「ランポス狩り?」
「そうニャ」
フィリスが村長がいつも居る広場に行くと、先に来ていたらしいゼクスが長椅子に座りながら一枚のクエスト依頼書を持っていた。そこに書いてある依頼内容は、ランポスを3体討伐して欲しい、というもの。普段見かけるランポス狩りなら5体以上のものばかりの筈なのに、と思いながら内心首を傾げていると、ゼクスが続ける。
「これを出したのは村民の一人ニャ。村長から聞いた話では――――ドスランポスが近くまで来ている可能性がある、との事ニャ」
「・・・・・・へ?」
「それで、軽くでいいからドスランポスが居ないか探索して欲しい、とのことだニャ」
ドスランポス。鳥竜種の中型モンスターで、鳥竜種小型モンスターに分類されるランポスの上位種に当たる。ランポスの群れのリーダーでもあり、手下であるランポスを鳴き声で呼び出す事もある。ドスランポスと共に居るランポスはある程度(あくまである程度だが)統制のとれた行動をする事があり、新人ハンターにとっては十分に脅威となり得るモンスターだ。
「・・・・・・ドスランポス?」
「ドスランポスニャ」
「まじりありー?」
「マジリアリーニャ。だからほら、いつもより少し報酬金が高いニャ」
「ホントだ、いつものランポス狩りよりも高め。」
・・・・・・。
「はぁ!?」
「まぁ落ち着くニャ、フィリス。あくまで可能性の話、本当に居た時は無理に狩らずに依頼の3体だけ狩って村長に報告すればいいだけニャ。俺が狩ってもいいんニャが、それじゃ意味が無いしニャ」
「んー・・・・・・それでいいなら、まぁ・・・・・・」
「・・・・・・まぁ、居た時は居た時でいい経験になるしニャ」
「ん、師匠今何か言った?」
「なーんでも無いニャ―」
しれーっとした顔の、狩り前という事で恐らくはマタタビの入っていないミルクを飲んでいるゼクスを見ながら、ドスランポスへの不安やら、ゼクスに誤魔化されたように感じる事やらがごちゃごちゃとした気分で小さく溜め息を漏らす。
実際、遅かれ早かれ相対する相手ではある。飛竜種のように飛ぶ訳でも無く、飛竜種のような体格でも無い。通常のランポスよりも大きい事、取り巻きのランポスに気を付ければ、ランポスと大差ない、らしい。イャンクックに比べれば、まだ大したことは無いのだろうけど。しかし、ドスランポスは新人にとっては危険なモンスターである事には違いないのだ。
「まぁ、俺が居るんだから安心するニャ。ドスランポスくらい、いざとなればちょちょいのちょいだにゃ」
「この前のファンゴ先生は?」
「アレは例外ニャ。この辺のブルファンゴがあそこまで殺意高いとは思わなかったニャ」
何なんニャあのホーミング生肉は、今度会ったらこんがり肉にしてくれるニャ、とブツブツ呟いているゼクスを見てフィリスは思わずクスリと笑い、ゼクスの手から依頼書を受け取る。
「ま、その内戦う事になる相手だしね。それに、」
「それに?」
「探索だけでなく・・・・・・別に、狩ってしまっても」
「それいじょうはいけないニャ」
ココット村に近い場所――それこそ村民が徒歩で行ける程に――にある狩場、通称「森と丘」にテントやかさばるアイテムを荷台に載せてやって来たフィリスとゼクスは、それぞれテントの組み立てと支給品が入ったボックスの中を確認をしに別れる。
「地図が一つに携帯砥石と携帯食料が2個ずつ、応急薬が3個。まぁ、流石にこれ以上は必要無いしニャー」
ボックスに飛びつき、ふちからぶら下がるようにして覗き込んでいたゼクスはぴょん、と飛び降りて、テントを組み立てている私に向かって歩いてくる。
「地形とランポスが出没するエリアは頭に入っているかニャ?」
「えっと、」
「手は止めないニャ」
「はーい」
