君はルールを守る人?破る人?   作:3148

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Z日本晴れ型ラランテスを考えて、最速オドリドリと同速、最速メガガブリアス抜きという現実にそっとじしたので初投稿です。

オリジナルキャラ、オリジナル設定、擬人化等苦手な方はブラウザバック推奨です。

それでも良いという方は、お付き合いください。


第二十一話

  そうして、ヒトミはエーテルパラダイスに出いるする回数が増えた。

「血液検査、CTスキャン共に特に異常は見当たりませんねぇ」

「ん~、そっち方面の変化はないのか……」

「なにしろ二年前の事ですからねぇ、分からなくなってる可能性もありますね」

ヒトミはザオボーと休憩室で、資料を読み合せている。研究が進むかと思っていたが、そう簡単に行くものではないようだと二人は肩を落とす。

「う~む、色々と試しては見ているものの、あまり進捗は……あ、今結果が出たみたいですね」

端末を操作して、最新の結果報告がザオボーに届く。

「どうだ、良い結果は出たか?」

各試練の間やシェードジャングルやマリエ庭園等での、ポケモンや植物などを採取して、様々な検査を行っている。もしかすれば、そこで何か見つかるかもしれないとヒトミが提案して、土地にある動植物鉱石など、様々な実験を繰り返しているが、発見には至らない。

「ん~、微妙な所ですねぇ。ウルトラホールの固有周波数と近似値は出ているのですが……誤差の範囲内なんですよねぇ」

「まじかぁ……データ不足だなぁ」

ウルトラホールと近い反応はあるのだが、確証には近づけていない。データ収集をしてはいるものの、これというものに当たらない。

「アローラ地方限定の事象ですし、他の地方の検証結果も取り寄せてみましょうか」

端末を操作し、他地方の物質と比較して、何がウルトラホールと関係しているのかを断定に繋げようと言う手法だ。それには膨大な時間が掛かってしまう。そんな事していては、時間がいくらあっても足りないだろう。勿論、他に方法がなければそうするしかないのだが、ヒトミは別の方法がないかと頭を悩ませる。そして、ひっかかったところがあって、ザオボーに聞き返した。

「……ザオボー、さっきなんて言った?」

「ん、他の地方の検証結果ですか? でも、そこそこ時間掛かりますよ?」

「いや、違う、その前」

「アローラ地方限定の事象……ですか?」

「……アローラ地方限定、か」

そう、サンムーンの新要素のメインでもある。もう一つあるのだ。

 

 「……ヒメ、頼むよ」

ヒメがぷいっ、と首を横に振る。ヒトミがポケ豆を取り出すと、ヒメの視線がポケ豆に向かう。偶々手に入れた柄つきのポケ豆だ、一つしかないから勿体無い病で使えなかったのだが、今がその時とヒトミがなくなくヒメに手渡す。

「しゃらんら♪」

買収は完了し、実験が始まる。

「それでは、検証開始します!」

白で統一された大きな空間。例えポケモンが暴れても大丈夫なように設計されたトレーニングルームだ。技の検証や危険物を取り扱う際、または狂暴なポケモンの保護などにも使われているらしい。

「いくぞ、ヒメ!」

「しゃらんら!」

両手を合わし、Zストーンが反応する。

自分の体に力が巡るのを感じる

それと同時にZクリスタルの共鳴

高まる力とヒメと繋がる感覚

しゃがみ込み、ゆっくりと天を衝く

それは命を、植物の成長を想起させる

両手を広げて、生命の開花を現す!

「しゃらんら!」

草タイプ ブルームシャインエクストラ

周囲に草がない為、普段より威力は落ちるが、ソーラーブレードがより強く光り輝く。

「……オッケーです。測定纏めますんで休憩してください」

アナウンスがトレーニングルームに響く。Z技に慣れはしたものの、やはり疲労感は残り、疲れの色が見える。ヒメも同様の様で、ヒトミは頭を撫でてポケ豆を食べさせる。

「しゃらんら」

いつまでもそこにいても仕方がないので、検証結果を見るためにトレーニングルームをでる。

 

 「どうっすか」

「ノイズが多いので、やっぱり判別は難しいですね。けれど、やっぱりところどころ、ウルトラホールに近い数字が出てます」

「う~ん、関係はあるんでしょうけど」

固有周波数を重ね合わせても、部分的に重なるだけで、正確なデータをとれない。

「ここ、俺とラランテスの固有周波数のデータ取ってます?」

「あ、はいそちらもとってありますよ」

研究員がデータを探すとすぐに出てきた。

「それに今回のデータと合わせて、周波数を引くと……」

「すごい、すごいですよ! ウルトラホールよりもかなり微小ではありますが、固有周波数は全く同じ形を示してます!」

「と言う事は、Z技自体が微小なウルトラホールという事ですね! これは、新しい発見ですよ!」

「やったな、ザオボーさん!」

「やりましたね、ヒトミさん!」

拳をザオボーと合わせる。一カ月間続けてきた研究が一歩進んだ瞬間だった。

 




読了ありがとうございます。今回もポケモンのデータなどはないです。
ちなみに、エーテルパラダイスでは擬人化はしてないので、ザオボーさんやその他財団メンツには擬人化は知らない状態です。
現状知っているのはククイ博士とマーレイン、という状態になっています。

今回はここまで、次回もよろしければお付き合い頂ければ幸いです。
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