ポケモン×ボイスロイド ボイスポケット   作:SOD

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いや~この章もようやく終わりが見えてきました……。
何とかここまで引っ張って来れました。

タマムシ学園編も残り僅かです。プロット的には。




今日名探偵ピカチュウ観てきまーす


37不意打ち

私は、今日だけで一体どれだけの経験をしたんだろう。

 

元々はずん姉様を追いかけて来ただけだった。

 

オーキド博士を脅して、編入枠をこじ開けて、カントーにやって来た。

 

ただ、ずん姉様に会いたくて。

 

けど、最強と信じて疑わなかったずん姉様は、聞いたことも無い変態みたいな女に敵意をむき出しにしていて、あろう事か相手の女は全くずん姉様を気にしていない。

 

だから代わりに私がぶっ倒してやろうと思った。

 

結月ゆかりを、倒してやろう。って……。

 

 

けど、いざ対面すれば、バトルなんて恥ずかしくて呼べない位に負けた。

 

凄く悔しかった。勝ちたいって思った。

 

これが、ずん姉様の気持ちなんだって思ってた。

 

でも、違った。

 

この気持ちは、私の……東北きりたんだけが懐いた気持ちだ。

 

だって、私は欲しくない。

 

 

伝説のポケモンを、人から奪ってまで、勝ちたくない。

 

ずん姉様は、何が何でも結月ゆかりに勝ちたいって。

 

違うよずん姉様。それは、結月ゆかりに勝とうとしてるんじゃない。

 

 

結月ゆかりを、負けさせたいだけなんだ。

だって、これでゆかりが負けたって、ずん姉様の勝ちな訳が無い。

 

このバトルは、“東北じゅん子“が“結月ゆかり“に挑むバトルじゃ無い。

 

“誰か“が、自分で用意したダーク・フリーザーが、“結月ゆかり“を倒そうとしているだけなんだ。

 

そんなことが分からなくなるくらい、ずん姉様は苦しんでいたのかな?

 

それとも、誰かに良いように使われているのかな?

 

 

何にしても、誰かの目的は果たされない。

 

 

ゆかり「Zワザ、解放ーー行け、()()()()

 

Zーーきしかいせい!!!!」

 

ゲッコウガ『はあああああああああーーーーっっ!!!!』

 

 

フリーザー『■■■■■■■■ーーーーー!!!!』

 

 

離れた位置からでも分かるほど寒い、暗いれいとうビームが、ゲッコウガを狙い撃つ。

 

そして、ゆかりから放たれたZパワーが、ゲッコウガの右手に収束されて、ゲッコウガが突撃する。

 

純粋な力のぶつかり合いになったんだと()()

 

学園の校門が粉砕されるほどの勢いで殴り飛ばされたダーク・フリーザーも、地に身体を伏せって、呼吸も止まっているんじゃないかって位静かに停止している、まばらに氷漬けになったゲッコウガ。

 

両者が戦闘不能であることは、全ての世界中の常識を掻き集めたって否定できない事実になる。

 

そして、ルールに則って三体のポケモンが戦闘不能になったずん姉様と、虫の息ながら戦闘不能を免れたバシャーモと、姿すら見せない三匹目を完全な状態で残しているゆかり。

 

 

勝者は、結月ゆかりだった。

 

 

 

 

何かが私の頭に当たる。

 

オーキドのジジイに『ゆかりが持ってきた物だから、ゆかりに礼を言っておくように』と言われて、まだゆかりに出会う前の私が、敵から貰いものなんて貰ってたまるかって拒否した物。

マサラに戻ったら、改めて受け取りたいと思ってた物が私の手元に落ちる。

 

 

きりたん「銀色のZリング。」

 

 

取り出した二つの内赤いZリングは、茜ちゃんに渡された。

もう一方は、多分私にくれるつもりなんだろうとは予想していた。

まさか使った直後とは思わなかったけど。

しかもご丁寧に『ハガネZクリスタル』まで装着済み。

 

相変わらず何考えてるんだか。

 

とりあえずお礼くらいはちゃんとしますかね。そう思ってゆかりに振り向くとーー

 

 

 

 

 

 

血だまりに身体を投げた、ゆかりが倒れていた。

 

 

 

 

きりたん「え……何で??