思わず止めてしまった手を再び動かしながら、以前ゼクスに教わった事と今までの少ない経験を思い出しながら、一つずつ挙げていく。
「エリア1はほぼ来ないって言っていいから、まずはエリア2、居るかはまちまちだけどエリア3、割と居たりする4、しょっちゅう居る5、居たりはしてもあんまり関係ない6、ケルビも居たりするけど、ファンゴ先生かランポスのどっちかが居たりもする8、モスかランポスのどっちかが居る10、かな」
「正解ニャ」
じゃあ、とゼクスは続ける。
「今回、依頼主がランポを見たと思われるエリアは何処ニャ?」
「あー・・・・・・んー、そうだなぁ・・・・・・」
ココット村の住人がここに来るとしたら、大抵薬草や特産キノコなどの採取が目的だ。そして、ブーメランや石ころ等のアイテム類は持っていたとしても、武器や防具を持たない以上、飛竜種があまり来ない、来たとしてもすぐに逃げられるエリアに向かうと考えるのが基本。
となると、
「キノコを採るなら、まぁ大体3、6、8、10になる。で、3は開けた所だから飛竜種にも遭遇しやすいって事でハンター以外はあまり寄り付かないから無いだろうし、6はランポスが居るエリアを通らないと行けないからまず無い、かなぁ」
「ふむ」
「そうなると、残りは8と10。でも、10は飛竜種が水を飲みに来たりするから、ほぼ安全な1から行けるエリア8、っていうのが無難なんじゃないかなぁ・・・・・・っと、テント完成―」
「よろしいニャ。うん、テントもいい感じニャ」
テントの周りをぐるりと回りながら様子を見て、軽くポンポンと叩いたゼクスは、フィリスに向き直す。
「エリア8、という推理には、俺も同意だニャ。あそこは結構狭いから、3体同時となると少し注意が必要かもニャ」
「そうだねぇ」
「ちなみに、どうやって狩るつもりニャ?」
「そりゃ、いつも通りに」
今までランポスを狩った時は、大抵何とか一匹ずつ引き離して狩っていた。離れた所から石を投げたり、こやし玉やペイントボールを投げて、一体ずつおびき出しては各個撃破で狩っていた。今までそれで成功していたし、今回も多分行けるはず。
ポーチの中の石ころをじゃらじゃらと言わせながらそう言うフィリスに、ゼクスは何とも言えない表情を浮かべながら、ま、狩れれば今の内はいいけどニャ、と言って軽くため息を漏らす。
「取り敢えず、先ずは腹ごしらえなり武器を研ぐなりして出発する準備をするニャ」
「はーい」
荷台に載せて来た肉焼きセットと樽に入った塩漬けの生肉を取り出して、邪魔にならなそうな所に肉焼きセットを置き、その上に肉を用意。肉に満遍なく火を通すためのハンドルを骨に着け、肉焼き機に火を入れる。さて、と軽く両手をすり合わせるようにこすってからハンドルを握り、
「たったら~たったったったったら~」
歌を歌いながら、遅すぎず、速すぎないように気を着けながら肉を回していく。歌、と言っても、特に歌詞が有る訳では無い。肉焼きの丁度良いタイミングを見計らう為に歌われているだけの歌。正式な名前があるかも特に分からず、肉焼き歌、と私たちは呼んでいる。
「たったったったった、・・・・・・っと、上手に焼けましたー!」
外がこんがり、パリッと丁度いい具合に焼きあがった所で一度肉を掲げるように持ち上げて火から離し、セットの火を消してから、もう一度セットに置き直す。剥ぎ取り用のナイフで焼きあがった肉をゼクス用に適量そぎ落とし、ゼクスに差し出しながら自分も肉汁がこぼれそうな切り口にかぶりつく。
「んー!いーぃ感じぃ!」
「ん、相変わらずいい出来だニャ。そういえば、フィリスは最初から結構肉焼きが上手だったニャ?」
