やはり俺が魔法少女?なのは間違っている   作:磯山ゲル

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どうも磯山ゲルです。

いつも読んでいただきありがとうございます。
楽しんで読んでいただけていればうれしい限りです。

休み最終日ということで連投!
人間やればできるもんですねぇ、話自体進んではないけど。

(5/8追記)下書きですが白さん状態の八幡の画像を出しておきます。全体像じゃありませんが!
気に入っていただけると嬉しいなぁ

↓白さん

【挿絵表示】



まあ、細かい話はさておき本編どうぞ。


勘のいい女性は苦手だよ

———八幡side———————

 

気が付いたら「アースラ」という船の中で高町と並んで歩いていた。

 

(なんで、こんなことになってんだっけか?)

 

 

まず、自宅に戻った時にジュエルシードの反応があります。と白から言われ武装展開して現地へ向かった。向かった先では高町が動きを封じられており、動きを封じたと思われる少年…多分同年代ぐらいが高町の正面に向って攻撃を加えようとしていた。

まぁ、ちょうど高町の正面ぐらいから見えたから攻撃される相手の顔は見えなかったんだけど…。

それで、どうしようかと悩んでいるときに高町の「だめぇ!」という声が聞こえ思わず瞬動を発動し攻撃を防いでいた。

 

(なんで動いちまったのかはわかんねぇよな…、あの時は様子見が最善だったはずなのにな。)

 

そして、攻撃された相手を確認したらつい最近一緒に行動したことがあるフェイトだった。

俺は、フェイトを抱きかかえている女性に「行きなさい」と言って逃がしてあげた。

それから、時空管理局執務官のクロノ・ハラオウンにここアースラまでご案内されたというわけだ。

 

 

「あぁ、君たちバリアジャケットは解除して。」

 

前を歩いていたハラオウン執務官は振り向くとそう言った。

高町はすぐにバリアジャケットを解除し制服姿になっていた。

 

(やばいやばい!この状況で高町に知られるのはものすごく恥ずかしいことになるぞ!女装…なのか?これは。いや!そんなことよりもそういった趣味があると勘違いされると今後が!)

 

「白さん?」

 

高町が心配そうにのぞき込んでくる。

こちらは内心ヒヤヒヤだが、少し微笑み高町の頭を不意に撫でてしまう。

 

(こんなところでお兄ちゃんスキルを発動してしまうなよ俺!)

 

そして、ハラオウン執務官に向き直る。

 

「ごめんなさい、私のこの状態は簡単にはといてはいけないの。武装解除ということだったらこの白影を預かるだけにしてもらえないかしら?」

 

白影に手をかざし、ハラオウン執務官にそう言うと彼はため息をつきながら「わかった」といい手を差し出してきた。

彼に白影を渡したところで、彼は俺たちの後ろをついてきていたユーノに目を向ける。

 

「君もだ、それが本来の姿じゃないんだろう?」

 

「あぁ、そういえば。」

 

二人の会話を聞いた高町が不思議そうにユーノを見るためにその場にかがむ。

ユーノが光り始め人の姿に変わる。

俺は、なんとなくそんな気がしていたから特に驚きもしなかったが、高町はユーノが喋るフェレットだと思っていたのか、驚き、ユーノを指さしたまま固まっていた。

 

「なのはにこの姿を見せるのは久しぶり…だっけ?」

 

驚いている高町に手を指しのべるユーノ。

 

「ユーノ君って普通の男の子だったんだ!」

 

「えぇ!白さんにはこの姿を見せたことなかったけど…。」

 

そこまで言い、思い出したかのようにこちらに向き直る。

 

「そうでした。白さんにはこの姿を見せたことはなかったですけど、改めて、ユーノ・スクライヤです。」

 

「なんとなく、普通の子だとは思ってたから改めなくてもいいわよユーノ君。」

 

ふふっと微笑む仕草も入ってしまう。

 

(なんかだんだんと女っぽくなってきてるよな~)

 

『微笑んだ姿もお美しいです主様!』なんて念話のBGMを聞き流しつつ遠い目をしていると、何故だか高町が頬を膨らませながらこちらを見ていた。

 

「白さん、ユーノ君のことは普通に呼ぶのに私の事名前で呼んでくれたことないですよね!」

 

どうやら、ユーノの事は名前で呼んでいたが高町のことは呼んでいなかったことが不服だったらしい。

 