ーーゆかりいいいいいぃぃぃぃーー!!!!」

 

 

 

 

きりたんと茜の二人は、すぐにゆかりに駆け寄る。

 

きりたん「ゆかり!?どうしたんですか!?ゆかり!!!」

 

倒れたゆかりの身体を揺すりながら、きりたんはゆかりに呼びかけるが、ゆかりから返事が無い。

 

茜「あかん、きりたんちゃん!

こんな状態で動かしたらあかん!」

 

きりたん「ゆかり!!起きろゆかり!!ねえ!!!」

 

茜の話が全く耳に入らないきりたんは、重症のゆかりを揺すって起こし続ける。

 

きりたん「ゆかり起きろっっ!!」

 

茜「ーーっっ!!」

 

 

パァン!!

 

 

仕方なく、茜はきりたんの頬を引っぱたいた。

 

茜「落ち着き!!無事なモンが慌てふためいて冷静に判断出来んくなったら誰がゆかりさんを助けるんや!」

 

きりたん「……あ、茜ちゃん………。」

 

茜「マキ先輩!!ポケギアで救急車呼んで!!」

 

 

マキ「あ…うんっ!!」

 

度重なるショッキングなストレスから一瞬、我を忘れかけていたマキは、茜の呼びかけで冷静さを取り戻した。

 

茜「何が起こったんか、冷静に見極めてーーせや!!

ゆかりさんのゲンガーやったら何か分かるかもしれん!」

 

 

茜がゆかりのベルトからムーンボールを一つ取ろうとしたその時だったーー。

 

 

 

「アラアラ、それは困るわよお嬢ちゃん!」

 

 

“サイケこうせん“が、倒れたゆかりときりたんごと茜を襲った。

 

 

カシュッーー!!

 

 

その危機に反応し、茜のボールからライコウが現れ盾となった。

 

オムレツ「不意打ちは効かねえぜ。俺たち茜の守護者は、耐久値高えんだよ!」

 

茜「オムレツ、ありがとう……」

 

オムレツ「おうよ。

 

ーーオラァ!!出て来やがれ三下ァ!!何処の雑魚か知らねえか、ウチの姫さんに手ェ出す奴は俺が相手だ!!」

 

 

「フフフフフ……可愛いわねぇ。サイケこうせん一発止めただけで、自分が勝てると思ったのかしら?」

 

 

テレポートによって、不意打ちの主が、ポケモンと共に姿を現す。

 

一体は、バリアーポケモン『バリヤード』。

もう一体は、両手にスプーンを持つねんりきポケモン。『フーディン』。

そして、ソレを従えるのは。

 

 

マキ「あ、貴女は……!!」

 

「お久しぶりね、我らの怨敵。弦巻マキ。

 

復讐を果たしに来たわよ。」

 

 

ヤマブキシティ・ジムリーダー。

エスパー少女のナツメだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




血に沈んだゆかり。
そしていよいよ現れたレインボーロケット団ナツメ。
復讐に燃えるエスパー少女(BBA)に、おっぱい少女マキはどう立ち向かうのか。

そしてそもそも何で出て来たのか?
何しに来たのか?
目的は?今出て来た意味は?もっとベストなタイミング無かったのか!?

狡い答えは次回明らかに……なるかな??


前話にも乗っけましたが、まあ一日に同じ話二回読む人少ないと思うので……


アンケート調査結果、1番数があった
全開パーカーのゆかり張っておきますね


【挿絵表示】

ポケモンバトルに出血や打撲やら、リアルな描写を入れることで緊迫感を出したいと思っていますが、読んでみてどう思いましたか?

  • 緊迫感が出ている
  • かえってバトルに集中できない
  • その他(コメントで教えて下さい)
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