「キングギドラ…?」
「まぁ言われても分からないか。とりあえず名前だけ覚えとけ。」
「貴様…マスターを離せ。」
セイバーは聖剣をキングギドラに向けた。
「マスター?まさかこいつマスターになったのか?!ハハハ…ハハハハハハ!スゲェな!」
キングギドラは笑いこけた。
その行動を見てついにセイバーの堪忍袋が切れた。
「死ね。」
「おっ。」
セイバーは聖剣を振るったがキングギドラは避けた。
「小娘のクセによくやるじゃん。けどまだまだだな。」
キングギドラは剣を振り下ろそうとした。
しかし、横からアーチャーの
だがそれはキングギドラに当たることは無かった。
何故か矢は空中で止まったのだ。
「不意打ちとは…大胆だな。なら決定だな。お前らも同じ運命辿らしてやるよ。」
キングギドラは指を鳴らした。
すると矢はアーチャーに戻っていった。
「アーチャー!」
「他人のこと気にしている暇あるのか?」
キングギドラはセイバーに斬りかかった。
勿論セイバーは騎士王として抵抗した。
だが
「遅い。」
剣の早さはキングギドラが勝り吹き飛ばされた。
「甘い…甘いんだよ!そんなんで世界守るとかバカとしか思えないんだよ!」
「…だからこそだ…」
「あ?」
藤丸が前に出た。
『ちょっ…何やってるの?!』
「確かにそうだ。俺らは何も出来ない素人だ。でも人を信じている気持ちは誰にも負けない!」
「人を信じる…か…なるほどな。よく分かった。お前のその思いしかと受け止めた。」
キングギドラは藤丸との間合いを一瞬で縮めた。
「その思いであの世へ行ってこい。」
「先輩っ!」
マシュが駆け寄ろうとしたがやはりキングギドラの剣の方が早かった。
誰もが終わったと思った。
しかし結末は違った。
キングギドラの剣は藤丸の首元ギリギリで止まっていた。
そのまま2人は見つめあっていた。
すると何かに取り憑かれていたかのようにキングギドラは剣を戻した。
「あーあー。負けた負けた。まさかそこまで本気とはね。今回はここで止めるよ。ゴジラもまだ立ち上がれなさそうだしな。」
その時突然地響きがその場を襲った。
『周辺から高濃度の魔力反応!まさか…聖杯の暴走か!』
その通りに聖杯が不気味に光り何かを集めていた。
「あれは…魔力か?」
「そうだね。私でも分かる。けどこれは酷い。」
瀧の反応に武蔵が答える。
するとアスカの携帯端末が反応した。
アスカのは他のと違いある反応しか感知されない。
「パターン青!まさか使徒!」
『そんな馬鹿な!使徒は聖杯から作られるの? !』
やがて聖杯は黒い泥を吐き出した。
それは形を形成した。
その姿は触手の生えた赤い使徒だった。
「第五の使徒…」
『MAGIの計算から既存していたコアの反応と一致を確認!』
『じゃぁ…2体とも同じ使徒…』
使徒は触手を使い更に壊し始める。
「にしてもデカすぎるだろ…厄介なもん出しやがって…」
ベオウルフは愚痴をこぼした。
「とりあえずマシュとジャンヌで攻撃をカバーして残りのサーヴァントで叩くのは?」
「いえ。皆カバーで頼むわよ。」
アスカが堂々と言った。
「私を何だと思ってるの?使徒なら私に倒さして。」
アスカの意見に反対は無かった。
「分かった。頼んだよ。」
「フン。言われなくても分かってるわよ!」
「そこまでヤケにならなくてもいいんじゃないのか?」
その声の主はキングギドラだった。
キングギドラはセイバーとアーチャーと神子を皆の近くに寝かした。
「あなたは一体…」
「勘違いもいいところだな。俺はあくまでゴジラとの決闘。それだけだ。こいつにここで死なれたら嫌だからな。んじゃまたどこかで会おうか!」
キングギドラは黄金の粒子となって消えた。
「ホントに敵なのか?」
「分からない…とにかく今は目の前のことをやる!」
するとアスカに通信が届いた。
『アスカ聞こえる!?今回もコアが弱点だって!』
「ちょっとバカシンジ!一旦黙ってなさいよ!」
『えっ…ご…ごめん。』
「あー!調子狂う!」
「まぁこれで気が楽になったでしょ。」
「同感。」
「どこがよ!」
瀧と三葉の発言に全力否定するアスカ。
「とにかく頼んだわよ!」
こうしてアスカは1人別の所へ移動した。