アカメが斬る!第三勢力   作:マスターM

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初戦闘

「さて2人は当分コルネリアと共に過ごして此処の事を学べいいな?」

 

「はい!」

 

「わかりました」

 

「次に北の状況は?」

 

「既にエスデス軍は帝都を出て早ければ3日後には戦闘は始まると思う」

 

サヨとイエヤスにコルネリアの下に付くように言って北の事を聞くと、ナハシュが答えた

 

「ヌマ・セイカを失うのは痛い。よって救出に行く。メンバーはクロメ、ツクシ、ナタラ、ギン、そして俺の5人で行く」

 

「え?リーダーも行くの?」

 

スザクの言葉にお菓子を食べながらクロメが聞いて来た

 

「エスデスが居る以上殿(しんがり)がいるからな。あいつの相手は並みではないからな。留守の間はアカメとナハシュ頼んだぞ?」

 

「うん」

 

「はっ」

 

「三時間後に出発する急いで準備をしろ」

 

「「「「了解!!」」」」

 

スザクの言葉に4人は返事をしリビングを出た

 

 

 

 

三時間後帝都から離れた森にスザク達はいた

 

「さて行くか」

 

「スザクさんどうやって行くんですか?」

 

「そっか2人はリーダーの帝具の効果知らなかったんだね」

 

「まぁ見てて」

 

スザク達はどうやって行くのかサヨが質問するとコルネリアが言いグリーンが続いた

 

スザクは帽子の様な物を取り出し頭に被った。そして暫くすると目の前に特級危険種のエアマンタとワイバーンが現れた。突然の事にサヨとイエヤスは驚いた

 

「これが俺の帝具″思考創造 アイキャップ″効果は自分が考えた物を作れると言う物だ」

 

「スゲー!!」

 

「何でも作れるのですか?」

 

「まぁ大抵の物は作れるな。さて今から飛ばせばエスデスがヌマ・セイカに接触する前に着くだろ。何かあったら直ぐに知らせを出せよ?」

 

「ああ了解した」

 

「よし!出発!!」

 

スザクの合図でエアマンタとワイバーンが飛び一気に加速し北に向かった

 

「行ったな」

 

「ああ」

 

「リーダーがいるんだし無事に帰ってくるよ」

 

「さて雑魚共、主が言っていた任務を始めるぞ」

 

「標的、首切りザンク」

 

「そしてそいつの帝具″五視万能 スペクテッド″」

 

スザク達を見送り、ガイ、グリーン、ポニィが言いナハシュの言葉で次のターゲットに意識を切り替えた。そして予め聞いていた情報をアカメとタエコが言った

 

「これからは3人ずつで行動した方がいいな」

 

「グリーンの言う通りだ、メンバーはコル姉サヨとイエヤスと、チーフはグリーンとポニィとそして私とガイとタエコだ」

 

「妥当な組み合わせだ。各自夜になったら行動開始だ」

 

「了解!」

 

 

 

そしてその夜は何もないまま終わり二日後には帝都警備隊隊長が殺されているのが発見された。そして警備隊長殺害から二日後ザンクが現れた。ザンクが狙ったのは、コルネリア、サヨ、イエヤスの組だった。最初はザンクが優勢だったが、時間になっても現れないコルネリア達を探しに現れたアカメ達による猛攻でザンクは一気に追い込まれた

 

「ぐっ・・・こんな所で死んでたまるか!」

 

「往生際が悪いぞ雑魚」

 

「お前は何の罪もない民を沢山殺した。だからここで、葬る」

 

ナハシュとアカメの攻撃でザンクは死んだ

 

「よし引き上げるか」

 

「ガイ先に帝具を回収だ」

 

「主達の方は既に始まっているな」

 

「スザクさん達は大丈夫なんでしょうか?」

 

「問題ないと思う」

 

「ど、どうしてですか?」

 

ガイか声を掛けグリーンが帝具を回収するように言っている時、ナハシュは空を見て呟いた。サヨは5人の心配をいたがタエコが大丈夫だと言い、イエヤスが聞いた

 

「リーダーは強いから」

 

「コル姉の言う通り。私達全員で、帝具と臣具使って戦っても手も足も出なかったからね」

 

「リーダーは帝具を使わずに僕達に圧勝したからね」

 

「だから帰ってくるのを信じてな」

 

「はい」

 

「所でそのエスデスってどんな人なんですか?」

イエヤスの質問に全員一致の答えを言った

 

「「「「「「「ドSの塊」」」」」」」

 

「え~と、強さは?」

サヨが少し顔を引き攣らせながら訪ねた

 

「帝国最強だ」

 

「ブドー大将軍と共に双璧の様な者だ」

 

「でも、リーダーなら大丈夫な気がする」

 

ナハシュ、アカメと言い最後にコルネリアが言うと全員頷いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コルネリア達がザンクと戦う数時間前スザク達は北の要塞都市に着いたが既にエスデス軍に半分程壊滅させられていた