「今!私の名前言ってみてください!」

 

「えっと…、なのは…ちゃん?」

 

「はい!」

 

満面の笑みを浮かべる高町。

 

(名前で呼ぶなんてこと今までなかったからなぁホント。この姿だからできたことか…。ㇵァ…。)

 

「コホン!」

 

咳払いが入り二人してそちらを向く。

 

「とりあえず、こちらを優先してもらっていいか?」

 

「「「あ、はい」」」

 

三人の返事が重なる。

 

 

ハラオウン執務官に連れてこられたのは和をモチーフとした部屋だった。

 

(というか、桜あるし水流れてるし…、すごいなこの部屋)

 

部屋の中央には、先程モニターに映っていた緑の髪の女性が正座で座っていた。

俺達は、女性の前にユーノ・なのは・俺という順番で座った。

 

「なるほど、あのロストロギア…ジュエルシードを発掘したのはあなただったんですね。」

 

「はい…。」

 

「あの、ロストロギアって?」

 

なのは…ンンッ!高町が女性に問いかける。

 

「んー、異質世界の遺産って言ってもわからないわよね。」

 

と、そこからロストロギアについての説明が始まった。

ジュエルシードは莫大なエネルギーを秘めたもので、この前の空間の揺れは高町とフェイトの魔力に反応して起こった『次元震』らしい。

 

(ん?じゃあ樹毒のコアもなにかしらの力を秘めてるのか?)

 

『樹毒も根本的には同じようにエネルギーの塊ですが、この二年間で内部の魔力を無害なものに変換して主様の戦いのサポートように回しています。』

 

白が俺の考えを聞いたのか念話で答える。

 

『まぁ、無害ならそれでいいんだけどな。』

 

 

「だから、ジュエルシードの回収はこれより私たちが担当します。」

 

「君たちは今回の事は忘れて、それぞれの世界に戻るといい。」

 

「でも!」

 

「まぁ、急に言われても気持ちの整理もつかないでしょう。今夜一晩二人で話し合ってそれから改めてお話をしましょ。」

 

二人に向かい、女性はそういった。

 

…あれ?二人?俺は?

 

 

「それと、あなたは別で少し残っていただけるかしら?」

 

やはりというか、女性はこちらを見てそう言った。

 

「白さん…。」

 

高町が心配そうにこちらを見つめる。ユーノもだ。

 

「心配しないで大丈夫よ。それと、ジュエルシードの件、私が手伝うかどうかも貴方たちで決めてしまって構わないわ。」

 

フェイトが関わっているのであれば同志として見過ごせないと思う。それに、高町もユーノもきっとこの件にはかかわりたいと思っているはずだ。こう答えておけばいいだろう。

 

「わかりました。それでは失礼します。なのはも行こう。」

 

「う、うん。」

 

ユーノに手を引かれ高町達は部屋を出て行った。

 

 

「それじゃあ、何故先程の攻撃を防いだのか聞かせてもらってもいいか?」

 

後ろに立っているハラオウン執務官が俺にそう聞く。

 

「まぁ、その前にその格好ももういいんじゃないかしら?」

 

…は?

 

目の前の女性は今何と言った?もういいんじゃないか?俺の事を知っていたのか?

いやでも、後ろのハラオウン執務官は特に言及はしなかった。なんでだ?

女性は変わらずニコニコとしている。

 

「知っているんですか?」

 

何を…とは聞かない。きっと聞いても意味はないだろうし、もしも俺の事を知らないでただ武装解除をしろと言っているだけなのかもしれない。

 

「知ってはいないけど…、そうね、女の勘ってものかしら?」

 

ふふふと頬に手を当て俺の問いに答える。

ああ…、これはわかっているんだろう。

ホントに何だろう、全てを見透かされている感じ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これだから、大人の女性は苦手なんだ。

 




いかがでしたでしょうか?
まぁ、リンディ提督はなんかこう何でも知ってそうな雰囲気があるんですよね。

ともあれ、今回は連休ということもあり出来たことですが、今後はそうもいかないかもです。(努力はしますが)

感想などお待ちしております。
ぜひぜひくださいな(別に催促しているわけではないですからねホントですヨ?)


まぁ、またいつか登校しますので気長にお待ちいただければと思います。
それではアデュー!

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