もしかしたら書き直すかも
モンド・グロッソから数ヶ月がたった
あれから一夏は何事も無く過ごしていたが俺は違う
ウィズを使って世界の動きを監視していたのだ
流石にあんな事があった後だからな
まあ、杞憂に終わったけどな
特にこちら側に不利益になるような事は無かったし
しかし、ある日、束さんから情報が入った
「そうか、彼女達が見つかったか…」
『うん、どうするの、はーくん?』
「俺が行く。
『束さんとくーちゃんも手伝おうか?』
『ええ、兄さん。私に出来ることならやりますよ』
そして、束さんはいつの間にかクロエ・クロニクルを連れていたのだ
まあ、クロエが作られていた施設や他の助けられなかったやつらは俺が主体となり、NEVECで殲滅と弔いを行いはしたけど…
それからクロエは俺のことを兄さんと呼んで慕ってくれている
というか、それ以外で呼ばせるの諦めた
何度言ってもそう呼ぶからな
ちなみに戸籍は束さんが作り、NEVECで働いていることになっているが基本的に束さんの所にいる
「…戸籍関連のこと、任せていいか?」
『うん、いいよ!この天才束さんに任せちゃいなYo!』
「お前は天才じゃなくて天災だろうが…」
さてと、準備をしないとな
「ウィズ」
『お呼びでしょうか、マスター』
「γ経由であいつらに声をかけとけ。最後の亡霊を迎えに行くとな」
『了解しました』
さてと、行きますか
「おい、スコール!どうしてこうなった!?」
「私が聞きたいわよ!オータム!そこを右!」
「おおおおお落ち着け、お前ら。慌ててててもいいことはないぞおおぉう!?」
「「
スコール・ミューゼルとオータム
彼らは
そしてマドカと呼ばれた少女は新亡国に生み出された織斑千冬のクローンだが、利用される前に2人が奪取
何とかしようとしたが既に亡国が崩れ落ちた時だったため一緒に逃亡生活をすることになってしまったのだ
さて、彼らがなぜこんなにも慌てているかというと…
「クソ!どこから情報が漏れたんだよ!」
「わからないわ!取り敢えず逃げるしかないでしょ!オータム、そこ、左!」
「おう!!」
現在、新亡国から逃げていたからである
人気のないスラム街を車で何とか逃げているのが現状であるが
「っ!スコール!」
「しまった!」
「チッ!」
既に回り込まれており、3人は囲まれてしまった
「さてさて、ここまでですね、スコール」
「…レーベ」
「てめぇ…」
彼女らを囲っている包囲の中から出てきたレーベと呼ばれた女性は二ヤァと嫌な感じで微笑んだ
「さてさて、答えはわかりきってますが一応聞いておきましょう。こちら側につく気はありませんか?」
「…ある訳ないでしょ。わかりきったことを聞くんじゃないわよ」
「おやおや、ふられてしまいましたか。しかし、既にあなた達は包囲されています。現状はこちらが圧倒的に有利ですよ」
「チッ」
舌打ちをしたオータムが拳銃を取り出すがこの状況では焼け石に水なのは明らかであった
「それにしてもあなた達を殺すのは惜しいですね。それではこうしましょうか。Mを引き渡せば見逃してあげますよ、おふた方」
「てめぇ、ふざけてるのか!?」
オータムはキレるがレーベはそのままの口振りでさらに話した
「何を怒っているのですか?Mはブリュンヒルデのクローン。つまり、私達が生み出した道具です。道具に情でも湧いたとでも?」
「違う!生まれがどうだろうがこいつは決して道具なんかじゃねぇ!織斑マドカっていう1人の人間だ!」
「オータム…」
オータムはそんなふうに言い返すが
「やれやれ。あなたには失望しましたよ、オータム。まあ、元々スコールの腰巾着でしたからこんなものですか。それでスコール、あなたは?」
「愚問ね、レーベ。私の答えはオータムと同じよ。マドカを見捨てたりはしないわ」
「そうですか…。はぁ、たかが道具風情に情が湧くとは…。もう、いいでしょう。あなた達は用済みです。死にな『人の家族を道具呼ばわりするとはいい度胸してんな』っ!?」
その時、大きな物音を立てて何が降ってきた
その衝撃で巻き上がった煙が晴れた後にあったのは落ちた時の衝撃で出来たクレーターの中心で佇む
「I…S…?」
「ここら辺のはずだが」
俺は旧亡国の最後のメンバーであるスコール・ミューゼルとオータム、そして彼女らが保護したというマドカをスカウトに行くためにステルス迷彩がついた大型ヘリで目的地に向かっていた
「おい、春也。本当にスコール達がここにいるのか?」
「ああ、そのはずだ、ウォルター」
俺にそう聞いてきたのは原作でアドバンスベースの教官を勤めたウォルター・スティングレーだ
彼はこの世界では旧亡国の警備部隊で隊長をしていたが亡国が解体した時に俺がスカウト