 

「少し遅かったか・・・仕方ないクロメ、ツクシ、ギンはエスデス軍の足止めを」

 

「うん」

 

「はい」

 

「ああ」

 

「ナタラは俺と共にヌマ・セイカに接触しに行くぞ」

 

「了解」

 

「後ちゃんと仮面つけておけよ?顔がバレて手配されたらたまらんからな」

 

「「「「了解」」」」

 

「よし、クロメ達は30分したら合流しろ」

 

「うん。わかった」

 

 

ヌマの天幕

 

「ヌマ様!エスデス軍がもうそこまで迫っています!!」

 

「くっ!エスデスがこれ程とは・・・」

 

「ヌマ様!」

 

「今度は何だ!?」

 

「我らの救援に来たと言う物たちが現れました!」

 

「何?その者達は一体何者だ!?」

 

「俺達は第三勢力、フリーウイングだ」

 

「「「!!!」」」

 

ヌマの問いかけに第三者の声が答えて全員武器を構えた

 

「落ち着け俺達はお前達を助けに来ただけだ」

 

「貴様は何者だ?」

ヌマは仮面をつけたスザクに質問した

 

「今は本当の名前が言えないが、骸とでも名乗っておこう」

 

「俺達をどうする気だ?」

 

「俺は今力を溜めている。北の勇者と名高いお前とその兵をこんな所で死なせるわけにはいかん」

 

「お前の目的は何だ?」

 

「俺は帝国を内と外から変えたいだけだ。内からと言うのは良心派を大臣の手から守り外からは帝国周辺の異民族達と同盟を結び大臣派を排除することだ。その為に俺はお前達が欲しい、俺と共に来ないか?」

 

「フフフ、ハハハハハ!面白い奴だいいだろう。俺以下全ての北の異民族はお前のいや貴方様の下に付こう」

ヌマがそう言いながら片膝を折り頭を下げた。それを見た兵達も膝を折り頭を垂れた

 

「よしお前達は俺の仲間達と共に此処を脱出しろ。ナタラお前はヌマ達を連れて脱出地点に向かえ、殿は俺が引き受ける」

 

「了解しました!さぁ此方に」

 

「だが・・・いや、分かった」

 

スザクの言葉に反論しようとしたが彼の下に付いた以上従うと決めナタラと共に脱出地点に向かった

 

誰もいなくなりスザクはとてつもない殺気を感じた

 

「遂に来たか、エスデス」

 

 

 

 

 

 

 

 

スザクがヌマと話す少し前

 

「ふん、北の異民族もたいしたことないな」

エスデスはつまらなそうに言った

 

「どこかに・・・私を満足させてくれる敵はいないのか」

エスデスが呟いた直後最後尾から激しい音が聞こえた

 

「何だ?」

 

「申し上げます!後方に敵襲!人数は3名ウチ1人が帝具使いだと思われます!!」

 

「このタイミングで敵襲か何かあるな・・・後方に三獣士を回せ!私達はこのまま敵本陣に行くぞ!!」

 

「はっ!」

 

「さて、何が出てくるか楽しみだ」

と言い殺気を出し天幕まで近づいた

 

 

スザクは天幕の外で待っていた

 

「貴様が北の勇者ヌマ・セイカ、ではないな何者だ?」

 

「俺は第三勢力フリーウイング、リーダー骸。ヌマ・セイカは俺の下に付いた。俺がここに残った目的はお前の足止めだエスデス!」

 

「私に勝てると言うのか?」

 

「いや、勝つ必要はないただ時間を稼ぐだけだ」

 

「ならこの攻撃を防いでみせろ〈ヴァイスシュナーベル〉」

無数の氷の刃がスザクに襲い掛かろうとした。スザクはアイキャップで前方に巨大な壁を作り全て防いだ

 

「帝具使いか面白い!!」

サーベルを構え壁を切りに行った。しかしそこにスザクの姿はなかった

 

「後ろがガラ空きだ。六王銃!!」

 

「グッ!」

 

エスデスは咄嗟に氷でガードしようとしたが少し間に合わなく横っ腹に少し掠った

 

「チッ、防がれたか」

 

「私に傷を付けるとはやるではないか貴様」

 

「「「エスデス様!!」」」

 

「ん?貴様たちは後方に行けと言ったはずだが」

 

走って来たのは三獣士だった

 

「後方に行くと敵は既に引いていました」

 

「如何やらあいつ等も脱出したみたいだな。俺もここ等で引くとしよう」

 

「行かせると思うか!〈ハーゲルシュプルング〉!!」

巨大な氷塊を投げつけるが、スザクは嵐脚で真っ二つに切った

 

「今日はここまでだが次は完全に叩きのめす」

と言い剃と月歩で退却した

 

 

 

 

 

「第三勢力、フリーウイング。そして骸か。見つけたぞ、私を満足させられる敵を」

そう言うエスデスの顔は狂気に染まっていた


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