アカメが斬る!第三勢力   作:マスターM

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お待たせしました!!2年ぶりの更新です!!


コルネリア・タエコ

「リーダー!リーダーとコル姉、タエコの出会いも聞きたい!!」

チェルシーとの出会いを話した数日後アカメが唐突にスザクに言った。

 

「アカメさん達は一緒じゃなかったんですか?」

 

「あの時はアカメ達とタエコ達オールベルグは敵対してたからな。俺がコルネリアとタエコと会った時は殺し合いをしてたんだ」

サヨの問いかけにスザクは答え、アカメ達以外は驚いた。

 

「そう言えばあの時の事は話してなかったな。いい機会だ少し語ろう」

そう言いスザクはコルネリアとタエコと出会った時の事を語り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当時アカメ達は精鋭7人は元皇拳寺羅刹四鬼ゴズキによって育てられていた。そして任務の為トウシの街に来ていた。時を同じくしてオールベルグ相談役のババラとタエコもトウシの街に到着した。

アカメ達がトウシの街に着いた翌日には、チェルシーに暗殺技術を教え終え革命軍に潜りこませた後、各自で情報収集をして帝国の暗殺部隊が動き始めたのと、革命軍がオールベルグを雇った事を掴んだスザクが到着した。

 

「さて、原作ではチェルシーが尾行してナハシュ達の素性を突き止めたが、今チェルシーは革命軍に潜入中・・・ん?」

見聞色の覇気で強い気配がある方に向かっていると、ある宿に到着した。

 

「ここが、アカメ達が泊っている宿か。動くまで休むか」

スザクは部屋から宿の入口を見ていると1組の男女を目撃した。

 

「あれはコルネリアとガイか・・・。もしかしたらこの後動くかもな」

コルネリアとガイが別れた後、ガイの姿が見えなくなるとタエコがコルネリアに話しかけた。

 

「原作道理か・・・チェルシーがなくても尻尾は掴んだみたいだな。介入するのは2人の決着がつく直前だ。コルネリアを死なせはしない。それに神によってクレイジーダイヤモンドは洗脳も解ける事も出来るし。アカメ達も味方にできるだろう」

スザクはワイバーンを創り上空からコルネリアとタエコを尾行した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タエコに連れられ着いたのは廃墟の建物だった。

 

「あ・・・あのタエコさん・・・もしかしてガイを?あいつは確かに男らしい所もあるけど、男らしすぎると言うかケダモノと言うか・・・」

タエコは振り向きざまにコルネリアを斬ろうとしたが、コルネリアは左頬を少し切っれたが回避した。

 

「・・・かわしたか。苦しめたくなかったけど・・・」

 

「・・・タエコさん貴方は・・・」

いきなり襲われたことにコルネリアは動揺したが、切り替えタエコに問いかけた。

 

「私は革命軍に雇われている刺客だよ」

 

「・・・!」

 

「・・・お友達になれると思った。・・・でも・・・私とコルネリアはこうするしかないみたい」

タエコの言葉を聞き、コルネリアは粉砕王を装備した。

 

「・・・襲ってくる敵なら始末する!」

 

「我こそ死神オールベルグの息吹。無常の風。汝を冥府へと導かん」

もう2人の顔は友としての顔ではなく、裏に生きる者の顔になっていた。

2人の戦いは熾烈を極めた。そして遂に決着の時・・・

 

「タエコ・・・決着をつけましょう」

 

「・・・そうだなコルネリア」

 

「はああぁ!!」

コルネリアは風圧での攻撃でタエコ吹き飛ばし、更に追撃をかけた。タエコは同じ所に当て続けて粉砕王を砕こうと剣を振り抜こうとした。

 

「今死なれるのは困るんだよな」

 

「「!!」」

急に現れ、タエコの剣とコルネリアの粉砕王を受け止めた人物・スザクに2人は驚き固まってしまった。

 

「取り敢えず今は寝てもらうぞ」

そう言いスザクは覇王色の覇気を弱めに発動させ2人を気絶さした。

 

「悪く思わんでくれよ?こうしないとお互い友達になれないからな」

スザクはすぐさまクレイジーダイヤモンドを使い、2人の怪我や毒服などを治した。

 

 

 

 

「う~ん。はっ!コルネリアは!?」

数分後タエコが先に目を覚ました。

 

「起きたか」

 

「!!?」

タエコは剣を構え警戒した。

 

「そう警戒するな。傷を治してやった恩人だぞ」

タエコはそこで自身の怪我が治っていることに気付いた。

 

「傷が治っている・・・帝具か?」

 

「帝具は持っているが、お前達を治したのは生まれた時から持っている治癒の力だ」

 

「・・・そっか傷を治して貰った事は感謝するが、任務の邪魔をすれば容赦はしない」

 

「まあ待て。あいつが起きたら説明する」

スザクの鋭い眼光に怯みタエコは大人しくコルネリアが起きるのを待つ事にした。

 

「う、ううん・・・ここは?」

その数分後にはコルネリアが目を覚ました。

 

「起きたか?」

 

「貴方は?」

 

「俺はスザク。第三勢力を作ろうとしている男だ」

 

「「!!」」

スザクの言葉に2人は驚いたような表情をした。

 

「今の帝国は大臣が好き勝手やって腐敗の一途をたぞっている。だから外から壊す革命軍ができたが、俺が目指すのは内と外から帝国を変える事だ。その為には・・・お前達俺の仲間にならないか?」

スザクからの誘いには2人ともまた驚いた。

 

「私は他の皆を裏切れない・・・帝国が腐敗してても。アレ?」

コルネリアはそこで違和感に気付いた。帝国のしている事に疑問に思った事を、疑問に思ったからだ。

 

「どうやら洗脳も解けたようだな」

 

「・・・洗脳?」

 

「お前達暗殺部隊は帝国によって洗脳されていた。が、俺の治癒の力でその洗脳を解いたんだ。お前が俺に協力するなら他の奴等の洗脳も解いてやろう。その時改めて帝国に居続けるか、革命軍に寝返るか、俺の所にくるか決めればいい」

 

「・・・分かったわ。チーフ達を救うまで貴方に協力する」

 

「ああ。よろしく頼む」

スザクとコルネリアは握手した。

 

「さて、お前はどうする?」

 

「私は・・・任務を・・・」

 

「任務じゃねえ、お前自身はどうしたい?たまには自分の好きな事をしてもいいんぞ?今なら少しの可能性だがコルネリアと友達を続けられるかもしれないぞ」

 

「コルネリア。もし、私が貴方達について行けばまたお友達になれる?」

 

「勿論よタエコ。殺す理由はないのだから」

コルネリアの言葉でタエコの腹は決まった。

 

「私もよろしく頼む」

 

「ああ」

スザクはタエコとも握手した。

 

「仮だが歓迎しよう。ようこそフリーウイングへ」

最後に3人が手を取り合った。


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