ポケモン×ボイスロイド ボイスポケット   作:SOD

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閲覧も減ってきたし、そろそろ何かしらインパクト有ることが出来たら良いな~



あと、後書きに後付けで挿絵貼ったの気付いた人どのくらい居るのかな?





28熱き開戦

前回までのあらすじ。

 

どーもどーも。きりたんです。

ゆかりを追って来た(つもりになって)タマムシ学園に

来たわたしと茜さんは、学園門前でみんな揃うのを待ってたわけですが……。

 

ゆかり「ルールはいつも通り。

六体使用、内三体戦闘不能で負け。これでいいですね」

 

ずん子「ええ。構いませんよ。

チャレンジャーですからね。従いますよ。」

 

ゆかり「……じゃ、始めますか」

 

何故か私たちが師事するつもりのゆかりと、私のアイドルのずん姉様がガチバトルしようとしている件。

 

 

 

きりたん「え?何これ?どーしてこうなった?」

ウナ「ウナにも分からん」

茜「ゼリー。念のためリフレクター貼っといてくれるか~?」

ゼリー「仰せのままに」

 

ゆかりとずん子は、お互いに適当な距離を取った状態でボールを手に持つ。

 

ゆかりが持つのは、ただのモンスターボール。

ずん子が持っているのは、(ずんだ)色ベースのフレンドボール。

 

ずん子(モンスターボール……と言うことは、アレはカントーを出る前に貰ったフシギバナか。

重量級要塞みたいなポケモンだけど、この子なら相性は悪くない。

 

……行ける。)

 

ずん子「きりたん。ボールを投げるので、相図だけして下さい。」

 

きりたん「え?あ、はい。

それじゃあ、試合開始!」

 

きりたんの咄嗟の掛け声に完璧に合わせてきた二人のボールから、それぞれの先鋒が解き放たれたーー!!!!

 

ずん子「お願いします、ずんリアス!!」

 

ずん子の先鋒は……

 

 

ずんリアス「ガアアアアアアァァァァーーー!!!!」

 

 

ドラゴン・じめんタイプのガブリアスだ。

凄まじい咆哮と共に、闘志全開で臨戦態勢を取る。  

 

きりたん「うひゃっ!??なんつーデカい声…」

ウナ「おおおーー!!ドラゴンだーー!!」

ずんリアスの咆哮に負けない元気さでウナが興奮を露わにする。

茜「ずん子先輩、ガブリアスを持ってたんか」

 

 

対して、ゆかりの先鋒は…

 

 

ゆかり「あ」

 

きりたん「あ」

 

ボールを投げる瞬間に手を滑らせ、90°の角度で上空に飛んでいった。

 

きりたん「既視感みを感じる」

 

ウナ「魔球みたいな」

 

茜「ゆかりさん、もしかしてねらっとる?」

 

少しして落ちてきたモンスターボールをスポッと手に収めると、ゆかりは……。

 

ゆかり「………ま、適当で。」

 

そう言うと、モンスターボールを仕舞った。

 

ウナ「あれ?ポケモン出さないの?」

 

 

きりたん「…………。」

 

 

ずん子「ずんリアス。ゆかりが悠長している内に、手早く場を整えます。すなあらし!」

 

ずんリアス「ゴオオオオーー!!」

 

ずんリアスは鎌のような両手を広げ、屈むような体勢で砂を起こし始めた。

周囲の人間を巻き込まないように調整して、バトル場に制限した状態で。

 

ずん子「じゃあ行きましょうか。ずんリアス。

先ずは、ドラゴンクロー!!」

 

ずんリアス「ガアアアアアアーーー!!!!」

 

指示を受けると、ずんリアスは迷わずトレーナーのゆかりに向かって突進する。

 

ウナ「ええ!?ゆかり先輩にワザを!?マズいよきりたん!!止めなきゃお姉さん犯罪者になっちゃう!!」

 

茜「…………」

 

慌てるウナと、言葉にはしないものの、ゆかりの身を案じる気持が僅かに隠しきれない茜。

 

だが……。

 

 

きりたん「………………。」

 

 

七歩、六歩…ゆかりに肉迫していく、ずんリアス。

 

ウナ「きりたんってば!!

んもう!!こうなったらウナが止めにーー!!」

 

五歩、四歩。鎌が振り上げられ、ドラゴンクローの発動に入る。

 

茜「…………ゆ、ゆかりさん…!」

 

 

三歩……

 

 

???「バアアアアアアアアァァァーー!!!」

 

 

空から、叫び声が聞こえた。

 

 

ずんリアス「ガアアアアアアーーー!!!!」

???「ッッッシャァアアアアアアアアアアーー!!!!!」

 

 

ズドン!!!!!

 

 

赤い、熱い何かがずんリアスに激突し、メリメリと抉ってその場に月の表面のようなクレーターが一瞬で出来上がる。

 

それはまるで小さな隕石のようで……

 

ウナ「な、何か降ってきた!!」

 

燃え盛る炎のようで……

 

茜「………ふぅ……そ、そうやね。何も無いわけ無い。ゆかりさんやもんな…」

 

ピンチの時に現れる正義の味方のよう。

 

きりたん「既視感みが、深い…」

 

 

メラメラと燃える足から強烈なブレイズキックを放ち。

 

 

ずんリアス「ガアッ!!!」

 

ずん子「……予想からは外れましたが、まあ良いでしょう。それでもこちらが有利です。」

 

 

 

???「バシャーモ!!!」

 

 

ホウエン御三家炎ポケモンの最終形態。 

もうかポケモン。『バシャーモ』が舞い降りた。

 

 

 

 




なるべく格好良さが伝わるように書いたつもりですが、如何でしょうかね?

次回は超近接、ノーガードなバトルになるかもしれません。そろそろ熱いバトルがあっても良いよね。小細工ばっかじゃなくてさ

バシャーモとガブリアス。共に大好きなポケモンです。二足歩行、火力、スピード持ち。攻撃も補助もいける万能タイプ。強いかはプレイヤーの腕次第。
何処をとっても良い!

そんな二体が正面から激突する。
ゲームならガブリアスの方が有利ですかね。

だが、小説だ。


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