ポケモン×ボイスロイド ボイスポケット   作:SOD

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ずんちゃんが、段々病んでいってる気がする……


15 幼女捜索。タマムシ学園をあされ。

現在の状況。

 

きりたん・茜・ウナ 高等部学生寮へ移動中。

マキ・ゆかり・ずん子・葵 タマムシ学園到着。

さとうささら 幼女3人を探して学園探索中。

 

 

ゆかり「さて、とっととジャリ2匹を拾って帰りますか」

欠伸をして学園内に入っていく。が、そんなゆかりの肩を掴む者がいた。

 

ずん子「ゆかり、何であの二人がこんなところまで来たか分かってるんですか?」

 

ゆかり「ええ。体力有り余ったガキの暴走です。」

 

ずん子「…………。」

 

マキ「ずん子ちゃん、今は」

 

ずん子「マキちゃん。すみません、先にきりたんと茜ちゃん、探してきて貰えますか?」

 

マキ「ずん子ちゃん……」

 

ずん子「お願いします。ちゃんと話がしたいんです。」

 

マキ「…………分かった。何か分かったらポケギアで電話して…」

 

ずん子「……はい。」

 

マキと葵は、先に学園内に入って行った。

これで、ゆかりと話が出来る。

 

ずん子「ゆかり、まず私はあなたに謝りたいこと………え?」

 

だが、ゆかりはさっさと門の中へ入って行った。

 

ずん子「に、逃げる気ですかゆかり!?」

ゆかり「話なら、何も学園の門の前でやる必要は無いでしょう。学食、私の寮部屋。それとも……」

 

ゆかりは挑発気味に笑いながらずん子を見て

 

ゆかり「バトルフィールドに行きますか?」

 

ずん子「--なっ!?」 

 

その笑みには、自分を脅威に感じていないことが伝わる。

今日一日だけで、ずん子の拳は劣等感から食い込む爪で刺し傷に近い裂傷が出来ている。

 

本当は今すぐにでもバトルを挑んで倒してやりたい。

 

だが……。

 

ずん子「……………マキさんと、約束しましたから…ッッ!」

 

ゆかり「答えになってませんよ…何処で話すんです?

ねみーんで、早く済ませて帰りたいんですが」

 

ドンッ!!

 

ゆかりは校門に叩きつけられた。

ゆかり「いってえ……」

ずん子の目には怒りが、悔しさが、涙が、一斉に浮かぶ。

ずん子「--私は!!私は……!!!あなたに……っ!」

ゆかり「壁ドンするほど欲情してるんですか」

 

ゆかりの茶化しも聞く耳持たず、ずん子は自身の心の泥を吐露する。

 

ずん子「何で私は……あなたに負けなきゃいけないんですか!!?」

 

ゆかり「知りませんよそんなこと。勉強しなさい」

 

ずん子「何できりたんが貴女に懐いてるんですか!!?」

 

ゆかり「なお知しません。本人に聞きなさいよ」

 

ずん子「きりたんも!!茜ちゃんも!!

貴女を追ってこんなところまで飛んできた!なんで貴女みたいな自分勝手な人のところに!?」

 

ゆかり「……さあ?」

 

いずれも、ゆかりには心当たりが無いことばかり聞かれている。

 

ずん子「う………うわあああああーー!!」

癇癪を起こしたずん子は、モンスターボールを取り……

 

ささら「止めて下さい!」

 

ずん子「っっ!?」

 

偶然通りかかったささらに制された。

 

ささら「何があったのか分かりませんが、無抵抗の人にポケモンで攻撃するつもりなんですか!?」

 

ずん子「あ……………ゆか、り」

 

ずん子に押さえ付けられていたゆかりは支えを失い力無く崩れ落ちた。

ささらはすぐにゆかりに駆け寄り、様子を確認する。

 

ささら「あの、大丈夫ですか?怪我は?」

 

ゆかり「ええ。まあ、無事です。」

 

ずん子「あ……ゆかり………」

 

ゆかり「ほら、行きますよ。さっさときりたんと茜を探して帰るんですから。」

 

ずん子「…………(コクン)」

 

研究所で怪我させたことを謝りたかった。

きりたんと茜ちゃんがゆかりを尊敬してここまで来たんだと言うことを知って欲しかった。

 

でも、全部台無しにした…………。

 

ゆかり「ハア…面倒だ……ガキども、さっさと拾って帰ろう…」

 

ささら「……あの、いいですか?」

 

ゆかり「はぁ…?なんですか」

 

ささら「もしかして、結月ゆかり先輩ですか?」

 

ゆかり「そうですが?」

 

ささら「さっき、東北きりたんちゃんと、琴葉茜ちゃんが、あなたを探していたのですが」

 

ゆかり「…………今はどこに?」

 

ささら「それが、初等部の音街ウナちゃんと何処かに行ってしまって……」

 

それだけを聞くと、ゆかりは少し考え、ある程度居場所を絞り込んだ。

 

ゆかり「ずんだ、アンタは初等部の教員室へ行きなさい。私は女子寮を見てきます。」

 

ずん子「居場所、分かったんですか?」

 

ゆかり「大方、その音街ウナギってのと私の寮部屋を探しに行ったんでしょう。ウナギが知らなくても、あの二人なら、教員に聞きに行く程度の頭は回るはずです。

私は大穴で音街ウナギが高等部女子学生寮を知っていた場合を考えて寮長のとこへ行きます」

 

ささら「あの、ウナギじゃなくてウナちゃんです。」

 

ゆかり「ああ、ついでに貴女。放送室で二人に放送して下さい。結月ゆかりが来たから、校門に来るようにと」

 

ささら「ええ!?放送室を私用で使うのは…」

 

ゆかり「子供が迷子なんですから、教師に言えば使えますよ。そうでしょう?よろしく。」

 

ささら「…………。」

 

ゆかり「おら。ずんだ、働け。妹が迷子ですよ」

 

ずん子「う……うう~~はいっ!!分かりましたぁ!!!きりたーん!!」

 

ゆかり「じゃあよろしくお願いします。」

 

こうして、ゆかり、ずん子、ささらはそれぞれの場所に分かれる事になった。

 

 

 

 

ささら「あれが結月ゆかり先輩……噂通りのかたやぶりな人だなぁ……。」

(きりたんちゃんと茜ちゃんは、どうしてあの人に弟子入りなんて言い出したんだろう…?)

 




ささらんは巻き込まれ系のヒロイン枠が似合いそうだと思ってたの。似合わない?
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