レイシフト後皆いつも通り個々の時間を過ごした。
神子を除いて。
「さて…第1特異点、第2特異点とあなたは隠していたことが多いわね。」
リツコに攻められるように聞かれた。
カルデアにある調査室を借りて行われていた。
勿論マジックミラー越しに矢口とミサト、そしてロマニが見ていた。
「そうだね。」
「ではその全てを総ざらいしてもらいましょう。」
「いやいやいやいや。ちょっと待てい。」
突然神子が止めた。
「まだ答え聞いてないよ。矢口だっけ?あの人との答え合わせの上話すよ。」
『だそうです。』
リツコは矢口に言った。
「ロマニ所長。彼女は何処に?」
「あぁ。時期に来ると…」
「お待たせ!」
ドアから1人の女性が入ってきた。
「相変わらずだね。ダヴィンチちゃんは…」
「いやぁ。すんごい情報ばっかでね。」
「ダヴィンチ…あのレオナルド・ダ・ヴィンチか!」
ミサトは驚いた。
「そう!私があの天才レオナルド・ダ・ヴィンチさ!まぁ普通にダヴィンチちゃんで結構だ。で私が呼ばれた気がするんだが。」
「呼んだのはここじゃなくてあっち。」
ロマニは親指で調査室を指した。
「ははぁーん。あれが紫龍のパイロットの子か。案外普通じゃないか。」
「ちゃんと情報があるなら話してくれ。そうしないとあっちは話さないと言ってるからな。」
「りょーかい。ちょっと待っててね。」
ダヴィンチはパソコンを使い始めた。
「ダヴィンチはパソコンも使えるのね…」
「まぁ天才だからね。」
そうしてダヴィンチは部屋を出て隣の調査室に入った。
「お待たせー!初対面だね。私の名はレオナルド・ダ・ヴィンチ!ダヴィンチちゃんと呼んでくれ。」
「レオナルド・ダ・ヴィンチ…分かった。で?出たの?」
「勿論。君の細胞を分析したらとんでもなかったよ。」
ダヴィンチはパソコンの画面を見せた。
それは巨災対が発見したG細胞の構造だった。
「このG細胞は自分で自己増殖する。新たな形にね。トウキョウでの資料にゴジラそっくりの顔があちこちにあったって情報から細胞が生きてればゴジラは何体でも複製出来る。間違いない?」
「大体な。続きは?」
「でと。今回はジャンヌの右手の止血及びセイバーオルタの強制服従についてだけど。これはG細胞の影響と考えた。今は触れてもとくに変化はないが君の意志で細胞を表面化させ触れたものにG細胞が着く。そして自己増殖する。今回はゴジラになる…とまでは行かずマスターとサーヴァントとの関係性となった。これは主とする君写しみとして動いているんじゃないか?」
神子は黙った。
「なるほどね…まぁG細胞を出せるってのは正解だね。けどマスターになれた原因はまだ答えは言わない。」
「何故?」
「自分でもよく分からないから。でもちょっとやりたいことがあるんでね。」
神子はリツコに言った。
「英霊召喚をするか…それは考えたな。」
「でしょー。これで何が出るかな!」
神子はロマニから受け取った聖晶石を機械に入れた。
皆何が出るかと楽しみにしていたが。
「マーボーか…」
そこにはほかほかの麻婆豆腐があった。
「またか…仕方ない。セイバーに食わすか。」
「縁はあるけどさぁ〜…まぁもう一回!」
神子は再び入れた。
今度は手応えがあった。
「誰だ…」
皆息を飲んだ。
そして現れたのは。
「サーヴァント・アーチャー。召喚に応じ参上した。」
「アーチャーかよ…」
「なんだ。「かよ」とは失礼な。」
「で?何か分かった?」
ミサトの問いかけに悩む神子。
やがて
「全然分からん…」
「「「は?」」」
神子の発言に驚く皆。
「だって。こいつには触れてないぞ。だからなんでコイツが来たのかさっぱり分からん。」
「私は実験に使われていたのか…」
「とにかくこれは保留だね…それとキングギドラについてだが…」
その言葉を聞いた時神子の顔から笑顔が消えた。
「その話しになったか…まぁ話せば長いが。」
「構わない。一体どうゆう関係だ。」
「…あいつとは初対面だ。
神子はオペレーターの椅子に腰掛けた。
「キングギドラは怪獣界のトップレベルのやつだ。誕生理由は様々だが…とりあえずは宇宙人とやらで考えておいて。あいつが怪獣だったころは龍みたいで3本の頭が生えていたらしい。」
「3本の頭…ヤマタノオロチみたいなものか。」
「そんな感じかな。主な攻撃は雷による攻撃だ。威力はそこそこある。でもそれよりも厄介のが…いや…間違えた。何でもない。という所か。」
「最後の何よ。」
ミサトが噛み付いた。
「間違いだって。気にしないで。」
「いえ。今回は全て言いなさい。」
「…知らない。これで済んだろ?ほらアーチャー。行くぞ。」
「了解した。ところでマスター。性格が反転してるぞ。」
「おっと。済まない。つい熱が入っちゃってね。」
神子は部屋から出ていった。
「これでいいの?」
リツコがミサトに言った。
「分からない…もうこの先何が起こるかは誰も分からないから。」
一方取り残されたネルフ本部。
「英霊や怪獣。挙句に使徒。最悪な状況だな。」
「人類史が喧嘩売ってる感じだな。」
「嫌になりますよ…」
「そう言ってる割には遊んでますね。」
「「え?」」
尾頭の言う通りシゲルとマコトと安田はトランプで遊んでいた。
「いやぁ。暇じゃん。ここだって。」
確かに使徒も来なくなり(一瞬はあったが。)事実上安全と言えていた。
「だからこそ先輩を助けないと行けないんじゃないんですか。」
「まぁ…そうだが…」
マヤの言うことに黙る3人。
「東さんだって必死ですよ。」
東は紙を見ながらブツクサ言っていた。
「あれはもう趣味の世界入ってる… 」
「それは同感。」
「しかも司令2人もいないですしね。」
「おまえはこれが見えていたから送らなかったのか?」
セントラルドグマの最深部に保管されているリリスの前でゲンドウと冬月は話していた。
「奴らはゴジラをこの世から消すことも目論んでいた。破壊神はどこまで破壊するか分からないからな。」
「だからエネルギーだけの供給にしたのか。おかげで装置は吹き飛んだらしい。だがどうやってあれを使う。」
「そのための鍵ですよ。先生。」
「やれやれ…君について行くのは大変だな…」
2人は静寂の中リリスを見上げていた。