ポケモン×ボイスロイド ボイスポケット   作:SOD

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バトルに疲れたので、簡単にゆるゆりしてみた。

時系列はもう完全に未来です。オチ無し(いつも無し)


いやらしくないピュアなゆるゆりが好きって方は、この先に書く学園生活編も、きっとこんな関係性を育む事になっていくことをお楽しみ下さい。

地味にヒメミコのミコの方も絡むストーリーを書いているわけですがこの先どうなるやら



EX1. 今よりずっと未来の、日常の一コマ。 きりたん 茜 ウナ登場

某年。オーキド研究所、訓練フィールドにて

 

 

きりたん「セット!」

 

きりたんの掛け声で、カメックスの『カメまる』が背中のハイドロキャノンを構える。

眼前の的は、厚さ2メートル。直径30㎝の鋼鉄で出来た丸太。二本が不規則に動く。

それを行っているのは、親友の茜の持つマフォクシーの『おうどん』が操るサイコキネシスだ。

因みに、主人の茜本人は、ベンチに座ってきりたんの修行を見学している。

 

きりたん「行け!!ハイドロカノン!!」

 

カメまる「ガアアアァァーメエエエエェェェ!!!!」

 

ズドン!!凄まじい水圧で放射されたハイドロカノン。

カメまるはその反動で踏ん張りながらもカラダが後ろにズリズリ下がる。

 

放った1発は、しっかり丸太に当たっていき、正確に2メートルの銅を貫き跡形も無く破壊していく。

だが、もう1発の方は、途中から進路が逸れて、僅かに残骸がカタチを残してボトリと落ちた。

 

 

きりたん「くそったれっ!!どうしても二本同時に行かないじゃないかバカ野郎が!!」

 

ゆかりに弟子入りして暫く。口の悪さだけは師匠を超えたきりたんは、苛立ちながらベンチへ戻る。

 

茜「充分な精度は出とるやん。そんなに完璧をもとめんでもええんちゃう?きりちゃん」

 

きりたん「ぜったいに嫌だ。

大体茜が出来ることが私に出来ないのが、ムカつく」

 

茜「うちかて、一度撃ったブラストバーンを、無理矢理サイコキネシスで操るだけやし、ワザの制御とは別物やよ?

無反動で連射しとった《お姉ちゃん》がオカシイだけやって。

なー『わたあめ』」

 

言いながら、膝の上で転がしていた雲状のポケモン、ペロッパフをフニフニしながら遊ぶ茜。

 

きりたん「私はそのバケモノに勝つために修行してんですよ!」

 

茜「せやかて、こんな修行してたってお姉ちゃんに当たるわけないやん。目に見える物を狙う特訓では、目に見えん音速なんて捕らえ切れんやろ?」

 

きりたん「見えてる物にも当てられないものが、どうやって不可視の速度に確実に当てるんですか!

ああああーー!!くっそったれがあああーー!!!」

 

ガリガリと頭を掻きむしりながら、ベンチにカラダを全部預けて仰け反る。

茜は『はい』とカバンの中に入っていたずんだ餅を渡し、きりたんは無言でソレを受け取って囓る。

隣の訓練フィールドの方を見た。

 

ウナ「よおおおーし!いっくぞー!!『くろやき』」

 

くろやき「ジュッカアアアアアーー!!!」

 

ジュカインのくろやきの咆哮に呼応して、大地に眠る大樹の根が蠢く。

空にはこうそくいどうで極限までスピードを上げたカイリューが不規則に飛び回る。

 

ウナ「包み込めー!」

 

くろやき「ガアアアーー!!!」

 

超成長した樹木が矢続きにカイリューに襲いかかり、360°包囲する。

 

ウナ「そこだぁ!ハードプラント!!!!」

 

くろやき「ガアアアアアーー!!」

 

くろやきのハードプラントの樹木が鞭のように撓り、一斉にカイリューに叩き込まれた。

 

 

カイリュー「グオオ…!!」

 

 

ウナ「よっし!やったぞくろやき!!成功だー!」

くろやき「ジュカ!」

 

飛び跳ねて喜ぶウナに、グッと親指を上げてサムズアップで応えたくろやきも、今のワザの出来に満足したらしく、誇らしげだ。

 

カイリュー「きゅーごん」

 

ウナ「カイリュー。ありがとウナ!」

 

くろやき「カイン!」

 

カイリュー「きゅるるん♪」

 

練習役を務めたカイリューは、元々相性は1/4で、更にクスリでとくぼうを上げてあるので、ダメージは殆ど無く、二人の特訓の成功を喜んでいる。

 

きりたん「ウナは、追い込みが随分上達しましたね。

昔はツメの甘さが目立ってたのに」

 

茜「せやね。勉強以外の集中力は最初から高い方やったし、やれば成功するんは時間の問題やったところもあるんよね。

ウナちゃんおめでとうなー」

 

きりたん「おめでとう、ウナ」

 

ウナ「あーちゃんもきりちゃんもありがとウナ!!

ウナもこれで【紫毒の遺産】として、少しは恥ずかしくない成長が出来た気がするよ」

 

きりたん「ふぅ…友だちの成功を見ると、余計に焦りますね。」

 

そう言いつつも、カメまるの反動と、これまでの練習量を考えてグッとこらえるきりたん。

 

茜「きりちゃんも、いつかは出来るようになるよ。

せやから、もうウチらを置いて勝手にどっか行くんは堪忍してな。」

 

きりたんの肩に頭を預けて、茜はそう口にした。

 

きりたん「……ハァ。分かってますよ。

たかが2・3日留守にしたくらいで、一月も付いて回られてはウザいですから」

 

茜「クロガネ山に2・3日はホンマにアカンって。

次やったら半年くらいは離れんよ?お風呂にも着いていくからな」

 

きりたん「マジ勘弁」

 

ウナ「アハハ。あーちゃんは本当にきりちゃんのこと好きなんだな」

 

茜「………うん。好き。」

 

真っ直ぐにきりたんを見つめて、茜はもう一度口にする。

 

 

茜「きりちゃんのこと、大好き。せやから、危ないことは一人でせんといて。

親友がおらんくなるんは…ウチ、耐えられへんよ」

 

 

 

きりたん「…………」

 

きりたんは、ずんだ餅を囓りながら、茜の膝枕に頭を預けて横になると

 

 

きりたん「まあ、お互いもう無茶するほどガキじゃありませんからね…」

 

 

 

 

 

そう呟いて、そのまま眠り始めるのだった。




ウナ「ねえ、あーちゃん。
あーちゃんって、よく男子に告白されてるけど、付き合わないのって…」

茜「その……なかなか、きりちゃんより格好良いと思える男子って、おらんくって…」

きりたん「zzz…」

ウナ「ミコちゃんのことと言い、きりちゃんは年上の女の子にモテるのなー…」

茜「ウチも困っとるんよ。
いっそ、きりちゃんが付き合ってくれるって言ってくれたら、ウチも吹っ切れるんやけど…一人だけ盛り上がってもアカンしなぁ」


ウナ(別に吹っ切れなくても、今の二人の様子って、完全に付き合ってる関係性に見えるんだけどなー)

ぶっちゃけここの読者の人って緩い百合目当ての人いる?

  • ゆかりときりたんのカップリング見たい
  • きりたんと茜が見たい
  • 歪んだ葵ときりたんの関係性見たい
  • 茜と葵の絡みがすっくねえぞオラアン!!
  • いや別に
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