【???:会議室】
まるで秘密基地とも言える場所で、6人の人物がロの字の机を囲うように如何にも贅沢そうな椅子に座っている。それぞれ、頼り無さそうな青髪の眼鏡をかけた女性、ピンク色のゴスロリを身に纏った背の低い女性、魔女の風貌をした女性、マスコットと思わしき黒い二頭身程度の大きなネズミ、小太りながら責任者の風貌を持つ男性、メカニックなボディアーマーを身に纏った人物。そして現在、ゴスロリの女性がここに集まる前にあった出来事を話している。
「―――――て事で、あの馬鹿女神の3人は、これからルウィーに向かうらしいわよ。」
「え、ええええええ!?な、なんでですか!?どうしてルウィーに!?」
「私に言われても知らないわよ…そこまで聞いてないし…。」
「まままままままさか、ついに全面戦争勃発ですか、しちゃうんですかぁ!?あわわ、やっぱり、皆さんが煽り過ぎたのがいけないんですよぉ!私はやり過ぎだと思っていたのにぃ!!」
…どうやら、(描写はストーリーの都合上ないが)女神がこれからルウィーに向かうという事を報告し、今に至るといった感じだ。そして、如何にも頼り無さそうなのが、この場のリーダーを務めているらしい。
「えぇい、やかましい!なってしまったのは仕方ないだろう!!それ以上喚くなら、その口を喋れないようにしてやるぞ!!」
「ひぃ!!ごごごごごめんなさい…!!」
「…チッ。そう直ぐ謝るのも気に食わん。こういう時にこそ、あの馬鹿が居れば話が逸れるのだがな…。」
「あら、マジェちゃんってば…コピリーちゃんの事が好きだったの?ふぅん、いがーい。」
「そんな訳あるか!それと貴様、何度“マジェちゃん”って呼ぶなと言っただろが!!」
「オバハンぐらいになると、男なら誰とでもいいってことっチュね。」
「…ネズミぃ、本気で死にたいようだな…。」
「まぁしかし、奴を直したところで役に立つのかのぅ。」
コピリーちゃんことコピリーエースは(此方もストーリーの都合上描写無し)、3人の女神にボコボコにされ修理中であると、ボディアーマーの人物が言う。普通なら慌てるようなところだが、一人を除き落ち着いた態度を示している。
「あ、あのあの、皆さん。これって普通なら深刻な話題では…?」
「アンタが気にしすぎなのよ。アイツ等、“ルウィーにイクゾー”って感じなのよ。これの何処が戦争って雰囲気なのよ。」
「そ、そうなんですか?…うぅ、でも、何かの切っ掛けで争うかもしれないですし…。」
「ワタワタしたり、ブツブツ呟いたり…本当騒がしい年増っチュね…。」
「まぁでも、今回ばかりは…レイちゃんが心配しちゃうのも仕方ないのかもね。」
全員が雑談のような雰囲気の中、ボディアーマーの人物が、気になることがあるらしく、話を割る様に話し出す。
「アブネスちゃん、さっき3人って言ったわよね?」
「そうよ、それが何か?」
「実はね、さっきラステイションのカメラにね…その3人の中に、1人男性が増えてるのよ。」
「ほぅ…ルウィーに向かうのに、傭兵を雇ったのか?貴様の盗撮も少しは役立つではないか。」
「やだもぅ、マジェちゃんったらぁ。盗撮じゃないわよこれ、観察よか・ん・さ・つ♡」
「…どう言っても、やってることは盗撮っチュね…。」
全世界に監視の目をやっているかは分からないが、ボディアーマーの人物が言う事が正しいのであれば、女神一行に男性…そう、“獨斗永守”ことエースが同行しているのだ。
「で、それがどうしたっていうのよ?」
「そうね…そう言ってしまえば、マイスィートエンジェルのノワちゃんが、汚されないかってのが心配だけど…。その男ね、見た目はかなり出来る男っぽそうよ。歴戦の戦士というのかしらね?」
「だが、所詮は人間なのだろう?だったら、同行している意味が分からぬのだが?」
「…もし、この男が伝説のアレであり、プラネテューヌ付近のエネルギー反応の正体だとしたら…?」
「え、えええええ!?そ、そうだったら一大事じゃないですか!?」
「少し話を盛り過ぎではなかろうか?…だが、その話が本当であれば、ワシ等の今後の活動に影響する可能性もある…。ならば、その悩みの種、ワシが取り除いてみよう。」
