「な…!天草四郎だって!」
「えぇ。王よ遅くなって申し訳ございません。」
「構わん。まだ本気は出せていたからな。」
「そうですか…それは好都合です。」
「何?」
チンギス・ハンが天草を見ようとした時違和感があった。
「…?」
チンギス・ハンの胸に天草の刀が刺さっていた。
「ガッ…何を…」
「あなたは嵌められたのですよ。そんなの気付かずまだ王気取りとは…悲しいことですね。」
天草は横に刀を払った。
チンギス・ハンはそのまま倒れた。
「あぁ…申し訳ございませんでした。こちらの事情なので気にしないでください。さて…場所を変えますか。」
天草の両手に青と赤の輪が覆われた。
「ヘブンズ・フィール起動。
万物に終焉を。
するとアーチャーの固有結界に巨大なブラックホールが出た。
「うああああああっっっーーー!」
皆その渦に巻き込まれた。
そして見てみるとそこはあの東京の街だった。
「さてと…まず王を殺した理由は元々この国の王などする気は無かった。した所でなんも変化は無いですからね。」
『無いわけない!この国のトップが天皇で無くなった時点でこの先の運命は大きく変わるはずだ!』
矢口が反論した。
「そうですね。確かにあっています。しかし、我々はそんな甘い考えでは無いのです。人類のため。その思いで行っています。では失礼。」
天草はチンギス・ハンの胸にあった聖杯をとり出した。
「聖杯よ。人類の救済を行いたまえ…」
しかし、聖杯は反応しない。
「馬鹿な!なぜ反応しない!いや…まさか…」
天草はある方向を向いた。
そこは大久保と安重根が戦っているところだった。
「ハッ!」
「フッ!」
2人はまだ打ち合いをやめなかった。
それぞれには同じ思いがある。
その思いは本当だと証明する為に。
「まだまだァ!」
「同じだァ!」
まるでその闘士は鬼の如し勢いだった。
「仕方ありません…ここで殺しますか。短い間ご苦労様でした。」
天草は右手に溜めていた魔力を放った。
それは真っ直ぐ2人の所に向った。
「何だあれは…光の玉か?」
「まさか!逃げろ!」
安重根は察した。
しかし、間に合わなかった。
激しい爆発音が響いた。
「お前ぇ!」
神子は天草を睨みつけた。
「何を言っているんですか?聖杯戦争は最後の1人にならないと願いは叶わない。これがルールなのですよ。」
「その通りだ。」
天草の横にレフが現れた。
「準備が出来ましたか。」
「出来たさ。では始めるぞ。」
天草は再び聖杯を掲げた。
「聖杯よ…」
「「二度もさせるかぁぁぁぁ!」」
神子と武蔵が駆け出した。
「無駄な足掻きを!」
レフは大量の死霊を出した。
「行くぞ!」
「おうとも!」
神子と武蔵は二手に別れ死霊の集団に向かっていった。
「2人で倒せるとでも!」
「バカかお前は。」
レフは全てを悟った。
「MVPは頂くよ!」
アスカがレフの視界から出てきた。
「どおりぁぁぁぁぁぁ!」
「己ぇぇぇぇぇ!」
レフは魔術で出した壁で防ごうとした。
しかし、アスカの薙刀が先だった。
「貰ったぁぁぁぁ!」
アスカはレフの右肩から斜めに切り下ろした。
「ガハッ…!」
「マスター!」
「マスターって…レフはマスター適正なのか!」
「分かりません!ドクター!」
『全然意味わからない!レフは魔術はあってもマスター適正は無いはずだ!』
カルデアメンバーは驚きを隠せなかった。
「クッ…ハハハ…ハハハハハハ!見事だ!聖杯を取るより私を狙うとは!見事だったぞ!だがこれで終わる私ではない!」
レフは残った左手で天草の聖杯を奪い取った。
「聖杯よ!こいつらを殺せぇ!」
すると聖杯は輝き始めた。
やがて聖杯は無くなりそこには1人の男性が立っていた。
金髪で目は赤く両肩と頭に龍をあしらった黄金の鎧を纏っていた。
「なんだこの世界?まぁいい。どちらがマスターとやらか?」
「私だ。さぁ最初の命令だ。あいつらを殺…」
「ほぅ?命令とは大胆だな。」
レフが命令仕切る前に男性はだした大剣でレフの身体を斬った。
するとレフの上半身と下半身は綺麗に分かれ地面に落ちた。
「!」
流石に三葉と瀧には衝撃が大きすぎたようで目を瞑った。
「お前…」
「あんたがサーヴァントやらか。ってなんだこれ?あざか?」
男性は天草の手にあった令呪を見ていた。
『天草に令呪がある!なんで持ってるの!』
「何が何だか…」
やがて男性は飽きたように天草の両腕を切り落とした。
「なっ…何を…」
「へぇー。令呪とやらは付いてくるのか。面白い。という理由でお疲れ様。」
すると男性は剣をライフルに変え天草の胸に当てた。
「ここで死ねるか…!」
「安心しな。楽にしてやるから。」
そして引き金を引いた。
ライフルから放たれたエネルギー弾は天草の身体を貫き爆散した。
『天草四郎の霊気反応無し…』
「あーつまんねーの。こんなんじゃ準備運動にもならねー。まぁいっか。早速だが手合わせしようか。ゴジラ。」
「なっ…今なんて…」
「隠さなくていい。もう大体殺気で分かる。まぁそちらさんも正体は分かってるだろうし。」
神子は1歩前に出た。
「へぇー。てっきり雄かと思ったら雌か。少し期待はずれだな。」
「黙れ…何故ここに来た。」
「さぁな?詳しくは分からん。けどあいつが願った思いに答えただけだがな。」
「このクズ野郎…!もう1度地獄に行け!」
神子は男性に向かっていった。
「はぁ…相変わらずだな!」
男性は剣に変え神子と対峙した。
2人の剣が交わった時空気すら揺れるほどの衝撃が来た。
「うっ…!」
「ンンン?この程なのか破壊神!」
男性は神子の剣を払ったのち腹に蹴りを加えられた。
「ガハッ…」
神子が吐血した。
「全く…つまらないな。そろそろ本気出せよ。っと聞いてないか。まぁいい。起き上がるまで雑談しようか。」
男性は藤丸らを見た。
「自己紹介はこいつからした方がいいんだが今手離せないから俺からさせてもらおう。俺のコードネーム…いや名前はキングギドラ。この世界を貰いに来た。」