「…てなわけで来たけど…」
「コイツは不味いな…」
「普通に来たらいいんだけどね…」
レイシフトをする予定地はロマニの座標指定で行われる。
今回はとある島に降りる予定だった。
しかし、何故かそこは島ではなく船の上だった。
勿論船には海賊らしき人が多く乗っていた。
「なんだこいつら!どこにいた!」
「ええい!お前達!捕まえろ! 」
「「サー!」」
「やれやれ…こいつは荒治療が必要だ!」
皆それぞれの海賊に向かっていった。
流石にサーヴァント相手に人が立ち向かうことはほぼできないので手加減はして戦った。
結果は圧勝だった。
「なんだよこのガキ…」
「ダメだよ。そんなこと言っちゃ。解体するよ?」
「ジャックちゃん…やめたげて…」
ジャックの脅しがあまりにレベルが高いため三葉が止めた。
「えー…もうちょっとやりたかったー。」
「他でやるからそこでね。」
「うん!」
ジャックは笑顔で頷いた。
(クソ可愛んだけどぉ!)
三葉は内心そう思いながら安心した。
「さてと…あんたが船長かい?」
「何だよ。他人の船奪っといて。あんたが船長じゃないのか?」
「なるほどね…では前船長。この船の現在地とかは分かるか?」
「知らねーよ。海賊ってのは適当に行って島ありゃ降りてまた乗っての繰り返しだ。場所なんて知らねーよ。ただこれから物資の補給でよく使う島に行く。そんだけだ。」
「その島はどんなだ?」
「どんなって…まぁ海賊しかいない市場と言えばいいか。多くは盗んだものだがな。」
船長は笑顔で言った。
「そこにしますか?」
「今の状態では時期に魔力も切れます。とりあえず情報収集のために行くのは良いと思います。」
マシュが助言する。
「なら行こうか。全員配置につきな。私たちは見ているだけだから。」
「へいへい…仕方ない。お前達!行くぞ!」
「「オー!」」
「相変わらず息合ってんな…」
そしてその島に辿り着いた。
『いやぁー!ようやく繋がった。ってもう船借りたの?!流石だね!』
「ジャックちゃん。あとでこの人解体していいよ。」
「やった!」
『この人でなし!』
『悪いね。座標が違ったってね。恐らくその地形は今と違うんだと思う。』
キャロルがそう言った。
「というと?」
『ドクターの座標指定に間違いは無かった。ただ海域が四つあるんだ。』
「太平洋が四つあるみたいなものか?」
『んー…惜しいのか?正確には違う時代の海域が混ざってる。ってことだ。』
「そいつはしっちゃかめっちゃかな状況だね。」
「おい。早く準備しな。」
その島はパッと見無人島だった。
しかし、奥には海賊達が多くいた。
「おい!それ奴隷か?なら俺に売ってくれよ。」
「悪いな。こいつは客人だ。ところであの人は?」
「あぁ…奥にいるぞ。」
「誰?」
「ここの主だ。まぁちょっと癖があるが。」
船長に連れられて酒場に連れていかれた。
「酒くさっ!」
そこは酒瓶があちこちに置いてあった。
完全に病気が流行りそうな感じであった。
「姉貴ー。客人です。」
「こんな時にかい?まぁいいよ。」
その声の主は1人の女性だった。
「あのー…名前は?」
「名前かい?名前はフランシス・ドレイクだよ。」