現在はアジア支部の支部長を勤めている
ちなみに亡国ではそれなりに上の立場だったらしく本人の性格もあってか幹部陣であってもほとんど呼び捨てだったらしい
「まさか、彼女達が生きていたとはな。未だに信じられん」
「確かな情報だから安心しな。それよりも何でお前やお前のとこの部隊を呼んだかわかってるよな?」
「スコール達の説得、それから奴らに対する警戒といったところか」
NEVECは今、ヨーロッパ、アジア、アメリカの三つの支部、そして日本ある本社といった構成になっている
それぞれにさまざまな施設があるが同時に全ての支部に警備部隊が設立されている
彼らの殆どは旧亡国のメンバーで構成されており、さらにはハーモナイザーを使ってEX-Tを扱うことができるようになっている
しかし、彼らが武力行使する場面は滅多に無いため基本的には社内の警備ぐらいしかやってないが…
たが、新亡国からの攻撃はそのうち来るだろう
そのためにEX-Tを扱えるようにしているのだ
まあ、それは置いておこう
さて、俺はヘリから外を見下ろすが
「ん?」
「どうした、春也?」
見た先には包囲されているスコール達がいた
「不味い!先に奴らに見つかったか!?」
「なに!?」
俺は多少怒鳴り気味でウォルターに指示を出す
「俺が気を引く!その間に確保しろ!頼んだぞ、ウォルター!」
そう言い残し、俺はヘリから飛び降りた
「おい!まったく、せっかちだな。お前ら、戦闘の用意をしろ!さっさと動け!パイロット!降下用意!」
降下中、俺はギンギラに話しかけた
「行くぞ、ギンギラ」
『いいのですか?』
「あの時はドイツ軍の目があったから流石にお前は使えなかったが、今回は奴らしかいない。派手に暴れるぞ!」
『了解です!マスター!』
そういうと俺の周りに武装が展開され、ギンギラへと姿が変わっていった
話が聞こえる距離まで降下し、そのまま突っ込んだ
「人の家族を道具呼ばわりするとはいい度胸してんな」
さて、ギンギラの初陣だ
言った通り派手にいかせてもらう!!
(何なんですか!?このISは!?)
レーベは困惑していた
まあ、見たこともないISが突然降ってきたら誰でもそうなると思うが…
『次にお前は「あなたは一体何者ですか!?」と言う!』
「あなたは一体何者ですか!?…はっ!?」
『スキありだ。はぁ!』
春也はギンギラの左右の肩の上についている輪っかを両方とも投げた
「っ!総員退避!」
レーベは咄嗟に部下達に指令を出すが時すでに遅し
輪っかは目の前まで迫っていた
しかし、それは彼らには当たらず、目の前で止まっていた
「なっ!?」
『突っ込め!ギンギラ!』
それに驚いているうちに
向かってくる
そしてそのタイミングでウォルター達を載せたヘリが降りてきた
「スコール!こっちだ!」
「っ!?ウォルター!?」
「え!?マジかよ!?」
「さっさと乗れ!逃げるぞ!」
スコール達、3人が乗り込もうとしたが
「あのヘリを撃ちなさい!彼女達を逃がしてはいけません!」
レーベの命令で新亡国のメンバーはヘリに銃口を向ける
が
「やれ!!」
ヘリに乗っていた警備部隊のメンバーが対AK用のサブマシンガンを新亡国に向かって撃ちまくる方が早かった
「ぐっ、クソ!」
「上昇!」
その隙にスコール達はヘリに乗り込み、ウォルターの指示で上昇を開始した
「逃がしま『悪いが逃がしてもらう』っ!?」
そう言い、
閃光がはれ目が見えるようになった時にはそこには誰もいなくなっていた
「完全にやられましたね。まさか、ウォルターが来るとは。それに彼らのあの武器…。織斑春也が持っていたものと同じものでしたね。ということはあのISに乗っていたのは…」
『人の家族を道具呼ばわりするとはいい度胸してんな』
「…しかしISは女性にしか動かせないはず。いえ、何かしらの条件で男性でも…。どちらにしよアレの開発を急がせた方がいいようですね」
取り逃がしたものの新たな亡霊は笑う
全ては新たな世界のために…
「久しぶりだな、スコール、オータム。間に合ったようでよかった」
「ええ、助かったわ、ウォルター。ただ、いろいろと聞きたいことがあるのだけれど?」
「ちょっと待ってな。そろそろ来る頃だろう」
「来るって誰が?」
オータムがそう聞いた時にヘリの扉を叩く音が聞こえた
「来たな」
ウォルターはそう言い、扉を開けた
そこにはギンギラがいた
「こいつはさっきのIS!」
そしてギンギラは消え、春也がヘリに乗ってきた
「よっと。ウォルター、もう話をしたか?」
「嘘!?織斑春也!?」
スコールはいろんな意味で驚いた
何故春也がここにいるのか?
