咲-saki- 四葉編 episode of side-M   作:ホーラ

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第49局[実験]

リーナは第一高校に新たな風を吹き込んだ。

 

まず初日から容姿で知らぬ者はいないという存在になった。学校一の美少女は誰かという話題が出ると咲派と深雪派に分かれていたがリーナの編入によりそれは「双璧」から「三竦み」となった

美しさだけでも話題になるには十分だったのだが…

 

「深雪オッケー?」

「カウントはリーナに任せるわ」

 

クラスメイトがリーナと深雪の実技を見ている。いや、クラスメイトだけではなかった。回廊にはずらりと三年生が並んでいる。

 

「あの四葉に匹敵する魔法力本当だと思うか?」

「アメリカを代表して来てるから当たり前だけどあの四葉の直系の深雪さんと渡り合えるなんて…」

「同感だな、四葉が咲以外に負けるとは普通思えん」

「だからこうして確かめに来てるんだけどね」

 

 

実技の内容はCADを操作して中間地点に置かれた金属球を先に支配するというものだ。

シンプルでゲーム性の高い内容で先月から始まった内容だが深雪と咲は互いのクラスメイトをまるで寄せ付けなかった。咲に至っては神依無しで、それに加えCADを操作していなかったのだ(普通の人はCADを操作したほうが魔法の発動は早い)

 

その話を聞いた新旧生徒会役員と摩利が勝負を挑んだがどちらにも勝つことはできなく、それならと深雪と咲で戦わせたが咲の圧勝であった。

咲曰く、あるものを"支配"するゲームはイメージが簡単らしく負けるわけがないらしい。

 

咲がなぜこう言ったからというと、咲の原作は場を支配をするキャラがたくさんいるので支配という魔法のイメージは簡単だからだ。

 

深雪とリーナの試合が始まり深雪がまず1勝したようだ。魔法力はほとんど互角であり、干渉力は深雪、スピードはリーナがわずかに勝っており、今回は干渉力に重きをおいた深雪の作戦勝ちという感じであった。

 

「咲との試合もみたいな」

「咲さんも授業中よ」

「あいつのことだ、挑発したらくるだろうな。しかもあいつは生徒会長だから合法的にサボれる。よし真由美行くぞ」

 

真由美は呆れながらも咲とリーナの試合をみたいので摩利に連れられ1-Bに向かった。

 

 

 

 

1-Bについた真由美と摩利は咲を探すと授業中だが本を読んでいる咲がいた。どうやらこの授業の課題は授業開始1/3の時間しか経ってないが終わっているようだ。

 

「咲、暇か?」

「渡辺先輩と七草先輩どうしてここに?」

「ちょっと来てくれる?」

 

廊下に連れ出されて理由を聞いた咲はため息をついた。本を読みたかったらしいがそれならいいでしょうといい3人で実技室に向かった。

 

 

 

 

 

「やってるわね、深雪とリーナどっちが勝ってる?」

「お姉様どうしてここに?」

「七草先輩と渡辺先輩がリーナと私が試合してほしいらしくて連れ出されたのよ。先生にも許可は取ってあるわ」

 

というか先月も何度か授業中に深雪の練習相手として"先生"に連れ出された。なんじゃそりゃと思ったがまあ深雪の練習相手は私しかいないだろうなと思い引き受けたわけだ。もちろん全試合勝ったが。

 

「ね、リーナ。私CAD無しでいい?このCAD雑音酷くて鬱陶しいのよ」

「いいけど、負けた時言い訳無しね」

「私が負けることはないわ」

 

私とリーナは火花を散らす。

リーナは魔法力が深雪レベルで強い。そんな同級生の相手は深雪以外初めてだ。私は実験できると思い、あるキャラの神依をする。

 

準備が終わりリーナと向かい合う。

 

「カウントそっちがしてええで」

「わかったわ」

 

