咲-saki- 四葉編 episode of side-M   作:ホーラ

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短いです


第30局[会議]

私と吉田君は明日のモノリスコードの準備のために達也の部屋に集まった。

 

モノリスコードは3vs3の団体競技であり、試合によってステージが異なる。敵陣営のモノリスを指定の魔法で割り、隠されたコードを送信するか、相手チームを戦闘不能にしたほうの勝利である。相手選手への魔法攻撃以外の攻撃行為は禁止されている。

 

「吉田君明日一緒に頑張りましょう」

「そうだぞ幹比古、緊張することはないさ、俺も咲も準備は0だ」

「なんで2人とも余裕そうなのさ!準備0だったらCADの調整とか術式の選択とか色々あるじゃないか」

 

吉田君は明日の試合より準備不足に緊張しているらしい。まあ私たちにとっては関係ないことだ。

 

「お前のCADは一時間で調整してやる。あとどんな魔法使いたいか咲に言えばその魔法の術式作ってくれるぞ、無駄な工程が無駄に大量にある非効率極まりないのも多数収録されているがな」

「別にいいじゃない、私にとってはその方がイメージしやすかったんですもの」

 

吉田君はそれでも緊張は解けないようであった。しばらくすると部屋をノックする音が聞こえる。開けて見ると深雪がいた。どうやらモノリスコードの噂を聞いたようだ。

 

「お姉様、モノリスコードに参加されるとは本当でしょうか?」

「ええ、本当よ」

 

なぜか深雪は怒っていた。周りに白い靄がかかって来て夏なのに少し寒い、理由を聞いた方がいいようだ。

 

「どうしたの深雪、なんで怒っているのかしら?」

「怒ってはいません、お姉様はこんな可憐で美しいのに男子扱いされたことがたまらなく悔しいのです」

 

どう見ても怒っている。

 

「私は男子女子関係なくモノリスコードに出られるのが嬉しいんだけど深雪は男女とか気にするタイプかしら?」

 

「いえ、そんなことありません、さしでがましいこと言って申し訳ございませんでした…」

 

深雪は私が男女などそういうので区別されるのが嫌いだと知っている。深雪は私に言ってはいけない事を言ったと思い少し反省しているようだった。私は反省してる深雪の頭を撫でて部屋に戻る。その深雪はそのまま部屋に入った。

 

「達也は僕に言ったよね。僕が魔法を使えないのは僕自身の問題じゃなくて術式に問題があるんだと」

 

「ああ」

 

「それは咲さんの非効率な術式とどう違うんだ?」

 

戻ると吉田君が達也に質問していた。

 

「幹比古お前は少し勘違いをしている。咲の術式は完全に最適化されている魔法だ。ただ無駄な工程が多い。本人は必要と言っているがな。お前の術式の工程は長年研鑽を積まれてるだけあって最適化されているが、術式に無駄が多い。これが咲の魔法とお前の魔法の違いだ」

 

「そういうことか」

 

「だからお前の術式の無駄を省けばもっと楽に魔法を使えるはずだ」

 

吉田君は納得したようであった。その後達也が以前見たことがある雷童子のアレンジをするなどという話をしていた。

 

「ね、達也さん作戦はどうするつもり?私がひたすら相手を全員殲滅するっていう作戦がオススメなんだけど」

 

「お前の敵に作用するほとんどの魔法は殺傷力Aランク相当だから何も使えないぞ。お前は防衛だ」

 

「お姉様は普通の魔法あまり使わないですからね」

 

深雪と達也に少し馬鹿にされているように感じたが深雪に関してはそれはないだろうと思うことで達也の言葉から現実逃避した。

 

「今、私の耳が悪いのかもしれないけど防衛っていったかしら?」

 

「そうだ、お前は防衛、幹比古は遊撃、俺は前衛だ」

 

一番つまらないところに配置されてしまった。防衛は最後の砦なのだがそこまで敵が来るかが疑問であった。ただ待ちぼうけのだけの可能性がある。まあ達也の命令に従おう、チーム戦だしと少ししょんぼりしながら思いながら達也が立てる明日の作戦を聞いていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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