何故男なのにISを動かせるのか?
「兄・・・さん・・・?」
しかし、マドカの言葉で何も言えなくなってしまった
「初めましてだな、マドカ。姉貴のクローンよ」
「っ!」
「てめぇ…!」
千冬のクローン
この言葉がオータムを苛立たさた
「オータム、抑えなさい」
「スコール」
「いいから」
しかし、スコールに抑えられて何も言えなかった
「どんなに誤魔化してもその事実は変わらない」
「ああ、わかっている。だから邪魔な私は消えれば」
「誰がいつそんなこと言ったよ」
「だが、私は織斑千冬の」
「姉貴のクローンってことは俺とは血の繋がった家族だってことだろ」
「えっ?」
「生まれがどうだとかクローンだとか関係ねぇだろ。大事なのはそこに繋がりがあるかどうかだ」
「・・・」
「お前は姉貴のクローンだとしてもお前はお前自身だろ。お前は織斑マドカ。俺の妹だ」
「私は・・・生きていいのか・・・?」
「ああ」
「私は・・・兄さんの家族でいいのか・・・?」
「当たり前だろ」
「・・・・グスッ」
「?」
「う、うわぁぁぁん!」
「えっ、あっ、ちょ、」
マドカは泣いた
大声をあげて泣いた
それは自分の生まれた意味が、そして家族として認められた歓喜の涙だった
「全く、大声で泣くなんてみっともないわよ、マドカ」ニヤニヤ
「そうだぞ、マドカ」ニヤニヤ
「う、うるさい!忘れろ///」
「「だが、断る(わ)」」
「…仲いいな、お前ら」
それもそのはずである
3人は逃亡生活をしていたのだ
苦楽を共にした仲だからこそ分かり合えるものがあるのだろう
「さて、話をしようか、スコール・ミューゼル」
「ええ、こちらもいろいろと聞きたいことがあったのよ。ウォルターの事とかもね」
「まあ、お前らには全て話すつもりだったからな」
そして俺は束さんのことやNEVECのことなど全て話した
「…まさかそんなことになっていたとはね」
「なあ、ウォルター。今、こいつが言ったことは」
「全て事実だ、オータム」
「そうか…」
「戸籍関連は束さんがやってくれるからいいとして、これからお前らはNEVECで働いてもらうことになるがいいか?」
「ええ、もちろん。元々の
「俺はスコールについていくだけだ」
「よし、なら、これからよろしくな」
「ええ」「ああ」
「マドカは俺の家に来い」
「いいのか?」
「ああ。姉貴はわかってくれるだろうし、一夏は気にしないだろうからな」
「わかった。これからよろしくな、兄さん」
「ああ」
こうして最後の亡霊は俺らの仲間になった
しかし、これは始まりに過ぎない
大切なのはここからだ
「あ、スコールは本社の代表取締役でオータムはテストパイロットな」
「「えっ?」」
おかげさまで評価に色がつきました!
これも日頃から応援してくれている皆さんのおかげです!
これからも頑張るのでよろしくお願いします!