『コルテスとピサロは共に南米の文明を滅ぼした人物だ。またその人々を奴隷として扱った。』
「奴隷…」
「話がはやいな。なら取引と行こう。まず君たちは武器を捨てろ。そうだな…女は我々と共にこい。男共は好きにしろ。それを飲めば荒れた状態だがこの島を返そう。悪くない条件だが?」
銀色の鎧を付けたピサロが言った。
「どこが悪いない条件だ。不利なことしか言ってない。」
神子が噛み付いた。
「だと思った。ならこれでもか?」
ピサロは手を挙げた。
すると街から爆音が聞こえた。
それと同時に城の一部が吹き飛んだ。
「なっ?!城を攻撃するなんて…!」
「酷いか?お前達が条件を飲まねば壊すまでだ!」
ピサロは次々と砲弾を飛ばす。
城は次々と壊れていく。
「これ以上は!」
マシュが一番にピサロに駆け出した。
「おっと。」
しかし、赤をメインにした貴族の服を着たコルテスに阻まれた。
「おい…これ普通お前の方がいいんじゃないか?」
「お互い冒険者の時点で変わりはしないさ。」
「そうか…ならこいつは俺の好きにしていいか?」
「ご自由に。」
その言葉を聞きコルテスはマシュに向き合った。
「悪いな。」
「?」
その瞬間マシュの盾が重くなった気がした。
「えっ…?」
そのまま力が抜けていきマシュは倒れた。
「マシュ!」
「おいおい…早くしてくれよ。」
ピサロは海賊を呼び出した。
「これで充分か?」
コルテスがマシュを担いだ。
「逃がすか!」
セイバーが勘気き魔力を放った。
「マジかよっ…!」
「チッ…」
魔力は2人に当たった。
だがそこにはマシュの盾があった。
「間に合ったな。」
「人質は投げないでくれよ…」
「仕方ない。これは非常事態なのだからな。」
「はいはい。ではこれにて。」
2人はマシュを連れ消えようとしていた。
「待てっ…」
藤丸が駆けつけようとした時には消えていた。
勿論周りの兵士もいなくなった。
「…結果は散々だな…」
「ただ城はどうにか残ってるからマシだと思う。」
城は何とか形を保っていた。
『駄目だ…マシュの霊気反応が無くなった。』
「まさか…」
『死んだなんてことは無いだろう。そうだったらあちらの条件と矛盾するからな。』
矢口が言った。
その声には焦りなど無かった。
「流石ですね。矢口さんは。」
『拉致被害者関係には触れたことは無いがこういう危機とかは何度も体験してるからな。今は焦らないことが一番だ。焦れば焦るほど判断が鈍る。』
「説得力あるな…」
「とりあえず城に戻りましょう。」
城はやはりボロボロだった。
壁や屋根が無くなり太陽の日差し入ってきていた。
「お前達!これはどうゆう事だ!」
城を出る前別れたルキウスが怒りをあらわにしながらやって来た。
「一杯食わされた。」
「それだけか?所詮ポンコツの集団じゃないのか?場所まで分かっていたのに逃がすとは…」
「そっちだってヘマはしてるけどな。」
神子がボヤいた。
「お前…」
ルキウスは神子の胸ぐらを掴んだ。
「これでドローだろ?なんだ?まさかあのヘマは兵のせいだって言いたいのか?ならあの王子の前で言いな。どんな顔するのかな?」
その瞬間神子の右頬に衝撃がきた。
ルキウスが手を離すと同時に神子を殴ったからだ。
神子はそのまま飛ばされた。
「貴様!」
セイバーは剣を出しルキウスに突きつけた。
だがルキウスも剣を出しそれを防いだ。
「2人とも!ここで戦闘は…」
「「外野は黙ってろ!!」」
「!」
ジャンヌの静止を完全に無視した。
「これでまた貴様を殺せるな。」
「それはどっちのセリフかな?」
2人は魔力を出した。
「来い!」
「笑わせるな!」
2人は剣を交えた。
セイバーは魔力を惜しむことなく使っているがルキウスは聖杯の加護がない為それほど出せない。
「お前…せこいぞ!」
「せこい?さぁな。お前はなんのルールも言わなかったからこうなったからな。」
「クソがぁぁぁぁ!」
ルキウスが斬りかかった。
「遅いな。」
しかし、セイバーは宝具の準備が完了していた。
「
そして真名を解放しようとした時一瞬痛みを感じた。
その瞬間魔力が収まり身体が動かなくなった。
それはルキウスも同じだった。
「なんだ…」
「悪いねお二人共。ここで争うのは良くないからね。」
神子はそう言った。
「…これでいいの?」
「問題無い。しっかり効いているからね。」
レイはハンドガンをしまった。
レイが撃ったのはガンドに近い弾だった。
ガンドは相手の行動を制限する能力。
それを兵器転用したものだった。
「さてと…まずは皆さんで反省会だ。」