アカメが斬る!第三勢力   作:マスターM

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南の島

『スザク(さん)/主/リーダー!!』

 

スザクが朱雀と話していると、遺跡の前に待機していたメンバーが中に入って来た

 

「お前らどうやって入れたんだ?入口は火がついて入れなかったはずじゃ・・・」

 

【我が離れたから結界が無くなり、入る事が出来るようになったのだ】

 

「そうなのか?お前はここで、お前が使える者を待っていて、その資格がない者は入れないようにしていたのか?」

 

【そうだ】

 

「スザク誰と話しているの?」

 

スザクと朱雀が話しているとチェルシーが聞いて来た

 

「ん?聞こえないのか朱雀の声が?」

 

【我の声は我が許した者にしか聞こえない。この者達は?】

 

「俺の仲間、フリーウイングのメンバーだ」

 

【なら我の事を紹介しよう。相棒よ念じろ】

 

「分かった」

 

「ねぇリーダーさっきから誰と・・・」

ポニィが聞いている最中、スザクの体が燃えその中から朱雀が元の大きさで出てきた

 

【我は業火神獣 朱雀。融合型生物帝具だ。よろしく頼む】

 

「・・・リーダーまさかこれが・・・」

 

「そうだ。この遺跡にあった帝具だ。こいつの能力は、無から炎を作り、他の炎を操る事が出来るそうだ。後俺が念じればこいつは外に出られるし、この大きさよりも大きくなれる」

 

「無から炎・・・」

 

「エスデスの氷とは真逆だな」

 

「でも2つも帝具を持って大丈夫なのスザク?」

 

【心配しなくてもいい。相棒には才能があったからこそ我とも融合出来たのだ。それと我の核は相棒と融合したため、我を破壊するには相棒を殺さなければならない】

 

「そう言う事だ。アジトに戻るぞ」

 

『はい!!』

 

「私はこのままナイトレイドの任務に戻るわ。あんまり遅いと疑われるから」

 

「ああ分かった。引き続き頼んだぞ」

 

「了ー解!またね皆~」ドロン

チェルシーは別れを言い鳥に変身してナイトレイドの任務に向かった。そしてスザク達もアジトに戻った。戻った時にアカメ達に朱雀の事を話したら、皆揃って驚いてた。そしてそれから一ヶ月後・・・

 

「何?新種の危険種だと?」

 

「はい目撃者の証言によれば、人に近い危険種だと・・・」

スザクは新型の危険種の報告をナハシュから受けていた

 

「全員リビングに集めろ、報告と対策を考えるぞ」

 

「はっ!」

 

 

 

 

リビング

 

「スザクその危険種アタシの研究素材だったものよ」

 

「どう言う事だ?」

ナハシュの報告を聞きドクターは自分の研究素材だと教えた

 

「切っ掛けは安寧道にスパイとして送り込まれたボリックから、教主の血液を送られてきて調べると、なんと教主は危険種とのハーフだと分かったのよ」

 

『!!!』

ドクターの言葉に全員驚いた

 

「それは本当なのか?」

 

「ええ紛れもない事実よ。だからアタシは人と危険種の混合を試したのだけど全て失敗に終わったのよ」

 

「その話が本当ならその元人は別の研究所にいたのだろ?どうやって出てきたんだ?」

 

「この事を知っているのはアタシの友人で大臣の息子のシュラだけよ」

 

「ほぅ」

 

「この事を使えば大臣を失脚出来るんじゃ・・・」

コルネリアがそう言うがスザクはすぐさま否定した

 

「それは無理だな。大臣の事だ息子でも切り捨てるだろ。今はその危険種の掃除だ。暫くは帝都から離れて動く。万が一という事もあるから俺、クロメ、メラは帝都に残り帝都周辺の危険種を掃除する。残りの者は目撃例の場所に向かい危険種を掃除してこい。ドクターは例の物を作っといてくれ」

 

『了解!!』

 

「分かったわ」

スザクの言葉に全員返事をしてすぐさま行動にうつした

 

「ふぅ」

 

「リーダー疲れたの?」

全員が去った後スザクはため息をついた。スザクがため息をつくとクロメがスザクの膝に乗って来てお菓子を食べ始めた

 

「最近忙しいからな。帝都の腐敗貴族に腐敗軍人、西の戦線、南の革命軍、東の安寧道、する事が多くって更には危険種ときた。今は嵐の真っ最中って事だ」

 

「ニャ~」

スザクは説明しながらクロメの髪を撫ぜる。撫ぜられたクロメは気持ちよさそうな声を出した

 

「疲れているリーダーにこれあげる元気出るよ?」

クロメはクッキーを出しクッキーをスザクの口に入れ、自分の唇もスザクの唇に当て、間接的にキスをした

 

「これで元気が出たと思うから頑張ってね~」

そう言いながらクロメも出て行った

 

「まさかクロメがあんな大胆な事をするとは・・・それ程俺が無理をしているように見えたと言う事か・・・少し散歩に行くか」

スザクは帝都近くの山の山頂に夜空を見る為散歩に出かけた

 

 

 

 

帝都近くの山・山頂

 

「ここから見る夜空は綺麗だな」

 

「あーーースザクさん!?」

 

「うん?タツミか」

スザクが夜空を見ているとタツミが登って来た

 

「スザクさんどうしてここに?」

 

「新種危険種狩りのついでの散歩だ。俺の傭兵団も新種の危険種掃除の命令を出しているんだ。もちろんイエヤスよサヨも今頃新種達を討っているだろうな。そう言うタツミも同じ訳か?」

 

「はい!俺もイエヤスやサヨに負けている訳には行きませんから」

 

「そうか。今度家に来るか?イエヤスとサヨの他に家の連中とも手合わせしてみるのもいいと思うが?」

 

「ぜ、是非お願いします!!」

 

ズドォー

2人が反していると空からなにか勢いよく落ちてきた

 

「な、なんだ!?」

 

「落ち着ついて構えろ、何かは知らんが警戒しろ」

 

「は、はい」

 

煙が晴れていきそこにいたのは・・・

「私が相手だ・・・新しい拷問を試してや・・・」

レイピアを構えたエスデスがいた

 

(まずいなエスデスが現れるとは・・・)

スザクはタツミに抱き着いているエスデスを見ながら必死に逃げる策を考えていた

 

(一瞬の隙さえ出来れば朱雀の力で脱出出来るのだが・・・・・・ん?)

