それから、どうも話を聞くと、ホワイトハートは完全にボイコットされてるよなこれ…。それから、ラステイションには様々な嫌がらせが発生し、「ルウィーの仕業だ!」とギャーギャーと言い、「なら、自分で聞けばいいじゃない。」とプルルートが言い、どういう訳か今日ルウィーに行くことになったと言う。…何か発言がのほほんとしたプルルートとは違う気がするが、それもそのうち分かるだろう。ついでに、ナナが女神化した事で魔法とは異質の氷技が使えるようになり、この事でもルウィーは魔法に詳しいという情報を知ったことで、行く価値はあるともナナは考えているらしい。で、今日ルウィーに出かける前に、昨日に発生した強力なエネルギー反応の現地を確認する為に集まって、それからルウィーに行くという形になっていたそうだ。向かう前に、幼女のような女性が現れ「誘拐犯!」とか言ったらしい。何でも、子どもが誘拐されるという事件が多発しているようだ。まぁ、その少女は誘拐犯でないと分かったらすぐに帰り、エネルギー発生源の所へ向かう事となり、プルルートだけが寄り道をし、俺を見つけた…。

 

「長かったねぇ、お疲れぇー。」

「貴方、誰に向かって説明してるの?」

「誰だっていいだろう。そんな事より、何故俺も行かなければならないんだ。」

 

…今俺は、ラステイションにいる。ナナの強い希望によって、同行する事となった。その理由は、本人も分からないと言うが、「彼は必ず、力になります。」の一点張りで曲げなかったという。力になるかどうかは、分からないがな…。

 

「まぁいいわ。とりあえず、貴方の希望通りの装備は用意したわ。」

「ああ、助かる。」

 

とりあえず、余りにも軽装すぎる為、籠手と銃の予備弾、サバイバルナイフ、サングラス、スマホの充電器を用意して貰った。スマホを見せたら、「何それ!」と言ってきた為、スマホというのがまだ普及してないのだろう。スマホはとりあえず電話としては使える。ネットはどういう訳か繋がらない。それから、写真が入っており、中にはネプテューヌとネプギアと一緒に写っている写真がある。こんな写真あったか?と思って得閉まったが、人探しとして持っておくことにしよう。

 

「さて、準備で来たわね。それじゃあ、ルウィーに行くわよ!」

『おー!』

「………。お、おー。」

 

若干、不安要素もあるメンバーで、ルウィーにカチコミをしに行くこととなる。俺の知っているホワイトハートことブランであれば、争わずに話し合いで済めばいいのだが…。

 

 

 

 

 

 

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