「あら、アーさんったら。悪巧みな顔しちゃって…。」
「それは元からじゃい。…まぁ見ておれ、ルウィーの女神はここいらでご退場して頂こう…!」
そういって、小太りの男性は高笑いしながら、会議室を後にするのだった。
―――――――――――
【ラステイション:ルドアームズ地下道・南口】
武器の提供をしてくれる代りに、ルウィーに向かって同行する事になった。事の発端は前回(Scene58)を読んでいる事を前提に話すが、ラステイションで開発されたという中身空っぽの黒く塗られたCD、展示されているゲーム機のコントローラーに爪楊枝を突っ込まれたり…どう考えても、やっている側もしょうもない事しているのだが、七賢人の仕業で在り、七賢人と手を組んでいると噂されている、ルウィーの女神であるホワイトハートの仕業だと言う。道中、下調べしたり連絡会談した等と言うも、“絶対ルウィーの仕業”と一点張り。これは、ナナもここに向かう前に言った事だが、上記の通りの回答が返ってきたという。とは言え、ルウィーとその七賢人という、悪巧みをしている組織が繋がっているのは確からしい。あとは、ホワイトハートが俺の知っている“ブラン”であれば、こんなバカなことはしないとは思うが…。そういう訳で、ラステイションとルウィーを繋ぐルドアームズ地下道を通っている。国境があるとはいえ、互いの国が管理していることもあり、道中にモンスターはそれほどいない感じだ。ピクニック気分ではないが、それほど余裕を持った感じで歩いて行ける。
「………。」
「どうしたのぉ、そんな難しい顔して?」
「いや、考え事をな…。」
「ルウィーの仕業であるってことに、納得していないのですか?」
「まぁ…そうなるな…。」
「はぁ?どうしてよ、こっちは被害受けてるのよ。それに、ルウィーへ向かう前説明したでしょ?七賢人と繋がっていることは間違いないんだから。それに、貴方は雇われてる身のようなもんでしょ。黙ってついてくればいいのよ。」
「…了解…。」
言いたいことは分かるが、感情で決めつけるのもどうかと言いたいが、こんなところで言い争って対立しても仕方ない。苦にはならないが、暫くは頭が上がらない状態が続くだろう。
「むぅ~まだぁ?あたしつかれたぁ~…。ねぇ~ナナちゃん、おんぶしてぇ~…。」
「はぁ、しょうがないですね。まぁ、結構歩きましたからね。よいしょっと。」
「モンスターが少ないのと、明かりがあるからそれで十分だが…確かにこう長いと、往復には時間かかる。さっさと行って、ワールドマップのファストトラベルを開放しよう。」
「貴方は何を言ってるの…。それは兎も角、国境は大分前に超えたから、もう少しで街が見えると思うんだけど…。あとプルルートは運動不足。ナナは甘やかしすぎ。」
「だってぇ~…。」
「心当たりがあり過ぎるので、言い返せませんね…。」
「………。」
この通り暫く歩き、準備運動のように戦闘を繰り広げ、地下道をピクニックのように歩いるが、割とグダグダである。道に関しては、ラステイションとルウィー間で会談もしたことない関係上、仕方ないとしか言いようがない。すると、突然首根っこを掴まれ隅に隠れるように移動される。
「ぉお!の、ノワールさん、急になんですか…!?」
「わわわ、あぶないよぉ!」
「ん゙ん゙っ…!!掴むところ考えてくれ…。」
「しっ!静かに…。ほら、あそこに見回りに兵士がいるわ。」
ノワールが小声で言いつつ、ある場所に指をさす。確かにそこには兵士の恰好をした人が一人いる。恐らく、ルウィーの警備兵として見たのだろう。装備は帯剣に、光線銃のようなのを手に持ち、一定範囲を見回っている。
「ねぇ、そのまま進んでもよかったうんだけど?」
「ダメよ、プルルート。考えてもみなさい。只でさえ、私達の中に3人も女神がいるのよ?周知されているかは置いといて、もし他国の女神がルウィーにいるってなったら、それこそ大騒ぎよ。」
「幸い、警備兵は一人。隙を見て駆け抜けるのもありだが…。」
「そうね、その案で行きましょ。後ろを見たら一気に駆け抜けるでどう?」
