アカメが斬る!第三勢力   作:マスターM

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始まり

翌日スザクはギン、ナハシュ、アカメ、クロメと共に帝都から離れた森に来ていた

 

「さて4人には分かっていると思うが飛ぶ斬撃を習得してもらう。見とけよ?」

 

4人に言い構えたそして

 

「三十六煩悩鳳!!」

 

スザクが放った斬撃は1キロ先にいた土竜に命中し、土竜は倒れた

 

「さて、これを習得すれば剣でも遠くの敵を仕留める事が出来る。特にアカメがこれを習得すれば大きい」

 

「そうだな、村雨の効果と合わしたら強力になるな」

 

「よし、始めるか」

 

ギンが言い4人は練習を始めた

 

数時間後には4人とも習得出来た

 

「流石だな次は・・・」

 

「リーダー!」

 

次の技に行こうとしたがツクシがやって来た

 

「どうした?何かあったのか?」

 

「うん。全員に話しがあるって、タエコさんとガイ君が言ってました」

 

「分かった。全員を集めろ」

 

「はい!」

 

 

 

 

会議にも使われるリビングに、スザク、アカメ、クロメ、ナハシュ、ガイ、グリーン、コルネリア、ポニィ、ツクシ、ナタラ、ギン、タエコそして何故かサヨとイエヤスもいた

 

「何故2人も呼んだ?」

 

俺が聞くとタエコが話始めた

 

「昨日の集まりの後すぐに貴族の娘を監視していたら、地方出身者の茶髪の少年を家に連れて行くのを確認した。問題はその少年がサヨ達と同じ村の者だと分かった」

 

「成程な・・・2人はその貴族達の事は聞いたか?」

 

「はい・・・」

 

「まだ信じられないけど、その話が本当なら今すぐタツミを助けに行きたい!」

 

「気持ちはわかるが深夜になるまで待て。今行くと警備隊は愚か将軍級まで出てくるかもしれないからな」

 

「・・・分かった」

 

「全員準備をしておけ。今回の作戦は全員で当たる!標的は貴族一家とその護衛全員だ!一人も生かすな全員を地獄に落としてやれ!」

 

「はい!/おう!/了解!」

 

スザクが言うと全員が返事をした

 

「俺達も連れて行ってくて頼む!!」

 

「お願いします!!」

 

イエヤスとサヨも同行したいとスザクに頭を下げた

 

「いいだろう。2人は俺から離れるなよ?」

 

「「はい!!」」

 

「それと主、帝国の動きなんだが・・・」

 

「何か不味いことがあるのか?」

 

ナハシュの問いかけに聞くと嫌な名前がでた

 

「エスデスが北の制圧に向かうそうだ」

 

「「「!!?」」」

 

その名前を聞いた瞬間ザワザワし始めた

 

「遂に帝国も本気で北を取りに行く気か」

 

「北には、北の勇者ヌマ・セイカがいるけど・・・」

 

「エスデス相手は不味いわね・・・」

 

「その話は今夜の作戦が終わってからだ。今は貴族達の事に集中しろ」

 

空気が悪くなったのを理解してスザクは注意し今夜の作戦に集中するように促した。そのかいあってか皆気持ちを切り替えた

 

(最初の頃とは違い皆切り替えが早くなったな・・・当然か今まで俺が鍛えたのと多くの実戦を生き抜いて来たからな)

 

 

 

そして日付が変わった深夜スザク達は例の貴族達の屋敷に侵入したが・・・

 

「既に終わっていたか・・・」

 

そう貴族一家とその護衛達は既に死んでいた

 

「だ、誰がやったんだ?」

 

「大体検討はつく、全員屋敷にタツミと言う少年がいないかくまなく探せ!ガイは俺達と共に倉庫に来い」

 

スザクの指示に全員頷きそれぞれ行動に移った

 

 

 

倉庫に到着したスザクは扉を破壊したそこには帝都の闇があった

 

吊るされている死体、拷問にかけられている人とサヨとイエヤスには残酷な現実だった

2人はその光景をみて吐いた。そんな中スザクはガイに指示を出してそこにいた者達を埋めて供養した

 

「戻るぞ」

スザクがそう言えば既に全員揃っていて、スザクの言葉に頷いた

 

 

 

翌日というよりか朝、リビングにサヨとイエヤスを含む全員が集まっていた

 

「今回の犯人は恐らく、いえ十中八九ナイトレイドの仕業でしょうね」

 

「「ナイトレイド?」」

 

「今帝都を震え上がらせている暗殺者集団のことだよ」

 

コルネリアから聞いたことのない名を聞いて2人は何の事だと思った。そこにツクシが簡単に説明した

 

「ただ奴らが狙っているのは、悪行をしている者達で一般人は殺さない」

 

「恐らくタツミはナイトレイドを目撃したから攫われたと考えた方がいい」

 

ツクシの言葉に続くようにギン、ナタラも続いた

 

「何でナイトレイドだってわかるんだ?」

 

「廊下に婦人の死体があったが、その死体は胴体が綺麗に切断されていた。ついでに両腕も」

 

「成程な”万物両断 エクスタス”か・・・」

 

「そのエクスタスってなんですか?」

 

イエヤスの質問にタエコは死体の状況を説明しナハシュが答えた。サヨはまた聞きなれない言葉が出てきたので質問した

 

「エクスタスって言うのは帝具の名前だ。因みに帝具と言うのは約千年前に始皇帝が命じて作った48の超兵器だ。そのエクスタスの持ち主はシェーレ、現在ナイトレイドとして手配書がでている」

 

「成程、じゃスザクさん達全員帝具持ちなんですか?」

 

「いや。帝具を持っているのは、リーダーとアカメとクロメの3人で私達は臣具と呼ばれる約六百年前に作られたものよ。タエコとギンは普通の刀と剣を使っているけど」

 

サヨの質問にコルネリアが答えたが・・・

 

「帝具使いはうちに4人いるぞ」

 

「「「はーーー!!?」」」

 

スザクの言葉に全員驚いた

 

「だ、誰なんだよそいつは!?」

 

「何処にいるの!?」

 

「何の帝具なんですか?」

 

「落ち着け。お前たちが知らないのも無理はない。そいつが仲間になったのはお前達の前で俺の最初の仲間なんだ。そいつは今革命軍に侵入して情報を集めてもらっている。帝具の事は会った時に教えてやる。それより2人はこれからどうするんだ?まだ軍に入りたいか?」

スザクはサヨとイエヤスに聞くと2人は顔を見合わせ頷いた

 

「私達ここに集まるまで話しをして決めました」

 

「「私(俺)達をここの一員にしてください!!」」

と言い頭を下げた

 

「いいの?タツミ君がいるナイトレイドじゃなくって?」

 

「ナイトレイドは何処にいるか分からないし、無暗に探すよりここにいる方がいいと思うのです」

 

2人はスザク達の仲間になる事を決めたようだ、ツクシがタツミの事を聞いたが神出鬼没の集団を探すのは苦労すると答えた

 

「ふっ。歓迎しよう。ただ人を殺したらその瞬間からいつ報いを受けるかわからんぞ?」

 

「覚悟の上です」

 

「俺も」

 

「なら改めてヨロシクな。サヨ、イエヤス」

 

「「はい!」」

 

と言い握手をしたその時イエヤスがフッと思った事を口にした

 

「そう言えば組織名ってあるのですか?」

 

「ああ、あるぞ俺達は、第三勢力『フリーウイング』だ」




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