アカメが斬る!第三勢力   作:マスターM

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フリーウイングの帝具使い達

三獣士を打ち破り三獣士の帝具を手に入れチョウリを無事帝都まで送り届けたスザク達はアジトに戻り報告をしていた

 

「三獣士は打ち破り帝具を回収出来た。それとチョウリ殿の娘スピアが仲間に加わった」

 

「スピアです。これからよろしくお願いします」

と言い頭を下げた

 

「三獣士の帝具の一つはクロメの骸人形になったが、まだ二つある誰が持つ?」

 

とスザクがベルヴァークとブラックマリンを出し問いかけると・・・

 

「リーダー!斧の帝具俺にくれないか?」

言ったのはガイだった

 

「その斧すごく重いんだろ?だったら筋肉が一番ある俺が使う方がいいだろ?」

 

「確かに″筋肉だけ″ならガイがリーダーの次にあるからね」

 

「そうだね。″筋肉だけ″ならガイがあるからね」

 

ガイが言った後にポニィとグリーンも続いた。筋肉だけを強調して言っていたが・・・

 

「うるせぇ!それじゃ俺が筋肉しか取り柄がないみたいじゃねえか!!」

 

「実際そうでしょう?」

 

「こ、コルネリアまで・・・」

 

ガイの反論にコルネリアが答えガイは落ち込んだ

 

「まぁベルヴァークはガイが持つとして、ブラックマリンは誰が持つ?」

 

スザクが全員に問いかけるとツクシが呟いた

 

「ギンちゃん持たない?」

 

「何故私なんだ?」

 

「だってギンちゃん、臣具も持っていないんだよ?この先剣だけだったら危ないと思って・・・」

 

「確かにツクシの言い分に一理あるが、大事なのは本人次第と言う事だ。ギンどうする?」

 

ツクシの説得とスザクの問いかけにギンは・・・

 

「・・・リーダー、貰ってもいいかな?ツクシの言う通りこれからはもっと強い奴らが出てくると思う。私は守られるだけなのはイヤだ。私は皆と共に強くなりたい!」

 

「その固い意志があれば大丈夫だな。よしベルヴァークはガイ、ブラックマリンはギンが持つが反対の者はいないか?」

 

スザクが全員に聞くと異議はないのか全員頷いた

 

「よし。数日休みにするから英気を養え」

 

『はい!』

 

スザクはリビングを出て二階にある自室に入った。窓に二級危険種のマーグファルコンが止まっていて足に手紙が付けられていた。スザクはマーグファルコンを部屋の中に入れ手紙を呼んだ

 

「竜船に行くのか。確かチョウリ殿も行くと言っていたしそこに便乗させてもらおうかな?連れて行くメンバーは帝具持ちだな。アイツを含めウチの帝具使いを全員集合だな、さて返事を書くか」

 

スザクは手紙の返事を書きマーグファルコンの足に付け革命軍にいる最初の仲間の元に送った

 

 

 

 

 

 

数日後

 

「さて今日から活動を始める。最初の仕事は二組に分かれて行う」

 

「何の仕事?」

 

「護衛任務だタエコ。護衛対象は良識派の文官とチョウリ殿だ」

 

「何処と何処に行くんだ?」

 

「どう分かれるの?リーダー」

 

場所と組み合わせをガイとコルネリアが聞いた

 

「チョウリ殿の方は竜船、メンバーは帝具持ち全員で、文官の方は帝都から北の村だ。メンバーはメラとスピア以外だ」

 

「ちょ、ちょっと待って下さい!なんで帝具使いが全員同じなんですか!?」

 

スザクの振り分けにツクシが聞いた

 

「竜船に俺の最初の仲間も革命軍のスカウトとして向かうと手紙が来ていた。この際ウチの帝具使いを全員集めるいいきっかけだと思っただけだ」

 

「じゃ、メラさんとスピアさんを除いたのはどうしてですか?」

 

「スピアはヌマに会いたいっと言っていたから、メラにオールベルグ本部に連れて行ってもらおうと考えたんだ。他に何か質問はあるか?」

 

サヨの質問に答え他にないかと聞くと全員ないのか首を横に振った

 

「よし北の村の組は今日の昼から行ってもらう。傭兵の恰好で行け」

 

フリーウイングは表向きは傭兵として活動している。恰好は黒い軍服みたいな物で背中に朱雀の絵が描かれている

 

『了解!』

スザクの言葉に帝具持ち以外返事をしてリビングから出て行った

 

「メラ、スピアを頼んだ」

 

「ええ、行きましょうスピア」

 

「はい。スザクさん達も気を付けて下さいね」

 

「ああ」

 

メラとスピアもリビングから出て行った

 

「さて俺達もチョウリ殿のもとに行くか」

 

『はい』

 

 

 

 

 

 

チョウリ邸

 

「チョウリ殿遅くなりました」

 

「いやまだ時間に余裕はあるから大丈夫だ」

 

「今日は無理を言ってすいませんでした」

 

「君の頼みなら何でも聞くからな」

 

「恐れ入ります。少し早いですけど向かいますか?」

 

「そうだな行くとしよう」

 