「・・・・・・まあ、昔は家事の手伝いとかで一応簡単な料理はしたりしてたからねぇ。あの時にみんな居なくなっちゃってからはそんなに長くは無くても一人で暮らして来たんだし、色々とそれなりには出来るようになるよ」
あの時。
ドスガレオスに襲われたあの子の家の商隊を見捨て、逃げた先でディアブロスに襲われて、全てを失ってしまった代わりに一つの目標を得たあの日。商隊から逃げずに、一緒に行動していたならどうなるだろうと思った事は、何度もある。今にして思えば、あの時乗っていたアプトノス車が移動した距離はエリアを一つ跨いだ位が良い所だった。そう考えると、狩場に迷い込んでしまったのだろうし、あの時助けてくれたハンターには、余計な荷物が増えてしまった状態での狩りという難易度の高い事を押し付けてしまった事が、ハンターを始めて以来余計に申し訳ないと思ってしまう。
そして、同時に。
それが、どれだけ難しいかが分かったからこそ。
私の中の、彼女への感謝と憧れの気持ちが、それまで以上に大きくなったのだ。
「悪い事、訊いたニャ?」
「んーん、大丈夫」
こんがり肉を食べ終え、骨を適当に邪魔にならない所に捨ててから泉に軽く手を入れて洗ったフィリスは、その場に座り込んで自らの獲物、彼女から貰ったツインダガ―を眺める。クエスト終わりには毎回砥石で研ぎ、手入れをしている為、刃こぼれは無い。
・・・・・・今日は、ちゃんと戦おう。
ゼクスの問いかけであの人を思い出したからか、そんな事を思った。
・・・・・・でも、やっぱり出来たら一体ずつにしよう。
・・・・・・少なくとも、ちゃんと戦おうと、一応そう思う事は出来た。
石ころおびき出し作戦は無理だった。
三匹が常に固まって行動していたのだ。確かに、これをいつまでも続けられないのは分かっていた。それどころか、森と丘のエリア8というあまり広くも無いエリアである事も相まって簡単に周りを囲まれた。確かに、ドスランポスと戦うとなればこのくらいの状態は当たり前、飛竜戦ともなれば、それどころではないのは分かっている。
でも、
・・・・・・もうちょっとくらい、この方法で狩れてれば良かったんだけどなぁ・・・・・・ッ!
「嬢ちゃん、後ろニャ!!」
ゼクスの声を聴き、右手のダガーで背後を薙ぎ払う様に半身になりながら振り返ると、タイミングが良かったらしく、丁度噛み付こうとしていたらしいランポスの口内を通り――――
「っちょ!?嘘ォ!!」
抜ける事は無く、ガギン、と音をたてて嘴で噛みしめるように受け止められた。剣を受け止められる、という思いがけない事が起こり、慌ててランポスから取り返す為に踏ん張って引き抜こうとし、意識もそちらに向いてしまって動きと視線が完全に集中してしまう。
そして、集中してしまったが故に、ギョロリと見開いた眼と、獲物を食らわんと顎を大きく開いて別の方向から飛びかかってきたランポスが視界に入っても体が反応できず――――
「せいっ」
割と気の抜けた声と共に後ろから飛んできた物体、ブーメランによって飛びかかって来たランポスが跳ね飛ばされたのを見て、ようやく我に返り、ブーメランを投げた本人、ゼクスに目を向ける。
「狩りの時は油断をしない、呆けない、思考を止めない、眼をしっかり開いて視野を常に広く保つ。出来なければ、いずれ死ぬ。いつも言ってる事だニャ」
その言葉に意識を切り替え、右手のダガーを咥えたランポスから引っ張るようにして取り返そうとするのではなく、利用して逆に押し込みながらランポスの頭を固定し、持ち上げるようにしながら比較的柔らかい喉が見えるようにして左手のダガーで一息に首を切り裂く。刃が届かず、切り落とすまでは行かずとも、首の半分以上は切り裂き、絶命させる事が出来たのを確認した。
・・・・・・次ッ!!