「えぇ…あたし走るの苦手だよぉ~…。」
「流石に、私もプルちゃんをおんぶしながらは、きついですよ。」
駆け抜けるのもありだが、流石に足音でバレ可能性は高い。顔さえ見られなければ、いいという訳でもないだろうが、プルルートを俺がおんぶすれば、ナナの負担も減るし、そっちの方が早く走れるはず。…とはいえ、その後“どこ触ってるのぉ?”や“変態さんだぁ。”とか言われる可能性もある…。
「…プランBで行くか。」
「何よ、プランBって?」
「冒険している事で話しかけ、奴の目を反らす。その間に、駆け抜けるなり、横を素通りするなりしてくれ。」
「それでは、貴方はどうやって行く心算で?」
「確認出来たら、後を追う。何処かで落ち合おう。」
“ちょっとっ!”っという声が聞こえたが、気にすることなく警備兵の方へ歩み寄る。
「…ん?おい!止まれ!!」
まぁ、見た目通りというか、入国が厳しいとノワールの情報で聞いていたから、当然と言えば当然の結果だ。警備兵の言われるがまま止まり、上手い具合に視線を俺の方に釘付けにする。
「お前、何をしに来た?」
「…ただ単に、ゲイムギョウ界を旅している者だ。」
「…入国審査は通っているのか?」
「入国審査?そんなもの申請もしていない。」
「なら、ここを通すわけにはいかない。」
「何故だ。観光目当てで満足したら立ち去る事すら、許されないのか。」
「上からの命令だ。どんな理由があろうとも、入国審査がない限りここを通す訳にはいかない。さっさと立ち去れ!」
という形で話を長引かせる形で行く。横をチラッと見ると、3人がソロリソロリと端から横切っているのが見える。ああ、サングラスを掛けて居るから、この警備兵に俺の視線は見ええていない―――――が、トラブルというのは付き物だ…。
―――――ポテッ
「あうぅ~っ…!!」
「ん!?なんだ、お前達は!!」
「ああ!プルちゃん!!」
「もう!!なんでこんな時にコケてるのよ!!」
なんと、プルルートが躓いてコケてしまった。その時に声を出してしまった為、警備兵がそっちの方へ眼を向けてしまった。ナナが直ぐにプルルートの体制を立て直させ、走り出そうとする。
「おい、止まれ!!」
「ん?はーい。」
「ちょ、プルルート!?何止まってるのよ!!」
「だってぇ、あの人が止まれって言うからぁ。」
天然なのか、人を困らせたいのか…どっちにしろ、見られた上に何とかしなければ面倒ごとになる。仕方ない、こいつには暫く眠ってもらうしかない。
「…おい。」
「ん?………ッ!!」
正面を向いた瞬間に、警備兵の首元に指を添え、頸動脈を抑える。
「あっあっあっ…!」
「済まないな。暫く、いい夢を見ていてくれ。」
数十秒後、警備兵は白目になりガクッと体制を崩す。倒れそうになった警備兵を抱え、近場の壁に背を向けさせ、見た目は立っているようにみせさせる。
「悪く思うな…。」
そうして、俺は3人の後を追うようにその場を後にした。
【ルウィー】
それなり走り、ルウィーの街中へと到着した。どうやら、ルウィーの入り口付近や街中には、運がいいのか警備兵は見当たらない。さて、3人を探さなきゃと思ったが、1人は直ぐに見つかった。
「あ~、えー君。こっちこっちぃ!」
「………。」
「どうしたのぉ?顔、赤いよ?」
「…いや、何でもない。」
プルルートが、此方に対して片手を上にあげつつ振って存在をアピールしている。一瞬だが、ネプテューヌの“えい君”と呼ばれていた事と“えー君”と呼ばれたことに、一瞬驚いてしまい、思考が一時的に停止した感覚を覚える。プルルート曰く、照れと言う感情があったかは分からないが、顔が少し赤くなっていたようだ。…そんな事より、プルルートの周囲に、ノワールとナナの姿はいない。
「それより、二人がいないが?」
「うん~。二人共、迷子なんだよぉ。しょうがないんだから~。」
「お…おう…。」
これは、完全に二人の走る速度に追いつかなかったパターンか。とりあえず、プルルートと二人で街中を散策しつつ、2人を探すことにした。
―――――ふわぁ。ルウィーってこんな国なんだ~。おもしろ~い!