「わかりました。前方は俺とナタラが、右にアカメ、左にクロメ、後方にガイとギンがつけ」

 

『了解!』

スザクの言葉に5人が返事をした。そして一行は竜船に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北の村に向かったメンバーは・・・

 

「はいどうぞ」

 

「まだ沢山あるから慌てないでね」

グリーンとツクシは備蓄米を配っていた

 

チョウリが無事に帝都につき良識派はフリーウイングの事を信用し、警備を要請するようになった

 

現在、ナハシュ、ポニィ、タエコ以外のメンバーは備蓄米を配っていたり家の修繕をしていた。因みにナハシュ達は村への食料調達のため狩りをしている

 

その様子を離れた木から一人の男が見ていた

 

「備蓄米かぁ・・・さすが良識派ナイス施しだな!」

その男ラバック、ナイトレイドの任務でこっそりと良識派を護衛している

 

「にしてもあの軍服連中かなり出来そうだな・・・」

ラバックはフリーウイングのメンバーを見て呟いた

 

「これなら襲われても大丈夫だな。一応帝都に戻るまで見とくか」と言いこっそり護衛を続けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてスザク達帝具持ちは現在竜船のパーティー会場にいた6人ともチョウリが目視出来る所で座っていた

 

「リーダー~」

 

アカメがスザクにある事を訴えた

 

「あの肉が食べたい!」

 

「私はあのお菓子~」

 

「チョウリ殿は好きにしても良いって言っていたし、俺達もあの料理を食べてもいいだろう?」

 

アカメ、クロメ、ガイは並んでいる料理を見て食べたいとスザクにお願いしていた

 

「アイツが来たら食べていいからもう少し待て」

 

スザクがそう言い話していたら、赤いドレスを着た女性がスザク達の方に歩いて来た。スザク以外の5人は立ちスザクの前に立とうとしたがそれをスザクが止めた。

そして女性はスザクに声を掛けた

 

「久しぶりね、スザク」

 

「ああ、久しぶりだな・・・

 

 

 

チェルシー」

 

女性・・・チェルシーが来たことでフリーウイングの帝具使い全員集合となった

 

 

「紹介するな。俺の最初の仲間で、現在革命軍にスパイとして侵入してもらっているチェルシーだ」

 

「チェルシーよヨロシクね。私の帝具はこれ、変身自在 ガイアファンデーションよ」

自己紹介と帝具を見せた、チェルシーの帝具は化粧箱みたいなやつで名前の通りどんなものにでも変身出来る

 

「アカメだ、帝具は一斬必殺 村雨だ。よろしく頼む」

 

「妹のクロメだよ。帝具は、死者行軍 八房だよ。骸人形に帝具使いがいてその帝具が軍楽夢想 スクリームだよ」

 

「ナタラです。帝具は、五視万能 スペクテッドです。よろしくお願いします」

 

「ガイだ。俺様の帝具は、二挺大斧 ベルヴァークだよろしく」

 

「ギンだよろしく。私の帝具は、水龍憑依 ブラックマリンだ」

 

スザクの紹介を受けチェルシーも自己紹介と自身の帝具を教えた。その後はアカメから順番に自己紹介を始めた

 

「スザクを含めて六分の一の帝具があるなんて、フリーウイングは凄いね」

 

「出来れば三分の一は欲しいな」

 

「相変わらず欲張りだね」

 

「ふ、そうだな。積もる話もあるし俺の部屋で酒を飲みながら話さないか?」

 

「お、いいね!賛成」

 

「お前達はもう好きにしていいぞ。但し何かあったら直ぐに知らせろよ?」

 

『は~い』と言いアカメ、クロメ、ガイは料理に向かって行った

ナタラはチョウリが見える範囲で休み始め、ギンは風に当たりに行った

 

そしてスザクとチェルシーはスザクの部屋でワインを飲もうとしていた

 

「「乾杯」」

グラスにワインを入れグラスを軽く当て乾杯をした

 

「ん~美味しいわねどこのワイン?」

 

「帝都の隅にある店のワインだ。香りも良く風味が良いから気に入っている」

 

「へ~今度行ってみたいからお店教えて」

 

「いいぞ、あそこは・・・」

2人はそのまま話をしながらワインを楽しんだ

 

二本目を開けた時にチェルシーからある報告を受けた

 

「そう言えば、帝都から南東に30キロ離れた所に遺跡が見つかってそこに帝具があるらしいよ」

 

「なんだ?革命軍は帝具を取りに行っていないのか?」

 

「何でも遺跡に入ろうとすると火が付いて進めないんだって」

 

「詳しい場所を教えてくれ、今度行ってみる」

 

「うん、ここなんだ」

 

2人はその後目的地に着くまでこれからの事を話していた

 

「目的地に着いたな。チェルシーまた何かあれば直ぐに連絡をよこせよ?」

 

「分かっているわよ。相変わらず心配性ね」

 

「スパイをさせているのは俺だからな、心配位するさ」

 

「・・・ありがとう、心配してくれて」チュ

 

そう言いチェルシーはスザクのホッペにキスをした

 

「え・・・」

 

「また会いに行くわ」と言いチェルシーは部屋を出た

 

残されたスザクはナタラが迎えに来るまで固まっていた


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