超次元GAME Neptune with EX-AID 〜What is your name? 〜   作:星ノ瀬 竜牙

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あっさり次話書けちゃいました。
戦闘シーンないってこんなに楽なんですね……

とりあえずあと1話はGW中に投稿できそうです。


Joining a group!黒い少女は何者?

「はい。これで治療完了です。

と言ってもえむえむができてなかった部分に消毒して絆創膏を貼っただけで、

たいしたことはしていませんが」

 

「小さな傷全然見えてなかった……視力悪いんだな、俺。

なんで今戦えてるのか疑問だけど……眼鏡要るかな……?」

 

コンパがノワールの傷の手当てを終えたところで

エムは眼鏡買うべきかなぁ……とボヤいていた。

 

「いえ、そんなことないわ。ありがとう。

……えー……っと、確か、コンパ、って言ったわよね。

あなたは、その……ネプテューヌのお友達なの?」

 

ノワールはコンパにお礼を言い、気になった事を質問する。

どうやらネプテューヌとどういう関係なのか知りたいようだ。

 

「はいです。プラネテューヌにいた頃に、倒れていたねぷねぷを介抱して以来、

ねぷねぷとはふかーい仲ですぅ!」

 

「それはまだ言う程深くないというツッコミを入れるべきなのだろうか……」

 

コンパの発言にエムは小声で呟く。

 

「エム、それはツッコまない方が良いと思うわよ?

ところで、ノワールはどうしてこんな危険なところに一人でいたの?」

 

エムの呟きに返しながらアイエフはノワールに問いかける。

 

「それに傷だらけでした」

 

コンパも疑問に思ったのか少々不安そうにノワールを見る。

 

「そ、それは……」

 

ノワールは流石に答えづらいらしく、口篭る。

当たり前だろう、今はバレていないとはいえ……

自分が皆を襲って返り討ちにあった者です。なんてあっさり言えるものではない。

言えるとすればそれはよっぽどの怖いもの知らずか、天然か、大馬鹿者だろう。

 

それを見たアイエフはノワールに疑いの目を向ける

 

「……怪しいわね」

 

(おい、どうするんだノワール……

お前完全に疑われてるぞ……容疑者Xならぬ容疑者Nになってるぞ……)

 

ある程度気付いているエムはどうするべきか悩みつつ不安そうにノワールに視線をやる。

 

「え、っと……そのぉ……それは私もよく分からないというか、何ていうか……」

 

「そ、ソレって……もしかして!?」

 

(あちゃあ……こりゃ駄目だ……完全に……アウトだ。

ノワールェ……ネプテューヌに気付かれるって相当駄目じゃねぇか……)

 

口篭っていたノワールにもしや!?となるネプテューヌ。

エムはそれを見て、バレないように頭を抱える。

口には出してないが、何処ぞの八時に集いそうなドリフのリーダーよろしく、

ダメだこりゃ。と言いそうな顔だった。

 

「もしかしなくとも……記憶喪失仲間!?」

 

「ズコォーッ!?」

 

だが、ネプテューヌの答えはエムの予想の斜め上をいったようだ。

そして、エムは何処ぞの新喜劇よろしく思いっきりズッコケた。

それはそれは綺麗にズッコケた。

 

「え?あ、そ、そうそう!記憶喪失!

あぁっ!思い出せない!きっとモンスターに襲われたせいだわ、ドウシヨー!?」

 

(いやいやいやいや!?無理あり過ぎるんだろ!?

棒読み過ぎるし!完全ダウトじゃねぇか!?)

 

ノワールはネプテューヌの答えに便乗して言うが無理があった。

それこそ普通なら簡単に嘘だと見抜ける程に。

エムはそれ故に口には出さないがツッコミを心の中で入れている。

 

「……何、そのわざとらしい演技」

 

アイエフは少し引きながらノワールにツッコむ。

 

(デスヨネー、やっぱり即席過ぎてバレバレだよネ!)

 

エムはですよね!と心の中でツッコミを入れる。

ちなみにこの時、エムの顔は-∀-といった感じで目が横一本線になっていたりする。

 

「記憶喪失じゃお家の場所が分からないです!?

それだと帰れないですね……困ったです」

 

「うんうん、わかるよ。記憶喪失って、本人はなんともないのに、

やたらと周りが気を使ったり、同情されたりしていろいろ大変だよね」

 

「え?」

 

「あー、たしかに……しかも記憶喪失系主人公になると基本的に闇抱えてるしなぁ、

ちょっと共感できr……って……え?今なんて言った?」

 

コンパが心配そうにノワールを見つめ、

ネプテューヌが頷きながら、記憶喪失あるあるを言う

 

それを聞いたアイエフはえ?と驚いた顔をし、

エムはネプテューヌの言葉にわかるわかる。と頷いた後、

あれ?と首を傾げる。自分の聞き間違いだろうか?とエムは思ったのだろう。

だが、残念。聞き間違いなどではない。

 

「そうだ!困ったことがあったら何でもわたしに相談してね。

記憶喪失の先輩として、相談に乗ってあげる!」

 

(駄目だー!?天然(コンパ)おバカ(ネプテューヌ)コンビが完全に騙されていらっしゃいますノォーゥ!?