口調が変わった私を怪訝そうに一瞬見るが、リーナはカウントを始めゲームが始まる。

 

リーナは先手必勝と思ったのかスピードで勝とうとしてくる。しかし、すでに金属球は私の支配が及んでいた。取り返そうにも私の方が干渉力が高く支配を取り返せなかった。スピードも干渉力も私の方が桁違いである。実験は成功のようだ。

 

 

二条泉

千里山の歴史で数少ない一年生レギュラーであり無能力者。なんでこの試合に使ったかというと二条泉のある発言によるものだ。作中で「高1最強」という言葉を泉は発したのだ。別に最強でもなんでもないのだが高1には負けないとイメージし神依することによって高1には負けないんじゃないかと思ったのである。

深雪との試合は深雪は高1ではなく、妹としか見れないので使えないし、他の人は神依使わずに勝てるのでわからない。実験するには深雪ぐらいの力を持ち高校1年生でなければいけない。そんな生徒は今までいなく試せなかったが、ようやくリーナで実験することができた。

もうすでに高1があと2ヶ月強で終わってしまうので意味がないのだが。

 

 

「サキもう一回勝負よ!」

 

リーナは私と同じで負けず嫌いのようだ。それならばリーナで色々実験してやろう。泉を解除し新たな神を神依した。

 

再びゲームが始まるとリーナは今度干渉力の方に力を優先しているようだ。さっきはスピードで負けたからであろう。確かにそれは正しい。しかし2回目の対戦は明らかにこっちの有利だった。私は最速で球を転がし勝利した。

 

 

 

安河内美子

新道寺次鋒3年でありまたまた同じく無能力者。美子は準決勝で一度対戦した菫に対抗するために打ちかたを変え、細かく刻んで区間2位で中堅に繋げていた。

これをイメージすると、対戦するのが2回目以降の相手に対して強いというイメージになる。(区間一位は1回目の対戦なため)

これも実戦では1回目で殺してしまうため、2回目はほとんど来なくて試してみることができなかったがこれも上手く機能しているようだ。

最初は深雪で試そうとしたのだが対戦回数多すぎて逆に機能しなかった。

 

 

そのあと3人でゲームを回し授業が終わる頃の勝率は私深雪リーナの順になった。

 

 

 

 

 

その日の昼食、今日はリーナが同席している。リーナと食事をとるのは毎日ではなく、リーナには色々なお誘いがありその度違う相手と食事をしていた。一緒に食事を取るのは初日以来だ。

 

「でもリーナって予想以上に凄かったんだね。そりゃ選ばれて日本に留学するぐらいだから当然実力者とは思っていたけど、まさか深雪さんと互角なんて咲さん以外に初めてみたよ」

「驚いているのは私の方よ、これでも向こうでは負け無しだったのよ。それなのに深雪には勝ち越せないし、咲に至っては一度も勝てない。咲人間じゃないでしょ」

 

とうとう人外扱いされてしまった。まあ原作咲さんもモンスターとか戒能プロに言われてたし仕方ない

 

「リーナ。実習は実習で試合じゃないわ。あんまり勝ち負けなんて考えない方がいいと思うんだけど」

 

深雪の意見にリーナは勝ち負けにこだわった方がいいと反論した。私も負けるのが嫌なのでそっちの意見だ。しかし達也は深雪の意見を支持した。なんでや。

そのあといくつか会話をして、達也がシスコンとリーナに理解してもらったあと、達也が一風変わった質問をした。

 

 

「アンジェリーナの愛称は確か普通、アンジーではなかったか?」

 

私はへーそうなのと最初思ったのだが、リーナは明らかに動揺していた。上手くごまかしていたが、その様子を見て明らかに何かあると思い直したのだった。

 

 

 




咲のある相手に対して無敵っていう能力ずるいなあ


今日は深雪の誕生日です。同じ氷雪系の氷雪系最強さんやエルサも祝福。

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