アカメが斬る!第三勢力   作:マスターM

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2つ目

ドクターを連れスザクはアジトに帰還した

 

「おーい誰かいるか?」

 

「あ、お帰りなさいご主人様」

ルナがスザクの声を聴き現れた

 

「ルナ、リビングに全員集めてくれ。報告することがある」

 

「分かりました。後メラ様、ヌマ様とスピア様が来ていますがお呼びしますか?」

 

「ああ頼んだ」

 

「では皆様を呼んできますね」

と言いルナは全員呼びに行った

 

 

 

 

 

 

 

 

リビング

 

「リーダーからの招集ってまた何かあったのかな?」

 

「さぁ?詳しい事は聞いてないな」

 

「私達はさっき戻ったばかりだから、今までの出来事は知らないのよね」

 

ツクシの言葉に続いてナタラとメラも言葉を発した

 

「遅くなってすまん」

スザクが謝りながら入って来た。スザクが入ってきたことによって全員姿勢を正し席に着席した

 

「スザク今日は何の報告があるの?」

 

「今日の報告はいくつかあるがまず先に新しい仲間の紹介だ」

 

『!!』

メラの言葉に答えたスザクの言葉に全員驚いたような反応が出た

 

「入ってこい」

 

ギィィィ

 

「な!」

 

「嘘だろ!?」

入って来た人物にアカメ、グリーンが声を上げた。他の者達も声を出さなかったが驚いていた

 

「新しくフリーウイングの仲間になった、Dr.スタイリッシュだ」

 

「よろしくね」パチっ

スザクに紹介されたドクターは挨拶と共にウインクをした

 

「Dr.スタイリッシュってイェーガーズのメンバーだろ!?」

 

「何でフリーウイングに!?」

 

「リーダーちゃんと説明して!!」

 

ガイ、ポニィ、コルネリアが声を上げた

 

「お前達がフェクマから撤退している時にドクターはタツミを追いかけナイトレイドアジトを突き止めたんだ。その後は強化兵全てを投入してナイトレイドとその帝具を研究材料にしようとしたが・・・」

 

「強化兵は全滅、アタシもスザクが来なければ死んでたかもしれないわ」

 

「更に厄介な事にエクスタスはシェーレの手に戻り、ナジェンダ元将軍が新たな帝具使いとなった。その帝具は電光石火スサノオ、帝具人間だ」

 

『な!?』

スザクの言葉に全員驚いた声をあげた

 

「それより何でリーダーはその事を知っているの?」

とクロメが聞いて来た

 

「チェルシーから手紙が来ていてその時に知った」

 

「誰?そのチェルシーって人」

 

「リーダーの最初の仲間だよタエコさん」

スザクの答えにタエコが聞き、会ったことがあるナタラが答えた

 

「じゃ例の帝具使い・・・」

 

「何の帝具なの?」

 

「それはな・・・」

 

「ご主人様!!お部屋に手紙をつけた赤い鳥がいました!!」

コルネリアとポニィの問いに答えようとしたスザクだったが大声で入って来たファルによって止められた

 

「ファルちゃん!会議中なんだから入っちゃダメでしょう!!」

 

「全く少しは落ち着きなさいよファル。すいません皆様」

 

ファルに続いてエア、ルナも入って来た

 

「いや、構わない。ファル、鳥を」

 

「はい」

スザクはファルから鳥を受け取った

 

「(俺宛の手紙ならマーグファルコンだと思うが赤い鳥とは・・・ん?赤い鳥?)少しイタズラが過ぎるんじゃないか、チェルシー」

 

『え!?』

 

「あははは流石スザクね、私の変身に気づくなんて」ドロン

 

『え!?鳥が人になった!!』

チェルシーが鳥から人になって、アカメ達帝具使い組も知っていたが驚いていた

 

「これが私の帝具、変身自在 ガイアファンデーションよ。色々な動物や木や岩なんかにも変身することが出来るのよ。そして私がスザクの最初の仲間のチェルシーよヨロシクね」

 

「凄い本物の鳥だと思った」

 

「この帝具は諜報や暗殺にピッタリね」

 

「敵じゃなくって良かったよ」

グリーン、コルネリア、ツクシとチェルシーの帝具をみてそれどれ思った事を言った

 

「それで何故わざわざお前が来た?」

 

「任務のついでに色々と報告しようと思って」

 

「ほぅ何か分かったのか?」

 

「うん、手配されていないナイトレイドメンバーとその帝具は分かったよ」

 

「なら報告を頼む」

 

「了ー解。名前はラバック、帝都で貸本屋をやっているわ。帝具は千変万化クローステール、糸の帝具よ。次にレオーネ、ここスラムでマッサージ屋をしているわ。帝具は百獣王化ライオネル、ベルト型の帝具で獣になって身体能力をあげるわ。後はタツミって言う少年もいるわ」

 

「タツミ・・・」

 

「やっぱりナイトレイドに・・・」

 

「貴方達タツミを知っているの?」

 

「イエヤスとサヨはタツミと同じ村の出身者だ」

 

「そうなんだ・・・」

チェルシーからタツミの名を聞いて、イエヤスとサヨは呟いた。その呟きを聞いてチェルシーが質問したらスザクが答えた

 