―――――ねぇねぇ、あの出入口みたいなのが、幾つも並んでるのってな~に~?
…可笑しい、ルウィーの女神に会う為にここに訪れ、迷子のプルルートと逸れた二人を探す為に、きょろきょろと周囲を見回っているのだが、どう見ても視察というよりも観光という方が正しい感じになっている。ネプテューヌ程ではないが、プルルートといたら振り回されそうな予感しかしない。ひと先ずは、迷子のプルルートを合流まで導かなければならないが、ラステイションより古くからあると言われたルウィーだけあり、中々の広さであり探すのに手間が掛かりそうだ。
「ふぅん。これが、この大陸最大の国家、ルウィーの街並み…興味深いですわね。」
「………?」
「ほぇ?」
「…あら?」
鏡を見たら、恐らく眉をヒクヒクと動かしているだろう。あらゆる事が起こり過ぎて、ぎょえー!っという驚きはしなかったものの、突如横に現れた女性は服装は違えど、どう見ても俺の知っている“リーンボックスのベール”にそっくり…いや、本物なのだろう。そんな事より、プルルートがベールを凝視している。
「じろじろ~…。」
「な、何か、わたくしの顔についておりまして?」
「どうした、プルルート。知り合い…か?」
「えっとねぇ、気になったからぁ。あのぉ、おねえさんも、ルウィーは初めてなんですかぁ?」
「え?ええまぁ、そうですけれど…。」
「わぁ~、それじゃあ、あたし達と一緒だぁ~。」
「一緒…?となりますと、其方の殿方もお初でして?」
「…まぁ、一応な。」
プルルートの話で困惑してはいるが、十中八九この世界のベールで間違いない。となると、最初の第一声からしてリーンボックスの女神で、単独ルウィーを視察しに来ている可能性が高くなる。プルルートが女神というのを知らないのであれば、早い内にノワールとナナの2人に合流した方がいい。
「なぁ、大事な事忘れてないか…?」
「大事な事ぉ?うーんっと…。………あ~!いけなぁい!ナナちゃんとノワールちゃんを探さないとぉ~…。」
「よし、捜索再開といこうか。…足を止めさせてしまい、申し訳ありません。」
「い、いえ。此方こそ、お役に立てずに…。」
「うん、それじゃ、またねぇ。」
「あ、はい…。頑張って下さいまし。」
…よし、これで迷子になったプルルートを二人の元へ送り届けられる。そうしてベールを後に振り返った―――――
「お、お待ちになって!!」
「今、ノワールちゃんと仰いました?」
「ほぇ?おねぇさん、ノワールちゃんの事知ってるんですかぁ?」
「…知り合いか?」
「い、いえ…少し気になりまして…。それで、その方はどういったお方ですの?」
「待ってくれ。知り合いかも分からない人に、それを―――――」
「うっとねぇ、ノワールちゃんはお友達でぇ、今は迷子だから探してあげなきゃ~って…。」
「………。」
心の中で叫びたい気持ちも失せてしまった…。恐らく、このベールは視察に来ている事と、プルルート、ノワールの事を知らないとなると、まだ同盟国でないと伺える。そして、プルルートがまさかの情報をリークする形で暴露してしまう。
「あ、いた!プルルート!!」
「エースさんもご一緒で…。兎に角、プルちゃんが見つかってよかったです。」
「もぅ~二人共、ダメだよぉ。迷子になるなんて~。」
