君はルールを守る人?破る人?   作:3148

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トリル下でウルガモスにドヤ顔でメガネラランテスを後投げしたら、舞ったあとなのにビビって引いてそのまま三タテ出来てしまったので初投稿です。(相手のプレイミスではありますが、やっぱり三タテはうれしいですw)

オリジナルキャラ、オリジナル設定、擬人化等苦手な方はブラウザバック推奨です。

それでも良いという方は、お付き合いください。


第二十三話

 「ヒトミさん、話したい事が」

ザオボーから呼び出されて、ヒトミはいつものようにエーテル財団に行く。勿論、スカル団の船で地下からだ。

「ザオボーさん、どうしました。ウルトラボールの考察はまだ出ませんよ」

ヒトミはあれからどう頭を悩ませ続けたが、方法は見つっていない。ゲームをプレイしただけでは、ほとんど情報出てないため、分かないのも無理はない。

「ルザミーネ代表から、ウルトラボールの開発の許可が降りました」

「……うっそだろ」

ザオボーから告げられる驚愕の言葉に、ヒトミはただ呆然とする事しか出来なかった。

「現在、アローラ地方各地で、材料の交渉を始めてる状態です。ということで、そちらの事で協力を必要になりましたら、改めて連絡させて頂こうと思います」

「やっべぇ、これで成功しなかったらどうするんすかねぇ」

「と言われても、オッケー出ちゃったからやるしかありませんよ。失敗したら減給じゃすみませんからねぇ」

ザオボーさんが肩を落とす。ザオボーの目の下にくまが出来ており、ろくに睡眠がとれていない事が見てわかる。作業の忙しさか、もしくはストレスによる不眠症か。どちらにしても無理難題であることは明白だ。

「まぁ、悪い事ばかりではないんですけどね。代表も最近の研究の進行具合に大変喜んでおられますし、成功したら昇進間違いないですよ、これは!」

悪そうな体調とは反対に、前向きな言葉を発するザオボー。ゲームでも降格された後もチャンピオンに挑戦したりしているので、基本前向きな性格なのかもしれない。ハウとグラジオとのやりとりで性格捻くれてるイメージもあるが、悪人として描かれているイメージはあまりない人物だ。

「それでは、また何かありましたら連絡します。是非、よろしくお願いしますね!」

がっしりと肩を掴まれた。ザオボーの虚ろな瞳は、失敗した時は道連れだからと言わんばかりだ。危機感に襲われたヒトミは、苦笑いで逃げる算段を立てる。

「とはいえ、ここまで来たらあとは研究チームに任せる事が多いので、これまで程ヒトミさんに頼る事は少なくなるでしょうね」

「そいつは助かります。給料貰えるのはいいんすけど、結構時間とられますからね」

実験となると二日三日滞在、食事制限などは普通だった。しかも不正規労働なので、なにかあった時に訴える事も出来ない。ただ待遇は悪くはなかった。思い返せばいつもやってるのも不正規労働だったため、もう諦めるしかないと再びヒトミは肩を落とす。

「それでは、進捗の確認とこの後会議がありますので、手短ですみませんが、私はこれで」

これからもよろしくと言われて、エレベーターへ向かうザオボー。後ろ髪を引かれつつも、スカル団の船に乗り込み、アーカラ島のモーテルに戻ることにする。

「うっす、ヒトミさん、用事終わりましたか?」

船の運転席に座っているスカル団の下っ端が声をかける。

「ああ、待たせて悪かったな」

「いやいや、ヒトミさんに任せて船壊されてもキツイんで」

「……下手糞で悪かったな、アーカラ島まで頼むわ」

「了解しました、行きますよ」

なんだかんだ言って、スカル団には一芸に長けた者が結構いる。この船についてもそうだ、がらくた間際の船を修理する奴や、運転が上手いやつ、色んな奴がいて協力してスカル団が成り立っている。エーテル財団からの支援を得ている事もあるのだが、今回のヒトミの働きでそれも更に増えるかもしれない。ようやく一区切り付いた事に安堵を覚え、ヒトミは船の上で脱力する。たった二ヶ月ではあったが、ある意味濃い時間だった。ザオボーやビッケとの対面、エーテル財団の研究員と議論をぶつけ合うなど、いつも観光地で小銭を稼いでるヒトミには想像もつかない出来ごとだった。ヒトミにとっては楽しい時間だったかもしれない。

「あれ、これ家族崩壊ルートまっしぐらじゃね?」

そこで初めてサンムーンの事件の元凶になっている事に気づく。

「なにぶつくさ言ってるんですか、もうちょっとで付きますよ~」

「……忘れよう、全部忘れて知らなかった事にしよう」

普段あまり飲まない缶ビールを買って、つまみとポケ豆を購入してモーテルへ帰宅する。迎えてくれる仲間たちと一緒に、騒いでしまえば、きっと明日は良い明日になると現実逃避をしていると、船はアーカラ島へとたどり着いた。

 




読了ありがとうございました。今回もポケモンのデータなどはないです。

主人公がUB関連のイベントの元凶になった、と表記していますが、設定としては未来は収束する、となっています。つまり、ヒトミが介入しなくても、コスモッグは見つかるし、ウルトラボールは開発されていた、という設定です。
どちらかというと、この辺に関してはUBとかウルトラホールとかに興味を持った時に設定を作って、書きたかっただけな部分なので、公式とはかなり違っている可能性があります。
今回はここまで、良ければ次もお付き合い頂ければ幸いです。
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