ポケモン×ボイスロイド ボイスポケット   作:SOD

20 / 63
バトルパートはただの会話パートと違って台詞回しとか表現方法とかしっかりしないと詰まんなくなるから難しい。
この気持ち、分かって頂けるだろうか。部屋にクーラーも無く、最高気温35℃の地獄を恨む気持ちが(脱線)




そんなわけで、誰かが空気になったりしても仕方無いんや。(混乱)


20出来るなら誰だってやる。きりたんだってやる

ジムリーダーそれは、地方に点在するポケモンバトルに関する職に就く公務員だ。

普段はジムで挑戦者を待ち、勝者にはジムバッジを。敗者には引導を渡す。

有事の際にはポケモンバトルでの戦闘要員としてポケモン協会に招集される。つまり、ジムリーダーはポケモンバトルのプロフェッショナルなのだ。

 

 

きりたん「ハガネまる、すなあらし!!」

 

故に、今のきりたんとツツジのバトルはーー

 

ツツジ「ぐうっ!?前が見えないっ」

 

きりたん「いやなおと!」

 

きりたんの方が劣勢でーー

 

ツツジ「耳があああぁぁーーっ!?」

 

きりたん「じしん!!」

 

勝ち目が薄いバトルである。

 

ツツジ「きゃああああー!?」

 

ゴローニャ「ゴロォ!?」

 

きりたん「アイアンテール!!」

 

ゴローニャ「グゴォ!!?」

 

ツツジ「ゴローニャがこっちに吹っ飛んで来たアアアアーー!!???」

 

 

…………ハズだった。

 

 

きりたん「さあ……ガンガン行きましょう。」

 

きりたんのバトルは、兎に角周囲を顧みない、全体に影響を及ぼすワザを多く選択し、トレーナーのツツジの指示を間接的に妨害しながらの猛攻だった。

 

 

ツツジ「ぐぅ…バトルも苛烈ですが。

おかしいですわ、あのハガネール…」

 

きりたん「ハガネまる、アイアンヘッド!」

 

ツツジ「ゴローニャ、今度こそ躱して!」

 

ツツジの指示を受けて、ゴローニャはハガネまるが迫って来るのを躱そうとするが、躱しきれずにダメージを受けてしまう。

 

ツツジ「ハガネールが……速すぎる…ッッ!!」

 

圧倒的な攻撃力、強固な防御力、それに加えて、鈍足とは思えない程の速度。

余りにも強すぎる。

 

ツツジ(考えられるのは、ボディパージかロックカットですが…指示していた様子は無い上に、あの攻撃力の高さが説明出来ない……しかも)

 

きりたん「地面に潜って!」

 

ツツジ(あれだけのスペックが有りながら、間を図り防御もするから、闇雲にカウンターも狙えない……っ!)

 

ツツジ「ゴローニャ、じしんです!」

 

きりたん「ハガネまる、まもる!!そのままアイアンヘッド!」

 

ツツジ「ゴローニャ、こちらもまもるです!」

 

攻撃を決め損ねたハガネまるが、地面から身体を出しツツジを睨む。先ほどのようにツツジを直接狙うことはしないが、それでもアイアンテールの威力は、思い出すだけでも身が震えるも止む無し。

 

ツツジ「…………仕方有りません。戻りなさい、ゴローニャ。」

 

ツツジ(このバトルは、使用ポケモンは二体。その内一体でも戦闘不能になった時点で負け。だいばくはつで削ることすら出来ません。まあ、流石にそこまで美意識の無いバトルを小学生相手にするのは気が進みませんしね。)

 

ツツジ「きりたんさん。貴女のハガネールは素晴らしいです。育成難度SSランクのハガネールを小学生の身で扱えているだけでも、その才能はわたくしを凌ぎます。」

 

分厚い本から、別のモンスターボールを取り出すツツジ。

 

ツツジ「ですが、わたくしは才能の差をお勉強で覆します。

出番です、メレシー!」

 

メレシー「ピューイ!」

 

タマゴから孵ったばかりの殻のような岩の身体の、可愛らしいポケモンが出る。

 

ウナ「お~可愛いポケモンなー」

 

茜「メレシーかぁ、これは気ぃ付かれたかな……」

 

ウナ「ん~?茜先輩は何か知ってるの?きりたんのハガネールについて」

 

茜「うん。教えたんはウチやからね。

でも、いきなりあそこまでやれるとは思わんかったなぁ…」

 

 

きりたん「小さなポケモン…力はこっちが上!

じしん!!」

 

 

茜「ウチが教えたんは、二つ。一つ目はワザ範囲を拡大することや」

 

ウナ「わ、ワザ範囲のかくだい……?」

 

すなあらし、いやなおと、じしん。

いずれも場の全体を襲うワザ。ならば、その攻撃を、相手トレーナーまで広げてしまったら?

 

 

茜「要は、トレーナーも怪我せんくらいにワザに巻き込んで、指示を阻害するんや。」

 

うなぎ「すっげー姑息で卑怯なー。まるでロケット団みたい」

 

茜「せやなー。けど、これはあくまでも練習や。

この先、本番に行けるかは、きりたんちゃん次第やな」

 

茜(実際、ゆかり先輩やったらそのくらいは言うやろな。)

 

ウナ「へぇ~それで、二つ目は?」

 

茜「そっちは単純やよ。

バトル前に“のろい“と“ボディパージ“でこうげき、ぼうぎよ、すばやさを限界まで上げておくように予めハガネまるに指示しとくだけや。きりたんちゃんは、ハガネまるで最初にツツジさんに攻撃した時には、もうバトルする気やったんやろうね。その時にはこっそり準備しとったから。」

 

ウナ「こっすいな~」

 

 

茜「でも、相手はジムリーダーや。本当に勝つつもりでやるなら、やり方なんて選んでられんよ。

ほら、見てみ」

 

ウナ「なぁに?コレ」

 

茜「ポケモン図鑑や、オーキド博士に貰ったんや」

 

図鑑には対戦中のハガネまると、メレシーの情報が載っていた。

 

 

ハガネールLv28 vs メレシーLv50

 

 

ウナ「レベル差倍近いじゃん!?」

 

茜「ゴローニャの時はハッキリ倍越えとったんよ」

 

ウナ「それは……凄いなー」

 

ウナちゃんは、ちょっとだけ死んだ目をした。

 

 

 

ツツジ「行きますわよ、きりたんさん!貴女のハガネールを、わたくしのお勉強の成果で攻略致します。

メレシーじこあんじ!」

 

きりたん「『じこあんじ』……?」

 

ウナ「思い込み??」

 

 

メレシー「ーーー!」

 

きりたん「???」

 

ツツジ「フフフ…さあ、行きますわよ!ワンダールーム!!」

 

茜「あ……」

 

じこあんじ→相手の能力ランクをコピーする。

現在ハガネまるは、こうげき・ぼうぎよ・すばやさが限界値まで上がっている。

これによりメレシーも同じ能力が上がる。

 

ワンダールーム

ぼうぎよ・とくぼうの数値が入れ替わる。

この時ランクは入れ替わらないが、ハガネールはとくぼうがかなり低い。

 

つまり………ここから導き出される答えは。

 

ツツジ「メレシーじだんだ!」

 

小さなカラダが弾丸のように跳ね、ハガネまるの頭上に幻影が見えるほどの速さで連続で踏みしめる。

 

 

ハガネまる「グオオオオーー!!?」

 

 

その余りのダメージに、ハガネまるは地に伏した。

 

 

 

 

 




ハガネまるは地に伏す。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。