東方交換録   作:シンP@ナターリア担当

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第1章 異変の始まり~異世界からの来訪者~

~???Side~

 

 ここは・・・どこだ・・・?

 俺はたしか、人間に追われ・・・森の中に逃げ・・・そこから・・・どうした・・・?

 分からない・・・人は殺してはいない・・・だが・・・追われている気配も消えている・・・

 それに何よりも・・・『気配』が違う。

 ここは、俺のいた『世界』では無いのか・・・?

 

~早苗Side~

 

「はぁ~・・・」

「どうした早苗~。ため息ばっかり吐いてると幸運が逃げるぞ~」

「そうだよ~。それよりご飯まだ~?」

「はぁ~~~~~・・・」

 

 あぁ、頭が痛い・・・。この呑気な神様達と来たらもう・・・

 

「おいおい、本当にどうしたんだ?何かあったのか?」

「悩みがあるなら相談にのるよ~?」

「あなた達が悩みの種なんですよ!!!!」

 

 ここ最近、お二人が家でゴロゴロしてるばかりで、何もしてくれない。私の今の生活が、朝はお二人の朝ごはんを作ってそれの片付けまで、日中は人里で信仰集め、夜はまたご飯を作って掃除やら洗濯やらの家事全般。お二人はというと・・・

 

「甘いね!!そんなんで倒せるもんかい!!」

「そっちこそ!!動きがなまってんじゃないの!!?」

 

 暇さえ見つければ境内で弾幕ごっこばかり・・・

 たまにしていないかと思えば昼間っからお酒を飲んでたり、外の世界から流れ着いたゲームとかで遊んでたりと・・・

 

「さ、早苗・・・?」

「お、怒ってる・・・?」

「ええもちろん!!なんにもやってくれないお二人に怒ってますとも!!」

「「うっ・・・」」

 

 最近では異変も全然起きないし(というか最近のだとこのお二人がやらかしてますし・・・)、信仰もなかなか集まらないんですよね・・・まぁ何も無いのが一番なのはそうですけども・・・

 赤いのも黒いのも動いてないですし・・・

 

「もういっそのことまたお二人に異変でも起こしてもらいましょうか・・・」

「待て待て待て!!もう紫やら霊夢やらのお仕置きはごめんだ!!」

「そりゃあ確かに楽しかったけど!!あれはもうやだって!!」

「チッ」

「早苗が怖いよかなこー!!」

「これが反抗期ってやつか・・・」

 

 ほんと使えない神様ですねこの二人も・・・でもどうしましょう・・・こうなると信仰を集める方法が・・・

 

「そうだ!!私の『奇跡を起こす程度の能力』で、守矢の奇跡として信仰を集めれば!!」

「それ前もやろうとして失敗してなかったっけ?」

「たしか雨が続いてる地域を晴れにしたと思ったら、そこから水が干上がるまで晴れが続いたね」

「こ、今度はきっと大丈夫ですから!!!」

「なら、今やってみたらどうだい?」

「そうそう、この神社の周りだけでも雨にしてみたら?」

「ええ!やってみせますとも!!」

 

 二人とも口だけは達者なんですからもう!!!でも、今回こそは大丈夫なはず!!もうこれに失敗したら後が無いんだから!!

 

「いきます・・・奇跡の力よ・・・どうかこの地に、雨の恵みを・・・」

「「あ、あれ?」」

「え?」

 

 雨じゃなくて・・・私の手から・・・水・・・?

 

~霊夢Side~

 

「で、異変が起きてるんじゃないかと、そう言いたいわけね?」

「そうですよ!!手から水ですよ!?これが異変じゃ無ければなんなんですか!!」

「落ち着きなさいって」

 

 はぁ・・・こっちは朝から忙しかったってのに・・・まだ追加で忙しいのが来るとは・・・まぁでも・・・

 

「異変が起きたってのは間違いなそうね。ね、魔理沙?」

「みたいだな。私のはそこに行ってたってわけだ」

「??私の?どういうことですか?」

「ま、見てたら分かるわ。確かあんたの力は、奇跡の力で天候とかを変えたりするんだったっけ?」

「そうです!!それを守矢の奇跡として広めて信仰を・・・」

「あら、その案いいわね。使わせてもらおうかしら?」

 

 早苗がすごく不思議な目でこっちを見てるけど、まぁ見てたら分かるでしょ。まったく・・・私が『奇跡』のために祈ることになるなんて思いもしなかったわ・・・

 

「ちょ、ちょっと霊夢さん、さっきのセリフ、どういうことですか!?何か知ってるなら・・・」

「黙って見てなさいっての、もうすぐだから」

「だから!さっきから何を(ザーーッ」

「なるほど、確かにすごいわね」

「え?さっきまであんなに晴れてたのに・・・雨・・・?」

「ここ3人がローテーションしたってわけだな」

「そうみたいね。ま、知ってる相手なだけ良かったわ」

「え?え??あ、あの・・・どういうことなんですか?」

 

 まったく・・・察しが悪いんだから・・・

 

「そうね・・・試しに、手を前に出して火でもイメージしてみなさい」

「それがいったいどういう・・・」

「い・い・か・ら!!」

「は、はい!!」

 

 やれば分かるって言ってんのがわかんないのかしら・・・

 

「ええええええええ!!!???手!!!手から火!!!!!火ですよ霊夢さん!!!!!手から火が!!!!!!!」

「うるっさい!!!!」

「いだっ!!!な、何するんですか!!???」

「あんたがうるさいからでしょうが!!!」

「まぁまぁ、二人とも落ち着けって。さてと、早苗もこれで分かったか?」

「え?いや、間違いなく異変ですよこれ!!いきなり手から水とか火が出る異変ですよ!!」

「あんた、私の能力は知ってるわね?」

「『空を飛ぶ程度の能力』ですよね?」

「じゃ、私の能力は分かるよな?」

「『魔法を使う程度の能力』です」

「じゃあ、私はさっきあんたの前で何をしたかしら?」

「え?なんか目をつぶってぶつぶつ言ってたと思ったら・・・急に雨が・・・あああああ!!!!」

「気付くのが遅いんだぜ」

 

 まったく・・・面倒なことになったわね・・・まさか・・・

 

「私たちの能力が」

「それぞれ別の奴と」

「入れ替わっちゃってるんですかーーーー!?」

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