オリジナルキャラ、オリジナル設定、擬人化等苦手な方はブラウザバック推奨です。
それでも良いという方は、お付き合いください。
そうして、ヒトミはエーテルパラダイスに出いるする回数が増えた。
「血液検査、CTスキャン共に特に異常は見当たりませんねぇ」
「ん~、そっち方面の変化はないのか……」
「なにしろ二年前の事ですからねぇ、分からなくなってる可能性もありますね」
ヒトミはザオボーと休憩室で、資料を読み合せている。研究が進むかと思っていたが、そう簡単に行くものではないようだと二人は肩を落とす。
「う~む、色々と試しては見ているものの、あまり進捗は……あ、今結果が出たみたいですね」
端末を操作して、最新の結果報告がザオボーに届く。
「どうだ、良い結果は出たか?」
各試練の間やシェードジャングルやマリエ庭園等での、ポケモンや植物などを採取して、様々な検査を行っている。もしかすれば、そこで何か見つかるかもしれないとヒトミが提案して、土地にある動植物鉱石など、様々な実験を繰り返しているが、発見には至らない。
「ん~、微妙な所ですねぇ。ウルトラホールの固有周波数と近似値は出ているのですが……誤差の範囲内なんですよねぇ」
「まじかぁ……データ不足だなぁ」
ウルトラホールと近い反応はあるのだが、確証には近づけていない。データ収集をしてはいるものの、これというものに当たらない。
「アローラ地方限定の事象ですし、他の地方の検証結果も取り寄せてみましょうか」
端末を操作し、他地方の物質と比較して、何がウルトラホールと関係しているのかを断定に繋げようと言う手法だ。それには膨大な時間が掛かってしまう。そんな事していては、時間がいくらあっても足りないだろう。勿論、他に方法がなければそうするしかないのだが、ヒトミは別の方法がないかと頭を悩ませる。そして、ひっかかったところがあって、ザオボーに聞き返した。
「……ザオボー、さっきなんて言った?」
「ん、他の地方の検証結果ですか? でも、そこそこ時間掛かりますよ?」
「いや、違う、その前」
「アローラ地方限定の事象……ですか?」
「……アローラ地方限定、か」
そう、サンムーンの新要素のメインでもある。もう一つあるのだ。
「……ヒメ、頼むよ」
ヒメがぷいっ、と首を横に振る。ヒトミがポケ豆を取り出すと、ヒメの視線がポケ豆に向かう。偶々手に入れた柄つきのポケ豆だ、一つしかないから勿体無い病で使えなかったのだが、今がその時とヒトミがなくなくヒメに手渡す。
「しゃらんら♪」
買収は完了し、実験が始まる。
「それでは、検証開始します!」
白で統一された大きな空間。例えポケモンが暴れても大丈夫なように設計されたトレーニングルームだ。技の検証や危険物を取り扱う際、または狂暴なポケモンの保護などにも使われているらしい。
「いくぞ、ヒメ!」
「しゃらんら!」
両手を合わし、Zストーンが反応する。
自分の体に力が巡るのを感じる
それと同時にZクリスタルの共鳴
高まる力とヒメと繋がる感覚
しゃがみ込み、ゆっくりと天を衝く
それは命を、植物の成長を想起させる
両手を広げて、生命の開花を現す!
「しゃらんら!」
草タイプ ブルームシャインエクストラ
周囲に草がない為、普段より威力は落ちるが、ソーラーブレードがより強く光り輝く。
「……オッケーです。測定纏めますんで休憩してください」
アナウンスがトレーニングルームに響く。Z技に慣れはしたものの、やはり疲労感は残り、疲れの色が見える。ヒメも同様の様で、ヒトミは頭を撫でてポケ豆を食べさせる。
「しゃらんら」
いつまでもそこにいても仕方がないので、検証結果を見るためにトレーニングルームをでる。
「どうっすか」
「ノイズが多いので、やっぱり判別は難しいですね。けれど、やっぱりところどころ、ウルトラホールに近い数字が出てます」
「う~ん、関係はあるんでしょうけど」
固有周波数を重ね合わせても、部分的に重なるだけで、正確なデータをとれない。
「ここ、俺とラランテスの固有周波数のデータ取ってます?」
「あ、はいそちらもとってありますよ」
研究員がデータを探すとすぐに出てきた。
「それに今回のデータと合わせて、周波数を引くと……」
「すごい、すごいですよ! ウルトラホールよりもかなり微小ではありますが、固有周波数は全く同じ形を示してます!」
「と言う事は、Z技自体が微小なウルトラホールという事ですね! これは、新しい発見ですよ!」
「やったな、ザオボーさん!」
「やりましたね、ヒトミさん!」
拳をザオボーと合わせる。一カ月間続けてきた研究が一歩進んだ瞬間だった。
読了ありがとうございます。今回もポケモンのデータなどはないです。
ちなみに、エーテルパラダイスでは擬人化はしてないので、ザオボーさんやその他財団メンツには擬人化は知らない状態です。
現状知っているのはククイ博士とマーレイン、という状態になっています。
今回はここまで、次回もよろしければお付き合い頂ければ幸いです。