シン次元への交奏曲   作:薫製

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今回は戦闘多めなので文字数多いです。


再来再戦

翌日久しぶりにネルフの警報が鳴り響いた。

 

「状況は?!」

 

「河口湖周辺の山に謎の落下体を確認!その結果待ちです!」

 

するとMAGIからの報告がモニターに出た。

 

「パターン青!っ!これは!」

 

「どうしたの?!」

 

「使徒ですが…そんな倒したはずなのに…」

 

MAGIには使徒の番号が出る。そこに書いてあったのは

 

「第8の使徒」

 

「そんな…ありえない…あの時殲滅を確認したのに…」

 

エヴァンゲリオン初号機、零号機、弐号機により殲滅した相手がまた蘇ったのだ。

 

「目標を捕捉!モニターにまわします!」

 

そこに映されていたのは紛れもなく第8の使徒だった。

 

しかし、

 

「球体じゃない…」

 

あの時の使徒は最初球体で落ちてきて地面が近くなって開いたのだが今回の使徒は最初から開いていた。

 

「どういうこと?」

 

「作戦を考えたのか…いや有り得ない…」

 

「とにかく避難を優先で。」

 

「了解!」

 

そして巨災対。

 

「これが使徒…神の使い…」

 

「開示のお陰でこうもあっさり情報が来るとは…」

 

「我々は避難しないんですか?」

 

ヒロミはパソコンを打ちながら聞いた。

 

「ここはなんだか大丈夫とか言っていたが…」

 

すると電気が落ちた。

 

そして徐々にビルか下に格納されていった。

 

横には兵装ビルが入れ違いででてきた。

 

「まさかね…」

 

その時奥の方で音がなり、横に動いた気がした。

 

「この感覚ってね…あれだよね…」

 

「あぁ、間違いない…」

 

矢口は外を見た。

 

そこにはジオフロントが広がっていてそこに向かって降りているようだ。

 

降りている?

 

そう、このビルのある部屋は

 

「「「「電車だってぇぇぇぇぇ!」」」」

 

「うるさいです。」

 

しばらくして巨災対との合同作戦会議が始まった。

 

「流石にあれはキツいわ…」

 

安田の顔は少し青ざめていた。

 

「しかた無いよ。まだあれ試験段階だから。」

 

「あれで試験段階…」

 

そしてミサトが入ってきた。

 

「これより作戦会議を始めます。まず初めにこの使徒についてですがあなた方巨災対には言っていませんでしたがこの使徒とは1度戦っています。」

 

「ならそれと同じ方法で倒せばいいのでは?」

 

「形状が違うのか。」

 

東が何かを悟ったように言った。

 

「そう。あなたなら何か分かるのでは?」

 

「今回の使徒が前回と同等と仮定する。1回失敗したら次は失敗しないように考える。どの動物も。それなら相手が行動する前にやればいい。」

 

「というと…こっちから仕掛けると。」

 

東はミサトにうなづいた。

 

「使徒の落下時間の予測は?」

 

「明日の午後0時。」

 

「つまり半日か…」

 

「私なりの作戦だがまず狙撃派と迎撃派に別れる。それは宇宙で使徒とやり合う。仮に取りこぼし来てしまったら紫龍を使い無理やり止めて残りのエヴァで殲滅する。まぁあとはあなた方の考え次第だがな。」

 

「スゲーカッコイイよ…東さん…めちゃくちゃ眩しい…」

 

安田は目を輝かせて東を見た。

 

「分かったわ。その案を参考に考えるわ。」

 

翌日作戦が決まった。

 

「作戦班を言うわ。弐号機、四号機は宇宙空間で。紫龍以外は地上スタンバイ。弐号機、四号機はそれぞれ狙撃派と迎撃派で分かれる。それはその場判断で。それでも無理なら紫龍の出番。落下予想地に入ったら紫龍自身で誤差修正。のち落下衝撃の軽減を。あとは残りのエヴァで抑え込む。」

 

「この配置の理由は?」

 

「女の勘よ。まえも出来たんだから信じなさい。」

 

「まぁ…結構ギリギリでしたけどね…」

 

「そうゆうのは気にしない。」

 

そしてパイロット達はそれぞれの場所に向かった。

 

アスカ、マリはロケットの発射台に向かった。

 

「エヴァって宇宙でも動けるの?」

 

「正確には無理だわ。ただしブースターなどを付ければ一定時間行動が可能よ。」

 

「それはなかなか面白そーだね。」

 

「にしても装甲厚いわね…これだといつもの流れが出来るかな…」

 

アスカは弐号機に乗りそう思った。

 

エヴァにはブースター4つと盾のようなのが両側にある。

 

これは再突入のさいにエヴァを守るものなのでこれを外すとATフィールドのみで耐えるしか無いのだ。

 

『カウントダウンスタート。第一エンジン最終確認完了。』

 

『両パイロット接続を確認。』

 

『…5…4…3…2…1…発射!』

 