 

「・・・エスデス」

 

「分かっている・・・」

 

「「今隠れた奴出てこい。さもなくば問答無用で攻撃する」」

スザクとエスデスは気配を感じた方に声をかけた

 

「うまく隠れたつもりだったけど・・・やるじゃん。さすが帝国最強と言われる将軍と、最強傭兵団の団長だな。アンタ達にはでかいオモチャを片付けて貰うとするか!」

 

帝具 シャンバラ発動  ゴオオオオオオオ

 

「な、なんだ!?」

 

3人は光に飲み込まれ気が付くと何処かの島にいた

 

「エ・・・エスデスさん・・・俺に痛みをくれ。ただし傷はあまり残らず瞬間的に痛いヤツで頼む」

 

「タツミお前・・・」

 

「そういう趣味だとは、やはり相性抜群だな私達は・・・」

タツミの言葉にスザクは若干引き、エスデスに至っては頬を赤く染めていた

そしてエスデスはタツミにキスした

 

「・・・エスデス周辺を見たいのだが・・・」

 

「うむ、任せろ」

スザクがこの甘ったるい空間から抜け出したいのか、エスデスにそう提案する。エスデスは氷ををタワーのようにし、そこから周辺を見ると島と分かった。タツミとエスデスがじゃれあっていると巨大な危険種が現れた。巨大な危険種はスザク達の方に向かってきた

 

「貴様のような奴は串刺しのし甲斐がある。ヴァイスシュナーベル」

エスデスは無数の氷剣を巨大危険種に向かって投げた。危険種は倒れたがすぐ立ち上がった

 

「・・・あのあいつの頭部のあそこ、いかにも脆そうじゃないですか?」

 

「ん、私と同じ意見だ」

 

「アイツあの部分だけ守っていたからな」

3人は巨大な危険種の弱点の目星をつけた

 

「グラオホルン!」

氷のタワーの側面から鋭く尖った氷が巨大危険種の頭部に伸びて行った。頭部には当たらなかったが、タツミが氷の上を走り頭部を斬った

 

「見事だな」

 

「ああ、しかしいいところを見せて惚れさせようと思ったが・・・こっちがより惚れるだけとはな…折角必殺技名も叫んだのに・・・」

 

ゴッ バキッ

スザクとエスデスが話していると更に2体の巨大危険種が氷のタワーにタックルし氷のタワーが折れた

 

「そちらは任せたぞスザク」

 

「・・・素手は少し厳しいのだが」

 

「ならこれを貸してやる」

エスデスはスザクにレイピアを渡した

 

「助かる」

スザクは落下のスピードを使い巨大危険種の頭部を通り過ぎる際細切れにした

 

「やるな、私も負けてられん。貴様には相応しい死を与えてやる」パチン

エスデスが指を鳴らすと巨大な氷塊が出来、敵を押しつぶした

 

「ご・・・豪快な戦い方だなぁ・・・」

3人は休憩を入れ島の探索に入った。気が付くと日が暮れてきた。3人は戻る方法を探して元の場所に戻り、3人の事を話した(スザクの事は殆ど嘘)

そしている内に上空にエアマンタが飛んでるのを見つけエスデスは走り出した。その瞬間出口が出現した

 

「これで戻れるぞ、タツミ?」

 

「エスデスさん!出口が出現した!先に入ってみる!」

 

「待て!タツミ!」

エスデスが手を伸ばし次に見た者は飛ばされた山頂の景色だった

 

「タツミ?あの一瞬で遠くまで逃げたというのか・・・!?不可能だ!せいぜい数秒だぞ!」

 

(その数秒があれば十分だ)

 

(う~~~)

スザクはタツミを抱え剃を使い上空に逃げた(因みにタツミは武装色の覇気で硬化させ剃のスピードに耐えられるようにした)そして朱雀の力で羽を生やし逃げたのだった

 

「助かりました。ありがとうございますスザクさん」

 

「たく・・・俺がいなかったらエスデスに捕まっていたぞ」

 

「す、すいません、ってかスザクさんも帝具使いだったのですか?」

 

「ああ、俺の帝具は業火神獣 朱雀。融合型生物帝具だ。今飛べているのもこの帝具の力だ」

 

「いいですね。他にはどんな能力が?」

 

「エスデスとは逆に炎を操れる。こんな風にな」

スザクは前方に炎の玉を出現させた

 

「スッゲー!!」

タツミは目を輝かせていた

 

「さて何処に送ればいい?」

 

「えーと、帝都の入口付近で」

 

「O.K」

スザクはタツミを帝都の入口に送っていきアジトに戻った。戻ったら全員から説教された




異世界放浪記でハイスクールD×D編でエクスカリバー編が終われば次の世界に行きます!そこでアンケートを取ろうと思います!!候補としては・・・

1、暗殺教室の世界

2、ワンピースの世界

3、ISの世界

4、トリコの世界
以上となっています!!感想か活動報告で希望を言って下さい!!また感想、評価もよろしくお願いします!!

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