少し休憩してしまいました。
まだまだ全力で行かせてもらいます!
「はぁ…」
「…」
少女はレイの家にいた。
レイの家は崩壊寸前のマンションで床は埃まみれでカーテンは閉まっていて暗かった。
唯一の明かりはそのカーテンからさしこむ一筋の光だけだった。
何故少女がレイの家にいるのか?
それは過去に遡る。
戦闘終了後。
「矢口委員長…何故黙ってるんですか?」
「何度も言うがこれが本当かを見極める必要があった。闇雲に言えば首都は混乱に陥る可能性があった。」
矢口はミサトらから事情聴取を受けていた。
「だからって隠す必要は無いはずでは?」
「私は政治家だ。国の為にやr…」
突然矢口の頰に平手が飛んできた。
それはミサトではなくまさかのリツコの隣にいたマヤだった。
「あなたの行動は国の為じゃない!単に自分を正当化させるため!逃げるための言い訳!そんなあなたにこの国なんて言う資格はない!」
「マヤ…」
その場に重苦しい空気が流れる。
「そうか…分かった…」
矢口はそう言い残し出ていった。
その後もその空気は残った。
その頃
「僕のせいだ…」
シンジはネルフの出入口の壁に寄りかかり頭を抱えた。
また自分のせいで皆に迷惑をかけた。
「もう逃げないって決めたのに…」
「そう。君は逃げちゃダメだ。」
シンジが顔を上げるとそこにはカヲルがいた。
「渚君…」
「カヲルでいいよ。君のせいでまた歯車が狂った。なんて思ってるのかい?」
「そうさ…カヲル君だって前に僕が覚醒した時にサードインパクトを起こしたトリガーとか何とか言ってたじゃないか…!やっぱり僕は必要無いんだ…」
「でも心の中では必要とされてるっておもってる。」
シンジはその言葉に驚き顔を再び上げた。
そこにはさっきの笑顔が無く真剣な顔があった。
「僕は先に帰るよ。頑張ってね碇シンジ君。」
「えっ?」
足音が聞こえてきたのでシンジが横を見るとネルフ諜報員がいた。
「碇シンジ。君を共謀罪として逮捕する。異論は無いね。」
「…はい。」
シンジは手を差し出した。
諜報員は手錠をし連れていった。
カヲルはその姿を見ていた。
「シンジ君が逮捕?!なんで?!」
瀧と三葉はミサトに呼ばれた。
「今回の共謀罪で参考人でね。一応役所だからこんなことしないと。」
今のミサトは落ち着きを取り戻していた。
「けど…」
「ここも特別とはいえ法があるからね。仕方ないわ。」
二人は黙っていた。
その頃…
少女は手錠された腕を見ていた。
(またこれかよ…全くリリンとやらは面倒臭いな…)
するとドアが開き1人の男性が入ってきた。
少女はチラッと見た。
「アンタか…私を抜け出さしたのは。」
「何故分かる。」
「決まってんだろ。この部屋来るとしたら悪いことしたら来るんだろ。」
「まぁな。」
その男性は少女の横に座った。
「私は矢口欄堂。巨災対委員会の委員長って言っても分からないか。」
「さっぱりだ。」
少女は笑った。
矢口も何故か笑ってしまった。
「私の名前は…って言いたいとこだが実は名前が無いんだよ。先生も教えてくれないというか言ってくれなかったの方が適切だな。」
「なるほど…なら俺が名付け親になろうか?」
少女は少し考えたがやがて
「本当は碇シンジに名付けて欲しかったが…仕方ない…いいよ。その代わりしっかりとした名前頼むよ。」
「分かったよ。」
こうして名前決めが始まった。
あー…大変だ…生きるとは…