シン次元への交奏曲   作:薫製

29 / 59
王座

「着いた…ここが王座の入口だ。」

 

「ここにアーサー王が…」

 

「そうだ…では行くぞ!」

 

リチャードは扉を開いた。

 

そこはとても広かった。

 

そして巨大な椅子に1人の騎士が座っていた。

 

「アーサー王…」

 

「ついに来たか…まぁ良い。私も暇していたものだ。それにしても面白いサーヴァントを連れているなリチャード。」

 

「あなたは何故この様な暴挙に出たのですか!」

 

「暴挙だと?何を言う。私は王として侵略をしているだけだ。ブリテンの平和のために。」

 

アーサー王は淡々と答える。

 

「てめぇ…ふざけるなよ…」

 

「ほう?お前喋れるのか。てっきりバーサーカー同様狂化スキルで喋れないかと思ったぞ。」

 

「そうか?お前も初見形だけのお姫様かと思ったぞ。」

 

「ふっ。言葉を慎め。これからお前らを倒すからな。」

 

アーサー王は剣を取り出した。

 

『あれがアーサー王の聖剣。エクスカリバーだ!』

 

「なんて禍々しい…」

 

マシュの言う通り聖剣の光は黒かった。

 

「全員で来い。まとめて相手してやる。」

 

「ならお言葉に甘えて!」

 

神子はアーサー王に向かった。

 

アーサー王は最初の攻撃を剣で返した。

 

神子は手数で押していこうとしたが

 

「甘いな。」

 

アーサー王は魔力で神子を吹き飛ばした。

 

「魔力とか…そんなの有りかよ…!」

 

『この魔力…とてつもなく強いって言っておく!』

 

「なら同時なら!」

 

神子を除いた全員でアーサー王に攻撃をした。

 

「何度も言わせるな。甘い。」

 

アーサー王は目にも止まらぬ速さで切り倒していく。

 

「なんて強さだ…」

 

「言ったろ。私を倒すことは無理だと。まぁ置き土産に見せてやろう。この戦争の終わりの瞬間を!」

 

アーサー王の鎧から聖杯が出てきた。

 

「いでよ!鋼鉄の竜!その鎧で全てを壊せ!」

 

聖杯は輝き始めた。

 

オルレアン外ではフランスが押していた。

 

「ジークフリート!行けるの?!」

 

「…いや…何か来る…!」

 

すると空に黒と赤の輪が空一体に広がった。

 

「何よこれ…」

 

輪の真ん中から巨大な生き物が出てきた。

 

「な……何よこれ!」

 

「竜か!」

 

それは四足歩行で背中にはトゲよ様なものがある生き物だった。

 

「あれは…」

 

『この波形…間違いなくラドンと同じです!』

 

「何ですって!」

 

ネルフからの報告をうけ驚くミサト。

 

『当たり前だ…こいつはアンギラス…ラドンと同じ世界からの訪問者…いや呼ばれた奴だ。』

 

神子が言う。

 

「アンギラス…?知りません…一体どう言う関係ですか?」

 

「そうだな…敵かな…前やり合った相手だし…ってまた誰かの記憶が出てきやがった…まぁ言い。とにかく…」

 

神子はアーサー王を見た。

 

「お前を倒さないとな…」

 

「でも外のは!」

 

「心配するな。ただ耐久値の高い竜なだけ。竜殺しに任せれば何とかなる。」

 

「それは俺に言っているのか?」

 

ベオウルフが言った。

 

「それとジークフリートも連れてけ。それでも無理ならこっちでどうにかする。まぁ。お前らならどうにかしそうだけどね。」

 

「分かった…どうか無事で!」

 

瀧とベオウルフは王座を出た。

 

「作戦会議は終わったか?そろそろ飽きてきたんだが?」

 

「いやぁすまんすまん。そんじゃ始めようか!」

 

「ふっ。死に急げ!」

 

アーサー王は聖剣から魔力の衝撃波を飛ばした。

 

「悪いね。同じ手は通じないんでね。」

 

神子の姿が消えた。

 

「気配遮断か!…いや違う…まさか!」

 

「遅い。」

 

神子が再び姿を見せた時アーサー王の鎧が砕け散った。

 

「鎧だけ削り取るだと…!そんなことが…」

 

「出来るんだよ。まぁほぼ紫龍のスペックだけどな。」

 

「あなたは一体…」

 

「リチャード。そこはあんま触れるな。とにかく締めの時間だ。宝具。出せるよな?」

 

「…勿論。行くぞ。」

 

神子とリチャードは剣を高く持ち上げた。

 

リチャードの剣は黄金に、神子の剣は紫に輝き始めた。

 

「ならこちらも対抗しよう。」

 

アーサー王も剣を下向きに持った。

 

そして黒色の魔力に包まれた。

 

「「約束された(エクスカリバー)…」」

 

永久に遠き(エクス)…」

 

そして3人が同時に撃つ。

 

勝利の剣(モルガーン)ッッッーーーー!」

 

破壊の剣(ノヴァ)ァァァーーーー!」

 

勝利の剣(カリバー)ァァァーーーー!」

 

聖剣が交わった時目の前が白くなった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。