吹き飛び、バランスを崩して倒れ込んだまま今もまだ起き上がろうともがいていたランポスに走り寄り、今度は一撃で首を断ち切るように上段からやや力任せに振り下ろして、首を地面に押し付けるようにしながら無理矢理に止めを刺す。
先程とは違う、ゴリ、という感覚で首の骨まで刃が達したのを感じ、二体目の死骸からダガーを引き抜いてすぐに離れると、最後の一体のランポスは少し離れた位置から威嚇するように鳴き声を上げていた。でも、
・・・・・・一体ずつの相手なら、もう経験してる・・・・・・ッ!!
いい加減、ランポス相手におっかなびっくりではいられない。
「せ、えぇぇぇぇぇぇぇッ!!」
思い切って最後のランポスに向かって飛び込むように走り、やや太身の左手のダガーを大きく開いていた顎に手ごと突きこみ、噛み付きを封じながら一気に押し込む。グェ、というくぐもった鳴き声を上げたランポスの首に今度は細身の右のダガーを横から突き刺し、更に前に踏み込みながら両腕を開くように切り払って、頭の上半分と首の一部を一気に切り裂いた。
「・・・・・・ッ、はぁ、はぁ・・・・・・!」
真横で噴き出したランポスの血を少し受け、狩りが終わった事を実感した事では緊張が一気に解け、力が抜けた手からツインダガ―が地面に落ちる。顔と鎧の一部を汚しながら、膝に手をついて息をどうにか整える為になんとか大きく息をしようとするが、一向に整う気配が無い。
「うーん・・・・・・ま、何というか及第点ってとこだニャ」
息をどうにか整えようとしながら、後ろから歩み寄って来るゼクスの声に耳を傾ける。
「咥えられたダガーで抑え込んで止めを刺したり、口に突きこんで攻撃を封じたのは――ランポス限定で、にはなるけど――まぁ良いニャ。でも、その前が問題ニャ。俺が居たから良かったものの、居なかったらあのまま他のランポスに噛み付かれて終わりだったのは理解出来てるニャ?」
呼吸が比較的落ち着いて来たので何とか頷き、膝から手を離して上体を起こす。
「よろしいニャ。まぁ、多数相手の狩りだとどんな感じか、という基本は何となく理解出来たと思うんニャが、ドスランポスやランポスが周りに居る状態での飛竜戦ともなると、また少し勝手が違ってくるニャ。その辺は、まぁ経験だから追々慣れていけばニャ。当面の目標は、ドスランポスやイャンクックを狩る他に、ランポス狩りをいかにもっとスムーズに熟せるようになるかって所かニャ」
ランポスならまだいいニャ、と続け、
「砂漠なら麻痺毒を持つゲネポスやら砂の中を泳ぐガレオス、火山では毒液を吐くイーオス、雪山だと氷液を吐くギアノスに氷の塊を投げつけて来るブランゴと、毒や離れた位置に攻撃する手段を持つモンスターがランポスのように囲んでくる事があるニャ。ゲネポスは牙に神経毒を持っている以外は基本的にランポスと変わらニャいけど、それでも一人の時に噛み付かれて神経毒に侵されたら、後は食われるだけになる可能性が高いニャ」
思わず息をのむ。
もしさっきのランポスがゲネポスで、ゼクスが居なかったら。ダガーを受け止められた状態での飛びかかりに反応が出来ないまま噛み付かれ、神経毒でまともに動けない状態になり、意識が残っている状態で三匹から噛み付かれて、生きているまま食料の肉として貪り食われてれていた。
いや。
それ以前に、ゼクスが居なければ後ろからの攻撃への反応すら間に合わずに噛み付かれ、毒を持たないランポスが相手のさっきですら、餌にされていた可能性が高いのだ。
「まぁ、視野をもっと広く保つことが出来ればソロでのランポス狩りはもう何とかなりそうニャし、次は10匹とか、もっと多くランポスを狩るクエストを受けてもいいかもニャ。そこ、嫌な顔をしないニャ」
「いや、だってこんな話を聞いた直後にもっと増やすとか言われても」
