今回は主人公の家族の名前が出てきます
それではどうぞ御覧下さいませ
突然だが、今の僕は僕の母親、レウ・ファフニールから軟禁を受けている
僕の家は幸か不幸か、リザードマンの長の家庭だった
僕の父親、ベリトラ・ファフニールはリザードマンの長にしてこの村のリーダーだ
その偉大なる父を持った子供として村で祭り上げられ僕はお飾りの為に戦闘に関しては何もさせて貰えていない
そして一人で特訓等をしないようにと言う事と母が異常に過保護なせいで僕は基本的に家から出られない
父は僕に対して何時も普通に接してくれる。父は僕によく昔話をしてくれている
その昔、この世界のドラゴンはエルフに恋をしたらしい。そしてそこで産まれたのが最強と吟われるリザードマンだ
そのリザードマンは勇者を凪ぎ払い人間を極限まで追い詰めたのだが一人の人間と神の力で封印されてとある土地から出られなくなったらしい
それを何時か解放するのが自分の役目だと何度も繰り返して聞かされた
そしてその息子なのだから知識を付けなさいとそう言う教育方針の良い父親だ
そして何故か父も僕が一人で家から出る事に関しては断固反対している
何故だか解らなく疑問に思ったがそれに甘えて勉強を続けていた
しかし書斎にある物は一応読み終えてしまったので買いに行きたいと父に相談してみようと思う
何故母では無く父に頼むのかと言うと僕は母に溺愛されているからだ
世間的に親に溺愛される事はまぁ良い事だと思う者も居るかと思うが実際は違う
この母だが僕の事を性的対象として見ているし軽く狂気を感じる
そんな母に昔、外に出て買い物に行きたいと言ったら笑顔で両手両足を縛られて……いや、思い出すのはよそう
兎に角、嫌な事件が有ったのでもう母に言うのはやめておきたいんだ
だが父と二人きりになるのも難しい事ではあるのだ
僕を常に見える範囲に母は居るし父と二人で居れば母がより近くに居る事が多いからだ
唯一、離れるのは僕が父と二人で風呂に入る時である
その際は母は料理を始めるからそれ以外にチャンスは無いだろうが父に言っている所を聞かれた場合あの時と同じ事をしなくてはならない
それだけは確実に避けなくてならないのだ!
話が逸れたがチャンスは今日の夜中の風呂に入る時だけ
父が明日からまた街の警備等を数日間通しでやるのでそれ以外にもう数日はチャンスはない
これが成功しなくては数日間あの青い空を見る事は無いだろう
そして退屈な時間を過ごさないといけない
今日はこの身体になってから一番覚悟を決めた日だ。必ず成功させるぞ
―――父に断られた
何でも狂喜殺人者がここ最近出てきたらしいんだ
それに傷でも負わされたらと厳格な父が瞳を少し潤ませて言ってきたので流石に僕も折れる事にした
そんな事よりこの事を母にもしかすると聞かれていたかもしれない
最近、母は僕にべったりになってしまった
どのぐらいべったりになったかと言うとトイレまで付いてくる事や風呂に一緒に入ろうとしてくるが多くなった
それ以外は基本的にいつも通り僕の半径三メートル以内に居るぐらいだ
慣れていたが最近きちんと思い返すと危ない母親だと確信した
父が言うには母はエルフであるから仕方ないらしい
エルフは母性本能が非常に強く魔法がとても強力な種族であるとこの世界では広く認知されているのだが母はその中でも異常だと思う
一般的なエルフの母が居る家庭は子供が危険な事をしようとすると注意し頭を撫でるらしい
良き母親だと僕も思うが僕の家では違う
僕の母は僕が危険な事をしようとすると監禁しアレをするんだ
アレとは――止めておこう話がずれた
僕は父の涙を見て再確認した
僕は家族からとても愛されているのだと
母「シャード君~。一緒にお風呂に入りましょう~」
今日も始まったか……愛を断るのは辛いなぁ
一応今回は家族愛がテーマだったのですがどうしてこうなったのでしょうか?
私がヤンデレ好きだからと言ってこんな母は嫌ですよ~
それでは次の機会にまた会いましょう