東方鵺鵺鵺   作:閃艦

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許してください!お願いします
時間が経つのって早いなぁ(遠い目)


妖怪、家を貰う

ふわぁ……よく寝た

 

えーっと、起きて早々何で見知らぬ部屋にいるのか

 

そんなことはどうでもいいんだ、重要な事じゃない。

 

目が覚めたら見知らぬ場所にいるなんてもう慣れた

 

慣れちゃ行けない気もするけど仕方ないんだ…

 

で、一番驚いてるのは目の前に森で会った少女がいる事だ

 

凄い嫌な予感がする……

逃げよう☆

 

そうと決まればすぐに行動に「あら? 起きたのかしら?」

 

……畜生めぇ

 

 

 

 

少女説明中

 

 

 

 

 

 

 

なるほど、木を食ったら倒れたので都市に運んでくれたと

 

この子に助けられなかったらマジでやばかったかもしれない

 

この体のスペックだから何やかんや生きれそうだけどね

 

「ちょっと! あなた話聞いてるの!? 」

 

イマハセッキョウサレテルケドナー

 

「はいはい、聞いてますよ」

 

「全く……あなたのせいで月夜見様に色々追及されて

 

大変だったんだからね!」

 

「じゃあ何で助けたんだよ! いや、助けてくれたのは勿論感謝してるけども」

 

「それは……はぁ……もういいわ。ちょっとついて来なさい」

 

「しゃーなしだぞ」

 

「何であなたが上から目線なのよ……」

 

全くこれだから最近の少女は……忍耐力が足りん

 

何? お前も忍耐力とその他もろもろが足りないって? 黙れ小僧

 

しかし背が低いと周りの見える景色も全然違うんだな

 

さて、少女の後をついて行くか

 

 

少女移動中

 

 

ガヤガヤガヤザワザワキャッキャッ

 

えっ 何でこんなに凄そうな家とかたってんの?

 

ここ幻想郷が出来る前の世界だよね?

 

あいつ(神)転生させる世界でも間違えたの?馬鹿なの?死ぬの?

 

くそっ!ハメやがったな!

 

周りに工場とかあるし絶対違うだろ!いい加減にしろ!

 

「ほら、着いたわよ」

 

そう言って少女が指さしたのは周りの建物よりも一回り大きい建物

 

何となく市役所?みたいな雰囲気がある

 

「何ぼさっとしてんのよ。私も忙しいんだからさっさと歩きなさい」

 

中に入ったら色々な施設があった

 

研究所?とか食堂、銭湯で他にも気になるものがあったが

 

今は取りあえず少女について行かなければならない

 

しっかし少女はこんな所に連れてきてどうするつもりなんだ?

 

「なぁ、何でこんな所に連れてくるんだ?

たかが森で倒れている旅人だぜ?」

 

「その事も後々話すわよ」

 

そっけねぇ……

 

 

少女移動中

 

 

「ここよ。」

 

と言われ着いたのは周りの扉より頑丈に作られている部屋であった

 

周りに衛兵?さんもいるし本当に大丈夫なのだろうか……?

 

更に少女が「絶っっっっっ対に部屋の中で無礼なことをしたら駄目

 

だからね!?下手したら首が飛ぶんだから!」らしい

 

一応少女には助けられた恩があるしなぁ・・・・仕方がない

 

この海よりも深く宇宙より広い寛大な心で申し出を受け入れてやろう

 

「旅の者を連れてまいりました」

 

「ふむ、この者が気になると?」

そこに座っていたのは少女、いや大人になりかけの独特の雰囲気が

 

ある女性、とでも言えばいいのだろうか

 

女性はいかにもなゴージャスな服やアクセサリーを付けており

 

建物の雰囲気と相まって威圧感がある

 

そう、まるで何百年も生きている歴戦の猛者と同じ威圧感っぽい

 

まず歴戦の猛者と会ったことないから本当に感じだけだけどもね

 

「ちょっと!ちょっと聞いてるの!?」

 

「聞いているでござる」

 

「じゃあ早く名乗りなさいよ!本当に聞いてたの!?」

 

名前か……封獣ぬえでいいかな

 

後々名前が違うとか言われたりするのは嫌だからね

 

「我は封獣ぬえ。天界より舞い降りし「なに言ってんのよ!ちゃんと

 

名乗りなさい!」……そこらでさまよってた旅人です」

 

「…人…ねぇ?」

 

「ああん?嘘を言っているとでも?」

 

「まぁ、いいでしょう。永琳、最近外壁近くの家が空いたわよね?」

 

「…?確かに最近は穢れを嫌って内側に移住する民がいますが…」

 

「1番外壁に近い家にこの者を住ませときなさい。いいわね?」

 

「大変失礼ですが何故このような者に?都市の中では教育受け、

仕事に就いたものだけが家を持つべきです」

 

少女の言い方に少しイラッと、いやかなりイラッとしたがそれより重

 

要な事がある。穢れとか訳分からん言葉も出てきたがこの際は何でも

 

いい。少女が言うことも最もなのだ。

 

いくらお人好しといっても家を与えるなんて……

 

この世界の物価とかが安いからとかいう理由も考えられるけどな

 

「いいのよ、このままほっといて暴れられでもしたらそれこそ

 

被害が出るでしょう?」

 

「そんなもの兵士に任せれば被害を出す前にでも捕えられますが…」

 

「そいつね、多分軍の上位連中より強いわよ」

 

「何を言ってるのですか!私が管理している軍が倒されるはず…」

 

「永琳」

 

刹那、月夜見から神々しいオーラが周りに放たれた

 

この体を持ってしても一瞬動けなくなるほどに……


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