「囲まれたり、噛み付かれなければいいだけの話しだニャ。
・・・・・・てか、よくもまぁあんな口に突っ込んだり頭の上半分切り飛ばしたりするもんだニャ。確かフィリスは、元々ハンターには関係ない家で育ったんじゃなかったかニャ?」
「んー・・・・・・まぁ、小さい頃から吹っ切れたらとんでもない事するって評判だったし」
「吹っ切れた結果で新人があんな狩り方し始めたら普通ドン引きものだけどニャ・・・・・・まぁ、さっさと剥ぎ取りを済ませるニャ」
「おっと、忘れてた」
飛竜種のような大きいモンスターは時間がかかるが、ランポスのような小型のモンスターは腐敗が早く、しばらく放置していると虫やら何やらが食い荒らすのもあって剥ぎ取りどころではなくなってしまう。いくら自然に残す分を残すのがハンターとしてのマナーとは言え、剥ぎ取りを全くしないのは命を無駄にする事に――というか、正直勿体ない、という気持ちが強いけれど――なるので、倒した順に手早く鱗や皮を剥ぎ取る。
3体目から剥ぎ取りを終え、ポーチに入れて立ち上がると、その間休んでいたらしいゼクスも立ち上がる。
「ドスランポス探索は行けるかニャ?」
「だいじょーぶ、かなー。居ても、狩らなくていいんでしょ?」
フィリスの言葉に首肯を返し、それじゃいくニャ、と歩き出すゼクスを追って、フィリスも歩き出した。
結論から言うと、あくまで軽くではあるが探索の結果、ドスランポスは発見できなかった。
フィリスがエリア10、ゼクスがエリア9を通ってエリア3で一度合流、危険度がやや高い4、5はゼクス、フィリスは2から6を通り5で合流しても、肉食系モンスターには遭遇しなかったため、取り敢えずはいないと判断、ベースキャンプに戻り、片付けをした後、帰路を辿る事となった。
「杯を干すと書いて!かんぱーい!」
「乾杯ニャ」
村に着き、集会所に入った二人は、長椅子に座ってミルクの入ったジョッキを手に、腸詰やサシミウオの生け作りをテーブルに並べて片やテンション高く、片や落ち着いた様子で乾杯する。
「ちょっと師匠、テンション低いよー?」
「いや、めでたいとは思うし気持ちは分かるんニャが・・・・・・色々と狩って来た身としては、ランポス3匹のクエストの成功でそこまでテンションを上げるのは、流石にキツイニャ」
「師匠ノリわーるーいー」
「そう言われてもニャァ・・・・・・」
「おや、盛り上がっているようじゃの二人とも。腹へっとんの」
「あ、村長」
「ランポスの討伐とドスランポスの探索、ご苦労さんじゃ。どうやらドスランポスは居なかったようじゃの」
ゼクスにノリが悪いとブー垂れているとやって来た村長が、よっこらせ、と先日と同じようにゼクスの横に座る。
「で、このテンションの差は何なんじゃ?」
「フィリスが、ランポス3体に囲まれた状態から三体とも討伐出来てテンション上がってるんだニャ」
「ほう、それはめでたいのぅ」
村長が褒めてくれたことにフィリスはドヤァァァァァァァァ!!と後ろに浮かぶような笑顔を浮かべ、まぁ、まだまだこれからじゃがな、と付け加えたのを聞いてテーブルにガンッと顔をぶつけるように突っ伏す。
「それでニャんだが村長」
「なんじゃ?」
「フィリス用に、ランポスだけのクエストがあったら取り敢えず一つでもいいから分けておいて欲しいニャ」
「ふむ・・・・・・一応、手元にある事はあるぞい」
「ちなみに村長、それ何体?」
恐る恐る、といった表情で顔を上げながら訊ねるフィリスに、何という事も無いような表情で村長は答えた。
「20体じゃ」
MHPをやった事がある人なら、村長クエのランポス20体がどんなものだったかを覚えているはず・・・・・・ッ!!
まぁ、正直私は大体の情報がうろ覚えだけどネ!!
辞書ばりのMHP攻略本とにらめっこだとも!!