「ちょ、待ちなさいよ!そっちが迷子になったんでしょうが!!」
「ほぇ~!あたしの方が迷子だったのぉ!!」
「何時もの事ですけど、流石に今回ばかりは焦りますよ、もう…。」
「苦労してるんだな…。」
合流できたと思ったら、ふわふわよろしくな漫才を繰り広げている。これは、俺がネプテューヌだった場合でも、突っ込みにまわざるを得ない程の天然さを持ち合わせている。で、そんな漫才をしている間、ベールは何処かへと行ってしまったようで、この場に居なくなっている。
「ところで、さっきまで誰かと話してたみたいだけど、誰だったの?」
「知らないおねぇさん~。おねぇさんも、ルウィー初めてなんだってぇ。…あれぇ、いない?」
「漫才やっている間に、何処かいったぞ。」
「となりますと、先ほどの人もルウィーの住人ではない?」
「…まぁいいわ。本来の目的に移るわよ。」
「本当に行くんだな。」
「何よ、エース。ビビってるの?ここまで来ておいて引き返そうなんて思ってる?」
「まぁな。大分無策に近い状態で来たからな。」
「見縊らないで、私達3人の力を侮らないで頂戴。」
ノワールの言う通り、ここまで来て引き返すのも面倒なのは確かだ。3人で1人の女神を相手するのも、正々堂々とは言えないが…情報収集を考えるのであれば、突っ込むしかないか。
「…分かった。さっさと会談して白黒つけようじゃないか。」
「なら、心変わりしないうちにいかないとね。」
そう言って、ノワールは先導するように歩きだし、俺を含めた3人がそれについていく形で歩き出す。
「ほぇ~、何あれぇ!美味しそう~。」
「わぁ~、何あれぇ!楽しそう~。」
「見て見てぇ、凄く綺麗だよぉ~。」
「待ちなさいプルルート!また一人で行動すると迷子になるわよ!!」
「プルちゃん!観光は終わってからにしましょうよ!」
「………。』
予想的中というかなんというか。プルルートは無邪気な子どものように、興味を示したものに走り出したり、立ち止まったりと…それを保護者の如くノワールとナナが動く。ただ真っ直ぐ歩くだけの道のはずが、寄り道でジグザグに動いたりしてしまう。…まぁ、俺も武具には興味がある。後ほど観光として回ってみるのもありだろうが、今はノワールの(思い込みな)目的が先だ。
「ふわぁ~、ノワールちゃんの教会と同じくらい、おっきぃねぇ。」
「…立派な門構えだこと。」
「多分、ここかしらね。」
「そうですね。見た目からして他の建物と違いますから、ここがこの国の教会だとは思いますよ。」
「そうね、ひと際目立つ建物だしね。…それよりもどうしてか、ここまで来るのに、疲れてきたんだけど…。」
「ノワールちゃん、お疲れなの?大丈夫、少し休む?」
「…誰のせいよ…。」
なんだかんだあり、暫く歩き続けているうちに、ルウィーの中でもひと際目立つ大きな建物の前に来た。まるで武将が住んでいる建物のように、その強さを象徴するかのような建物となっている。
「また考え事ぉ?」
「ほら、ボサッとしてない!」
「エースさん、置いてきますよ?」
「あ、ああ。」
3人に押される形で、ルウィーの教会と思われる建物へと入ってく。無駄な争いは避けて話し合いで済むのがいいのだが…万が一に備えて、身構えておくことにしよう。