この長さ書いたの久しぶり
ガアアアアアアーーー!!!!!
バシャアアアアアアアーー!!!!!
「うおっ!?な、なな何だ!? 」
「今のはポケモンの鳴き声!?」
学園門前でバトルが開始された頃、門に近い教員室ではモブ教師共が慌てふためいていた。
ささら「誰かがポケモンバトルしてるのかな?」
更に、校門に近い位置にある初等部のバトルフィールドでウナの帰りを待っていた、さとうささらもその音に気付いていた。
初等部の女子生徒達は、自分たちの持つポケモンとは余りにも違う音に怯えて、男子生徒は喜んでいる。
ロリ生徒「ささらちゃん、ウナちゃんまだ戻って来ないのかな?」
ささら「……そうだね。そろそろ30分は経つけど。」
ささら(探しに行こうか……けど、今は女の子たちも怯えてるし……)
子供たちの周りにはささらの手持ちポケモンのピィやププリン達がなだめているが、不安そうな表情は消えない。
ささら「…………仕方ないか。」
ささらは耳をふさぐと、ピィとププリンに指示する。
ささら「うたう。」
ピィ・ププリン「「~♪」」
ささら「良い子で待っててね…」
コロンと眠る子供たちをひとりずつしっかりと教室へ運び、手持ちのプリンとプクリンとピッピを出し、子供たちを預けると、ささらはウナを探しに行った。
ささらが教室を出て直ぐの校門前では
バシャーモとガブリアスが目に止まらないスピードで撃ち合いをしていた。
バシャーモの炎がガブリアスのカラダを焦がし、ガブリアスの爪がバシャーモの身体を引き裂く。
これはバトルなのか……血飛沫が舞う凄惨な光景は、否応なしにこれを殺し合いと表現する他に無し。
ずん子「ずんリアス!!ドラゴンクロー!!!」
ずんリアス「ガアアアアアアーーー!!!!」
バシャーモ「シャアアアアアアアーーー!!!!」
ずんリアスの爪がバシャーモに突き立てられ、バシャーモはそれを無視してかえんほうしゃで応戦する。
ずん子(どうしよう……バシャーモが速すぎてじしんを撃つタイミングが無い……)
通常なら炎タイプに有効なじしんをノータイムでブッパしたい。だがそれを初手に空中からの攻撃という形で無力化しておいてほぼゼロ距離の接近戦に持ち込んでバシャーモは、ずんリアスから離れない。
ずん子(多少のダメージなら無視して良いのに、あのバシャーモは所々で“ばくれつパンチ“を牽制代わりで撃ってくるから不用意に行けない。)
ずんリアス「グオオオオオーー!!!!」
思うように戦えないずんリアスは次第にイライラを募らせ、精細さを欠いた力任せのドラゴンクローで攻撃する。
バシャーモ「----シャア!!!!」
そこに隙を見いだしたバシャーモは、ずんリアスの肘にマッハパンチを放つ。
ズドン!!!
ずんリアス「グガアアアアアーー!!?」
頑丈なポケモンと言えど、間接にカウンターの要領で物理攻撃を撃たれれば当然激痛が走り、打撲する。
ずん子「ずんリアス!!」
ドラゴンクローは不発に終わり、もう利き手でのドラゴンクローは撃てなくなった。
だが--
ずん子「今よ!!じだんだ!!!」
ずんリアス「グオオオオオーー!!!!」
バシャーモ「バシャアッ--!?」
じしんは、地面を揺らす衝撃を地面沿いに相手に伝えるワザ。そのため1度地面に力を加えるという僅かな隙が生まれる。
だが、直接攻撃のじだんだならそのままバシャーモにたたき込む事が出来る上に、ドラゴンクローが失敗した今なら、威力はじしんを越える!!
強力な一撃がヒットしたバシャーモは、地に倒れ伏した。
ウナ「おおー!!凄いぞガブリアス!!さすがドラゴン!!」
茜「まずはずん子先輩が一勝か~」
きりたん「……と、思うじゃないですか」
ウナ「え?」
きりたんがジト目で倒れたバシャーモを指差すと、バシャーモだった物が炎に包まれて消えた。
ウナ「バシャーモが消えた!?」
きりたん「みがわりでしょうね。
アレは攻撃を受けるときに別の場所に瞬間移動するタイプのようです。」
ウナ「きりたん、何で分かったの?」
きりたん「バシャーモがあんまり簡単に受けてたから。」
ウナ「それだけ?」
きりたん「それだけ。」
きりたん(………それだけで充分。
たったそれだけで、ああ今絶対何か企んでるなって思うのは……それだけゆかりとのバトルが衝撃的だったのかな……)
きりたん「さーて、バシャーモはどこから現れて何をしてくるんですかね?」
ずん子「ずんリアス。何処から来るか分からないから注意して!」
ずんリアス「ガウッ!!」
ゆかり「…………」
ずん子「…………。」
ずん子(上………)
真っ先に疑う。首を動かさずに目線だけで確認する。
最も可能性が高いように思える。じしんの影響を受けず、落下の威力を上乗せした物理攻撃が可能。
ビルをひとっ飛び出来る脚力のバシャーモなら造作も無い。
ずん子(違う……落ち着け。
ゆかりはこうやっていつも、最も可能性が高いと思わせるものを囮にして別の行動をする。)
ゆかりの思考を読み、パターンを思い出して戦略を絞る。
ずん子(1番無いのは地中。じしんのダメージを最大以上に受ける最も危険な場所。
だったらゆかりなら敢えてそこを選ぶ?
