ポケモン×ボイスロイド ボイスポケット   作:SOD

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ノって来ちゃった☆


6 軍配はきんいろに上がる

ゆかり「…………やっと静かになりましたね。ハア…」

研究所のソファで寝そべっていたゆかりは、ようやくきりたんの打撃音が聞こえなくなってクッションの山から這い出てきた。

 

ゆかり「くろすけ、ぼうへきはもう充分です。戻れ」

ゆかりとくろすけオリジナルの、まもるをアレンジして作った特製ワザ、ぼうへき。

通常ゲンガーはリフレクターを覚えないため、攻撃の接触箇所に寸分違わず必要面積だけまもるを発動することで、リフレクターとひかりのかべ両方の役割を果たす壁を生みだし、アイアンヘッドとアイアンテールを防いで居たのだった。

 

すると

 

ピシャーン!!!ゴロゴロゴロゴロ……

 

ゆかり「--うるっっせえ!!

なにやってんですかマキさんは!?今のはライディーンの10まんボルト。ったくあのトリはマキさん見つけるとは撃ってきて…バカなんじゃねーですかね!」

バタン!!

きりたん「うあああああーーん!!ゆかりーー!!」

ゆかり「--は?!え??は!?」

 

ゆかりがくろすけを引っ込めたことで扉を開くことが出来るようになったきりたんがライディーンの10まんボルトを雷と勘違いし、ガチ泣きしながら中に入って来た。

 

きりたん「うあああああーー!!雷が!雷がぁ~~!!」

ゆかり「泣くな引っ付くな、わたしのお腹が涙で濡れるでしょうが。」

 

素肌にフードを着ているゆかりの腹部に顔を埋めているきりたんの涙が伝い、下のスカートまで濡らしていく。

 

しばらく泣き止むのを待っていたが、泣き止まないきりたん。

 

きりたん「ごわいですーー!!」

ゆかり「…………あーうるせえ。ったく。」

 

引っ付いて離れないきりたんの足を自分の足の甲に乗せて竹馬のように歩き外に出ると、モンスターボールを投げる。

 

ゆかり「出ろ、ざっそう。」

 

ざっそう「バーナ~」

 

ボールが開くと、四足歩行の身体に巨大な華を背負った

緑のポケモンーーフシギバナが現れる。

 

ゆかり「“にほんばれ“」

 

ゆかりの指示に自らの巨大な華から体内に溜め込んだ太陽エネルギーを放出し、小型の太陽を作り出す。

 

きりたん「えぐっ、ぐすっ……」

 

ゆかり「おら、こんだけ晴れてりゃ“かみなり“なんざ恐くないでしょう。

学園でも晴れてりゃ“かみなり“が辺り辛いってことぐらい教えてるでしょう?基礎なんだから」

 

きりたん「うっ……うう……はい」

ゆかり「何だってこっちに来るんですか。ずんだがそこに居たでしょうが」

 

きりたん「…………だって、ゆかりの方が近かったから……」

 

ゆかり「たかが雷でそこまで取り乱しますかね……ガキは面倒です。」

 

きりたん「…………だって、恐いじゃないですかぁ。かみなりは当たったら痛いし、死んじゃうじゃないですか。

死んだら、ゆかりに勝てないじゃないですか…………」

 

ゆかり「生きてたって勝てやしませんよ。わたしはガキに負けるほどヤワじゃありません。」

 

言いながらきりたんをハガすと、研究所の中のあずかりボックスへ向かった。

まだかみなりが恐いのか、きりたんは迷い無くゆかりの背に付いていく。

 

ゆかり「ああ、ありましたね。ほら、ガキ。」

きりたん「--え?わっ、いたっ!?」

ボックスから一体のポケモンを引き取ると、そのボールをきりたんに投げ渡す。が、きりたんの反応が間に合わず頭に当たり、開閉ボタンが押し込まれる。

 

ゆかり「あ……」

 

ボールはテーブルに落ち、そのままポケモンが出てくる。

岩で出来た身体に二足歩行。身体のバランスを取る大きな尻尾。そして鼻の頭のドリル。

少年の中には憧れる者も多いかいじゅうグループ、いわポケモン。サイドンだ。

 

バキバキミシミシ……!

 

ボールが落ちたテーブルはサイドンの重みで潰れ、落ちた衝撃で床はめり込んでしまった

 

サイドン「……………(めっちゃ気まずそう)」

ゆかり「ガキ、こいつは昔私が手当たり次第に山に穴開けて金を探してた時に使ってたサイドンです。

これをあなたにやります。」

 

きりたん「……ゆかりは、バカだったんですか?

適当に山掘って金なんか出るわけ無いじゃないですか……」

ゆかりのあんまりなバカ話にようやく涙が引っ込んだきりたんから辛辣なツッコミが入る。

 

ゆかり「うっさい。当時6歳だった私に言いなさい。

今の私は17歳の結月ゆかりです。」

 

きりたん「え…ろくさい……?」

 

ゆかり「良いからほら、モンボ。

このサイドンのとくせいは“ひらいしん“です。これでもうかみなりで泣くのは止めなさい。ウザいから。」

 

きりたん「あ……はい。」

 

ゆかりはきりたんにサイドンのモンスターボールを手渡すと、外に出ていった。

 

 

サイドン「ガウ。」

 

よろしく。という意味を込めて右手を上げ挨拶するサイドンを見ながら、きりたんは目を見開く。

そのサイドンは、子供のきりたんから見てもサファリパークのサイドンより立派なことが分かった。

 

きりたん「6歳でサイドンを……?まさか、サイホーンから育てたなんてことないですよね……」

サイドン「ガウ。」

首肯。その通りだとサイドンは肯定する。

 

きりたん「…………よろしくお願いします。サイドン。じめんタイプの貴方なら、ゲンガーにも勝てるハズです。名前は……そうですね。」

 

バトルフィールドに向かって歩くゆかりの背中が、きりたんの目に写る。

 

きりたん「…………」

(オーキド博士の話を聞いたときは、ずん姉様に教えて貰うつもりで来たんだけど…………)

 

きりたん「貴方の名前は」

 

(分かる。悔しいけど、ゆかりは……)

 

強い。心の声ですらカタチにすることが出来なかった。

『強い』という言葉の本当の意味を、今のきりたんは計れない。

最初に出てきたポケモンに至っては正体も分からなかった。だから。

 

きりたん「あなたの名前は『ユカリ』です。」

 

ユカリ「ガウ!」

 

きりたん(強くなって下さい。私と一緒に。

そして、見ていて下さい。ゆかり。)

 

 

きりたん「ゆかり、あなたを倒すまでは…あなたに教えを請いましょう…………師匠。」

 

 

 

 

前話の終盤まで時間は遡り……。

 

 

マキ ライディーン「「さ~いしょはグー!ジャンケン・ポン!!」」

 

ジャンケンでライディーンが出るかブライトが出るか決めていた。

 

マキ「あ~いこで!」

ライディーン「しょ!!」

 

 

 

ずん子「そこまで!勝敗は決まりました。

それでは第二試合。弦巻マキVS琴葉葵のバトルを始めます。

両者かまえ、試合開始です!!」

 

 

 

 

 

 




キャラ紹介は、試合が終わってから乗っけましょうかの
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