妖剣使いがヒロアカに転生した件   作:シャリル

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こんにちは!
未だ、UAが1000を越したことにハイテンションなシャリルです!
今回は、すごい書きやすいので、もしかすると、あともう一話ほど投稿するかもです。


五話:こいつは…きっつっ!

 

 

マジで勘弁してくれ…

確かに昔より体が弱いのは認める。

だからと言って、これはスパルタ過ぎる!

 

“今言ったのが、これから十ヶ月間やってくことだ!”

 

「いや、こんなに出来ねぇよ!試験だってあるんだぞ!」

 

カラカラと笑うカシャリアに異議を唱える俺。

カシャリアはその姿を見ても、全く特訓内容を変える雰囲気は見えない。

 

“はっ!このぐらい出来なきゃオールマイトなんざ超えるのなんか何百年掛かる事やら。”

 

「うっ……それは、そうだけど……ていうかなんでお前がオールマイトを知ってんだよ!」

 

図星を突かれ、これ以上何かを言われるのを防ぐために俺は話を逸らす。

 

“そりゃあ、お前が仮面を被った時に見たからよ!もし、一瞬でも被れば、そいつの記憶とかも一緒に見れるからな!”

 

自慢げに話しつつ、ふわふわと左右に揺れる仮面はどうやら誇らしげで、自分たちの存在がどれだけ凄いかを誇っていた。

しかし、まさか被った瞬間に記憶を見られるとは、少し予想外の事でもあった。

けれど、よく考えて見れば、仮面を被った時は同調しなければならないのだから、それは当たり前なのかとも思った。

 

“けど、これを朝っぱらから取り組めば、試験にも間に合うんじゃねぇか?”

 

「朝は朝でトレーニングあるんだけど。」

 

“ああ?んなんは後回しだ!まずはこれをやれ!いいな!”

 

仮面を俺の顔の近くまで寄せ、罵声とも言ってもいい大声のような念を俺にぶつけた。

 

「へぇへぇ。わかりました。これをやればいいんだろう。やるよ。」

 

そういうことで、俺は長年やっていた朝トレをこいつの一言で辞めさせられてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「百九十八……百九十九!……二百!……ぷはぁ!」

 

朝五時半起き、人気のない所で、すぐに腕立て伏せ、腹筋共に二百回。

 

「次にっと……走り込みか。」

 

その後は時間が許す限り走る事。

俺は、学校に行く二十分前まで、走り込みをした。

 

「……これは…きついな。」

 

学校の休み時間に入ると、死んだように机に突っ伏す俺は、誰にも聞こえないようにボソッと呟く。

ふと、出久が視線に入るも何やら体を動かしている。

何をしているのか気になり、ついでにこの前のあのガリガリ親父が誰なのか聞きに、出久の所までふらふらしながらも歩いた。

 

「よう…出久。」

 

「え?おはよう。刀くってええぇぇぇえ!?か、刀君大丈夫!?」

 

俺の顔を見た瞬間、出久がいきなり驚いた。

いったい何があったんだ?

 

「どうしたんだ?出久。俺の顔に何かついてんのか?」

 

「いやいや刀君!目凄いよ!ていうかなんか暗いよ!?」

 

どうやら、出久は俺の疲れが顔に出ているから驚いただけのようだった。

その時、ふと出久の左手に握られているのを見た。

百均等で、よく見かける握力を上げる道具だった。

 

なるほど。授業中もそうやって特訓か。いい考えだなぁ。

 

じーっと俺が出久の左手を見ているのを気づいたらしい。あたふたしながらそれを隠した。

 

「え、えっと、刀君。どうか…したの?」

 

「いや、ここ最近お前の行動が可笑しいから気になって。」

 

小動物のように俺にまでビクビクする出久は、上目使いでこちらを見る。

 

「こ、行動が可笑しいって……」

 

「そういやさ、出久。あの何回も吐血してるガリガリ親父誰?」

 

「っつ!?か、刀君、もしかして僕の後つけたの!?」

 

俺が言った言葉に過剰に反応しながら、顔が引きつっていた。

どうやら、これは他の人にはばれちゃいけなかったらしい。

 

「ん。わり。誰にも言わねぇから、あの親父、誰なのか教えてくれないか?」

 

「え……え、えっと、し、親戚の叔父さん。ちょっと病気で……け、けど、本当にこのことは誰にも言わないで!」

 

手を合わせ、お願いをする出久。もとっから秘密にする予定だったので、出久を落ち着かせた。

 

 

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