咲-saki- 四葉編 episode of side-M   作:ホーラ

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第5局[完勝]

「高校100年生だじぇ!!!!」

 

 

摩利は耳を疑った、まず語尾も昨日の咲と全く違ったがそんなこと意識に入らなかった、なんだ高校100年生って留年97回してるのか、意味がわからない、考えるうちに出て来たのは

 

 

「馬鹿なのか?…」

 

しかしもう試合指定の位置に移動した咲の耳には入っていなかった

 

 

咲の最初の相手は魔法トライアスロン部、一番咲を熱烈に追いかけた部活だ、トライアスロンというだけあって魔法にも自信があり1vs10というのもあって速攻で勝てると思っていた。

 

 

摩利の審判のもと試合が開始された

 

当然先に仕掛けたのはトライアスロン部、力比べという相手の土俵に入る必要はないという作戦で10人の単一加速系魔法で吹っ飛ばそうとした、入学する前でも失敗するようなことがなかった魔法、しかしその魔法が発動することはなかった、サイオンのノイズが邪魔をしていたからである

 

 

「キャストジャミングか!アンティナイトは反則だろ!」

 

しかし咲はアンティナイトをつけてる様子はない

 

「池田より弱いじぇ!!」

 

咲は偏移解放を使い10人を軽々吹っ飛ばした

 

 

勝者咲

 

圧倒的だった、10人の魔法を同時に封じるなんてキャストジャミングしかないと思いトライアスロン部は摩利に詰め寄ったが事前に咲に言われ咲の持ち物を検査してた摩利は受け取らなかった

 

 

「今日の試合、私しか魔法を使わせずに終わらせる、この試合に後半戦はこない!」

 

 

咲が普段言わないような挑発した言葉を発するがそれを笑えるものはいなかった。

 

 

 

達也は深雪と昨日の校内を見て回る時に知り合いになったほのかと雫の4人で咲の試合を見ていた。

 

 

「お兄様今のは?」

「たぶん天照大神の「大」の力だろうな」

「やはり」

「天照大神?」

「どういうこと?」

 

深雪は納得したようだが咲という人を知らないほのかと雫の頭はハテナが飛んでいた

 

「簡単にいうと咲は多重人格なんだ」

「お姉様はいつもおとなしく本を読んでいて静かなお方ですけど人格が変わるとああなったりするんです」

「じゃあ「大」の人格に変わった時はキャストジャミングが使えると考えてもいいの?」

「そうだ」

 

 

嘘は言っていない、咲はさっきキャストジャミングをアンティナイト無しで使ったが「大」の本当の能力は違う

「大」の能力それは「絶対安全圏」

 

咲の原作「大」星淡が使う能力、相手の配牌を5シャンテンにする能力

麻雀がわからない人に向けて例を出すと毎回大富豪で1や2やジョーカーもなく革命も望めないような弱い札しかないどうやっても勝ち目ないだろみたいな手札を相手に押し付け自分は普通に配られたカードを使う、これだけでも圧倒的アドバンテージである

 

これを劣等生の世界に咲が置き換えた場合「相手は魔法を発動できなくなるか発動までにものすごく時間がかかる」という能力になる、しかしこれも完全ではなく固有魔法、達也の分解再生、深雪のコキュートス、真夜の流星群などは封じることができない、咲の原作は絶対安全圏などの支配能力はさらに強い支配能力や固有能力をぶつけると無効化することができる、なので大星の安全圏は比較的破られていた。それをこの世界に置き換えると魔法力の強い人の固有能力や固有魔法をぶつけると破ることができるのだ。しかし普段の咲と同じぐらい魔法力を持っていないと固有魔法でも発動できない。またこの世界特有の抜け道として絶対安全圏を破る方法もある。絶対安全圏は魔法式に流れ込む意識したサイオンの流れを封じている。なので意識しない呼吸のように魔法を使えるようになれば魔法を使うことができる。深雪はこの方法で絶対安全圏を撃ち破り、魔法を使うことができるがしかしそこまで到達するには相当な鍛錬が必要であり、真夜でさえ最初はこの能力の前に魔法を使うのに時間がかかったほどだ。

