シン次元への交奏曲   作:薫製

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イベント終わらなーい…


希望爆破

そして、時同じく。

 

「うわぁぁぁぁぁ!遅刻だぁぁぁぁぁ!」

 

1人の科学者らしき白衣を着た少女が薄い緑がかった短めの髪を振りながら走っていた。

 

「こんなんじゃまた課題がでるよ…いやいや!まだ諦めるな私!まだ希望はあr。」

 

しかし、希望はついえた。

 

曲がり角から来た人とぶつかったのだ。

 

響き渡る激突音。そして持っていた物が落ちる音。

 

「痛ったぁ…お前ちゃんと前見ろっ…」

 

その人は何か言おうとして少女を睨んだが途中でやめた。

 

何故なら白衣の少女が泣いていたからだ。

 

「今のそんなに痛かったのか?」

 

「もうダメだ…終わった…折角の大仕事がパーだ…」

 

少女はため息をついた。

 

「ったく…世話のかかる奴だな…ここにいるのはこんなのばっかか?」

 

そして散らばったプリントを集めた。

 

「ほら。ったく!少しはしっかりしろ!あんたが何もんかは知らんがグズグズしてる暇ないだろ。」

 

「あっ!そうだった!」

 

白衣の少女はプリント類を受け取り走っていった。

 

「何だったんだ…今の…」

 

少女というのは神子だった。

 

神子も気分的にという理由で実験を見なかったのだ。

 

「どうも。ネルフの方。」

 

ふと声をかけられ見てみると濃い緑色の服を着ていて、髪はパーマがかかったような男性がいた。

 

「あんたは?」

 

「私はレフ・ライノール。ここの魔術師です。」

 

男性は笑顔で言った。

 

「そっか。」

 

神子は素っ気なく答えた。

 

「先ほどは弟子が申し訳ないことをしました。あれでも一流の魔術師なので。」

 

「弟子か。それなりに育ったことだな。」

 

「えぇ。では、私はこれでくれぐれもお気をつけて。」

 

「そちらもね。」

 

レフは少し笑い向かっていった。

 

(レフ・ライノール…あいつは変な感じがする…)

 

神子はレフの姿を見ていた。

 

「…にしても。どこに向かってるのかな…」

 

謎の生き物に連れられて来た瀧と三葉は永遠と廊下を歩いている。

 

「まぁいいんじゃない?ゆっくり行こう。」

 

一方

 

「ん?」

 

「えっーと…部屋間違えたとかは?」

 

「いや…ここ俺の部屋だけど…あなたは誰ですか?」

 

シンジと藤丸は部屋に着いたが中に謎の男性がベットでケーキを食べていた。

 

「まさか…君が48人目のマスター?」

 

「はい。」

 

「はー…とうとうここを手放す時が来たか…トホホ…」

 

男性は悲しそうな顔をした。

 

「あなたは?」

 

「僕はロマニ・アーキマン。ここの医師さ。ロマニって呼んでくれ。」

 

ロマニはそう言い微笑んだ。

 

「で、僕の部屋で何を?」

 

「決まってるよ!サボりだよ!」

 

「「は???????」」

 

突然の謎発言に?マークを頭につけた。

 

「だってー。医師なのに色々とこき使われるし。レフ教授も少し使い荒いし。だからこう1人でコソコソするのがいいんだ。」

 

「ゴキブリか何かですか?」

 

「そういうのはやめて。」

 

3人は静かになったがやがて笑い出した。

 

「面白い人ですね。」

 

「いや。息があうんだよ。」

 

「ですね。」

 

しかし、その和やかな雰囲気は突然切られた。

 

照明が落ちたのだ。

 

「停電?」

 

「まさか。ここは自己発電だよ。せいぜいたま切れか何かだよ。」

 

その憶測は間違っていた。

 

『火災発生。火災発生。場所は中央管制室。』

 

「なっ…中央管制室って!」

 

「レイシフト実験の場所!」

 

3人は走りながら向かった。

 

そして扉が開いた時その全貌を知る。

 

「これは…」

 

あちこちから火の手が出ていた。

 

そしてカルデアスは活動をしていないかのように黒かった。

 

「カルデアスが止まったら人類の監視が出来ない!僕はカルデアスの修復をやる!えっと…君は?」

 

「碇シンジです!分かってます!僕はみんなの安否を確認します!藤丸さ…」

 

そこに藤丸はいなかった。

 

「もう今はそんなこと構ってる暇はない!自分の成すべきことをしよう!」

 

シンジはロマニに止められ少し迷ったが決意を固め、部屋を出た。

 

「火災?!しかも今は実験の真っ最中…まさか…!」

 

「行こう!」

 

瀧と三葉も中央管制室に向かった。

 

同じく神子も向かっていた。

 

その途中あの少女と出会った。

 

「先程は申し訳ございませんでした!私、キャロル・ウェイン・アーチボルドと言います!」

 

「分かった!けど今は世間話してる暇じゃないっ!」

 

「すみませんが一つ訪ねていいですか!?」

 

「なんだ!」

 

神子はキャロルと向き合った。

 

「あなたはエヴァンゲリオンパイロットですか?」

 

「あぁ…それが?」

 

「頼みがあります。」

 

キャロルは真剣な眼差しで神子を見た。

 

その手には銀色のアタッシュケースがあった。

 

中央管制室では藤丸が1人瓦礫を避けながら走っていた。

 

あちこちにマスターを転送するためのプラグが横たわっていた。

 

(どこにいる…)

 

そして探していた人はいた。

 

「マシュ!」

 

マシュは瓦礫の下敷きになっていた。

 

「…先輩…?」

 

マシュは藤丸を見た。

 

「良かった…今出してや…」

 

そんな藤丸の腕をマシュは掴んだ。

 

「先輩…もう私は無理です。」

 

マシュの下半身は瓦礫の下敷きになっているうえその瓦礫が大きすぎる。

 

「…っでも!」

 

「フォーーーウ!」

 

「ひどい有様だな…ってオイッ!大丈夫ですか!」

 

そこに瀧と三葉が合流した。

 

「皆さん…」

 

「よし!やるぞ…」

 

その時重苦しい音が響いた。

 

「何…この音…」

 

「中央管制室の扉が閉じた音だよ…もうここから出れない…」

 

沈黙がはしる。

 

「ハハハ…まさかここで終わるとは…運がないというか…」

 

「そんな…」

 

瀧と三葉はそんな会話をしていた。

 

「先輩…最後のお願いです…手…握ってくれますか?」

 

「あぁ…」

 

藤丸はマシュの手を握った。

 

そして目を閉じた。

 

そこには暗黒の闇があった。




キャロル・ウェイン・アーチボルドは最後以外は合いそうな名前をつけたオリキャラです。
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