シン次元への交奏曲   作:薫製

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4ヶ月ぶり投稿!
長らくお待たせして申し訳ございません!
やることが多くて考えていたんですけどなかなかやる時間が無くて…
またどうかよろしくお願いします!


安泰

「黒龍カナデ。」

 

「黒龍が言いづらい。」

 

「紫龍カナデ。」

 

「色変えてもムダ。」

 

「お前…元人じゃないのに無駄なこだわりあるな…」

 

矢口はため息をついた。

 

時計は無いが恐らく30分は話している。

 

「先生が言っていた。名前は自分の生きる道となるって。」

 

「すまん。意味不明だ。本当に教授の言葉なのか?どっかで聞いたことあるぞ。」

 

「はぁ?!まさか疑ってんの?!」

 

矢口はうなづいた。

 

少女は頭に手をあてため息をはいた。

 

「にしてもお前また手錠外したろ。」

 

「いやぁ…なんか外れるんだよね…」

 

少女は苦笑いをした。

 

「バレるなよ。」

 

「りょーかいりょーかい。で。なんか案でた?!」

 

少女は矢口に寄ってきた。

 

矢口は黙った。

 

やがて

 

「新海…」

 

「は?」

 

「新海誠!」

 

「それいいじゃん!」

 

少女は親指を突き出した。

 

「だがもう使われてるが。まして男だしな。」

 

「はぁ?!ふざけないでよ!」

 

少女は矢口の頭を殴りまくった。

 

だがそんな力強くでは無いが。

 

その頃…

 

「碇…ほんとにこれで良いのか?」

 

「あぁ…ゼーレのシナリオを変更するにはこれしかない。」

 

そう言いゲンドウは見上げた。

 

そこには色々な機械に繋がれながらある所に入れられる不気味に光るゴジラのコアがあった。

 

「ところであの3人の処遇は?」

 

「証拠不十分だとかで解放させる。彼らもシナリオには不可欠だからな。」

 

そして3人は無事に解放された。

 

ただ一つ問題があった…

 

「帰る場所が無い…」

 

少女には戸籍も勿論家族もいない。(博士は例外)

 

「うちはもう3人も受け入れてるからキツイかなー…」

 

「こっちはあの子の世話で手一杯…めちゃくちゃ食うし…」

 

「ん?あー悪いね。特に理由無いけど無理だわ!ごめんねー!」

 

こうして色々と振られ最後に残ったのはレイとカヲルだけだった。

 

(カヲルっていう銀髪はなんか変な感じするしなー…かと言って片方は無口だしなー…仕方ない…ダメもとで行くか…)

 

少女は帰り際にレイを見つけ聞いてみた。

 

「あのさ…私帰る場所が無いのよ…だからあなたの家に住んでもいいかな…」

 

レイはしばらく黙りやがて

 

「…いい」

 

「ほんと?!」

 

レイは頷いた。

 

こうしてレイとの同居生活が始まろうとしていたがエヴァを、見ている人は分かるかもしれないがレイの部屋は荒れてるのだ。

 

理由は分からないが、(ネタバレ禁止)埃まみれで暗く年頃の女の子の部屋とは思えない部屋だった。

 

シンジですら最初は戸惑ったレベルである。

 

しかし、彼女は違った。

 

「へー…ここがあなたの部屋なのかー…ちょっと個人的には暗すぎるけどまだいいかなー。」

 

何と比較してるのか分からないがとりあえずセーフらしい。

 

「で?何食べてるの?」

 

レイは机にあったサプリメントを指した。

 

「まさかのサプリメントか…ちょっとそれだけは無理かな…なんか無いの?」

 

冷蔵庫らしきものを開けてみたが何も無かった。

 

しかも電気が無いため冷気も感じなかった。

 

少女はため息をついた。

 

「どっか食べにいかない?」

 

そして辿りついたのは某有名寿司チェーン店。

 

あの蔵の寿司屋。

 

どうやって辿りついたのかというと近くを歩いていた人が教えてくれた。

 

(近くと言っても結構歩いたが)

 

中に入ると勿論の事だが寿司が回っていた。

 

少女はテーブル席にレイと向かい合わせで向かうといきなり皿を取った。

 

(取り方は勿論レクチャー済み)

 

それはやはりマグロだった。

 

「やっぱこの魚は美味しいわ!ってなんでこの魚美味しいこと知ってんだろ?まっいいか!さっさと他の食べよーっと!」

 

レイは黙って少女が食べているところを見ていた。

 

「食べないの?ほら、私の上げるから少しぐらい食べてみなよ。」

 

そういい出したのはやはりマグロ。

 

レイは無言で食べる。

 

その瞬間表情は明るくなる。

 

「…美味しい…」

 

「でしょー!やっぱここ来て正確だわ!」

 

少女はそういいお茶を飲んだ。

 

しばらく沈黙が続く。

 

すると少女が口を開いた。

 

「あのさー…わたし家もないけど名前も無いんだよね…だからさなんかいい案ない?前さ一緒にいた奴と話してたんだけどネーミングセンスが無くってさー。で、なんか無い?」

 

レイは黙って少女を見ていた。

 

そしてレイはカバンからパソコンを取り出し何か打ち出している。

 

やがて見せてきたのは

 

「黒銀神子」

 

「なんて読むの?」

 

「くろがね かこ」

 

「また黒か…まぁその印象しか無いよなー…」

 

少女は考えていたがやがて、

 

「でもかこってのはなかなかいいねー!やっぱあなたに決めてもらって正確だわ!それ使うわ!」

 

少女は席から立ちレイの横に座った。

 

「てな理由でこれからよろしく!」

 

少女は手をだした。

 

レイもおずおずと手を出し握手した。

 

こうして二人の同居生活が始まった。

 

 

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