 

ちなみに咲はキャストジャミングをアンティナイト無しで使うことができる、それは咲はこの世界じゃないところから来た人だからだ。キャストジャミングは魔法による再現も理論上可能だが、魔法師本人の意識がジャミング用のノイズを構成しても、無意識下では本能的に拒否してしまう為、発動は困難とされている。しかし咲は無意識下で本能的に拒否してしまうことがない。それは別世界からの転生であるので魔法が使えなくなるからと言って無意識に拒否することがないのだ。それは咲以外知らないが達也と深雪はキャストジャミングをアンティナイト無しで咲が使えることを知っている。

 

 

「咲は優しいな」

「どういうこと?」

「独り言だ、気にしないでくれ」

 

 

咲がキャストジャミングを使ったのは絶対安全圏による相手の魔法技能喪失を回避するため、いきなり何もなしに魔法が使えなくなったら自信を失い魔法技能を失うかもしれない、なのでキャストジャミングも併用してキャストジャミングのせいで魔法が使えなかったと誤解させたのであろう

 

 

「「大」の能力ってすごいね、魔法師に対して最強の盾じゃん」

「そうだな」

 

 

「大」の能力は最強の盾でもあり最強の矛でもあるが勘違いさせとくのも大事なので達也は黙っていた。

 

 

「それじゃああの強い魔法も「大」の能力ですか?」

「いや違う、あれは前半だけは強い人格を呼んだんだろう、後半は失速し魔法能力は低下するだろうがこの咲が考えたルールにおいては問題ない」

「じゃあ咲さんは二つの人格を混ぜてるということですか?」

「まあそういうことだな」

「多重人格って大変そう」

 

 

前半に強い能力は片岡優希の能力である

彼女は東場に強い、東風戦においては魔境長野において個人戦歴代最高得点を誇っている、しかし東場が終わると弱い、この世界に置き換えると前半は強く後半は弱い。なのでルールに無理やり前半後半を作り前半を東場に見立ててこの試合を行なっているのだろうと10人を軽々吹っ飛ばしている咲を見ながら達也は思った。

 

 

「じゃあ「大」以外の天照大神はどんな感じなんですか?」

「いや俺も深雪も「大」以外見たことがないんだ、魔法戦で勝ったら見せてくれると言っているんだが」

「深雪も勝ったことないの?」

「ええ、あの状態のお姉様は私の魔法力を大きく上回りますもの」

 

 

大星淡は牌に愛されし子と言われ雀力が高校で10本の指に入るほど高い

なので「大」の力をまとった咲は矛盾両方の力を使えば十師族直系を2人相手にしても魔法戦に余裕に勝てるぐらい強い

 

 

「深雪でも無理…どの人格が一番強いんだろう?」

「咲は照が一番強いと言っているな、神は不安定だが照を凌駕する可能性もあると、天はあまり見せたくないらしい、あとその上にも…」

「達也さん?」

「いや、なんでもない」

 

 

 

 

 

 

 

咲は全部一瞬で片付けた、魔法行使し続けると疲労が溜まってきて弱くなるとかそういうことも咲はなかった、圧倒的サイオン量と魔法力だ

 

「マリ先輩!すごいでしょ」

 

摩利に咲は褒めて褒めてという顔で寄っていた

 

「すごいけどお前はなんなんだよ…」

 

と頭をポンポンとすると咲は撫でられた猫のようになり摩利はその様子にさっきの試合など忘れ可愛いと思ってしまった




大星淡
白糸台高校一年 性格は天真爛漫で高校100年生とか言い出すぐらいのアホ 本気を出すと髪の毛が逆立つ


片岡優希
清澄高校一年 タコスが好きでタコスに呪われている 咲唯一のノンケ枠 変な喋り方でありcvが釘宮さん





淡が強キャラに見える…まあ実際強いんだけど

感想を頂けると気力がアップし毎日投稿期間が増えます(たぶん)
こここうした方がいいよとかでもいいので言って頂けるとありがたいです。
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