そして弐号機と四号機は宇宙に向かった。

 

その頃紫龍は1人輸送機の中にいた。

 

「…飛んだのか?」

 

『たった今発射された。』

 

「んなこた分かってる。見えてるんだから。」

 

神子はそう言い窓を見ていた。

 

そこには2本の白い煙を出しながら飛んでいくロケットが小さく見えた。

 

『座標指定はこちらでする。安心して暴れてくれ。』

 

「使徒に関してはそっちの方が経験おおいんだからそれは安心するよ…けど奴らは?」

 

『君がラドンと言ってた奴か?』

 

「まぁな…」

 

『今の所は無い。問題なくやれる。』

 

シゲルがそう伝えると神子は目をつむった。

 

「始まるのか…」

 

発令所とは別の場所で作戦を見ていた東が言った。

 

「心配無いですよ!きっとうまく行きますから!」

 

「そうかな…」

 

矢口はそう言い画面をじっと見ていた。

 

『追跡班、両機の現在位置を報告』

 

『ポッド・ツー、作戦高度に到達。予定軌道に乗った』

 

『ポッド・フォー、軌道投入に問題発生。高度が足りない』

 

『確認した。以後はツー単独でのオペレーションに切り替える』

 

『了解。ポッド・フォーを直援。シフトをセブンに移行』

 

『ポッド・ツー、不帰投点を通過。エリア88に侵入』

 

 オペレーターの音声信号がたまにノイズが混ざりながら次々と発せられる。作戦は滞り無く進行しているように見えた。

 

『了解。これより、作戦を開始』

 

 ミサトは、オペレーターからの報告の後に続いて、次の指示を飛ばす。

 

『了解。ポッド・ツー、作戦最終軌道に投入開始。減速行動に移る』

 

 女性オペレーターが、それに応じて状況を展開させる。

 

『第一弾、全エンジンを点火。燃焼を開始』

 

 男性オペレーターの音声が聞こえた直後、輸送ポッドが激しい明かりを放って、暗闇の中に幾何学的なシルエットを浮かばせた。

 

『S1C、燃焼終了。減速を確認』

 

『第一弾、ブースターユニットをジェットソン』

 

 ポッド本体から4つのブースターユニットがゆっくりと分離する。そして、充分な距離に達したところで推進装置が作動し、本体の軌道を外れて暗闇の中へと消えて行った。

 

『分離を確認。電装系をチェック。異常なし』

 

『了解した。燃焼タイミングはオート。第二弾全エンジンを点火』

 

 二度目の点火によって、暗闇の中に局所的な明かりが灯る。ポッドの周囲には、大量のデブリが浮遊していた。

 

『S1C燃焼終了。圧力弁を閉鎖』

 

『第二弾、ブースターユニットをジェットソン』

 

 ブースターユニットが本体から分離すると、本体を見送る星屑となって消えていった。

 

『減速行動を終了』

 

『最終作戦軌道への投入準備。機首を反転。回頭開始』

 

『降下角度、確認。誤差、修正内』

 

 輸送ポッドは、細かく推進装置を噴射しながら体勢を整えてゆく。その全貌は、二本の大きな支柱に挟まれた大きな楯であった。支柱は末広がりの三角錐で、まるで電波塔の足下にロケットエンジンを積んだような無骨な形をしていた。

 

『相対速度、再計算。座標高度を再確認。すべて問題なし』

 

『軌道最終修正完了』

 

『180℃回頭完了』

 

『了解。ポッド・ツー、交叉起動への遷移スタート。これより、作戦行動に移る』

 

『現時点で全てのリモート誘導を切る。以後の制御はローカル』

 

『グッドラック』

 

 輸送ポッドは、ゆっくりとした浮遊状態から一転して、重力に引き寄せられるようにして急降下を始めた。

 

そこには70億もの人が住んでると言われる地球があった。

 

赤いヘルメットを被ったアスカは、コックピットの中で次々と状況を伝える映像に意識を集中していた。室内の音声モニターからは、オペレーターの無線に混じって、緊張感の無いマリの鼻歌が聞こえていた。その鼻歌は、アスカのコックピットの中へ入り込んでいた。

 

「全くこんな時に鼻歌なんて…どんな肝持ってんのかしら…」

 

『目標との交叉起動に乗った。接触まであとハチマル』

 

『目標物を確認』

 

『接触地点に変更なし』

 

『シフトMを維持。問題なし』

 

 アスカは、操縦レバーを握りしめながら、様々なスイッチを押して機体の微調整に努めていた。

 

『ツー・はランデブー用意。フォーは高度不足のため、再突入までの96秒間だけ援護可能。それまでにケリを付けて』

 

 ミサトが緊張感のある声で作戦への士気を引き締める。その時、コックピットにアラートが鳴り響き、正面の映像が切り替わった。

 

『一体何が?!』

 

『目標分裂!謎の球体が2機に接近!』

 

「ったく!芸がこってること!コネメガネ!行くよ!」

 

『りょーかいー…お姫様!』

 