「後スサノオはどうしてナジェンダ元将軍に反応して起動したんだ?」

 

「そ、それはね。フフ」

スザクからスサノオ起動の経緯を聞かれ、チェルシーは少し笑った

 

「実は・・・」

とスザクの耳元で小声でスザクだけに教えた

 

「プッ、ハハハハハハッ、なんだよそれ!面白すぎるだろ!!ハハハハハハ駄目だ笑いが止まらね!」

 

「スザクあまり笑うとハハハ失礼だよ!」

 

「お前だって笑ってるじゃないか!ハハハ」

チェルシーからの報告を聞いてスザクは大笑いしチェルシーも思い出し笑いをした

 

「何、何なのよ2人だけで笑って私達にも教えなさいよスザク」

 

「そうだよリーダー教えてよ!」

 

「気になる」

 

「あーあー分かった分かった、チェルシー頼むプッ」

メラ、ポニィ、タエコに言われスザクはチェルシーに言うよう促した

 

「スサノオが起動したのはボスが昔のマスターに瓜二つだったからなんだ。その人は男性なの」

 

『・・・』

沈黙そして・・・

 

『アハハハハハハ!!』

全員爆笑

 

「お、男と瓜二つだって!」

 

「イケメン過ぎるだろ!」

 

「ハハハ駄目だお腹痛い!」

 

『ハハハハハハ』

 

その頃マーグ高地仮アジト

 

「ッ!」

 

「どうしたボス?」

 

「いや何処かで馬鹿にされているような気がして・・・」

ナジェンダは敏感に感じ取っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

「話を戻すが他に何かあるか?」

 

「ほら竜船で話した遺跡の事」

 

「ああ、あの事か」

 

「まだ行ってないんでしょう?案内するけど行かない?」

 

「そうだな行くか」

 

「リーダー何のこと?」

スザクとチェルシーの会話にアカメが聞いて来た

 

「帝都から南東に30キロ離れた遺跡に帝具があると、竜船で教えてくれたんだ。と、言う訳で帝具を持っていない全員で向かうぞ」

 

『了解!』

 

「アカメ留守の間は頼んだ」

 

「うん分かった」コクッ

スザクはアカメに留守の間任せると言いアカメは頷いた

 

 

 

 

 

帝都から南東に30キロ離れた遺跡前

 

今遺跡前にはスザク、チェルシーを始め、ナハシュ、グリーン、コルネリア、ポニィ、ツクシ、メラ、タエコ、イエヤス、サヨ、ヌマそしてスピアがいた

 

「入ろうとすると火が付くんだよな?」

 

「うんそうだよ」

 

「なら俺が最初に入ろう。その後ナハシュ達が続いてくれ」

 

『了解』

全員が返事をしたことを確認したスザクは遺跡に入っていた

 

「あれ~火が付かない?」

 

「なら大丈夫なんじゃない?」

 

「俺達も入るぞ」

スザクが入ったのをみてチェルシーは火が付かない事に疑問を感じた。しかしコルネリアの言葉でそう思いナハシュの言葉で全員入ろうとした瞬間火が付いて入れなくなってしまった

 

「火が付いた!」

 

「これじゃ進めない!」

 

「スザクさん!!」

 

「俺が帝具を取ってくる!お前達は周囲を警戒して待っていろ!」

 

『はい!!』

 

スザクは一人で遺跡の奥まで進んだ

「これは・・・」

 

最奥に辿り着きそこには鳥のような物が置いてあった。そしてスザクが触れると・・・

 

【ようやく現れたか。我を使える者が】

と言い炎を纏いスザクの前に佇んだその大きさはスザクの倍の大きさだった

 

「お前がここの帝具か?」

 

【そうだ我は、業火神獣 朱雀だ】

 

「俺と同じ名前・・・生物型か?」

 

【いや我は融合型生物帝具だ。お前なら我を使えこなせそうだ】

 

「融合?だが帝具は一人一つだろ?」

 

【お前には才能がある。故に大丈夫だ】

 

「そこまで言うのならその言葉信じよう。どうすればいい?」

 

【我がお前に体に入る。こうやってな】

朱雀はそう言い段々小さくなり最終的には手のひらサイズになった。そしてスザクの胸に入った

 

「グッ!?あ、熱い!胸が焼けそうだ!!だが!!こんなことに負けるか!!!」

 

【見事だ】

 

スザクは燃えるような痛みを気合で抑えつけた。それを見た朱雀はスザクを称賛した

 

「これでお前の力が使えるのか?」

 

【そうだ。我の力は無から炎を作り、他の炎を操る事が出来る。そしてお前が念じれば我はお前の体から出て元のサイズ以上な大きさになれる】

 

「お前が外に出たらお前の力は使えないのか?」

 

【いや、使えるが威力は落ちる】

 

「OKこれからヨロシクな!」

 

【ああ相棒】




はい!スザクに2つ目の帝具を持たしました!!この作品を書き始めた時から考えていた事です!!ようやく書けた~

感想、評価お願いします!!



活動報告にて今度書こうと思っているハイスクールD×Dの小説で主人公の眷属を募集しています!他作品のキャラを眷属にしようと思っているのでいいキャラがあれば教えて下さい!!

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