もうちょっと疑う事を覚えてェー!?)

 

ネプテューヌのその言葉聞いたエムは嘘だろ!?とネプテューヌ達を見る。

というか、あっさり騙されてるネプテューヌ達の事を考えると不安になっているようだ。

頑張れ、我らが主人公。いずれやってくる胃痛と頭痛にも負けるんじゃないぞ!

 

「そ、それは助かるわ……」

 

ノワールはこんな簡単に騙されるとは思っていなかったのか

少し笑みを引き攣らせながら感謝の言葉を述べる

 

「ところで、これからノワールさんはどうするです?

お家がわからないと、どこに送り届けていいかわからないです」

 

「……そうね……ハァ。

試しに教会にでも届けてみたら?教会なら保護してくれるんじゃないかしら?」

 

コンパの困った様子に

何処か呆れたようにアイエフはため息を吐き、教会はどうだ?と案を出す、だが……

 

「えぇっ!?」

 

「教会は駄目です!

女神さんを呼び捨てにするような人たちがいる所に安心して任せることなんてできないです!」

 

ノワールは流石にそれはまずいと思ったのか驚き、

コンパはあの時の教会の職員の態度を思い出し、猛反対する。

 

「俺もコンパの意見に賛成だ。今のあそこはきな臭い。

信頼に値できる組織ではないと思うぜ」

 

「……っ」

 

エムもコンパの意見に賛成する、がその言葉を聞いたノワールは少し暗い表情をする。

まるで何もできていない自分が悔しい。そんな雰囲気を漂わせていた。

 

結局どうすべきか。と悩んでいるところで、ネプテューヌから一つ案が出る。

 

「そうだ!

記憶が戻るまで、わたしたちと一緒にいようよ!」

 

(あ、危なかったぁ……)

 

(いや、そんな表情しても普通の人には勘づかれるからね?

あの二人が例外なだけで、俺とアイエフは気付いてるからね?)

 

それを聞いたノワールはホッと安心して息を吐く。

が、それを見たエムは心の中で再びツッコミを入れるのであった。

 

「(教会なんかに連れて行かれたら正体がバレるどころか、保護されたなんて

説明されたら今以上に私の立場がなくなっちゃうじゃない

ひとまず、ここはネプテューヌの言葉に甘えてしばらく一緒に……)って

……えぇっ!?一緒ぉ!?」

 

ノワールは色々と思考していたが、ネプテューヌの意見が予想外だったのか目を丸くする。

彼女はラステイションの教会とは深い関わりがあるだけでなく、

記憶喪失になる前のネプテューヌとはそれなりの腐れ縁でもあるのだ。

いきなりは色々と心の準備がいるだろう。

 

「もしかして嫌だった?

けど、せっかくの記憶喪失仲間同士なんだし、仲良くしようよ!」

 

「そうです。その方が教会に任せるよる、ずーっと安心です。

それに、人数が増えたほうが楽しそうです!」

 

(多分そういう意味じゃないと思うぞ……)

 

ネプテューヌとコンパの言い分にエムは心の中でツッコミを入れる。

事実、エムの予想通りである。

 

「あ、いや、嫌とかそんなんじゃなくて……

えーっと、その、驚いたっていうかなんていうか……」

 

流石に本当の事は言えないのか、徐々に声が小さくなっていくノワールだった。無理もないが。

 

「じゃあ、決まりー!改めて、よろしくね。ノワール!」

 

ネプテューヌはそんな風に笑った。

 

 

(それにしても……教会に連れていくって話した時やけに反応したな。

まるであそこに行きたくないってレベルで。

……ラステイションを治めるのはブラックハートって女神様だったか?

……黒色メイン……それにあの白髪の少女はおそらくノワール。

変身できる……つまり……いや、まさか……な)

 

ノワールの慌てようなどから、エムは一つの予想に至る。

だが、まだ予想なだけで確信にも至っていないので口には出さないようだ。

こう見えてこの男。割と頭の回転が早く、勘が鋭い。

ただ、異性からの好意にはまぁまぁ鈍いのが玉に瑕である。

 

「さて、そろそろラステイションに帰ろうぜ。

シアンに報告もしないといけないしな」

 

いくら考えても仕方がないと思ったのか、エムは話を切り替える。

 

「あ!そうだった!わたしたち、シアンの依頼を受けてここに来てたんだ!」

 

「忘れてんのかあああい!?」

 

すっかり忘れていたネプテューヌに思わずツッコミを入れたエムだった。

 

今日も平常運転である。

 

「……いつもこんなやり取りをしてるの?」

 

「……そうなのよ」

 

「……大変そうね。主にエムが」

 

「そうね……」

 

それを見た、ノワールとアイエフがそんな会話をしていたのを

エムとネプテューヌは知らない。

 

-WHAT'S THE NEXT STAGE?-




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