四号機の精密射撃のお陰で弐号機はほぼ無傷で向かっていた。

 

「クソッ…やっぱり邪魔!」

 

アスカはヘルメットを脱ぎ捨てた。

 

その瞬間画面が変わった。

 

目の前に2体がいた。

 

その目から光線が放たれたが弐号機は避け、手元にあった薙刀で真っ二つにした。

 

「次から次へと…往生際が悪い!」

 

『アスカ!マリ!目標物が動いている!』

 

「なっ…!」

 

今まで動かなかった使徒が地球に向かっていた。

 

「コネメガネ!ちっこいのは任せた!」

 

「合点承知!」

 

アスカは1人本体に向かった。

 

「また出てきて…少しはあっさりやられなさいよ!」

 

弐号機は薙刀を使徒に向けて投げた。

 

しかし、使徒のATフィールドで阻まれる。

 

「まだまだァ!」

 

弐号機は更に腰にあったパレットライフルをうった。

 

勿論使徒のATフィールドは破れない。

 

「ここまでなの…」

 

『そいつはまだじゃないの?』

 

突然使徒に紫色の光線が襲った。

 

しかも死角だったので良けれず喰らった。

 

「あんた…どこから…」

 

「狙撃くらいお手のもんよ…さてと…無理して貰ったポジトロンライフルとやら…その雷撃見せてみろ!」

 

このポジトロンライフルは威力は減っているがチャージ期間が短く、連射可能な量産型なのだ。

 

これは元々もしもの為にと零号機に持たせていたのをMark6の投擲力で強引に空にいた紫龍に投げ渡し、紫龍の莫大なエネルギーで威力を増幅させたのだ。

 

紫龍は陽電子砲を何発もうった。

 

使徒は防戦を強いられていた。

 

例えATフィールドがあってもそれを壊せる威力のを何発も撃たれたら無理がある。

 

だが使徒には奥の手があった。

 

「目標に高エネルギー反応!」

 

「まさかあそこにいた理由って…」

 

「太陽光か!」

 

「ならさせなきゃいい!」

 

神子は弾を抜いた。

 

そして空の弾を入れた。

 

『どうするつもり?!』

 

「勿論殲滅はするよ。ただし、賠償請求はよしてくれよ。」

 

そう言い神子は通信を切った。

 

そして目を瞑った。

 

「何をするつもり…」

 

「紫龍シンクロ率急激に上昇!危険水域限界です!」

 

「シンクロって…まさか!」

 

神子は笑った。

 

そして独り言のように何か話しかけていた。

 

「なんだ…やっぱ暴れたいんじゃん…いいよ…今なら構わないよ…私も同じだから…だから…力を貸して!」

 

神子は目を開き前を見た。

 

そこには眩しいほど輝く使徒が見えた。

 

「紫龍!目覚めよ!お前の本気を!」

 

紫龍の目が不気味に赤く光り口の装甲具が外れた。

 

そして一声咆哮をあげた。

 

その声に誰もが思った。

 

「ゴジラ…」

 

紫龍はポジトロンライフルを使徒に向けた。

 

するとライフルの先端に紫色の玉が出来てきた。

 

使徒もそれを待っているかのようにチャージをしていた。

 

「行くぞ!使徒!俺の咆哮しかと見ろぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

そして紫龍は発射した。

 

それは紫色のレーザー砲だった。

 

使徒も赤色のレーザー砲をうった。

 

二つのレーザーがぶつかる。

 

その瞬間激しい爆風とエネルギー波がきた。

 

その衝撃はジオフロントまで届くほどだった。

 

紫龍は発射の反動で地上に強制的に戻された。

 

その衝撃でクレーターが出来る。

 

それでも移動が止まらない。

 

「ぐぅぅぅぅぅぅ…!がぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

咆哮にしか聞こえない声で神子は叫んだ。

 

その時紫龍の移動が止まった。

 

そこには初号機、零号機、Mark6がいた。

 

「4機なんとか耐えています!しかし…」

 

後ろにいた初号機の足の装甲が剥がれてきた。

 

それだけ衝撃は強いのだろう。

 

『まだまだと言ったからには簡単には終わらせないっ!』

 

上から弐号機と四号機も大気圏突入ギリギリまで奮闘していた。

 

「こんなとこで…負けれるかあぁぁぁぁぁ!」

 

紫龍の撃ったレーザー砲はやがて使徒のレーザー砲を押し返しながら使徒に向かった。

 

使徒は最後の抵抗をするかのようにATフィールドをだした。

 

しかし、それもいとも簡単に破られレーザー砲は使徒を飲み込むように貫通した。

 

「目標殲滅…」

 

「凄いわね…」

 

そこには4機の周り以外はほぼ消えていた。

 

そしてあちこちにクレーターが出来ていた。

 

「至急紫龍のパイロットを優先に回収!」

 

「了解!」

 

その頃神子は口から血を出していたがどこか笑っているかのように気絶していた。

 

 

 

 

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