「さてと…ご到着って感じだな。周りは何も無し。まぁ強いていえばのどかだな。」
そこは夕焼けに燃える田んぼが広がる昔の日本の風景だった。
『よし繋がった。って…突然だけど周辺にサーヴァント反応!』
「いきなりですか!どこにいます!?」
「そこだな。」
セイバーが林に向かって魔力を放った。
「なんてアバウト!」
「流石に足が早いか…ミスった。」
「おいおい…誰かと思ったらお前さんか。」
目の前に誰かが降りたった。
「ほう?久しぶりだな。アーチャー。」
「あなたは!」
そこには糸守で交戦したアーチャーがいた。
「黒い方か。お前。新しいマスターを見つけたか。」
「まさか。ならされたって言おう。まぁお前を倒したマスターだしな。」
「倒した?あぁ…あの時のか。覚えているとも久しぶりだなカルデア諸君。」
「なんの冗談だ?まさか再戦しに来たんじゃ無いだろな。」
「まさか。もうコリゴリだ。」
アーチャーは手を挙げ降参の格好をした。
「で?なんの様だ?」
「君たちと手を組みたい。この特異点を抜けたいのでね。」
「相変わらずひねくれてるな。」
「お前こそ。」
セイバーとアーチャーは笑った。
「ねぇ…この2人の関係知ってるの?」
アスカが三葉に聞いた。
「知らないですよ…突然なんで…」
『えっーと…君の真名を教えてくれるかな?』
「真名は教えられない。今は…そうだな普通にアーチャーでいい。」
「それは私の時と変わらないのだな。」
「当たり前だ。」
『で、移動手段は?』
『おっと…忘れてた…』
「ドクター?冗談はやめてくださいよ?」
『ホンットにごめん!しかもそこ都市から結構はなれているから徒歩は無理だ!』
「はぁ?!なんちゅーことしてくれた!あとでセイバーのモルガーンお試し体験の刑に処してやる!」
『酷い!』
「騒がしいな…しかた無い…
すると目の前にヘリが出てきた。
「ほら乗れ。なんだ、乗らんのか?なら俺1人で行くぞ。こいつは脆いからな。」
「「「「は?????」」」」
「やれやれ…お前はそんなものまで出せるのか…」
「奥の手だがな。さっさとしてくれ。」
「マスター。乗るぞ。」
「おっ…おう。」
そしてマスター全員を乗せたヘリは離陸した。
「狭いね。」
「すみません…盾は消せても私一応デミなので…」
ヘリは5人乗りでパイロットは勿論アーチャーで助手席に神子、そこで問題が起こった。
サーヴァントは消せてもマスターは消せない。またデミサーヴァントも同様。
つまり2人多くなる。
なので間に強引に入れどうこうにかしたのだ。
「心配するな。直に着く。まぁ手荒い着地だけどな。準備しろよ。」
そこは都市の近くの公園の上だった。
夜になってたので暗かった。
「行くぞ!」
その瞬間ヘリが消えた。
「だろうな…」
勿論重力には抵抗出来ず落ちていった。
「おい!弐号機パイロット!あんたはそのまま着地すれば大丈夫だ!」
「そんなの今言うなぁぁぁ!」
残りのマスターはそれぞれのサーヴァントに抱えてもらい着地の体勢をとった。
そして、着地。
土煙がたち視界が塞がった。
「大丈夫かー?」
「なんとか!」
「ご無事ですか?」
「はい。」
「おかあさんごめんなさい…私がやれなくて。」
「全然気にしてないよ。」
「全員いるなら動くぞ。すぐ警察が来るからな。」
アーチャーの指示で移動した。
「目的地とかあるのか?」
「一応な。そこに行けば事情を説明しよう。」
「なんか知ってるような素振りだな。」
「まぁな。何せあそこで調査しててな。どっかの誰かさんがいきなり攻撃するからそうなる。」
「ふん。」
そして辿りついたのは巨大な武家屋敷だった。
「よし。入るぞ。おっとサーヴァントは霊体化させて置けよ。」
アーチャーは引き戸を引いた。
「おかえりなさい!」
「お出迎えが相変わらず得意だな。」
アーチャーは土足で入った。
「これ土足厳禁だよね…」
「だよね…」
「気にしたら負けです…早く入りましょう。」
皆靴を脱ぎ(マシュと神子は例外)奥へ案内された。
「お客様がいるなら言ってくれ。まぁ夜分遅いがね。」
そこには和服を着た男性がいた。
痩せていて、髭が生えている男性だった。
「こちらが前言っていた者達だ。」
「ほー。皆さんがか…なら自己紹介からか。初めまして、私は大久保利通。以後よろしく頼む。」