違う。思い出せ。ゆかりはずんリアスの腕を持って行った。ドラゴンクローを咄嗟に使わせないため?
それならじだんだを躱した所でまたゼロ距離の接近戦?)
バシャーモが“みがわり“で姿を消してから4秒。
未だに現れない。
ずん子(バシャーモの状態は?
まずドラゴンクローはしっかり入った。
最初に撃ったすなあらしの襲うダメージもカラダをボロボロにしていく無視できない物のハズ。何度か打ち合った以上、ずんリアスの“さめはだ“でもダメージはある。そしてみがわり。
もう体力は残り僅か。2割は無いと断じて良い。)
ずん子「だったら……ずんリアス!スピードスター!!」
5秒。
バシャーモの姿を探しながらずん子が立てた戦略は、弱っているバシャーモを必中ワザで炙り出すこと。
ずんリアスは利き手と逆の手で地面を抉り掻き出す。砂が幾つかの星の形を型どり放射される。
ずん子「これで、バシャーモがどこに居るか分かる!!ずんリアス。いつでもトドメをさせるように構えて!」
ずんリアス「ガアアアアー!!」
真っ直ぐ進んだスピードスターは、くいっと向きを変えた。バシャーモを補足しホーミングした相図だ。
ずん子「良し、ずんリアス。スピードスターが中る先にだいちのちから用意!!」
スピードスターが走る先。その先のバシャーモを見据えた瞬間が勝利の瞬間。見逃しはしない。
クルクルクルクル……。
茜「…………スピードスターは、どこへ行こうとしとるやろ??」
ウナ「ガブリアスの周りを回ってるよ?故障??」
きりたん「いや、スピードスターに故障って何ですか。ポケモンのワザですよ?」
回る。ずんリアスの周りをクルクルと。真円を描くように正確に。
ずんリアス「ガ……ガア……??」
回る。規則的に。クルクルクルクル……。
ずん子「……なに?これ??」
すなあらしの砂の中でもしっかりと光って。
クルクル。少しずつ。ずんリアスから
----瞬間。スピードスターがずんリアスに向かって向きを変えた。
ずん子「--あ!?ま、まさかそんなことが……
ず、ずんリアス!!!スピードスターに向けてだいちのちから!!!!」
ずんリアス「ガアアアアアアーーー!!!!」
きりたん「----そうか!バシャーモは……」
ずん子が、遅れてきりたんが、気付く。
スピードスターが回っていた理由。
それは…………
ゆかり「……遅い。」
バシャーモがあんまり速すぎて着弾する前に走り去ってしまうから。
つまり。バシャーモは、ずっとずんリアスの周囲を走り回っていたのだ。音も無く。誰にも視認させず。そして
バシャーモのスピードが頂点に達した時、ついにスピードスターはホーミングで後追いするのでは無く、直線で動き、急激に角度を変えることになる。
バシャーモ「シャア!!!!」
ずん子「ずんリアス!!!後ろ!!」
ずんリアス「ガアッ!??」
スピードスターに向けて放つハズのだいちのちからを、腰を回して強引に目標をバシャーモに変更する。
だが……
狙いを定める瞬間。バシャーモが消える。
ずんリアス「ガ……ッ!!!」
懐に飛び込んだ“ばくれつパンチ“
殴り飛ばされたずんリアスは、そのまま自分の放ったスピードスターに激突し、上空に吹き飛ぶ。
バシャーモは目に止まらぬ速さで飛び上がると、スカイアッパーを放つ。
ずんリアス「ーーグウッッ!!?」
ずん子「ずんリアス!!!」
バシャーモの拳は密着したままで更に上空に上がる。
バシャーモ「シャアアアアアアアーーーー!!!!」
空いた方の手に炎を、そして気合を込める。
しだいに重力に従い、2体は自然落下していく。
そして…
ゆかり「……きあいパンチ」
落下の勢いを乗せたきあいパンチで、ずんリアスは無惨に散った。
ゆかりは一体いつになったらポケモンに指示するってことを覚えるのかな……?
過激なバトルに疲れた人用に
ちびゆかりとちびマキを描きました
【挿絵表示】
※追記
実は今回のバトル描写は多少自主規制が入っております。
これ以上生々しい物にするかどうか。皆様のご意見を聞かせて頂ければ幸いです。
次回のバトル描写はまるで不良マンガのようなバトルにするか、能力系バトルにするか、その他か
……悩み
ポケモンバトルに出血や打撲やら、リアルな描写を入れることで緊迫感を出したいと思っていますが、読んでみてどう思いましたか?
-
緊迫感が出ている
-
かえってバトルに集中できない
-
その他(コメントで教えて下さい)